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【news+】ニュース速報スレ【全般】★9
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マイコプラズマ肺炎
概要 概説 / 症状 一般的な治療法 病後の経過 / 生活上の注意 関連情報 概説 肺炎マイコプラズマ(mycoplasma pneumoniae)は細胞壁を欠いた細菌で、呼吸器系と泌尿生殖器系のものがあります。肺炎マイコプラズマは呼吸器系のもので唯一ヒトに対して病原性があります。
マイコプラズマ肺炎は、飛沫感染(ひまつかんせん)などによる濃厚感染であり、学校、幼稚園、保育所、家庭などの比較的閉鎖的な環境で、地域的に流行します。従来、わが国では、4年ごとのオリンピックの開催年に一致してほぼ規則的な流行を認めていましたが、最近ではこの傾向は崩れて毎年地域的に小流行を繰り返すようになってきました。季節的には初秋から冬に多発する傾向がみられます。好発年齢は、幼児から学童、とくに5〜12歳に多くみられます。4歳以下の乳幼児にも感染はみられますが、多くは不顕性感染または軽症です。潜伏期は2〜3週間です。
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症状 咳は必発の症状で、乾性〜湿性の咳が頑固にしかも長期にわたって続き、発作性のように夜間や早朝に強くなる特徴があります。発熱、痰(たん)、のどの痛み、鼻症状、胸痛、頭痛などもみられますが、肺炎にしては元気で一般状態も悪くなく、そのため診断が遅れることがあります。
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診断 周辺地域での流行状況と好発年齢を参考にします。頑固に続く咳にも注意が必要です。胸部X線では、均等で淡いび漫性陰影が特徴といわれていますが、気管支肺炎や間質性肺炎像のパターンも少なくありません。
咽頭拭い液を培養して肺炎マイコプラズマを検出すれば、診断は確実となりますが、結果を得るまでに通常1〜4週間を要します。補体結合反応(CF)抗体価64倍以上を陽性としますが、通常は感染してから2週間以後でないと上昇しません。寒冷凝集反応は、早期に短期間で結果が得られますが、非特異反応が問題です。PCR法、DNAプローブ法による抗原検出法が開発されていますが、それ相応の技術と設備が必要となります。鑑別診断が必要な疾患は、クラミジア肺炎、オウム病、肺結核などです。
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(執筆者:井上脩士)
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