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公明党・創価学会スレ
1
:
とはずがたり
:2013/09/03(火) 17:16:14
自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30
自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30
公明党
https://www.komei.or.jp/
創価学会
http://www.sokanet.jp/
583
:
OS5
:2023/11/28(火) 16:56:43
◇過度の配慮不要に
習主席1期目の13年と15年は、習氏自身が山口氏との面会に応じたが、2期目の17年は、中国共産党とのハイレベル対話に出席した他国の政治家十数人と一緒。18年は会わず、党序列4位で共青団出身の汪洋全国政治協商会議主席に対応を任せた。19年は、最高指導部の政治局常務委員(チャイナセブン)ではなく、これに準じる李鴻忠政治局員(天津市第一書記)が会っている。
習主席は昨年10月、3期目のスタートに際し、68歳の定年に該当しない序列2位で共青団出身の李克強首相と汪洋氏がそれぞれ引退、チャイナセブンから共青団派を一掃した。こうした状況下、山口氏は11月22、23の両日、岸田文雄首相の習主席宛ての親書を持参して4年ぶりに訪中、習氏との会談を強く希望した。日中友好に尽力した池田氏の死去直後とあって、中国側の対応が注目された。
しかし、面会したのは序列5位の蔡奇政治局常務委員と王毅政治局員兼外相。前回訪中時と違い、チャイナセブンのメンバーが対応したものの、習氏との会談は実現しなかった。蔡氏は、最高指導部入り後も、習主席の日程管理などに当たる党中央弁公庁主任を兼務する最側近。中国専門家の間では、序列以上の実力者との声も聞かれる。
蔡氏に面会させたのは、習氏の公明・学会に対するぎりぎりの配慮かもしれない。とはいえ、共青団派の凋落(ちょうらく)に伴い、公明・学会の対中パイプが細くなったことを、改めて裏付けた。
こうした中国側の動きを踏まえ、公明党は中国との関係においても、既に現実対応を始めている。昨年末の安保関連3文書の改定で、同党は中国について「脅威」との言葉を盛り込むことを最終的に受け入れた。
日中正常化への貢献や要人との長い交流をアピールし、学会内で自身の権威を高めてきた池田氏の死により、公明党は中国をめぐる問題で、過度の配慮は不要となったと言える。また、習近平体制は、公明・学会との関係を以前のようには重視していない。さらには、東京電力福島第一原発処理水の海洋放出を批判し、海産物の輸入を規制する中国に対し、日本国民の感情は悪化している。こうしたことから、中国をめぐる問題でも公明党は、自民党や世論に押され、厳しく対応するケースが今後増えるだろう。
◇選挙で依存、分配重視は変わらず
一方で、公明党の「福祉」重視の政策は、池田氏の死去でも変わらない見通しだ。というのは、同党が発足した64年当時、創価学会員の中心は低所得の「庶民」。池田氏は「庶民」を取り込むことで会員を増やし、公称827万世帯(国内)の巨大組織を作り上げた。こうした経緯から、「福祉」を看板とする同党は一貫して、庶民、社会的弱者の生活を支援する政策に力を入れてきた。
「児童手当といえば公明党」。公明党は児童手当の創設と拡充を、実績の第一に掲げる。このほか、基礎年金の国庫負担率の引き上げなどの年金改革、白内障手術や不妊治療への保険適用などを実績としてアピールする。
近年では、認知症対策にも重点的に取り組んでおり、国や自治体に関連施設の整備を促した今年6月の認知症基本法の成立を主導したと強調。食料品への軽減税率適用も、学会側の要望で公明党が強く求めたものだ。コロナ禍の2020年春には、閣議決定した補正予算案を組み替えてまで、全国民への一律10万円の給付金支給を、当時の安倍晋三首相に受け入れさせた。
創価学会は組織の拡大に伴い、高所得の企業経営者や大手企業の幹部らの会員も増えたとされる。とはいえ、会員の中心が「庶民」である点は変わらない。そして、公明党は選挙となると、こうした会員の献身的な支援に全面的に依存しており、両者の関係は、池田氏亡き後も変わらない。
学会員の日常生活に直結する政策では、学会側の要望を軽視できないのが実情。「池田後」も、同党の「分配」「助成」を重視する政策方針に、変更はないと言えるゆえんだ。
高橋 正光(たかはし・まさみつ)1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。公明党担当として、連立政権の発足を取材。
584
:
OS5
