レス数が1スレッドの最大レス数(1500件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
【news+】ニュース速報スレ【全般】★9
-
しかし、明治時代や昭和初期の写真との比較では、こうした違いはみて取れません。
深町准教授は、「林の形の変化はここ30年ほどで急激に進んだと言えるのではないか。劇的な変化が起こっているのが写真からもわかる」と指摘しています。
松林が姿を消したところがありました。
京都を代表する観光地、嵐山は昭和初期、美しい松林で知られていました。
しかし現在、マツはごく一部でしか見られません。
間伐も行われないまま広葉樹が増えたことが一因だといいます。
【50年後の景観は】。
深町准教授の研究グループは現在の樹木の分布状況を踏まえ、天橋立で広葉樹が増えるペースを計算し、対策を打たないとどうなるか、50年後の姿をシミュレーションしました。
その結果、50年後の天橋立では、薄い緑色の広葉樹が松林に覆い被さるように増えました。
広葉樹林の面積は今の4倍に増え、全体の30%近くを占める上、大きく高く育つことから遠くからはマツの形が確認出来ません。
適度な間隔でマツが育っていた松林の中の様子も大きく変化することもわかりました。
50年後には、広葉樹が急激に増えることで木の密度が高まって薄暗く、うっそうとした印象になります。
さらに時間が経てばマツは追いやられ、白砂青松の景観は損なわれる恐れがあると見られています。深町准教授は、天橋立の松林を後世に残すため、落ち葉を拾ったり、若い広葉樹を伐採するなどの対策にただちに乗りだす必要があるとしています。
深町准教授は、「人の管理が行き届いている天橋立の一部で松林が維持される可能性もあるがこのままでは大部分で大きな変化が起きる。数百年以上にわたって維持されてきたはずの松林が大きく変わり、将来的にはマツが1本もなくなる恐れもあるという激動の中に私たちがいるということを強く認識し、早急に対策を講じていく必要がある」と指摘しています。
人々に親しまれている松林が広葉樹に置き換わり始めているところは天橋立だけではありません。
深町准教授によりますと、日本最大級の松林として知られる秋田県能代市の「風の松原」や、17000本のマツが生い茂る福井県敦賀市の「気比の松原」でも松林の中にアカシアやコナラなどの広葉樹が目立ち始めているということです。
日本の文化に根付いてきた松林が作る景観は、人が関わることで維持されてきました。
どう守っていくか真剣に考える時期に来ていると言えます。
03月20日 11時51分
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板