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第48回衆議院議員総選挙(任期満了2018年)スレ

1155名無しさん:2016/11/02(水) 10:17:41

-小口
最初は株式会社ホットリンクの内山社長から、ネットの口コミ分析を使って選挙の予測ができそうだが、なにかに使えないか」 と持ちかけられたことがきっかけでした。どこまで実効性があるかはわからなかったのですが、(自分が取締役を勤める)株式会社エム・データとホットリンクの両者の事業のショウケースとして2009年8月の総選挙の分析をやってみようという話になりました。スポンサーもいませんでしたし、お金にはならなかったのですが、ダイヤモンド社のオンラインメディアで毎日得票予測を更新して発表していました。

従来からの世論調査に基づく選挙結果予想と最も異なった点は、「誰にも、何も、尋ねなかった」ことです。世論調査は、電話や対面でヒアリングするものでしたので、やはり誰かに聞かれるとなると、少し身構えてしまう人もいます。これに対してネットの口コミ分析やテレビの報道量分析はひっそりとデータを集めて計算しているだけですから、そういったバイアスは生じません。

選挙が終わってみると、私たちの予想は8割以上的中しました。選挙期間中のテレビ報道のメインは、芸能人の覚醒剤スキャンダルばかりでした。言ってみれば「ノイズ」だらけだったわけです。にもかかわらず、テレビ露出量やネット口コミと選挙結果の間にこれだけ高い相関関係が見られたのは興味深いことでした。
そして、ノイズだらけの中で、自民党と民主党が放送していたCMの内容を比較してみたところ、内容もメッセージも大きく異なっており、うまく政党をPRできていたのは民主党でした。

選挙や政治の専門家から見れば違う仮説になるのかもしれませんが、メディアの専門家としてはこのような分析を行いました。

-松田
それがきっかけだったんですね。
そしてその後、2009年から2013年まで各党の動きや報道量と支持率を分析されていましたが、「実は有権者はしっかりと政治を見ている」という側面も明らかになっていましたね。

例えば、野党が内閣不信任案を提出すると実は野党側の支持率が下がっています。野党側からすると、与党を否定するために内閣不信任案を出すのですが、その逆の結果が生まれています。内閣不信任案が提出されると、それまで進んでいた政策の議論が止まってしまいますので、「そんなパフォーマンスはいいから政策を進めて欲しい」というのが有権者の感覚で、実際に支持率が下がっているということが『情報参謀』の中で書かれていて、個人的にはとても勇気づけられました。

-小口
実際にそうなんです。内閣不信任案は、通常国会や臨時国会のお約束になっていて、どうしても毎回野党は出します。これはある意味、風習のようなもので、ほぼ毎回出されていましたが、今回分析をしていく中で有権者から見て好ましくないと思われていることが明らかになりました。


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