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自民党スレ2

699OS5:2025/09/05(金) 16:58:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/c26e997bbeba39c99e5c52ecee5a603aeecbe388
石破首相、衆院解散を本格検討も実現にハードル…「居座り」批判への対抗手段狭まる
9/5(金) 7:21配信


読売新聞オンライン

首相官邸に入る石破首相(4日)=米山要撮影

 自民党内で臨時総裁選の実施を求める動きに対し、石破首相(党総裁)が取り得る対抗手段が狭まっている。「居座り」批判の拡大を抑え込む有効なカードは見つからず、本格的な検討に入った衆院解散・総選挙も、実際に踏み切るには複数のハードルがある。(阿部雄太)

【表】「次の自民党総裁」にふさわしいと思う人、トップは

 「やりたくはないが、総裁選になるくらいなら解散する」

 首相は、2日に臨時総裁選実施の可否を確認する党内手続きが始まったことを受け、複数の自民議員にこう語った。

 衆院解散は、首相のみが決定する権限を持つ。憲法7条は、内閣の助言と承認による天皇の国事行為の一つとして衆院解散を規定しており、過去にも首相が有利な時機に解散を仕掛ける根拠となってきた。

 通例では、内閣が解散を閣議決定した後、衆院議長に解散詔書の発出を伝達し、本会議で議長が詔書を朗読する。ただ、過去に例はないが、学説上は国会閉会中でも解散は可能とされる。1986年に中曽根康弘首相が衆参同日選に踏み切った際には、野党の反発で本会議が開かれず、議長が応接室で与党の代表らを前に詔書を読み上げた。

 解散すれば、衆院議員全員が失職し、政治空白にもつながるため、政府・与党内から反対が起きる例もある。解散の閣議決定には全閣僚の署名が必要になるが、2005年の郵政解散では、小泉純一郎首相が解散に反対した農相を罷免(ひめん)し、自ら兼務した上で閣議決定した。

 石破首相がこのタイミングで解散を判断すれば、多数の閣僚の反対が予想される。連立を組む公明党も早期の解散に反対の立場だ。小泉農相は4日、記者団から衆院解散の可能性を問われ、「普通に考えれば、このような局面になって、解散を念頭に(自民の参院選総括で)『解党的出直し』という言葉を使うことはない」と述べ、否定的な見方を示した。

 首相周辺では、解散した場合、派閥の政治資金問題で不記載があった議員や、総裁選の前倒しを求めた議員を公認せず、対立候補を立てる案も取り沙汰されるが、多数の刺客候補を短期間に用意するのは困難だ。

 臨時総裁選は党則に基づいて手続きが進められており、首相が恣意(しい)的に回避すれば、強い批判を招くことは避けられない。伊吹文明・元衆院議長はSNSで「政党内の抗争での解散等は前代未聞で、国会の権威のためにも暴言・妄言は慎むべきだ」と苦言を呈している。

700OS5:2025/09/05(金) 16:58:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/b442fe001a8d4f8777f270c27484157f48e6ccea
自民党臨時総裁選を実施なら…10月上旬に投開票案、「フルスペック」方式想定
9/5(金) 5:00配信


読売新聞オンライン

自民党本部

 自民党の臨時総裁選について、実施することが決まった場合、10月上旬に投開票を行う案が浮上している。党員投票を含めた「フルスペック」方式での実施を想定したものだ。複数の党幹部が明らかにした。

【表】「次の自民党総裁」にふさわしいと思う人、トップは(読売世論調査)

 フルスペック方式は、全国一斉で党員投票を行い、党員票が国会議員票と同数に換算される。党則では、緊急時には党所属国会議員各1票と都道府県連3票ずつによる総裁選を実施できるが、議員票の比重が大きくなる。党内では「党員の声を広く聞くべきだ」としてフルスペック方式を求める声が高まっていた。

 執行部は8日に臨時総裁選の実施が決まれば、速やかに方式を決定する方針だ。党幹部は「党内が混乱している時ほど、正規の手法にそって実施した方がいい」と語った。

701OS5:2025/09/07(日) 19:33:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/995d4845a70614a905cca1e72fdd1a22c8d4efa2
「最後の一手」異例の土曜深夜会談…菅、小泉氏の説得実る 首相辞任表明
9/7(日) 18:51配信


