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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

37尾崎清之輔:2007/12/02(日) 22:43:16
『三学七科』⇒『三学四科』ですね。失礼しました。

さて、田中さんが以前トスカーナ地方を車で走り回った際、塔の街として知られるサン・ジミニャーノについて少し触れられておりましたが、このサン・ジミニャーノを含め、トスカーナ州は世界遺産の多さで知られ、イタリアにおけるルネサンス芸術の中心であるフィレンツェをはじめとした芸術都市の宝庫でもありますね。
実は、この頃ちょうど『イタリア 美術・人・風土』三輪福松(著)(朝日選書)を精読しておりましたので、未見ではございますが、仰ることの意味と背景が私なりに消化できました。

おそらく、サン・ジミニャーノを訪れたということは、同じ世界遺産地区であるシエナにも向かわれたのではないかと察しましたが、このシエナもその歴史を辿りますと、なかなか興味深い発見がありそうですね。
特に、中世におけるシエナの都市計画が、雄大かつ審美的な思想を背景にした理想的な都市作りを目指して、全ての建築物や道路などに全体と部分の調和ならびに統一性が考慮されており、それが、あの有名なカンポ広場を生んだということを知りました。

尚、それら理想的な都市作りが、日常生活の様々な面においても規定化されていたことについては少々驚きましたが、このあたりに単なる箱(ハードウェア)としての芸術ではなく、シエナの全体としての理想的な都市作りと、当時のシエナに住む個々人の精神が反映され、統合した結果、一つの芸術品へ至ったという点で、後にシエナを訪れる方々の多くが、この街を通してインタンジブルな美や芸術性を感じることができるようになったのではないかと思いました。


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