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藤原肇の最新刊発売
26
:
尾崎清之輔
:2005/10/13(木) 01:24:25
60年以上前に席捲したハードなファシズムについては、時の流れと共に少なくなりつつも
実体験した者が未だ現存しており、その方々の記憶や記録に触れることで嘗ての時代背景
からそこに至るまでの経緯など可能な限り多くのことを知ることが出来るようになったが、
四半世紀以上前に書かれた『虚妄からの脱出』によってソフトなファシズムの到来を的確な
診断書として分析・判断した藤原博士以来、これに続く者は殆ど無く、その後に訪れる戦後
体制の総決算やバブル狂乱とその崩壊によるパニックそして失われた10数年という幾星霜を
経て、危機とパニックと紛争から生み出される大衆の寄生的な傾向は、より顕著な方向へと
導かれてしまったようだ。
これは未来への一切の警鐘を次世代に対する自らの責務として負うことに努めることなく、
また真正の生を求めることもなく、根無し的とも言える虚構の生に埋没していることは、
70年以上も前にオルテガ・イ・ガセットが大衆の反逆として喝破した通りであり、我々の
多くが歴史から何も学んでいないことの証左でもある。
このスレッドが立ち上がる少し前までは「日本不沈の条件を考える」が活況を呈しており、
上記で谷口さんが重要なポイントを述べられたと感じたことから、『虚妄からの脱出』の
該当する章と、この度の最新刊をベースにして、今秋の脱藩道場総会に備えたら如何かと
思いますが、参加ご予定の皆様のご意見を頂けますと幸いです。
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