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自民党スレ2

722OS5:2025/09/09(火) 11:12:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/148da5843e82de4a8d3113b720aa83d6b57e2341
最後の2時間で小泉進次郎氏はどうやって石破首相に「引導」を渡したのか チキンレースから降りる決断をさせた「示唆の言葉」
9/9(火) 6:14配信

デイリー新潮

辞任を表明した途端、スッキリした表情を見せた石破茂首相

 解散も辞さない構えで続投に意欲を見せてきた石破茂首相が退陣を表明した。事実上のリコールとなる自民党総裁選の前倒しが決まりそうな情勢の中でのギリギリの辞任表明。最後に引導を渡したのは、盟友関係にあると言われてきた小泉進次郎農水大臣だった。

【写真を見る】このところ追い詰められ日に日に「脂ギッシュになっていった」石破氏の顔

 ***

顔が脂ぎっていく一方だった
「久しぶりに総理のスッキリした顔を見ました。1カ月くらい前まではやる気満々な様子でしたが、反石破包囲網が狭まる中、徐々に元気がなくなっていった。7月25日に長野県で経団連主催の会合に出席した際に足をひねって以降、足を引きずっていたし、顔が脂ぎっていく一方で見ている方もつらかった」

 こう語るのは石破氏を間近で取材し続けてきた政治部記者だ。9月7日午後6時から始まった退陣会見で、いつになく晴れやかな表情で「心残りはあるが新しい総裁総理にその先を託したい」と語った石破氏。

 辞任の第一報が流れたのは午後3時過ぎだったが、会見が始まるまでの間、“一旦辞任し次の総裁選にまた名乗りを挙げるのではないか”といった観測も燻っていた。会見でそれを問われた石破氏は「出馬しません」と明確に否定した。

「最後まで続投したい気持ちはあったのでしょうが、もう心身が限界に達していたように思います」(政治部記者)

森山幹事長との意思疎通にも悩んでいた? 
 あれだけ続投に意欲を燃やしてきた石破氏を観念させた要因はなんだったのか。政治部デスクは「複合的な要因で詰んでいた」と語る。

「まず一番の要因は、当初よりも党内で石破おろしの風が強まり、総裁選前倒しが可決される可能性が高まっていたことです。地方票も47都道府県中25県連が賛成していると伝えられていました。政権を支える副大臣と政務官47人中30人超が賛成と伝えられていたこともボディブローのように効いていたと思います」

 政権を幹事長として支えてきた森山裕氏との意思疎通にも悩んでいたのではないか、と続ける。

「最近、森山さんは周囲に『石破さんは何を考えているかわからない』とこぼすようになっていました」(同)

 そして、切り札だった「解散カード」が切りづらくなる状況に追い込まれていた。5日、鈴木馨祐法務大臣が石破氏と会談し、総裁選挙の実施に賛成する意向を明かしたからだ。

「鈴木氏が解散の署名を拒否した場合は、鈴木氏を罷免して新たな法相を任命しなければならなかった」(同)

「私にそんなことをさせないでください」
 自民党関係者は「署名を拒む閣僚は鈴木氏一人では済まなかった」と明かす。その一人が小泉進次郎農水大臣だったというのだ。

 6日夜、小泉氏は菅義偉元首相とともに首相公邸を訪れ、石破氏と会談した。菅氏が30分で帰った後も一人残り、計2時間公邸から出てこなかった。

 退陣会見で「菅氏と小泉氏からは何を言われたのか」と問われた石破氏は、「政治家同士の話をペラペラ話すようなことは断じて致しません」としながらもこう語った。

「小泉農林水産大臣はそこで多くを発言されたわけではございません。ただ、小泉さんが初当選をした当時、私は政調会長でございました。政調会長、幹事長、地方創生大臣と務めていく上において、内閣総理大臣と農林水産大臣という関係において、いろいろな議論を戦わせてまいりました。そこにおいて、彼が昨日積極的に発言したわけではありませんが、いろいろな発言の『示唆』があったということに尽きます」

 いったい小泉氏は”積極的に発言せず”に何を“示唆”したのだろうか。

「最後に小泉さんは『このままでは私も総裁選前倒しに賛成を表明せずにはいられません』『私にそんなことをさせないでください』という内容のことを言って辞任を強く迫ったようです。鈴木氏ばかりでなく2人も閣僚が署名を拒否するようになっては、もはや解散カードも切れないと、続投を断念したのでしょう」(自民党関係者)

