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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて
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:
尾崎清之輔
:2007/12/23(日) 20:57:46
今夜は『暗黙知』の続きからはじめさせて頂きます。ポランニーは、『人間と芸術作品を理解するために応用される、暗黙知の目覚しい一形態について』述べる上で、ディルタイとリップスの、それぞれの言葉を引き合いに出しております。
◆ある人の精神はその活動を追体験することによってのみ理解されうる
◆審美的観賞とは芸術作品の中に参入し、さらに創作者の精神に内在することだ
しかし、ポランニーは、ここから更に踏み込む形で、以下のように言及しております。
◆暗黙知の構造に由来するものとしての内在化は、感情移入などよりはるかに厳密に定義される行為であり、かつて内在化の名のもとに呼ばれていたものをも含む、ありとあらゆる観察の下地を出すものだ。
この内在化の過程を通じて、隠れた存在への考察に移り、未だ見えぬ様々な諸要素の中にあると思われる一貫性や普遍的な何かを見出し、または暗に気付いて、それらに対する妥当性の認識に至るのであれば、次の段階としての統合化が可能になるのではないかと考えます。
そして、ここに至って、観察者と対象物ないしは行為者との間に存在する、目に見えない共通した連携というものが、「場」の研究の主要テーマの一つである、主体と客体が分離していない状態、つまり『主客未分離』の状態にも繋がり、そこから生み出される「創出」、延いては『共創』は、ポランニーの『創発』にも通じるのではないかと考えており、それはポランニーの以下の文章に見出すことができると思います。
◆暗黙知は、身体と事物との衝突から、その衝突の意味を包括=理解(コンプリヘンド)することによって、周囲の世界を解釈するのだった。この包括は知的なものであり、なおかつ実践的なものでもあった。だから包括的存在の範囲は拡張されて、自分自身の動作(パフォーマンス)は言うまでもなく、他人の動作とその他人自身をも含むものとされたのである。
しかも、『創発』は常により高位のレベルへ進化を遂げることによって、それ自身が持つ、冒険的かつ志向的な追及により、無限の可能性を秘めていることになりますが、このあたりについて、ポランニーは以下の通り明確に述べていると思います。
◆進化論的革新の過程は、その過程がいずれ到達することになる、より高次段階の安定した意味への、到達可能性によって、触発される。そうしたより高次の潜在的可能性によって引き起こされる緊張が、偶然の作用で、あるいは第一原因(ファースト・コーズ)の作用で、行動へと解き放たれるのだ。
ちなみに、『暗黙知の次元』の訳者高橋勇夫氏も「解説」で以下のように触れておりました。
◆より高次のレベルが生成しようとするとき、それはまだこの世に存在するものでも、しかと認識されているものでもないから、個人の側から見れば潜在的可能性にとどまらざるをえないだろう。しかしその見えざるポテンシャルに退っ引きならぬものを感知して、想像的にかつ創造的に掛かり合う。その過程でより低次のレベルの個々の諸要素をもしっかりと感知し直されて、それがまた高次のポテンシャルにフィードバックされていく。そうして段々に新しい高次のレベルが形成されていく。そうした一連のダイナミズムのことを、ポランニーは暗黙知と呼ぶのである。
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