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【news+】ニュース速報スレ【全般】★2

1479名無しなんじゃ:2008/03/23(日) 18:45:58
情報流出:日銀松江支店の検査情報、職員PCからウィニーで 「破綻懸念」企業名も

 日本銀行松江支店(松江市、吉岡伸泰支店長)が金融機関を検査した際の内部資料の一部が、インターネット上に流出していることが22日わかった。業務課の男性職員の私有パソコンが、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」の暴露ウイルスに感染していた。資料には取引先の会社名や「破綻(はたん)懸念先」の記述などが含まれていた。日銀は流出経緯などを詳しく調べている。

 同支店の調査に対し、男性職員は「ワードやエクセルのデータを記憶媒体に入れて自宅に持ち帰り、私有パソコンで使用した。パソコンにはウィニーが入っていたが、削除したつもりだった」と話した。

 同支店によると、ネット上で確認できたのは、管内の島根、鳥取両県の金融機関に対する検査計画や、過去の検査成績など5件。ある金融機関の決算見込みに関する情報の中には、取引先企業名を挙げて「破綻懸念先」への変更があったことを示す記述があった。この職員は資料約40件を自宅に持ち帰り、そのうちの5件だった。

 資料には情報の機密性に応じて3区分あるが、2区分目にあたる「要注意」に該当するものもあった。日銀の取扱規定は、要注意資料は「閲覧範囲を認定した者か、その者が特に認めた者限りとすることが適当」としている。

 ウィニーを通じて流出した情報は、インターネット掲示板の「2ちゃんねる」を介して閲覧ができる状態だった。さらに2ちゃんねる上には、「破綻懸念先」として小売業や建設業など三つの企業名などが記されていた。日銀は21日昼に削除を要請したが、22日午後段階も、新たな情報が流出しているという。

 臼井正樹・同支店次長は「インターネット上の情報と内部情報が異なっているものもみられ、事実関係を調べている。早く事実を伝えられるよう努める」と話した。【細川貴代】

 ■解説

 ◇暴露ウイルス最悪の被害に

 ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」の暴露ウイルスが出現してちょうど4年。いまだに連日被害者が出ているが、日銀松江支店からの内部資料流出は、事の重大性から過去最悪のケースと位置づけられる。日銀自身が作成した資料の影響は計り知れない。

 関係者によると資料には、金融機関の決算見込みに関するデータなどが含まれ、中に「破綻懸念先」と書かれたものもあった。情報が独り歩きして経済的な混乱が生じることが危惧(きぐ)される。

 ネット掲示板「2ちゃんねる」では、21日朝から流出を報じる書き込みが多数あった。「破綻懸念先」の企業名が書かれていることについて、経済的影響を予想して日銀をからかう投稿も見られる。また、流出資料の一部を張り付けたサイトのアドレスが投稿されたり、多くの人がウィニーネットワークにアクセスして同資料を入手しようと試みている現状も見てとれる。

 ウィニー上で一度外部に出ると削除はできない。今回のケースが人事で混迷を極める日銀に更なる打撃を加えるのは確実だ。【ネット取材班】

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 ■ことば

 ◇日本銀行の検査

 日本銀行法に規定され、考査と言われる。信用秩序の維持などのため、民間金融機関などの経営や財産の実態について、各金融機関に対して実施する調査のこと。内容は非公表。必要に応じて業務の改善要請などを行う。金融機関側と契約に基づいて実施され、行政権限の行使である金融庁の検査とは異なる。

毎日新聞 2008年3月22日 大阪夕刊




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