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カナロコ by 神奈川新聞

(左から)小泉氏、石破氏、菅氏

 石破茂首相(自民党総裁)が7日、辞任の意向を表明した。党総裁選前倒し要求の提出日とされた8日前日の決断。「党の分裂を避けるべきだ」として同党の菅義偉副総裁(元首相、衆院神奈川2区)と小泉進次郎農相(11区)が6日深夜に行った説得が「自民としての最後の一手」(党幹部)として実った格好だ。厳しい選択を迫られていた議員の間からは「『踏み絵』を直前で避けられた」(中堅議員)との安堵(あんど)の声が漏れた。

【写真】自民党本部(資料写真)

 菅、小泉両氏は6日午後8時半ごろに首相公邸入りした。菅氏は約40分後、小泉氏は2時間後の10時半ごろに退出。公邸を舞台とした土曜の深夜会談は異例で、その時間の長さからも突っ込んだ話し合いが行われたとみられていた。

 党幹部によると、菅氏は前倒し要求が記名式で行われることを引き「提出する議員にもしない議員にも大変な覚悟となる。亀裂は避けられない」と指摘。「(少数与党にあって)首班を手放せば取り戻せる保証はないが、その座に固執して党を割ってしまうのは最悪だ」と党の結束を最優先に対応するよう促したという。

 小泉氏も「前倒しを求める議員も求めない議員も自民の将来に危機感を抱き悩む仲間だ」として「分裂を防げるのは党総裁の英断しかない」などと菅氏とともに自発的な退陣を求めたとされる。首相は「重く受け止めたい」と2人の意向を引き取ったという。

 石破氏と親しい党幹部は「総理へ『党分裂を避けるために身を処すべきだ』と進言して以降、電話に出てもらえなくなっていた」という。「ほかにも同様のケースが相次いでいた」とした同幹部は「総理が信頼を寄せる2人(菅、小泉両氏)との会談が党として取り得る『最後の一手』だった。総理のかたくなな姿勢や思いがほぐれ、冷静な判断ができるようになったのだと思う」と推測した。

神奈川新聞社

702OS5:2025/09/08(月) 12:44:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc028f611ec5efd66e4e33f09357fc543e625ad6
自民総裁選、高市早苗氏や小泉農相ら軸に複数候補の争いか…茂木敏充氏すでに名乗り・林官房長官らの名前も
9/8(月) 12:02配信


読売新聞オンライン

高市前経済安全保障相

 石破首相(自民党総裁)の退陣表明から一夜明けた8日、自民党内では総裁選に向けた動きが活発化した。茂木敏充・前幹事長(69)は同日午前、先陣を切って立候補の意向を表明した。首相は党臨時役員会で退陣の理由を説明し、その後、記者団に対し、石破内閣の閣僚の総裁選出馬について「当然認められる」との考えを示した。

【表】「自民党総裁にふさわしい人」、1位になったのは…読売世論調査


小泉農相

 茂木氏は国会内で記者団に「総裁選に出馬する思いを固めた」と明らかにした。衆院当選11回で外相や経済産業相などを歴任しており、「党や政府で様々な経験をした私の全てをこの国にささげたい」と訴えた。出馬に必要な推薦人20人について「集まってもらえると確信している」とも強調した。

 総裁選は前回選に出馬した複数候補による争いとなる見通しで、昨年の総裁選で上位につけた高市早苗・前経済安全保障相や小泉農相らが軸となる見通しだ。林官房長官や小林鷹之・元経済安保相の出馬も取りざたされている。


自民党の臨時役員会に臨む石破首相(右)、森山幹事長(8日午前、同党本部で)=米山要撮影

 林氏は8日午前、首相官邸で記者団から総裁選出馬への意欲を問われ、「前回の総裁選で一緒に戦った仲間とよく相談したい」と述べた。小林氏は8日午前のラジオ番組で「『ワン自民』になれる体制を作っていかなければいけない。自分にどのような役割が果たせるか、仲間と相談したい」と語った。

 首相は8日午前に開かれた臨時役員会で、「総裁の職を辞することとした。選挙の責任を取らなければならない」と言及した上で、「全て私の責任だ。おわびと感謝を申し上げる」と伝えた。その後、首相官邸で記者団から、現役閣僚の総裁選出馬を認めるかどうかを問われ、「それぞれの担務に万全の責任が果たせる態勢を作った上での立候補であれば、何ら妨げる理由はない」と明言した。

