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【未収が】下位ロー島根大生の法律相談【大丈夫?】

136名無し長右衛門:2008/12/14(日) 19:47:10
>>134
私が回答する立場にあるのかわかりませんが、とりあえず言わせていただきますと、
法科大学院入試のための特化した受験勉強は不要であると思われます。
適性試験にしても特別に勉強を要するものではなく、その場でごく普通に解答すれば、
よほどの人でないかぎり八割程度を得点できるはずです。
ですからケアレスミスをしないように注意することを心がける程度であって、特別の
勉強は全く必要ない、せいぜい数日前に過去の問題を一読しておくぐらいで構わないでしょう。

法学部の2回生とのことですからおそらく既修者コースないしは入学後の既修者認定試験を受験する
予定であろうと推測します。
そうすると、普段講義なり演習等で学んでいる事項を丁寧に理解していくことに努め、3ヶ月前ぐらいから
時間を調整しながら、指定時間の範囲内で手際よく設問に対する簡にして要を得た解答案を提出する訓練を
積むことをおすすめします。

法解釈学自体はそれほど高度な内容をしているわけではなく、ごく普通の法学部生であれば優に理解可能な
内容でおさまっていますので、下手に小手先の「わかりやすさ」を求めて司法試験予備校等が出版している
テキストに飛びつくのではなく(勉強し終わってテスト直前に軽く見直すためなら使用してもいいかと思われますが)
やはり、
①条文をしっかり読み込み、各条文相互の連関を大まかに把握すること、
②定評のある基本書をこれと決めて最初から最後までしっかり読み込む。
一度だけではなく二度、三度繰り返して読むことが大切です。
そして
③判例を結論だけではなく(事案を無視した判例の理解などありえませんから)
事実関係の概要を把握して、法解釈上どこがいかなる理由で争点となっているのか
を深く理解して、できれば一審から読み込んでいくことが肝要です。
とくに判例百選や重要判例解説等に収録されている重要判例ついてはそれをして
おかなければなりません。
その上で
④判例評釈を読んでいくこと、できれば学者によるものだけではなく、最高裁判例
なら最高裁調査官が詳細に解説を加えた最高裁判例解説がありますので、それを丁寧に
読んでいけばよいでしょう。
あとは問題演習です。『法学教室』などで掲載されている演習は、典型論点に関するものだったり
学界で注目されている問題だったりが取り上げられていますので、これを一瞥するだけでも効果は
あるでしょう。また司法試験で取り上げらた問題はよく練られた問題ですので、何度も答案構成して
みるのもいいかもしれません。


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