「小石河連合」と言われ、石破氏と盟友関係にあった小泉氏としても、引導を渡す役割を負わなければならなかったことは痛恨の極みだったに違いない。

 関連記事【早くからうずうずしていた高市早苗氏の「激痩せぶり」を不安視する声 相変わらずの「大演説」も「前回の決選投票を思い出させる」と不評】では、小泉氏のライバル・高市早苗前経済安全保障相が党内で不評を買っているワケについて詳報している。

デイリー新潮編集部

新潮社

723OS5:2025/09/09(火) 23:23:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/5075fcaa42d2d19eb5eb51ec837f355c122994a6
台風の目の小泉農水相、変節恐れず保守色強められるか 前回は選択的夫婦別姓で失速指摘
9/9(火) 22:19配信
産経新聞

首相官邸に入る小泉進次郎農水相=9日午前(春名中撮影)

小泉進次郎農林水産相が石破茂首相(自民党総裁)の退陣表明に伴う臨時総裁選で、台風の目となっている。昨年の前回総裁選の1回目投票で最多の国会議員票を集めた小泉氏が出馬すれば、すでに出馬の意向を固めた高市早苗前経済安全保障担当相と並んで大本命となりうる。小泉氏は近しい議員と相談しながら最終判断を下すとみられる。

【写真】父親まねた?髪形チェンジしていた頃の進次郎氏

■首相面会「党守った」

首相が退陣を表明する前日の6日夜、小泉氏は首相公邸の一室で首相と向き合った。同席した菅義偉元首相は一足先に退席していたが、首相が「あなたも帰るのか」と小泉氏を呼び止めて二人きりの時間が生まれた。

「防災庁やコメ政策。首相にとって心残りとなっている課題を前に進めるためにも、今突っ込んでボロボロになってはいけません」

小泉氏の懸命の訴えに、首相の視線は一瞬、揺らいだ。小泉氏との1時間半近くの面会で首相が進退を明らかにすることはなかったが、翌7日に退陣を表明した。

6日の3者会談は小泉氏が奔走して実現したものだった。自民若手は「『ポスト石破』として党全体を守るためにふさわしい行動だった。小泉氏への期待感が高まった」と語る。

小泉氏は9日の記者会見で総裁選出馬の意欲を問われ、「一致結束する党の形を作るため、私が何をできるのかを考えて判断したい」と述べるにとどめた。

■出馬を求める声相次ぐ

ただ、小泉氏の出馬を求める声は党内でじわじわと上がり始めている。大岡敏孝衆院議員は8日放送のBSフジ番組で小泉氏が出馬した場合、「応援したい」と表明した。神田潤一法務政務官も産経新聞の取材に小泉氏支持を明らかにした。

小泉氏が出馬を決めた際、焦点となるのが公約で「保守色」を強めるかどうかだ。前回総裁選で小泉氏は党員票が3位と伸び悩んだ。目玉公約の一つに選択的夫婦別姓制度の導入法案提出を打ち出したことを原因として挙げる陣営関係者は少なくない。

たとえ変節と批判されようとも、党員に響く内容に軌道修正しなければ前回の二の舞となりかねない。高市氏を支援する議員の一人は「小泉氏が保守を包摂する姿勢を打ち出せば、脅威だ」と警戒感をあらわにする。(竹之内秀介)

724OS5:2025/09/10(水) 08:40:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25b067d332fbd27860abc1e202971779ceadb1c
【ポスト石破】候補者同士の"決選投票を見越した取り引き"が重要? 国会議員票は「カネ」や「選挙応援」の貸し借りも影響か 過去には「泡沫候補が総裁」になる逆転劇も
9/10(水) 7:01配信


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MBSニュース

MBSニュース

 石破総理の辞任表明を受け、活発化するポスト石破への動き。総裁選について自民党は9月22日の告示・10月4日投開票の日程を正式に決定する方針です。

【写真で見る】総裁選の軸になるとみられる小泉氏・高市氏・林氏・小林氏・茂木氏 それぞれの特徴は?

