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【news+】ニュース速報スレ【全般】★7
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「あなたは、品川や新宿支店に勤務していたことがあるじゃないですか?支店の内情をひととおり心得ていることが決め手になりました」
「支店で働いた経験のある人は、私以外にもたくさんいると思いますが……」
「あなたはもうベテランの域に達しつつあるから、いつまでもいまのところにいるのは好ましくない。今度は、高橋部長のところで……」
「いま、この場で返事をする必要がありますか?」
人事部長は、少し間をおいたあと、低い声で応えた。
「そりゃあ、配置転換には常識的に従うべきだろう。拒むときには、会社として対応を考えざるを得ない。その意味するものは、君は心得ているだろう」
古嶋はうつむいたまま、何も答えなかった。結局、数日以内に、人事部長に配置転換を受けるかどうかを回答することになった。
古嶋は部屋を出ると、急いで階段を駆け上った。向かう先の6階には会議室がいくつかあるが、ふだんはほとんど人がいない。6階につくと、すぐ携帯電話をかけた。相手は労働局に勤務する相談員。この相談員は、セクシャルハラスメントなどで苦しむ女性に専門で対応している。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/diamond-20090127-06/2.htm
上層部の怒りを買い、嫌がらせの報復人事を受ける古嶋氏のケース
「“あの人”がいる部署に、今度、人事異動になりそうな気配です」
「“あの人”って、もしかすると、外山課長さん?」
「ええ……」
古嶋は、約1年ほど前、外山課長から執拗に関係を求められていた。始めは、食事に誘われるくらいだった。上司と部下の関係である以上、断ることはできなかった。それが回を重ねるうちに、課長は古嶋をホテルに誘うようになった。
古嶋は断り続けた。それを苦にして、労働局に相談した。迷いながらも、最後は、相談員に会社との調停に入ってもらったいきさつがある。
もちろん古嶋も、会社でのトラブルをいきなり社外に持ち出すようなことはしなかった。しかし、この職場には労働組合がない。同僚の女性数人に相談をしたが、解決はしなかった。人事部に話を持ち込もうとしたものの、ためらうものがあった。
会社を辞める考えはなかった。仕事にやりがいを感じていた。給与や賞与には多少の不満はあったものの、おおむね納得していた。
そして悩んだ末、この相談員に正式に調停を依頼し、会社との間に入ってもらったのだ。会社側からは、人事課長が労働局に出向いた。当初、「社内でセクハラなどありえない」と主張していた。しかし、相談員から、外山課長が古嶋に送りつけていたメールをプリントアウトした書類を十数枚つきつけられると、セクハラがあった事実を認めた。
そのうえで、相談員は、古嶋をほかの部署へ異動させてはどうか、と調停案を提示した。人事課長は、提案を受け入れることを拒み続けた。おそらく、人事部長や社長などに厳しく言われていたのだろう。だが、結局、相談員に押される形で人事異動をしぶしぶと受け入れた。
古嶋は、いまでもはっきりと覚えている。労働局の会議室で相談員を交え、今後のことについて3者で話し合った際、テーブルの向かいに座る人事課長が時おり、にらみつけるように自分を見ていたことを――。
このときに、社内のトラブルを外に持ち出すことがいかに怖いことであるかを悟った。
http://diamond.jp/series/yoshida/10007/?page=2
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