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雑貨類綜合スレ

1とはずがたり:2015/05/18(月) 14:11:13
日用品・化粧品・トイレタリー用品・文具品・贅沢品などなどなど

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2とはずがたり:2015/05/18(月) 14:14:27
実力以上の配当も、初の減配
資生堂64年間で初の減配 赤字転落の背景に負の遺産…怪文書や創業家“天の”声!
2013.05.03
http://biz-journal.jp/2013/05/post_2028.html

 資生堂は今期(2014年3月期)、上場してから64年間で初の減配に踏み切る。今期の年間配当は20円で、前期(13年3月期)の50円から6割減る。

 同社は、対外的に配当性向(純利益に占める配当金の割合)40%を標榜してきたが、これは一流企業という体面を保つためで、実力以上の配当をしてきたといえよう。配当性向は4年連続で100%を超えていた。前期の配当性向は137%。大幅に減配した今期の配当性向は、ようやく39.8%となる。

 ある期間に上げた利益を上回る配当金を外部に流出させてきたわけだ。タコが自分の足を食べるようなもので、こうした無理に無理を重ねた配当のやり方を“タコ配”という。
 4月1日から社長を兼務している前田新造会長(66)が、自らが作り上げた仕組みを含む“負の遺産”の解体の第1弾が今回の減配なのである。

 末川久幸前社長(54)が就任わずか2年で退任し、前田会長が社長に復帰するという異例のトップ交代になったが、「体調不良」という漠然としない退任理由に怪文書が乱れ飛んだ。

 ここへきて前田氏が後継として選んだ末川・前社長の退任の舞台裏が、徐々に明らかになってきた。

 キングメーカーはやはり、創業者一族で元社長の福原義春名誉会長(82)だった。2012年10月に資生堂の株価が10年ぶりに1000円の大台を割り込んだ。この頃から通常は経営に口を挟まない福原氏が危機感を募らせ、経営について発言するようになったという。創業家の発言は“天の声”だ。

 前田氏と末川氏は、二人三脚で経営に取り組んできて結果を出せなかったのだから、前田氏が一緒に引責辞任するのが筋だが、4月、社長にカムバックした。これが最も不可解なところだったが、決算の数字がその理由を端的に物語った。

 4月26日、13年3月期の連結決算を発表した。国内の販売不振に加え、2ケタの成長を続けてきた中国市場が反日デモの影響により、極端に減速。売上高は前年同期比0.7%減の6777億円、本業の儲けを示す営業利益は同33.4%減の260億円となり、最終損益は147億円の赤字(前の期は145億円の黒字)に転落した。最終赤字は8年ぶり。米国の化粧品子会社、ベアエッセンシャル社(以下ベア社と略)ののれん代として、286億円の特別損失を計上したことが響いた。

 株式市場ではベア社の減損損失は想定外だった。株価は13年3月期の業績悪化を織り込み済みで、14年3月期の業績改善を期待する形で持ち直していた。円安メリットに加え、鎌倉工場の閉鎖とベトナム工場への生産移管、人件費削減などの構造改革の寄与を期待して、4月24日には年初来高値1584円をつけた。株価は昨年来安値の938円(12年10月11日)の1.7倍に回復した。

 高値を更新した4月24日の取引が終了した後、資生堂は13年3月期連結決算の業績予想の下方修正を発表した。最終損益は今年1月時点に予想していた105億円の黒字から、一転して147億円の赤字となった。13年3月期の業績予想を下方修正するのはこれで4回目だった。

3とはずがたり:2015/05/18(月) 14:14:40
3 名前:とはずがたり[] 投稿日:2013/11/12(火) 16:32:20
>>2-3
 赤字転落を受けて、資生堂の株価は急反落。4月26日には、一時1366円(前日比150円安)に下落した。1584円の高値から、わずか2日間で218円、14%もの急落した勘定だ。株価を急落させたベア社の問題が、前田氏が社長に復帰した理由だった。同氏が社長時代に、グローバル戦略の柱に据えるために買収した化粧品会社だったからだ。のれん代の減損損失は、いわば“負の遺産”の解体の第2弾である。