 国会議員票を得るための3か条とは?決選投票であり得るシナリオは?有力候補の特徴は?ジャーナリスト・武田一顕氏の見解をもとにお伝えします。

国会議員票を得るための「3か条」とは?
 9日時点で総裁選への出馬を正式表明しているのは茂木氏のみですが、他に4人が出馬するとみられていて、以下の5人の戦いになりそうです。※()内は現在の年齢・前回の総裁選の1回目の得票数

 高市早苗氏(64 181票) 
 小泉進次郎氏(44 136票)
 林芳正氏(64 65票)
 小林鷹之氏(50 60票)
 茂木敏充氏(69 47票)

 自民党は9日午前、総務会を開き、党員投票も含める「フルスペック」型で総裁選を実施することを確認。このフルスペック型で投票できるのは、自民党員になって2年以上継続して党費を納めた一般党員と、国会議員です(国会議員票295票 党員・党友295票 合計590票)。

 国会議員たちはどのように投票先を決めるのか。武田氏によると「世論」「政治家としての能力」「貸し借り」の3つが国会議員票に大きく関わるということです。

 政治家にとっての「貸し借り」とは「お金が動いたか」と「選挙応援に来てくれたかどうか」だといいます。例えば、党幹部や派閥トップから“あなたのところは少し苦戦しているから”と多めにもらえば「貸し」になるため、次の総裁選ではその人に投票しよう、などとなります。

 また、選挙応援に来てくれて結果的に当選すれば恩に着るということもあるそうで、逆に言えば、総裁を目指すなら、応援に多く行ったほうがいいということです。

応援演説に行った回数が一番多いのは誰?
 では、総裁選をめぐり取り沙汰されている5人は今年7月の参院選でどれだけ応援演説に行ったのか、比較してみました。

 【参院選 応援演説の回数】(自民党HPや高市氏HPなどから「よんチャンTV」調べ)
 高市早苗氏 12人・12回
 小泉進次郎氏 33人・44回
 林芳正氏 2人・7回
 小林鷹之氏 31人・87回
 茂木敏充氏 10人・52回

 これを見ると小泉氏と小林氏は多く行っていることがわかります。林氏は官房長官を務めているため少ない可能性もありそうです。茂木氏は、応援演説をした人数は10人ですが回数は52回。1人あたり平均5回ほど行っていることになるため、自身のチームのようなものが強固なのかもしれません。

決選投票を見越した“取り引き”も重要!?
 総裁選を勝ち抜く戦略として、候補者は“3位以下”を見越した“取り引き”も必要だと武田氏は指摘。

 1回目の投票で誰も過半数に届かなかった場合は、上位2人の決選投票となります。つまり、3位以下に票を投じた人たちが、決選投票となった場合に上位2人のどちらに投票するかが重要になってきます。そこで、私が3位以下になったらあなたに投票する、もしくは私が当選したらあなたにポストを渡すので、あなたたちサイドが3位以下になったときは私に投票してください、といった交渉が生まれるそうです。

 現時点では、高市氏・小泉氏の2人が有力ではないかというのが武田氏の見立てですが、ではもしこの2人の決選投票となった場合、ほかの3人はどう動くのか。武田氏によると、林氏は比較的小泉氏寄りで、小林氏は同じ保守的な考えということで高市氏寄り。茂木氏は、考え方としては小泉氏寄りですが、年齢的に若い世代が選ばれると自分たちの時代が終わってしまうという考えもあり、どちらか読めないということです。

725OS5:2025/09/10(水) 08:40:27
武田氏に聞く 5人の特徴
 続いて、5人の特徴を武田氏に聞きました。

 【小泉進次郎氏】関東学院大→コロンビア大などを経て議員に
 ・農水大臣になり期待感
 ・風向きを変える力がある
 ・若い
 ・安全保障など思想がはっきりしない

 【高市早苗氏】神戸大→テレビキャスターなどを経て議員に
 ・女性トップへの期待感
 ・8月15日 靖国神社参拝
 ・夫婦別姓反対

 【林芳正氏】東大→商社・ハーバード大などを経て議員に
 ・オールマイティー
 ・人あたりがよい
 ・攻めより守り?
 ・キャラが地味?

 ちなみに林氏には、不祥事などで抜けたポストを何度もピンチヒッターで務めてきた経験と、誕生日(1961年1月19日)から「救急車」という異名があるそうです。

 【小林鷹之氏】東大→大蔵省(現財務省)→議員
 ・穏健保守
 ・真面目
 ・早い段階から有望株
 ・面白みに欠ける

 【茂木敏充氏】東大→商社→ハーバード大→新聞社→マッキンゼー→議員
 ・頭脳明晰で実績も○
 ・怒りっぽく恨みも買う?
 ・トランプ大統領「彼はタフなネゴシエーター」

