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【news+】ニュース速報スレ【全般】★9
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――パワハラになるかならないかで、はっきりしないこともありますか。
岡田:
おおまかな答えはあっても、状況によって変わってくるので、はっきりしない場合も多くあります。それについては、段階的にチェックポイントを設けた判定ガイドを見てください。
まず、法的に問題があるかないか。例えば、殴ったりすれば法的にも問題がありますし、パワハラです。法的に問題があるかどうか判断できないことは、業務上必要で適切だったかどうかが問題になってきます。
業務上必要であったなら、次は言い方や表現の仕方はどうだったかを考えてください。内容は必要だったとしても、あまりにもひどい言い方をすれば、これもパワハラになります。そんなにひどい言い方をしていなくても、今度は問題が生じた場合、例えば部下がうつになったりすると、パワハラの可能性がでてきます。
ただしこの場合は、本人の特性ということもありますので、すぐにパワハラだったということにはなりません。本人の特性や能力がちゃんと会社に適合していて、それまで普通の状態だったのに、上司が変わった途端、うつ病になったとすれば、周りの環境に原因があると考えられます。
このように段階的にチェックしていくのは一つの方法ですが、同じことを同じ言い方で言われても、うつになる人とならない人がいるように、どうしてもグレーゾーンは出てきてしまいます。
パワハラの判定ガイド
――「最近の若い人はストレスに弱い」などともいわれますが、そういう部下と上手くやっていくコツはありますか。
岡田:
「自分からはなかなか表現できない」ということを考慮して、考えていることを上手く引き出してあげることだと思います。
今は昔と違います。自分の通ってきた道を、部下も通るとは限りません。職場には様々な人がいます。バックグランドが違うのだから、自分がいいと思っていることを相手もいいと思うとは限りません。ですから、相手がどう思っているのか聞かなくてはならないのですが、残念ながら聞いたところで部下は本当のことを答えてはくれません。そうなると、言葉以外の部分、例えば声の調子や目線、態度やちょっとした間合いなどをきちんと見極めて、部下が何を感じているか、どう考えているかを把握しなければなりません。今の上司には、そういった非常にセンシティブな能力が必要とされてきています。
それから、社会的な常識が欠如した人が多くなっていることも事実です。やるべきことをやらないで、自分の権利ばかりを主張する……そういう人は、「自分の存在を認めて欲しい」という部分があるので、認めるべきところはきちんと認めてあげ、その上で道理を説く。そうやって一人ひとりに丁寧なかかわりをしていこうとする上司の姿勢こそが、パワハラを防ぐ一番のポイントだと思います。
当社では、こうしたパワハラなどの無料公開電話相談も行っています。詳しくはホームページをご覧ください。
――どうもありがとうございました。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/interview/33/index.html
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