 10年3月、米サンフランシスコの化粧品会社ベア社の買収を完了した。買収総額は19億ドル(約1800億円=当時の為替レートで換算)。TOB(株式公開買い付け)による100%の株式取得で17億ドル、債務の引継ぎ分が2億ドルだった。

 資生堂の09年3月期の売上高は、6900億円だ。実に、売り上げの26%に相当する大型買収と話題になった。しかも、株式交換による買収でなく、手元資金300億円と銀行借入金1500億円を使った。これだけのカネが流出した。

 TOB価格は3カ月の平均株価に対して40.8%のプレミアム(割り増し金)をつけた。「買収価格が高すぎるのではないか」とのアナリストの疑問に前田社長(当時)は「高い収益力と将来性を考慮した極めて妥当な(TOB)価格」と説明した。

 ベア社は自然派の基礎化粧品(ミネラルファンデーション)という専門分野で67%のシェアを有しており、テレビショッピングなどのダイレクトマーケティングを積極的に展開しているとの触れ込みだった。ベア社の08年12月期の売上高は575億円、営業利益は181億円、純利益は101億円をあげていた。資生堂は11年3月期からベア社の収益を連結決算に織り込むとしてきた。
 しかし、前田氏の期待通りにはならなかった。その原因は(1)北米のダイレクト事業(テレビショッピングなど)が買収時の実績を下回って推移したこと。(2)化粧品の小売店の拡大で苦戦したこと。(3)成長期待の大きい中国へのベア社の製品の投入を薬事法上の問題から見送らざるを得なかったーーことなどだ。特に、直近、数カ月は売り上げが計画を大幅に下回った。

 4月に入ってベア社の長期計画を見直した。約30カ国で展開している店舗の閉鎖を断行することにして、これに伴い、のれん代を減損計上したという。前田社長は会見でベア社について「2度と損失を発生させない」と述べたが、まだ、571億円ののれん代相当分が残っている。高額で買収したツケが回ってきたのだ。

 名誉会長らの長老や社外取締役からは、100%を超える配当性向(タコ配)を是正し、ベア社ののれん代を早期に減損計上することを求める声が強かったという。ベア社の買収や実力以上の高率配当の継続は、前田社長の時代に行われてきたことだ。これら一連の“負の遺産”を作り出した張本人の手で、損失処理させるために前田氏を社長に復帰させたというのが、ことの真相のようだ。

 前田会長兼社長は、これまでの全方位型経営から「選択と集中」へと大きくカジを切る。集中する領域として前田氏は日本、中国、米ベア社を挙げた。中国とベア社は同氏がことのほか力を入れてきた案件だ。資生堂の14年3月期の売上高は前期比4.8%増の7100億円、営業利益は45.9%増の380億円を計画。最終利益で200億円の黒字回復を目指すが、日本も中国も、そしてベア社も光明は見えてこない。

“負の遺産”の解消に一定のメドをつけた段階で、ショートリリーフ役の前田社長は降板。創業家や社外取締役が推す人物が新しい社長として登場するというシナリオだ。

 誰がトップになろうと、古くからの成功体験に縛られた旧態依然としたビジネスモデルから脱却するのは至難の業だろう。
(文=編集部)

4とはずがたり:2015/05/18(月) 14:14:54
4 名前:とはずがたり[] 投稿日:2013/12/11(水) 11:02:47

花王、真の統合へカネボウに大なた 「白斑問題」転機となるか
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20131210503.html
産経新聞2013年12月10日(火)06:17

 花王が7年前に子会社化したカネボウ化粧品と、真の一体化へ向けた動きを加速している。化粧品としては一日の長があり、ブランド力も強いカネボウに対する遠慮から、これまで進められずにいた生産や研究の一体化を打ち出し、さらに販売部門の統合も視野に入れて、統合を推し進める。カネボウ再生に向けて花王が振るう大なたは、先送りされた改革の実現に向けた第一歩だ。

