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【news+】ニュース速報スレ【全般】★7

738名無し長右衛門:2009/03/07(土) 04:15:29
トキ放鳥 ダニも復活 絶滅危惧種、羽毛の“掃除屋”生態研究期待
3月6日8時3分配信 産経新聞
拡大写真体の汚れを落とすため、水浴びするトキ。共生するトキウモウダニにも関心が集まる=新潟県佐渡市(撮影・大山文兄)(写真:産経新聞)

 新潟県佐渡市で放鳥され、野生復帰を目指しているトキの陰で、トキと共生する小さなダニの“野生復帰”にひそかな注目が集まっている。
  [フォト] 注目を浴びる「トキウモウダニ」
 熱い視線を集めているダニは「トキウモウダニ」。トキを固有の宿主とし、茶褐色で体長約0・4ミリ。トキの尾の付け根にある尾脂腺から分泌される脂や羽のくずを食べ、トキにとっては体の“掃除屋”。
 日本では、昭和56年のトキの一斉捕獲にともなってトキウモウダニも野生絶滅し、環境省から絶滅危惧(きぐ)種の指定を受けている。佐渡トキ保護センターの金子良則獣医師によると、中国からもらい受けたトキに付着していたとみられ、放鳥されたトキにもすみついていることが確認されたため、研究者の間から「日本でも復活か」と注目が集まったという。
 日本ダニ学会に所属し、ウモウダニの研究をしている神奈川県相模原市の飼鳥野鳥病院の長堀正行獣医師によると、トキが特別天然記念物に指定されてからは、トキウモウダニも十分な調査ができず、トキ周辺のダニなどの生態系研究が滞っていたという。
 ヒトによっていったんは絶滅し、今度はヒトの手で野生に返ろうとしているトキ。トキばかりに注目が集まるが、トキによって生かされているトキウモウダニなど生態系にも大きな変化をもたらすことが考えられる。
 新潟県胎内市で3日、個体番号7番の雌が確認された。2日、長野市にやってきた3番の雌に続き、試験放鳥後2例目の本州飛来に、本州トキの捕獲と佐渡島への移送を求める地元の声が高まっている。
 しかし、安易な保護は同省が続けている野生トキの調査をゆがめるとの指摘もある。長堀獣医師は「トキの野生復帰には、さまざまな生物への影響がある。トキウモウダニを野生動物との共生について考えるきっかけにしてほしい」と話している。

トキ 「有機の里」長野・木島平村に3日滞在 佐渡で放鳥
3月5日23時18分配信 毎日新聞
拡大写真
木の上で羽を休める3歳の雌のトキ=長野県木島平村で2009年3月5日午前11時54分、竹内良和撮影

 新潟県佐渡市で08年9月に放鳥されたトキのうち、3歳の雌が長野県木島平村へ飛来して5日で3日目を迎えた。有機農業を推進する同村の田んぼ周辺にはドジョウなどが豊富に生息し、格好の餌場になっているようだ。
 1日に長野県内で初めて確認され、その後は信濃町、長野市などを転々とし3日午後に同村で目撃された。以来、昼間は扇状地に広がる広大な田を歩きドジョウやミミズを食べ、夜間は木の上で過ごしているとみられる。田の脇には、トキの姿を一目見ようと多くの見物客が集まっている。
 新潟県境に近い同村はスキー場と農業が主要産業。01年から「有機の里」づくりを掲げ、村が牛ふんなどで堆肥(たいひ)を生産し農家が土壌改良や減農薬を進めている。この日午後には芳川修二村長と佐渡市の高野宏一郎市長が電話で協議し、同市がドジョウの差し入れを申し入れたという。芳川村長は「『有機の里』の一つの成果。トキを大切に見守りたい」と語る。
 鳥類の生態に詳しい山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)の尾崎清明・標識研究室長は「トキが満足できる環境があるのだろう。餌が十分で、人間がストレスを与えなければ、しばらくとどまる可能性がある」と話している。【竹内良和】




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