703OS5:2025/09/08(月) 12:46:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/587fc50c75952f5436703dff0eb9c127e4acb22a
小泉進次郎氏でも、高市早苗氏でもない…いま自民党内で急浮上している「次の首相」有力候補の意外な名前
9/8(月) 9:16配信


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コメント853件


プレジデントオンライン

記者会見で、質問を受ける石破茂首相(奥)=7日午後、首相官邸 - 写真=時事通信フォト

石破茂首相は7日、首相官邸で緊急記者会見を開き、「自民党総裁の職を辞することにした」と表明。総裁選に出馬しない方針を明らかにした。ポスト石破はどうなるのか。ジャーナリストの城本勝さんは「ある閣僚経験者は『こんなときは無色透明、無名が一番』と話した。知名度も人気もある小泉進次郎氏や高市早苗氏ではない人物に注目が集まっている」という――。

【写真をみる】急浮上している有力候補。前回の総裁選では「泡沫候補」だった

■退陣論に抗えなかった石破首相

 衆院選に続いて参院選でも大敗しながら、首相の座にしがみついていた石破茂首相は、自民党内からの辞任を求める圧力に抗しきれず、7日、ついに退陣を表明した。

 衆参両院で過半数を失うという異常事態に陥った自公政権は、敗北の責任論にようやく一定の区切りをつけて、新体制の構築に進むことになるが、政権存続のための政治体制づくりはいままで以上に難しい。

 自民党内では、高市早苗氏や小泉進次郎氏のようなビッグ・ネームよりいっそ無名の政治家に運命を託すべきだと言う声さえ出始めるなど、さらに混迷を深めている。

■決定的だった石破・小泉会談

 いつもの事ながら、いかにも平凡で、あっけない幕切れだった。筆者も含めベテランの政治ジャーナリストの何人かは、8日の臨時総裁選の実施を求める意見集約の前には、石破茂首相自ら退陣を決断するだろうと見ていた。

 臨時の総裁選に賛成する自民党議員が120人を超え、都道府県連の賛成が半数に迫る情勢になったあたりからは、退陣表明は時間の問題だったが、決定的だったのはやはり6日夜首相公邸での石破・小泉会談だ。

 石破首相は、はじめは菅義偉副総裁も交え、その後は小泉農水相と一対一で、2時間話し合った。関係者によると、この席で小泉氏は、総裁選実施を求める声が過半数を超えるのは必至の情勢だと伝えた上で、「これ以上対立が続けば自民党の分断が決定的になる」「党分裂を避けるためには石破首相自身が身を退いてほしい」と説得したという。

 こんなことが前にもあったなというデジャヴ(既視感)を感じさせる展開だ。

 4年前の2021年の8月31日、小泉氏は、9月中旬に解散して自民党の総裁選を先送りする案に傾いていた当時の菅首相のもとを訪れ、「総裁選に勝利して解散するのが王道です」と解散を踏みとどまるように説得している。

■4年前と同じ「辞任劇の顔触れ」

 この時、総裁選で勝ち目がない情勢だった菅氏に事態打開のための解散を進言していたのは、当時の森山裕国対委員長(現幹事長)だった。そしてこの小泉氏の説得が利いたのか、菅氏は総裁再選を断念、退陣表明を決断した。小泉氏は退陣表明後に菅首相と会談した後涙ながらに「感謝しかない」と記者団に語っている。

 ちなみに、小泉氏は、この時の総裁選には出馬せず、同じく出馬を見送った石破氏とともに河野太郎氏の支援に回り、「小石河連合」と呼ばれることにもなった。河野氏はその後距離を置いているが、「小石」連合は生きていたのだ。

 今回の退陣表明劇を見ていると、石破、小泉、菅、森山と役者も同じ顔ぶれで、ここまでのシナリオも4年前と変わらないような気さえする。大きな違いの一つは、小泉氏が、重要なバイプレイヤーから、ついに主役の座に登りつめるのかどうかという点だろう。石破氏の後任を決める総裁選に小泉氏が出馬するのかどうか、これが今後の大きなポイントの一つだ。

