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「フィボナッチ数列の殿堂」への夢

53藤原肇:2009/02/14(土) 00:37:20
螺旋が円柱、球、三角錐の形で運動するのを体現しているのが、回転うんどぅしているコマや張さんの鉄棒逆転りであり、この次期に日本はオカルトや神秘主義が蔓延していたので、理性やサイエンスを抜きにした神秘へののめりこみは危険だと思い、それを歴史的に批判する必要があると感じたのだった。
そこで、『パワースペース』に体験の一部を「オカルトブームの罠」として連載したが、その頃にオウム真理教事件で雑誌が休刊になって、執筆は中断したまま現在に至っても本にまとまらない状態が続いている。
それに代わって興味の対象として登場したのが、明治の近代化への橋渡しをしたフルベッキ先生の役割についてであり、脱藩クラブによく顔を出していた読者の一人が訪米したときに、フルベッキを囲む幕末の志士たちの写真を貰いうけ、それが契機でフルベッキ先生の足跡を求めた旅が始まった。
芝白金の明治学院大学を訪ねて資料探しに明け暮れ、図書館にある資料を二日懸かりでコピーしたり、長崎に出かけて現地調査をしたりしたものだった。だが幸運にも、ある時期から亀山さんが上野彦馬の撮った写真の謎に取り組み始め、かなり良い線を行く論陣を展開し始めたので、それは彼に任せて鹿島磤さんとの付き合いの関係で、明治時代全体の展望ということに回帰し、同時に再びフィボナッチの世界に戻ったのである。
いずれにしても、幕末から明治十四年の政変までの時期の歴史は、歴史よりも小説の世界が支配的なイメージを持ち、ある意味では未開拓の領域に属しているので、これから若い人が活躍できるフロンチアに属している。
そんな十数年前のことが次々と蘇ってきて、頭の周りを思い出のコンステレーションが広がっていくし、珪化木を並べたストーンヘンジの中にいることで、これまで断片的に孤立していた知識が結びつき、連環の帯を作っていくというのは実に興味深いことであり、百学連環の世界が走馬灯のように展開していったのだが、それを大きな紙の上で展開したのが張さんだったのである


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