過去の「逆転ドラマ」を振り返る
 総裁選をめぐっては過去に「泡沫候補が総裁になる」などの逆転劇もありました。

 1つ目は2012年、自民党が野党だった時代。石破茂氏・安倍晋三氏・石原伸晃氏らが立候補した総裁選で、最初は当時幹事長だった石原氏が最有力と言われていましたが、失言があったほか、当時の谷垣総裁を引きずり下ろすやり方が“平成の明智光秀”などと言われ、一気に失速。そのため、石破氏と安倍氏の戦いになり、国民的人気が圧倒的だった石破氏が1回目の投票で1位となりました。しかし2番手に甘んじていた保守回帰をうたった安倍氏は国会議員の中では仲間が多く、議員票による2回目の投票で大逆転したのです。

 少しさかのぼり、森内閣が退陣した2001年の総裁選。最有力と言われていたのは総理経験のある橋本龍太郎氏。一方ですでに2度負けて3回目のチャレンジだったのが小泉純一郎氏。小泉氏は泡沫候補とも言われて誰も期待していなかったということですが、「自民党をぶっ壊す」という一言で旋風を巻き起こし、逆転勝利しました。森内閣が不人気で、自民党自体も人気がなかった点では、当時の状況は今に近いとも言えます。

 さらにさかのぼり、佐藤栄作内閣が退陣した1972年。当時、田中角栄氏・福田赳夫氏・大平正芳氏、三木武夫氏、それぞれの名前から一字ずつとって「三角大福」などと言われた4人での総裁選挙がありました。最有力は大蔵省出身のエリート福田氏と言われていましたが、コンピュータ付きブルドーザーとも言われた田中氏(中学校卒業)が決選投票で大逆転を果たします。この背景には、田中氏が大平氏や三木氏に対して“3位以下になったら僕に投票してください。人事は考えますから”という交渉があったと言われています。

 その後実際に、大平氏は外務大臣、三木氏は副総理となり、大平氏は歴史に残る日中国交正常化で大きな役割を果たしました。

最終的に総裁を選ぶのは野党?
 次の総裁選では一体誰が選ばれるのか。行く末が注目されるところですが、しかし総裁に選ばれたからといって総理大臣になれるとは限りません。総理大臣に選ばれるためには、総裁選で選ばれるだけではなく、首班指名選挙において衆参両院で過半数の投票を得る必要があります。

 つまり、自民党は少数与党のため、野党の協力を得る必要があるのです。これには維新の吉村洋文代表や国民民主の玉木雄一郎代表の意見も多く関わってくるのではないかと考えられます。

(2025年9月9日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

726OS5:2025/09/11(木) 14:42:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/efd9b7d2074d42db095a5c719a96039f762a59ca
高市氏との一騎打ちのはずがナゼ? 永田町に広がり始めたまさかの「進次郎不出馬」説の深層
9/11(木) 12:31配信


東洋経済オンライン

自民党総裁選挙で高市早苗氏との事実上の一騎打ちになるとみられている小泉進次郎氏。だが、ここに来て、総裁選に出馬しないとの噂が広がり始めている(写真:ブルームバーグ)

 「これまで民間企業、党や政府でさまざまな経験をさせていただいた私のすべてをこの国に捧げます」

【写真あり】父・純一郎氏や安倍晋三氏にあって、小泉進次郎氏に“欠けているモノ”とは?

 石破茂総裁の辞意を受けて、自民党は総裁選挙を9月22日告示・10月4日投開票の日程で行うと決定した。茂木敏充前幹事長は9月10日、いち早く国会内で会見を開き、出馬することを正式に表明した。

 茂木氏はその2日前に出馬の意向を表明した際も、「私のすべてをこの国に捧げる」というフレーズを口にした。昨年9月の総裁選で敗れて以来、ずっと温めてきた“決め言葉”に違いない。

■茂木氏が秋波を送る2人の有力議員

 茂木氏は安倍・菅政権では経済産業相や外相など重職を歴任し、政調会長や幹事長など党の要職も担ってきた。抜群の頭脳には定評があり、交渉力もダントツ。第1次トランプ政権時には経済再生担当相として自動車関税など日米貿易交渉をまとめ、アメリカ側から「タフネゴシエーター」と称された。

 だが、その“気難しさ”は誰もが認めるとおりで、外相時代には「水は可能な限り『エビアン』を用意」といった「トリセツ」が作られた。故・青木幹雄元自民党参院会長に嫌われて、平成研究会(旧・経世会)会長に就任するのも苦労した。

 そして、来月にはとうとう70回目の誕生日を迎える。残されたチャンスの回数は多くない。

 だから、茂木氏が出馬表明で小泉進次郎農林水産相や小林鷹之元経済安全保障担当相の名前を出し、「こうした若手を積極的に登用し、次の世代を担う準備を早期に整えます」と宣言したことは、彼らに対する牽制とも見て取れる。

