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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

55尾崎清之輔:2007/12/19(水) 01:25:09
昨日の記事で、アルベール・アンカーが、風景や人物画のみではなく、「教育」にも熱心に力を注いでいたことから、そのあたりも多くの作品に垣間見ることができましたという話をさせて頂き、それはアンカー自身が晩年に生まれ育ったスイスのインス村を中心に、実際の教育活動へ積極的に関わることになったという事実からも伺えますが、まだ具体的な内容までは存じ上げていないものの、おそらく、このあたりに彼の晩節を飾るべくフィラントロピィ精神の精華を見る思いがしました。

さて、昨夜も触れました、アンカーの一部作品群から感じ取られた「教育」というテーマへ移る前に、今夜はまた別の作品から少し異なるテーマを語らせて頂きたいと思います。

中でも印象に残った作品が2点ほどあり、1つは「骨玉遊び」というタイトルの付けられた、古代ギリシャの頃から行われてきた「羊の後ろ足の骨4個」を使った子供たちの遊ぶ姿を描いた作品ですが、この作品が描かれた時代にもこのような遊び方が存在していたかどうかはともかくとして、まさに古代ギリシャ時代の建築物の中で「骨玉遊び」に興じている子供たちに加えて、その背景に存在している大人たちが、古代ギリシャ時代の服装に身を包まれていたことです。

もう1つは、当時の一般的な家庭の中で、少女たちが刺繍を行っている姿を描いた作品であり、実は私は解説を見るまで全く気が付かなかったのですが、この家庭の中に描かれてあった家具や調度品などインテリアの全てが、当時の中産階級の理想化された情景であると解説されていたことから、先述の作品と併せて、アンカー自らの目で見た「構図」ではなく、アンカー自身の「思い」や「理想」、また「歴史観」など頭に浮かんだことを基にして描かれたのであった、ということに対して一種の感銘を覚えたとともに、また1つ、絵画を鑑賞する楽しみを得たと申し上げておきましょう。


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