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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて
130
:
尾崎清之輔
:2008/01/12(土) 22:56:00
昨年11月初めにこのスレッドを立ち上げ書き込みはじめてから、早いもので、2ヶ月強で130ほどの投稿数へと至りました。ここに改めて皆様へ感謝の意を表します。
今回の投稿でNo.130になり、音楽作品の付番からすると、Op.130(作品130)ということになりますが、Op.130で思い起こされる作品としては、ベートーヴェンの『弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調』がございます。
この作品は、当初その難解さと曲の余りの長さから、後に別枠で単独扱いとされた『大フーガ 変ロ長調』(Op.133)を含んでおり、「第九」完成後のベートーヴェンが、その後どのような心境に至っていったかを知ることのできる貴重な作品群の一つであると思います。
ピアノソナタの最晩年作品群と呼ばれ、至高なる精神の宿った30番〜32番の一つ前である、29番すなわち『ハンマークラヴィーア』で、ピアノとしての表現可能な最大を極めたと思われるベートーヴェンは、「第九」を経て、室内楽曲による表現の極みを、10数年のインターバル期間をおいて、後期の弦楽四重奏曲に託したのではないかと考えられます。
ちょうど今、40年近く前に結成され、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の演奏団としても有名である、一時期ウィーンフィル(VPO)のコンサートマスターも務めたギュンター・ピヒラー(Günter Pichler)をリーダーとした、アルバン・ベルク四重奏団(Alban Berg Quartett)のライブ作品群を視聴しておりますが、ベートーヴェン弦楽四重奏曲の後期作品群のうち、13番や大フーガといった、崇高さや壮大さから精神の精華を感じさせる曲と、最後を飾った『16番 ヘ長調』のように、他の後期作品群と比べて小規模でありつつも、肯定的で陽気な鳴り響きから、章が進むごとに透明度が高くなっていくような風にも思われる曲が、ほぼ同じような時期(およそ1年以内)に作られたことに大変興味を持っております。
この辺りの時期のベートーヴェンに『啓蒙的な何か』があったかどうかは未だ分かりませんが、そちらの内容は鈴木さんに立てて頂いた『啓蒙思想』のスレッドで掘り下げていきたいと思いますので、ここでは引き続き「音楽」をはじめとした芸術などの話題から『教養と場創り』へ結び付けていきたいと思います。
そして、これからの私の投稿も、掲示板としての品位を保ちながらも、時には少し世俗的な内容を交えていくことで、この場を初めてまたは稀に訪れる方々に対して、一読して分かりやすさと楽しさが含まれていると感じさせられるようにもしていくつもりです。
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