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【news+】ニュース速報スレ【全般】★9
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3階ビルの屋上にブイが…1万人不明の町
読売新聞 3月13日(日)0時3分配信
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大津波で民家がほぼ全壊した宮城県南三陸町中心部(12日午前8時40分、読売機から)=上田尚紀撮影
たどり着いた港町は更地と化していた――。驚異的な高さの津波に襲われた宮城県南三陸町。
人口約1万7300人のうち、避難した約7500人をのぞく約1万人が「安否不明」になっていると12日、県が説明した。東日本巨大地震はいったい何人の人々をのみこんだのか。
警察署と病院、町役場の一部を残してほぼ全壊した南三陸町に12日、記者が入った。同町志津川の中心部に通じる国道398号は約2・5キロ手前で規制され、車両の通行が制限された。
規制の先に、おぞましい光景が広がっていた。家屋はほぼすべて倒壊し、津波で押し流されてめちゃくちゃに絡まっていた。辺りには収穫期を迎えたワカメが散らばり、建物に漁船が突き刺さっていた。同県気仙沼市の会社員、小野寺雄基さん(23)は「あっという間にのみ込まれていった。地獄のようだった」と話した。津波は内陸に7キロまで押し寄せたという。
沿岸にある警察署の3階部分まで押しよせ、ほかの3階建てのビルの屋上にはブイが絡まっている。海岸から約500メートル離れたスーパーマーケットは跡形もなくなっていた。高台で津波を見ていた小野寺さんは、「10メートル以上はあった」と証言する。
1960年のチリ地震津波を経験した同町の女性(70)は「今回の津波の方が、天と地ほどの差で強く、思い出もなにもかも奪った。外の景色はみたくない」と涙ぐんだ。(小野健太郎、平山一有) 最終更新:3月13日(日)0時3分
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