:2023/12/03(日) 18:48:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d32cad6fc57855f5c28deca1d3b8a39230c41ba
名実ともに「原田体制」に 「池田後」の公明・創価学会
12/3(日) 13:01配信
時事通信
就任会見に臨む創価学会の原田稔会長(右)=2006年11月
11月に95歳で死去した創価学会の最高指導者・池田大作名誉会長は2010年夏以降、本部幹部会など公の場に姿を見せず、運営を原田稔会長(82)に全面的に委ねていた。原田氏も「池田後」を見据え、教義、組織の両面で見直しを進めた。池田氏の死により、原田氏を中心とする集団指導体制が、名実ともに整ったと言える。(時事通信解説委員長 高橋正光)
◇本部に権限、「師匠」は3代まで
創価学会は1930年、教育学者の牧口常三郎氏により「日蓮正宗」の信徒団体として発足。池田氏は60年に第3代会長に就任した。日蓮正宗との対立が激化した79年に名誉会長に退いたものの、実権を握り続け、公称827万世帯(国内)の巨大組織に育て上げた。
原田氏が第6代会長に就任したのは2006年11月。そして、池田氏が最後に公の場に姿を現したのは10年5月の中国・清華大学からの「名誉教授」称号の授与式。以降、外国から贈られたローブをまとった姿や、学会施設を訪れて唱題する姿などが、学会の機関紙「聖教新聞」で時々、紹介された。しかし、近年はそれもなくなり、カメラが趣味の池田氏が撮影したとされる風景写真を聖教新聞に掲載し、健在ぶりを伝えていた。
この間、創価学会は14年に会則を改正。池田氏が自身の小説のタイトルにした「人間革命」という言葉を明記し、池田氏の教えを一層重視する団体と位置付けた。15年にも会則を改正し、池田氏ら「三代会長」の呼称を「先生」に統一した。
17年には、学会の最高法規「会憲」を制定。「三代会長」を「永遠の師匠」とし、教義の面で指導できるのは「三代会長」までで、4代会長以降はあくまで、組織運営の責任者にすぎないことを明確化。同時に、池田氏が会長を務め、海外での布教を担う「創価学会インタナショナル」(SGI)を学会の一部門とし、東京・信濃町にある学会総本部の傘下に置くことで組織上整理した。
これらの手続きは、原田氏の下で約10年かけて行われた。組織面で学会本部の権限を強めつつ、池田氏の権威を高めて、同氏の教えを内外に広める「池田教」化を進めたと言える。この結果、池田氏の親族を含め、いかなる学会員も宗教上の権威は持ち得なくなった。また、原田氏は今年10月に、会長(任期4年)に5選されたばかりだ。
池田氏から組織を託された「原田氏を中心とした集団指導体制」が名実ともに整ったと言えるゆえんだ。
◇池田氏は世襲否定、「ポスト原田」不在
原田会長に次ぐ学会のナンバー2は、長谷川重夫理事長(82)。その下に、8人の主任副会長と約200人の副会長がいて、主任副会長以上の10人が最高幹部だ。原田氏が任期いっぱいで退任すると仮定すれば、4年後に、池田氏という「師匠」不在で初めて会長を選ぶことになる。
しかし、8人の主任副会長は全員、60代後半か70歳以上。血筋を重視するなら、池田氏の長男・博正主任副会長が「ポスト原田」に名前が上がりそうだが、学会関係者によると、池田氏はかつて、会長職の世襲を否定したという。このため、現時点では学会内で、博正氏が次期会長候補との声はほとんど聞かれない。「ポスト原田」は全く見通せない。
むしろ、学会内では4年後の会長選びより、池田氏が務めていたSGI会長職の行方に関心が集まっているようだ。池田氏は75年にSGIを設立し、自ら会長に就任。以来、海外での布教拡大、創価学会の「世界宗教化」に取り組んできた結果、聖教新聞によると、192カ国・地域に300万人の会員がいるとされる。
順当なら博正氏で、海外の会員の間で「イケダ」の名前は絶大。池田氏が否定した会長職の「世襲」には当たらない。さらには、香峯子夫人に対する女性部員の信頼は厚い。原田氏が池田家の「権威」を一定程度借りながら組織の結束を図り、運営しようと考えるなら、「池田博正SGI会長」は適任だろう。
池田氏から生前、「全てをバトンタッチ」された原田氏が、SGI会長を兼務する可能性もありそうだ。池田氏も名誉会長に退くまでの4年超、SGI会長を兼務しており、前例があるほか、原田氏自身、コロナ禍を除き、しばしば外国を訪問、海外組織の拡大に努めてきた。原田氏が兼務した場合は、自身の求心力が一層高まることになるだろう。
このほか、原田氏同様、海外の学会組織を訪問することが多い谷川佳樹主任副会長(SGI副会長)も、次期SGI会長の有資格者と言えよう。
585
:
OS5
:2023/12/03(日) 18:48:55
◇世代交代が共通課題―党・学会
