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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

39田中治:2007/12/03(月) 01:04:35
尾崎さんご推薦の書籍三輪福松著「イタリア 美術・人・風土」を偶然ですが私も所有していることに気付き早速取り出してざっと再読しました。お察しのように、トスカーナを廻った際、シエナにも立ち寄りました。カンポ広場は予想以上に広く、扇形でゆるい傾斜がついているため、人々は広場に腰を下ろしのんびり寛いでいる姿が印象的でした。私個人の印象からすると、そこに立った時に一瞬古代ギリシャの劇場にいるような感覚を持ちました。フィレンツエの賑わいに比べるとはるかに落ち着いた街で、ルネッサンスの栄華というよりは中世的な雰囲気を持ったかつての都市国家の姿を今に伝える街として印象に残っております。因みに塩野七生著「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」(新潮文庫)の導入部分は、カンポ広場の情景から始まり、この三輪福松氏の著書の中に登場するカテリーナ・スフォルツアもチェーザレ・ボルジアと闘ったことから登場しております。機会があれば、カンポ広場で1年に一度行われるパリオを見てみたいものだと思います。尾崎さんの仰るとおりトスカーナ地方には豊かな自然の中に個性豊かな街が数多く散在し、建築・絵画など見るべきものがあまりにも多すぎます。またどこの街にもポルタ・ロマーナ(ローマ門)があり、そこから南のローマへの道へ繋がっており、幼少期カルタで遊んだ際の「すべての道はローマに通ず」「ローマは一日にして成らず」などの文句が頭に蘇り、旅の途中、これからローマがどう自分の眼前に広がってくるのかも楽しみとなりました。

さて上記の著作中コルティジャーナを「芸奴」と訳しておられるのは、尾崎さんもご指摘のように、確かにご苦労のあとがうかがえますね。Cortigianaには女官という意味もあるし、Corteは中庭・宮廷の意もあることから(フランス語のCour 英語のCourtでしょうか)なんとなくニュアンスが異なると思いますが、他にあてはまる日本語がないのでしょう。

カンポ広場で感じた劇場性に絡めてもう一冊ご紹介させて頂けますならば、陣内秀信著「ヴェネチアー水上の迷宮都市」でありまして、この本を携えて実際にヴェネチアを歩いたことがありますが、都市の中の様々な機能に目を向けながら劇場としての都市を読み解くきっかけとなりました。ヴェネチアのコルティジャーナの話もあり、なかなか興味深い話が詰まっていると思います。


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