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【news+】ニュース速報スレ【全般】★7
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52年の歴史に幕…さよなら「コマ劇」
閉館する新宿コマ劇場には「52年間のご愛顧ありがとうございました。」という看板が
Photo By スポニチ
東京・歌舞伎町のシンボル、「新宿コマ劇場」が31日、テレビ東京「年忘れにっぽんの歌」の会場として使われたのを最後に閉館した。故美空ひばりさんや北島三郎ら、大物演歌歌手が数多く出演した「演歌の殿堂」。老朽化などの理由で、52年の歴史に幕を閉じた。劇場の閉館とともに、裏方を支えてきた大道具さんや建物内に店を構える人も同時に引退する。
終演時刻の午後9時半、舞台裏では「お疲れさま」の掛け合いが起こり、裏方を支えた誰もが“そのとき”をかみしめていた。以前、大道具として働いていた20代の男性が「(セットの)バラしを手伝わせてほしい」とふいに現れ、最後の共同作業が始まった。
約5年前から、棟梁(りょう)として大道具の仕事を仕切っている阿部毅さん(57)。「寂しいですよ。オレも現場は引退になると思うし」と話した。36年前、「ちょっとやってみるか」と21歳でこの道に入った。東京・有楽町の芸術座(当時)などを経て、18年前にコマ劇に移った。一番印象に残っているのは05年夏の海外ミュージカル「WE WILL ROCK YOU」。同年5月に舞台が改装された後の最初の公演。「相手は外国人だし、めちゃくちゃ大変だった」。8月まで4カ月間の長期公演を終え、翌9月は船とみこしのセットを使った北島の座長公演。舞台裏はスペースが非常に窮屈になり、かなり神経を使ったが、「稽古中に北島さんが3000円くらいする栄養ドリンクを裏方全員に配って、ねぎらってくれた」と笑顔で振り返った。「毎年正月は元日だけ休みで、2日から仕事してきた。だから、2日に寂しくなるだろうね」
コマ劇1階にある「コマ飲食街」には、飲食街の名には似つかわしくない「カメラのいがらし」がある。店主の五十嵐京子さん(72)は12月30日、一足早く店を閉めた。「悲しいよ、ほんと悲しい。わが子と別れるような気持ち。第2の古里だからね」。京都で生まれ、19歳で上京。58年に22歳で同地に喫茶店を開店し、3年後に夫が新宿駅西口で営んでいたカメラ店を移転した。
場所柄、多くの俳優、歌手が同店を訪れた。「中村メイコさんのだんなさん(神津善行)や鳳蘭さんらも来たし、カメラが大好きな芦屋雁之助さんは朝から見に来てたわ」。今では歌舞伎町で働くキャバ嬢、ホストも遊びに訪れる。「言うほど悪い町じゃないんですよ」。喫茶店時代は2人の子供を背負って育てた。今では孫娘の安寿(あんじゅ)ちゃん(2)の遊び場でもある。
2年前に夫は亡くなった。「またビルが建つと聞いてるから、戻ってきますよ。それまで死ねないわね」。五十嵐さんは力強く話した。
[ 2009年01月01日
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