 「あっという間に完売しました」。美白化粧品で肌がまだらに白くなる「白斑」問題も冷めやらぬ11月上旬、東京都内の百貨店担当者は、やや驚きをにじませてこう話した。この日は、カネボウの高級化粧品ブランド「ルナソル」のクリスマス限定商品の発売日。同店では午前中にすべて完売したという。

 花王の沢田道隆社長は、カネボウの化粧品の魅力について「他には出せないテイストのカラーなんです」と説明する。花王は「ソフィーナ」など独自の化粧品ブランドを持つ。「ものづくりを含めて、『花王』テイスト」(沢田社長)が根付いた自社ブランドに、別の色を取り入れようと、花王はカネボウを傘下に収めた。

 「カネボウらしさをなくすと買収した意味がない」と、花王はカネボウの独立性を常に尊重してきた。花王はカネボウを子会社化した後も、カネボウの労働組合の存続を認めたほか、研究や生産、販売部門も別々の組織としてきた。カネボウらしさを保つため、独立性を維持するという花王側の“遠慮”の表れだった。

 かつて旧カネボウは、事業多角化の失敗で平成15年に花王と化粧品事業の統合方針を発表した。だが、旧カネボウ労働組合は、労組がない花王の傘下入りに強く反発。統合方針は破談となり、旧カネボウは産業再生機構の支援を選択した。

 その後、旧カネボウは16年に化粧品事業を分離し、カネボウ化粧品を発足。18年に花王が再び買い手となり、カネボウを完全子会社化した。花王の尾崎元規社長(当時)はカネボウの独立性を尊重すると表明し、人事改革などの課題を「実質的に先送りした」(関係者)経緯がある。

 このため、「いまだに花王に対するアレルギーがなくならない」とこぼすカネボウ関係者もおり、両社にはしこりが残っていた。「もっと早く知りたかった」「本来ならスキントラブルと認識すべきところを病気と認識し、チェックシステムに入らなかった」「製品開発のプロセスで自主基準が甘かった」

 白斑問題を受けて、7月に開いた最初の会見で、カネボウの夏坂真澄社長は、数々の悔恨の言葉を口にした。花王は徹底した品質管理システムや、顧客からの情報を吸い上げる仕組みを持つ。だが、独立性を尊重するあまり、カネボウ側の製品には、花王のシステムが全く生かされていなかった。夏坂社長のざんげは、両社の一体化が果たされていれば、早期に改善が可能だったという問題の本質を浮き彫りにした。

 問題を重くみた花王は“遠慮”をぬぐい去り、急速に一体化へ舵を切った。自主回収発表のわずか1カ月後には、花王とカネボウの品質管理部門を一体化。続いて研究・生産態勢の一体化も発表し、花王によるカネボウの取り込みを加速した。迅速な危機対応が可能だったのは、かねてから沢田社長がカネボウの独立経営に対し、問題意識を抱えていたからだ。

 「(花王とカネボウが)一つ屋根の下で、もう一段高い経営をするには、一体化しなくてはいけないという意識を持っていた」。沢田社長はこう打ち明ける。過去に先送りしてきた両社の一体化は、白斑問題で焦(しょう)眉(び)の急となった。ただ、改革に向けた道のりは決してスムーズではない。研究開発や生産と違い、消費者に直接、カネボウらしさを伝える役割を担う販売部門の一体化は、まだ今後の課題だ。

 「花王の『ソフィーナ』と『カネボウ』という2つのブランドの“らしさ”を出して大きな化粧品の世界を築き、グローバルに展開したい」(沢田社長)というように、一体化とブランドの個性の両立という相反する課題の解決には、まだ時間がかかる。白斑問題の被害者に対する補償問題と並行して進められる、真の統合に向けた諸施策のハードルは、予想以上に高く険しい。(兼松康)


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