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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

131尾崎清之輔:2008/01/14(月) 01:59:26
『丸山眞男 音楽の対話』から、『シューベルトという作曲家の神髄は、ケンプのピアノを聴けば分かります。』という文章を前に引用させて頂きましたが、その後ケンプ(ヴィルヘルム)のピアノソナタ全集を入手して、シューマンのピアノソナタ集と共に暫く聴き入っております。

テレビ番組を余り視ることが無いものの、一昨年の秋頃に日本で大ヒットした、クラシック演奏を通して人間の成長をモティーフとしたコメディタッチの連続ドラマ(原作はアニメ)があり、実際の放送では最終回のラスト10分程度を視聴したに過ぎませんが、後に発売されたDVDセットを一通り視聴することにより、単なるドラマとかアニメを遥かに超えた内容であると感じさせられました。

この番組が今日(こんにち)の日本のクラシックブームの火付け役となり、先に申し上げた通り、その勢いは現在に至っても止まることなく、今年正月には二夜に渡ってヨーロッパへ舞台を移したスペシャル番組が組まれ、パリのコンセルヴァトワール(ドラマで使われたのは『Conservatoire National Superieur de Musique』ではなく『Conservatoire national superieur de musique et de danse de Paris』のようでしたが)など、現地の本物の舞台が使われ、内容も視聴者へより深い楽しみを与えてくれるものであったと思います。

二人の主人公のうち、一人はピアニストとして、もう一人は指揮者として、お互いに影響を与え、そして与えられつつ、演奏者として成長していきますが、いま聴いているシューベルトのピアノソナタから、今夜は日本を舞台にしていた頃の内容を若干の感想を交えて述べさせて頂きます。

日本でのピアノコンクールの予選時に使われた『第16番 イ短調D.845』を、(コンクールに向けて初めて本気になった)主人公の一人が悪戦苦闘して練習している際、携帯メールでもう一人へ送った『シューベルトはなかなか気難しい人みたいで、頑張って話しかけてもなかなか仲良くなれません。』に対して、『シューベルトは本当に気難しい人なのか? 自分の話ばかりしていないで、相手の話もちゃんと聞け! 楽譜と正面から向き合え。』というようなコミュニケーションが多くあり、『楽譜と正面から向き合え』の『楽譜』を別の言葉に置き換えて考えられる、示唆に富んだセリフが随所に散りばめられており、これらの言葉に感銘を受けつつ、原点に立ち返ることの大切さを再発見しております。

尚、この掲示板の常連の方々や良く訪れる方々にとって、『正面から向き合って』いくことは、人生の入り口の「当たり前」の一つに過ぎないかもしれませんが、No.130で申し上げましたように、私はあえて、初見の方々やこれからの方々へ向けたメッセージも多く伝えていきたいと思いますので、その辺りにつき予めご了承願えますと幸いです。


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