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教養(リベラルアーツ)と場創り(共創)に向けて

106尾崎清之輔:2008/01/04(金) 00:37:34
No.104に関連して、折角なので拙宅の書棚を漁って、ダフ・クーパーの伝記『タレイラン』を探し、後半部分をさっと斜め読みさせて頂きましたが、どの部分が『聖職者として必要であったある種の手続きを踏んでおらず、その死の床にあって、告解をし、署名をするかどうかが、キリスト教徒として生を全うし、天国に行けるか否かを決める、少なくとも残された、生き残った関係者にとっては大変重大な問題』になるかまでは、正確には今一つ分かりませんでしたが、そもそもローマ法王と仲違いした(教皇ピウス六世から、それまでの反カトリック教会的行為を咎められて破門された)ことや、ダフ・クーパーの伝記にも記載されていた、三つの重大な過失である、『僧侶の市民憲法を承認したこと』、『勝手に司祭を叙任したこと』、『彼自身の結婚の問題』、ではないかと推測しました。これらがローマ教会側からの罪状列挙と捉えられていたようで、これらの打開のために、神父デュパンルーがその役所に立ったようですが、いずれにしても、大司教自らが、一種の声明文並びに法王へ宛てた書簡の両方に、あらかじめ懺悔者(この場合はタレイラン)が宗教上の慰めを得るに先立ち、自身の手で書名されない限り、先述の通り、キリスト教徒としての生を全うし、天国に行けるか否かを決める、少なくとも残された、生き残った関係者にとって大変重大な問題になったようです。
尚、余談ですが、同著では彼が胸に十字架をかけない司祭としても有名だったようですね。


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