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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

142尾崎清之輔:2008/01/18(金) 02:51:43
(No.141から続きます)

このようなところにも、開いた系である『場』と、閉じた系である『空気』との違いが鮮明に現れていると考えており、それを強いて同じ『場』という言葉を使わせて頂くならば、前者は『出会いの場』であり、後者は『群れ合いの場』になるということについては、いみじくも清水博博士が自著『場の思想』(東京大学出版会)において、下記で述べた通りであると思います。

◆群れ合いの場では結局閉じた場の枠が閉鎖集団に特有の自他分離構造をつくってしまう。そして枠の中の自然は大切にするが、その外にある自然は破壊するという「我々」のエゴイズムが生まれてくる。群れ合いの場は閉鎖しているために、その内部では創造的な活動力は生まれない。これに対して出会いの場では、人々が「我と汝」として出会い、互いに自己を開いて交流し、そして再び別れていく。つまり、枠はあるが固定されていないために出入りは自由である。出会いの場では、ともに生きる仲間として人々が絶対的に台頭であることが要求される。その結果として「ともに生きている」ことは「ともに活かされている」ことであるという自覚をもつ。このともに活かされているという自覚がはたらくことによって、異質の背景をもつ人々の間で共創が生まれる。


尚、上記の引用文章のみでは若干とはいえ重要な誤解を生み出しかねない危険性があるとも考えておりますので、その辺りにつきましては追々続きを書かせて頂きたいと思っております。


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