704名無しさん:2025/09/08(月) 12:46:28
麻生太郎氏の闘い

 総裁選の今後を占う、もうひとつの大きな要素は、石破降ろしに成功した陣営の中心人物・麻生太郎元首相(党最高顧問)が、果たして政局の主導権を握れるかどうかだ。

 麻生氏の石破嫌いは筋金入りだ。2007年、自民党が参院選に大敗した時、続投を模索した当時の安倍晋三首相を激しく非難し退陣を迫った石破氏に対して、安倍氏の盟友・麻生氏は、自民党を一度離党したやつにそんな事を言う資格があるのか、と激怒していた。さらに、2009年にはリーマンショックのさなかに支持率低迷に苦労する麻生首相に対して、麻生内閣の閣僚でありながら公然と退陣を迫ったのも石破氏だった。

 去年の総裁選で、決選投票の土壇場で高市氏支持に回ったのも、「石破憎し」の一心からだった。参院選後に表面化した石破降ろしの局面でも、旧安倍派の裏金関係議員たち以上に執念を燃やした。

 自民党内に唯一残った派閥を総動員して、石破首相の引きずり降ろす麻生氏の姿は、老いの一徹というのか妄執というのか、「ドン引きしてしまう」という自民党若手もいたほどだ。この先、自民党内で麻生氏が影響力を維持できるかも不透明と言わざるを得ない。

■高市早苗氏「心はとっくに決めている」

 そして前回の総裁選では麻生氏に支持された高市早苗氏。総裁選があるかないかはっきりしない時期から、「心はとっくに決めている」と満々たる意欲を示している。

 去年の総裁選去年の総裁選では、党員投票でトップをとり、決選投票で石破氏に僅差で敗れている。従来の総裁選なら、ライバルの石破氏が失脚した以上、高市氏が最有力であるはずだ。世論調査でも「次の首相候補」の常に上位を走り続けてきた。だが、自民党内では、高市氏の総裁就任には疑問を呈する議員が少なくない。

 石破氏が選挙敗北の責任を認めて、すぐに辞任に踏み切らなかったのは、「石破頑張れ」という世論の盛り上がりがあったことも一因だ。その背景には、「選挙の敗因をつくった旧安倍派の裏金議員たちが石破首相の足を引っ張っている」という世論の批判があったことは間違いない。

 高市氏は裏金とは関わっていないが、高市氏を推した議員に裏金問題に関わった議員が多かったことも事実だ。去年の総裁選で高市氏に推薦人になった20人のうち10人が落選したり引退したりして支持勢力も減っている。

■高市支持層に起きている変化

 裏金問題にけじめをつけられないままズルズルときたことが、衆院と東京都議選に続いて参院選も惨敗した最大の要因だ。当然、最終的な責任は石破首相ら党執行部が負うべきだが、凝りもせずに党内での主導権を取り戻そうとした勢力にも責任がある。それを多くの国民も感じているのだ。

 高市氏を支える「強硬右派」の支持層にも変化が生じている。参政党や日本保守党の登場で、強硬右派の一部がそうした新興勢力に流れている。世論調査では常にトップを走る高市氏だが、自民党支持層に限ると小泉氏や石破氏に後れをとっている調査もある。

 そもそも今回も麻生氏の支持が得られるかどうかは不透明だ。前回と違い、今回の総裁選は首相の座に直結していないからだ。誰が新総裁になっても、どの野党と協力関係をつくるのか、連立の拡大も含めて新しい政治体制の構想が問われることになる。

 その意味では、高市氏が、どのような政策を掲げて、国会での多数派を形成するのか、友党の公明党にも忌避感が強い中で、その戦略は見えてこない。

■ポスト石破の有力候補とは

 「国会で過半数を失った自民党にとって、次の総裁の最大の仕事は『敗戦処理』だ。知名度があるとか、選挙の顔とか考えずに、野党と地味な交渉ができるような実務型の政治家がいい」

 石破氏を支えてきた閣僚経験者の一人は、ポスト石破についてそう語った。

 衆院議員の任期も次の参院選も2028年なので、それまでの3年間は、野党との妥協を最優先に自公政権を続ける。その間に自民党の体力を取り戻し、選挙の顔になるような新しい総裁にかえて総選挙で過半数を取り戻すのが一番だというのである。

