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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

136尾崎清之輔:2008/01/16(水) 04:07:56
(No.135から続きます)

ここまでの話題と関連して、『賢者のネジ』(たまいらぼ出版)などをご一読された方々でしたらご存知のように、藤原さんがオイルビジネスという世界最大のビジネスにおいて、米国のカンザスやテキサスを本拠地として複数の石油開発会社を起こし、まさに絶頂期へ向かおうとしている40代前半の頃に、大韓石油協会へ招待された際の晩餐会の席上で、当時の韓国財界の大立者の申さんという元自動車会社の会長であった方から、『40過ぎてビジネスをやっているのは人間のカスだよな』という言葉に続いて、しみじみとした口調で『40歳を過ぎて人類のためになることをしなかったら、生きている甲斐がないよな…』という発言が為され、これを藤原さんは「申さんショック」と呼んでおり、後に藤原さんが2倍の人生を生きる決意と実行に至る切っ掛けになったことは、藤原ブッククラスターの方々でしたらご存知の通りと思います。

確かに、申さんご自身が韓国の実業界に入って、自動車会社のトップになった後、40歳で自動車メーカーの会長を辞め、全財産を投げ出して奨学金財団を作り、韓国経済研究所を設立して、ソウル大学に隣接した4階建てのビルの一部を、談話室、自習室、図書室などとして開放した上で、申さんは遊軍的な役割として自由に動き回りつつ、国内外からの面会希望の方々とのお相手や、余生を人材育成のために使っているという内容につきましては、前項までに申し上げた方々の動向に対して、個人レベルのボランタリーを超えたフィラントロピィ精神の具現化を考えていく上で、非常に示唆的な内容であると感じさせられました。

尚、私は、そう遠くないうちに、今夜述べさせて頂きました内容をベースに論旨を纏め上げ、これまで「場」と呼ばれて出向いて失望感を覚えた場所なども含め、私なりにほんの少しずつですが理解しつつある「脱構築」に向けた提言を、必要に応じて公開書簡の形で表明させて頂こうかと思っているところです。


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