 2人は昨年の総裁選に出馬し、いずれも茂木氏を得票数で上回った。小泉氏は決選投票に残らなかったが、9人の候補者中で最多の75票の議員票を獲得。まったくのダークホースだった小林氏も、4位の林芳正官房長官を3票上回る41票の議員票を得て、5位に食い込んだ。

 小林氏が昨年12月に「2050年のわが国のかたち・社会のあり方を考える研究会」を立ち上げたのは、“次”を狙ってのことに違いない。3月には伊吹文明元衆院議長を講師に招き、オンラインを含めた参加者は50人に上った。総裁選に挑戦する決意を固めており、近く出馬宣言を行うという。

 失言問題で辞任した江藤拓前農水相の後に就任した小泉氏は、備蓄米放出で石破内閣の支持率上昇に貢献し、多くの世論調査で「次期首相候補」として高市早苗前経済安保担当相とトップを争うほどの人気ぶりだ。

 しかも、9月6日夜に菅義偉元首相とともに石破首相を訪ね、実質的な「総裁リコール署名」の期限である8日の前に辞任するよう説得し、党の分裂回避に努めた。小泉氏は菅元首相が帰った後も官邸に残り、1時間30分も石破首相に寄り添った。

 石破首相は翌7日夕方に会見を開き、辞任することを表明。その最大の功労者といえる小泉氏は、次期総裁選で最も有力かと思われた。

727OS5:2025/09/11(木) 14:43:19
■進次郎氏に欠けている「優秀な側近」

 だが、その小泉氏に関して、週明けから不出馬説が出始めた。閣僚が首相に引導を渡したことになるから、というのがその論拠だ。

 小泉氏は慎重に静観を決めているとの説もある。小泉純一郎元首相を父に持つ小泉氏は、2009年に初当選したときから「自民党のプリンス」として別格に扱われてきた。だから、小泉氏はどんな選挙でも負けるわけにはいかないのだ。

 ところが、昨年の総裁選に出馬して、決選投票にも残れなかった。9人の候補が出馬した総裁選で出馬に踏み切った理由は、当選回数が少ない小林氏の出馬に触発されたからだと言われたが、小泉氏に2度目の敗北は許されない。

 石破政権が1年足らずで退陣に至った原因の1つに「優秀な側近の不在」が挙げられる。小泉政権では飯島勲氏、第2次安倍政権では今井尚哉氏が政務秘書官として支えた。飯島氏はマスコミを懐柔し、経産省出身の今井氏は霞が関ににらみを利かした。

 一方、石破政権では「官邸の軽さ」が目立っていた。例えば、「石破降ろし」に対抗するために流された衆院解散説は、結果的に石破政権の致命傷となったが、その出どころは官邸だと言われている。

 では、小泉氏が総理総裁になったとき、誰がその脇を固めるのか。昨年の総裁選での小泉氏の出馬会見は、およそ“総理総裁の本命候補”の出馬会見と思えないものだった。振り付けの浅さのみならず、「見てくれ」だけで勝負しようという意図が露呈していた。もし小泉氏が本気で総理総裁を狙うなら、まずはこうした「軽薄さ」を払拭する必要があるだろう。

■出馬しないなら進次郎氏はどう動くのか

 小泉氏は今回の総裁選に出馬せず、林芳正官房長官の応援に回るとの話も聞こえる。岸田政権と石破政権で官房長官を務めてきた林氏は、文部科学相や外相、農水相などを歴任。早い段階から「総理総裁候補」と見なされていた。参院議員として挑戦した2012年の総裁選では最下位に甘んじたが、2024年の総裁選では小泉氏に次いで4位となっている。

 世間では「高市 vs. 小泉」で注目を集めている今回の総裁選だが、実は永田町で最も有力視されているのは林氏だ。もし林氏が小泉氏の支援を得て決選投票に残ることができれば、多くの議員票が流れ込み、「3度目の正直」を目指す高市氏にとって大きな脅威となる。

 高市氏はなんとしても1回目の投票で過半数を制さなくてはならないが、岩盤支持層を引き戻せる高市氏には、自民党内のみならず公明党からも期待の声が上がっている。

 衆参両院選挙での大敗という未曾有の危機に見舞われ、「解党的出直し」を強いられている自民党。その再生をかけた次期総裁選では、これまでにない戦いの構図を見ることになるかもしれない。

安積 明子 :ジャーナリスト


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