 確かに自民党の都合だけを考えれば、それしか方法はないだろう。

 その閣僚経験者は、一番ふさわしいのは林芳正官房長だという。誕生日の1月19日にちなんで「何かあったら駆け付ける『政界の119番』です」と自己紹介する林氏である。

 外相経験もあり、宏池会の事務総長もつとめ政治経験も豊富だ。政策的にも穏健な保守の立ち位置で、野党との関係も悪くない。

705名無しさん:2025/09/08(月) 12:46:48
■「こんなときは無色透明、無名が一番なんだよ」

 石破官邸周辺だけでなく、自民党内には林待望論が少なくない。ただ、世間的な知名度はあまりない。そう疑問を投げかけると、その閣僚経験者は「だからこそいいんだよ」と言った。

 「高市や小泉は確かに知名度もあるし、党内で人気もある。しかしこれからのことを考えると、どちらも独自色が強すぎて不安があるだろう。こんなときは無色透明、無名が一番なんだよ。私は、加藤勝信財務大臣や斎藤健元通産相も有資格者だと思うがなあ」

 加藤氏も斎藤氏も自民党内では、実務能力も経験も十分だと見られている。加藤氏は、前回の総裁選では最下位、斉藤氏は立候補を断念しているが、自民党内に特に敵がいないという点では確かにダークホースの存在だろう。

 ただ、石破退陣に伴う総裁選は、党員投票も行う「フルスペック」にすべきだという声が党内では強い。そうなればやはり高市、小泉、それに若手が期待する小林鷹之氏といった知名度が高い候補が軸になるだろう。総裁選の方式も結果を大きく左右する。

■誰が総裁になっても政治不信

 今回の「石破降ろし」で改めて明らかになったように、自民党は、結党70年で、すでに政党としての耐用年数が過ぎている。政権維持云々の前に、政党としてどう立て直すのかが問われている。今回の総裁選も、参院選の総括で明記された「解党的出直し」の出発点にしなければならない。

 ただ、それもこれも、自民党内のお家の事情、「コップのなかの嵐」に過ぎない。いま日本の政治が問われているのは、内外の山積する課題にどう対応していくのか、その課題に取り組む政治体制をどうするかということだ。

 総裁選の争点が、どうやって挙党体制をつくるのか、とか、次の選挙の顔に誰がふさわしいかという内向きの問題になってしまえば、今度こそ本当に国民に見放されるだろう。

 参院選からすでに50日が経過している。この間、選挙結果を受けたガソリン税の減税問題や物価対策の給付金支給の問題など、与野党の協議も進んでいない。民意を受けた課題だけでなく、山積する内外の問題に的確に対応できない状態が続いているのだ。

 自民党の結論待ちで、主体的に何も手を打てない野党の責任も重大だが、この期に及んで、選挙の前に表紙を替える発想や、首をすくめて嵐が過ぎ去るのを待ち続けるような姿勢では、誰が総裁になっても、さらに深刻な政治不信に見舞われることになるだろう。

■自民党に明日はあるか

 「自民党が信頼を失うことになれば、日本政治が安易なポピュリズムに堕することになってしまうという危惧を強めている。古い自民党のままで何も変わっていないと見られるようでは自民党の明日はない」

 石破首相は、退陣表明の記者会見でそう述べた。志半ばで退陣せざるを得ない無念さとともに、相変わらず理屈に合わない権力闘争が繰り広げられ、そして、それに敗れた口惜しさが滲むものだった。

 だが、どんな理由があるにせよ、選挙の大敗を受けて、直ちに進退を決断できなかった結果、国民にとっては何のメリットもない空虚な時間が過ぎてきたことへの反省は感じられなかった。

 記者から「この50日間は政治空白ではないか」と質問されたのに対して、トランプ関税をめぐる交渉が続いたことや賃上げに取り組んだことなどをあげたが、どれも空疎に響いた。結局首相の地位に恋々としがみついたことで、事実上、政治が動かなかったことは否定できない。その責任感の欠如こそが、石破氏の最大の罪だと言えるだろう。

 自民党の結束や立て直しがどうなろうが、国民にとってさほど重要な意味はない。国民の様々な希望を汲み、政策をどう具体化していくのか、そしてそのための政治体制をどう構築していくのかが政治の最高指導者に求められることだ。

