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第48回衆議院議員総選挙(任期満了2018年)スレ

639チバQ:2016/05/20(金) 21:39:01
 ◆整った環境

 憲法改正を究極の目標とする首相にとって、ダブル選には大きく4つのメリットがある。

 まず、9月の民進党代表選で岡田克也執行部が一新し、若さを訴える新代表が登場すれば、首相には脅威になりかねない。

 それよりは、3月の結党後、「看板を掛け替えただけ」(自民党福岡県連幹部)との批判がつきまとい、支持率が伸びない“古顔”の岡田氏と戦ったほうが得策との判断もある。

 次に、参院選で共闘する民進党と共産党の間に、くさびを打ち込むことができる。

 参院選では多くの選挙区に野党統一候補が立つ予定だが、各党が候補者を擁立する衆院選と一緒になれば、野党統一候補の訴えはちぐはぐになる。民進党の衆院選候補が選挙戦で、安全保障政策など国家観がまるで異なる共産党を念頭に、「小選挙区はわたしに、比例代表は共産党へ」などと訴えることができるのだろうか。

 3つ目は、各種世論調査が、熊本地震への政府の対応を高く評価しており、追い風にできる点だ。

 共同通信社が4月29、30日に実施した全国電話世論調査では、安倍政権の地震対応を「評価する」と「どちらかといえば評価する」が計64・5%に達した。

 首相が地震対応に目鼻を付けた上で今月26、27日の伊勢志摩サミットを成功させ、オバマ米大統領とともに被爆地・広島を訪問すれば、首相への支持率はさらに高まり、衆院解散への環境は整う。

 4つ目は、ダブル選挙をやれば、別々に執行したときにかかる経費の合計に比べて、選挙費用を節減できる効果が期待できる。

 熊本地震で衆参ダブル選挙は無理との見方もあるが、夏に参院選をやり、年内に衆院選をやる方が、被災地への負担は、財政的にも人的にもより負担が大きくなる。

 ◆与党に鬼門

 参院選は、政権選択の衆院選と異なり、「政権与党にお灸を据えよう」という有権者心理が働きやすい。

 政権与党は参院選で何度も煮え湯を飲まされた。実際、3年ごとの参院選は自民党には鬼門だった。さらに9年おきの参院選で時の政権は、退陣を余儀なくされてきた。

 今年を起点とし、9年ごとに遡(さかのぼ)ると、平成19年の第1次安倍政権は参院選で敗北し、2カ月後に首相の座を追われた。その9年前の10年には橋本龍太郎、元年には宇野宗佑の各首相が退陣した。

 この、参院選で自民党が負けて政権が退陣する「9年おきの法則」にも例外がある。

 元年のさらに9年前、昭和55年のダブル選がそれだ。「ダブルをやれば負けない」(自民党関係者)との神話は、中曽根康弘元首相で圧勝した6年後のダブル選(61年)でも証明された。

 安倍首相は「解散の『か』の字も考えていない」と強調する。だが、永田町では「首相は衆院解散については嘘をついてもいい」との暗黙の了解がある。

 安倍首相が「9年おきの法則」をはね返そうと、ダブル選に打って出ないという保証はどこにもない。

 首相の性格をよく知る地元関係者はこう語る。

 「オヤジ(首相)は世間とは逆のことをやりたがるけん、どう転ぶか分からんちゃ」


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