したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

160尾崎清之輔:2008/01/27(日) 23:52:36
村山さんからご紹介のあった、藤井先生の『アナログという生き方』に書いてあった「ストレスの状態が長く続くと、だんだん無反応になってくる」ことに、私も同意いたします。

仕事やプライベート、先に挙げた様々な会合、勉強会、研究会などで、実際そういう現場を数多く目の当たりにしてきており、これらが社会的な病理現象として顕現化していることは、心ある幾人かの方々からご指摘されている通りですが、これは短くとも戦後から現在に至る中で、もう少し長いスパンで捉えると明治維新から現代に至るまで、一貫して続いている歴史の流れの中で発生し、派生してきているある種の要因が根底の一つに存在していることは確かでしょうから、既に対症療法的な手段(…まだこのようなことでしか対処できない多くの藪医者には驚くばかりですが…)のみでは解決できないことは申し上げあるまでもなく、同種療法や予防医学などからもヒントを得て、先の歴史から導き出される病理現象と要因について正しい診断を施した上で、長い時間をかけて体質改善を行っていく、すなわち「脱構築」に向けた準備を整えていかねばならないと思っております。

更に、コンピューター、マルチメディア、インターネット、という存在を背景にした現代という時代においては、情報交換のスピードと一方的に垂れ流されてくる情報量の莫大さが加速度的に更新されてきていることから(…と言っても、その殆どはゴミ同然か、精々がタメにする情報)、何も考えず条件反射的に反応しているに過ぎないことになり、この具体的な症状として、「ひとの話を聞かない人」、「無反応な人」、「すぐキレる人」などの増加に繋がっていることは良く知られている通りです。

この辺りは藤井先生の『アナログという生き方』でも以下のように触れられております。

◆朝から晩まで年がら年中、情報をたれ流すことによって、私たちの思考時間を奪っている。もう少し隙間の時間を作らないと、私たちは煮詰まってしまう。煮詰まると考え方が堂々巡りするから、悩みやすくなり、時としてバランスの悪い結論を出す。投げやりになって、何でもよくなってしまう。
 「短兵急」というのも、ストレスレベルが高い結果として出てくる。事前の情報選択がうまくいかないため、意思決定がコロコロと変わってしまう。“朝令暮改”である。根拠のはっきりしない情報に振り回され、青くなったり、赤くなったりする。情報をよく見て考えれば、わかるのに、その時間を作らないから、状況判断を間違えてしまう。

特にここ数年は、“朝令暮改”ならず、“朝令朝改”も是であるような、無責任で且つ戯けたことを平気で言って憚らない、企業や組織の経営者や同等クラスの方々も相当増えてきており(もちろん政治家や高級官僚は言わずもがなですが)、その余りの程度に低さには辟易としております。
時代が時代なら、こういう方々こそ真っ先に『お家取り潰しの上、切腹』か、昔の小室直樹博士流に言わせて頂くと、『市中引き回しの上、獄門』といったところでしょうか。(笑)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板