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【news+】ニュース速報スレ【全般】★9

493名無し長右衛門:2011/05/30(月) 12:04:57
占冠村の特急事故:乗員対応、手順書通り 出火気付かず避難誘導なし /北海道
毎日新聞 5月30日(月)10時42分配信

 JR石勝線のトンネル内で起きた特急列車の脱線・火災事故で、運転士や車掌の行動はほぼJR北海道のマニュアルや規則通りだったにもかかわらず、出火に気付かなかったことなどで結果的に事態に対応しきれなかったことが、同社への取材で分かった。乗客への避難誘導ができなかった点はJRも対応の誤りを認めており、今後マニュアルの見直しも求められそうだ。
 JRによると、列車のトラブル時のマニュアルには「異常時運転取扱手順書」「トンネル内における列車火災時の処置手順」などがある。
 事故直後に取材に応じた「スーパーおおぞら14号」の男性車掌(60)によると、車掌は占冠村の「第1ニニウトンネル」に入る直前に異音を耳にし、男性運転士(26)に車内電話で緊急停止を要請した。異常時手順書の「異常を感じたら、ただちに列車を停止すること」との指示に沿った対応だった。
 止まったのは、トンネルから約200メートル入った地点。トンネル内の処置手順は、火災発生時はトンネル内にとどまらず外に出るよう求めている。運転士は火災は把握していなかったが、煙があったため前進を試みた。だがギアが切り替わらず、車両は動かなかった。
 車掌は周囲の乗客に「私が先に降りて、出口までどのくらいかかるか見てくる」と話し、列車を降りた。JRの乗務員規則では、運転指令の許可がなければ乗客を車外に出してはいけないことになっている。だが乗客は煙の充満に耐えきれず、車掌が戻る前に非常用コックを開けて自主避難を始めた。
 運転手と車掌、客室乗務員の計4人は乗客が全員下車してから避難を始めたが、乗客の誘導には誰も当たらなかった。4人には最後まで、火災が起きている認識はなかったとみられる。
 運転士は運転歴10カ月の若手、車掌は勤続30年超。JR北海道の一條昌幸鉄道事業本部長は「状況判断をもう少し早くすべきだった」と話している。【伊藤直孝、吉井理記、小川祐希】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇JR特急火災事故の経過
 《27日午後》
9時 56分 特急スーパーおおぞら14号が占冠村のトンネル内で急停止。後列1〜3号車両に煙が充満
   57分 運転士が運転指令センター(札幌市)に「1、2号車で機関停止」と連絡
10時 8分 運転士が1〜3号車の乗客を前列4〜6号車に誘導開始
   11分 運転士が運転指令に「全部止まっている」と連絡。その後、車掌がいったん下車し脱出経路のトンネル出口を確認
   21分 運転指令が事故発生の110番
   30分 いったん車両を降りて車体を確認した運転士が運転指令に「全車、煙が発生している。火災は発生していない」と連絡。乗客が自発的に降車して避難を始める
   34分 車掌が運転指令に「乗客が車両から降り始めた」と連絡
   43分 運転指令が「列車から煙が出ている」と119番
11時27分 乗客全員が降りた後、運転士と車掌、客室乗務員の計4人が最後に下車
 《28日午前》
  0時ごろ 乗員・乗客全員がトンネルの外に出る
    2分 JRが道警からの連絡で火災を認識
 3時10分 乗客207人が占冠村の施設に避難。その後、バスで札幌や千歳へ移動
   18分 道警が車両からの全員避難を確認
 7時36分 火災が鎮火
 ※JR北海道、道警の発表などによる

5月30日朝刊

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<事故の一報>鉄道事故:スーパーおおぞら、トンネル内で白煙−−北海道・占冠村
最終更新:5月30日(月)11時45分




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