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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて
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:
尾崎清之輔
:2007/11/19(月) 00:54:25
今、ヴィルヘルム・ケンプのシューベルトのピアノソナタ集のCDを聴きながら、この記事を進めております。
ちなみにケンプは、『丸山眞男 音楽の対話』でも触れられていた、丸山先生の最も好きであった演奏家のひとりです。
(いつもと同じく◆の部分は著書より引用)
◆ケンプも、晩年の録音だとシューベルトですね。昔はベートーヴェンがよかったけれど、七十の坂にさしかかった頃からはシューベルトがいい。彼のシューベルトは本当にいいです。シューベルトという作曲家の神髄は、ケンプのピアンを聴けばわかります。
◆「ロマンティシズムは歴史的であっても、ロマンティックな心情は永遠である。クラシックとロマンティックの対比は「学問的」であっても芸術的ではない」という文章がある。十九世紀ロマン派の嗜好や主張と、人間の心の中に潜むロマンティックな感情を混同して、後者までを否定し去り、乾いた機械的な演奏をよしとする風潮に丸山は常に批判的であった。
そんな今日は、このケンプのピアノソナタ集と、ベートーヴェンの後期ピアノソナタ集、更には、やはり『丸山眞男 音楽の対話』で絶賛されていた、ベートーヴェン交響曲第5番と第7番の1943年ライブ版まで入手する機会に恵まれました。
◆毅然たる姿勢、凛とした音楽、…。そのつもりで聴いてしまうから、そう聴こえるのかもしれないけれど、背筋をピンと伸ばして、孤高を守り抜いたという芸術です。精神の貴族性(アリストクラシー)ですね。何ものにも屈しない、現実から逃避しないという−−、一番いい時代のヨーロッパの精神的遺産です。
丸山博士の語られた言葉の通り、これらの音楽から「精神の貴族性」という意味の重要性を感じ取ることができたことは、誠に幸いであったと思います。
実は、今日は小春日和ということもあって、当初美術館巡りを兼ねた絵画鑑賞を考えておりましたが、候補とした美術館はいずれも残念なことに「これは」と思った展示会が行われていなかったことから、全く逆の発想をして、紅葉の秋を楽しむため、鎌倉へ足を伸ばしてみました。
但し、紅葉と呼ぶには、時期尚早だったようで(まだほんのりと赤みや黄色がかった状況)、あと1週間くらいは必要といったところでしょうか。
、
それでも、久しぶりの鎌倉(北鎌倉)の寺巡りは心を落ち着かせる何かがあり、およそ1時間半ほどの滞在でしたが、十分な心身の静養になったと思います。
滞在した寺の中で偶然発見した文面を発見し、色紙などがあるかどうか尋ねましたら「無いのでお写真をどうぞ」とのお言葉を頂きましたので、以下にご紹介させて頂きます。
********** 以下は文面をそのまま掲載 **********
高い積りで低いのが教養
低い積りで高いのが気位(きぐらい)
深い積りで浅いのが知識
浅い積りで深いのが欲望
厚い積りで薄いのが人情
薄い積りで厚いのが面の皮(つらのかわ)
強い積りで弱いのが根性
弱い積りで強いのが自我
多い積りで少ないのが分別
少ない積りで多いのが無駄
いくら立派と言われる資格を持っていても 教養がともなわなければ半人前
教養の基本は 気配り 目配り 手配り
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