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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて
78
:
田中治
:2007/12/30(日) 12:55:33
ところで、最近、個人的に注目している芸術家にイギリス人やイギリスに在住している人が多いことに気がついた。もちろんドイツやフランス、スペイン、北欧とヨーロッパのあらゆるところから優秀な芸術家が輩出されているとは認識しているが、イギリス系はなかなか一筋縄ではいかない。「伝統」に則ってみると「正統」ではない筋なのだがこんな時代には柔軟な聴き方・見方が必要と思い、枠にとらわれずに聴くようにしている。 イアン・ボストリッジという若いテノールが歌うシューベルトはなかなか素晴らしいと思う。リート歌手として日本でもコンサートやCDで人気のようだが、これまでとはちょっと違った歌手のようだ。経歴も興味深い。ケンブリッジとオクスフォードで哲学と歴史を勉強し、博士論文のテーマは「中世イギリスにおける魔女について」だとか。音楽大学で専門教育をうけたことはなくほぼ独学でコンサート活動を行っているのだから、大変にユニークでイギリス人好みの生き方を体現しているように思う。 ピアニスト内田光子もイギリス在住で、以前雑誌で日本の音楽界について批判していたのを読んだ覚えがあるのだが的を得たものだったので印象に残っているし、演奏もモーツアルトやシューベルトは自由な楽想で美しかった。
ベルリンフィルの常任指揮者サイモン・ラトルもその活動内容には目を見張るものがあり、賛否両論あるだろうがなかなかユニークな存在だ。丸山真男の言うように、音楽が生命体であるならば、今後、作曲界におけるベートーヴェンや指揮者におけるフルトヴェングラー、ピアニストにおけるケンプはもう出てこないであろう。しかし、我々は、後ろを振り返りそこから学びつつも、前を向いて歩んでいくより他ない。テクニックが素晴らしいだけならこれからの世界はロボットに任せたらいいのだし、人間にしかできない領域となるとインタンジブルな価値を内包していることが必要だろう。藤原博士によるMTKダイアグラムの図の普遍性を思い出しながら今後の価値観の在り方の行く末を音楽の話題と共にしばし考えるのも無駄ではないと思う。
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