 次の首相を決めることにもつながる自民党総裁選の最大の争点になるだろう。その問いに応えられなければ、「自民党に明日はない」という言葉は現実のものになるかもしれない。



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城本 勝(しろもと・まさる)
ジャーナリスト、元NHK解説委員
1957年熊本県生まれ。一橋大学卒業後、1982年にNHK入局。福岡放送局を経て東京転勤後は、報道局政治部記者として自民党・経世会、民主党などを担当した。2004年から政治担当の解説委員となり、「日曜討論」などの番組に出演。2018年に退局し、日本国際放送代表取締役社長などを経て2022年6月からフリージャーナリスト。著書に『壁を壊した男 1993年の小沢一郎』(小学館)がある。
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ジャーナリスト、元NHK解説委員 城本 勝

706OS5:2025/09/08(月) 16:15:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/15fe8b9e570fadc9c9e0ae9446dcdea3459405ea
自民、繰り返す「総裁降ろし」 選挙・政権運営が引き金
9/8(月) 7:03配信


時事通信

記者会見に臨む石破茂首相=7日午後、首相官邸

 石破茂首相(自民党総裁)が党内の「石破降ろし」の拡大を受け、退陣に追い込まれた。

【写真特集】石破茂氏の歩み

 「三木降ろし」「大平降ろし」「森降ろし」―。自民では過去にも首相(党総裁)を引きずり降ろそうとする権力闘争が繰り返されてきた。選挙の敗北や政権運営への不満をきっかけに動きが加速し、首相らは「伝家の宝刀」の衆院解散や人事権で対抗してきた。(派閥名や肩書は当時)
 三木降ろしは、金銭スキャンダル「金脈問題」で辞任した田中角栄氏の後を継いだ三木武夫首相を襲った1976年の倒閣運動だ。ロッキード事件の真相究明を掲げた三木氏に、田中派や大平派など非主流派が結束。過熱する退陣要求に対し、三木氏は衆院解散を模索したが閣内からも反対が上がり断念。戦後初となった任期満了の総選挙で惨敗し、総辞職した。

 79年には「40日抗争」が勃発した。10月の衆院選で敗北した大平正芳首相への責任論が噴出。非主流派が党本部をバリケード封鎖するなど対立が激化し、翌11月の首相指名選挙では自民党から大平氏と福田赳夫氏の2氏が並び立つ異常事態となった。大平氏は翌年5月に衆院解散(ハプニング解散)に打って出たが、選挙期間中に急死した。

 森喜朗首相は自身の失言や閣僚の不祥事で内閣支持率が急落。2000年11月、加藤紘一元幹事長が倒閣を目指し、野党提出の内閣不信任決議案に同調する動きを見せた「加藤の乱」が起きた。21年9月、新型コロナウイルス禍で支持率が低迷した菅義偉首相が解散・人事を封じられ、総裁選不出馬に追い込まれた。

707OS5:2025/09/08(月) 16:16:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/882e4301ac85cdedb84d325b5c292a6eb725ab55
【ポスト石破】田崎史郎氏 推薦人20人厳しい、まさか大物候補2人の名前 昨年推薦人が裏金議員だらけ批判→落選等で半分壊滅も
9/8(月) 15:31配信
デイリースポーツ

 田崎史郎氏

 政治評論家の田崎史郎氏が8日、テレビ朝日「モーニングショー」に出演。番組では石破茂首相が辞任表明したことを特集した。

【写真】推薦人が集まらない危機のある大物とは ポスト石破の候補【一覧】

 次の総裁選について、田崎氏は小泉進次郎氏、高市早苗氏、林芳正氏、小林鷹之氏、茂木敏充氏の5人の立候補を予想した。

 ただし「この中で確実に推薦人20人を今でも集められる人は3人なんです」と小泉、林、茂木の3氏だと指摘した。

 「保守系の高市さんや小林さんは、まず推薦人20人を集められるかってところで苦労されるんじゃないかと思います」と語った。

 特に高市氏は、昨年総裁選では推薦人20人のうち「13人が裏金関連議員」と批判されたことも。その後、昨秋の衆院選、今夏の参院選で落選するなど、昨年推薦人20人のうち9人が議席を失っているとされる。

 田崎氏は「進次郎さんが軸になる可能性が高いなと思って見てます」と語った。


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