池田氏は64年に公明党を結成し、政界に進出。71年に創価大学を開設し、卒業生を国会や地方議会に送り込んできた。そして、創価大学出身者を公明党代表に就けることが悲願だったとされ、北側一雄副代表が太田昭宏代表(当時)の後任に確実視されていた。
ところが、公明党が自民党とともに野党に転落した09年の衆院選で、太田、北側両氏ら小選挙区の候補者が全員落選。山口那津男氏(71)がピンチヒッターで太田氏の後任となり、在任14年を超えている。
山口氏は昨年9月の任期切れに伴い、石井啓一幹事長(65)に代表職を譲る考えだったが、今年4月の統一地方選への危機感を募らせた学会側の意向もあり、8選された経緯がある(任期2年)。衆院比例北関東選出の石井氏は次期衆院選で、小選挙区(埼玉14区)に回ることが決まっており、代表に就くには選挙を勝ち抜くことが大前提。来年9月時点では66歳になっている。
そもそも、石井氏は党の内規で、国会議員の定年に達しており、仮に「石井代表」が誕生しても、長期体制は見込めず、石井氏に続く中堅、若手のリーダー候補は見当たらない。
一方、創価学会は池田氏が死去する直前、来年の活動のテーマを「世界青年学会開幕の年」に決めた。組織として「青年」を前面に出しながら、「ポスト原田」を含め、将来のリーダー候補が育っていないのが実情だ。
池田氏が会長に就任したのは32歳、公明党を結成したのは36歳で、「青年」の時だ。そして、長寿を全うして旅立つと、「世代交代」という党と学会に共通の課題が、改めて浮き彫りになった。歴史の皮肉だろう。
高橋 正光(たかはし・まさみつ)1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。公明党担当として、連立政権の発足を取材。
586
:
OS5
:2023/12/26(火) 16:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5efabda02bd5a4f68f437ca33ddd3f9149b9362c
竹入義勝・元公明党委員長が死去 「中道革新」掲げ与野党に影響力
12/26(火) 10:01配信
朝日新聞デジタル
竹入義勝氏
20年間にわたって公明党委員長を務めた元衆院議員の竹入義勝(たけいり・よしかつ)さんが23日、肺炎のため福岡市内の病院で死去した。97歳だった。通夜、葬儀は近親者で行った。喪主は長男正彦(まさひこ)さん。
国鉄職員から東京都文京区議、都議を経て、公明党が衆院に初進出した1967年1月の総選挙で当選。同年2月、41歳の若さで3代目の党委員長になった。連続8回当選し、86年12月の党大会で委員長を辞めるまで、矢野絢也書記長とのコンビで公明党の一時代を築いた。
この間、反自民の「中道革新路線」を掲げ、社会、民社両党との連合政権を目指す「社公民路線」の旗を振った。一方で、自民党首脳とも深い関係を築き、影響力を強めた。84年には「田中(角栄元首相)支配の打破」を合言葉に、鈴木善幸元首相や民社党首脳と連携して二階堂進自民党副総裁を総裁に担ぎ出そうとした「二階堂擁立劇」に参画。失敗したが、田中支配にひびが入るきっかけとなった。
朝日新聞社
587
:
OS5
:2023/12/26(火) 17:52:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/26e51aa6918089803d6bc54c949445fc688ba423
竹入義勝・元公明党委員長が死去 97歳 創成期に20年在任
12/26(火) 13:17配信
毎日新聞
1976年衆院選で現有30議席から55議席に躍進し、次々に当選者数を張り替える公明党の竹入義勝委員長=東京都新宿区の公明党本部で76年12月6日、谷田貝高幸撮影
公明党の創成期に約20年にわたり党委員長を務め、党勢を拡大させた竹入義勝(たけいり・よしかつ)さんが23日、肺炎のため死去した。97歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は長男正彦(まさひこ)さん。
1926年生まれ。長野県出身。旧国鉄勤務の後、東京都文京区議、都議を経て、64年の公明党結成とともに副書記長に就任。同党が衆院に進出した67年1月の衆院選で初当選し、8期務めた。
67年2月、第3代委員長に就任し、矢野絢也書記長とともに約20年にわたる「竹入・矢野体制」を確立。公明党を中道政党の中核として定着させ、政界を保守・革新の2極から、保守・中道・革新の3極に変える原動力となった。
79年に民社党の佐々木良作委員長と公民連合政権構想で合意。翌80年には社会党の飛鳥田一雄委員長と社公連合政権構想を確認し、「社公民路線」を取った。83年衆院選で公明党が58議席を獲得すると、翌84年の自民党総裁選で二階堂進副総裁の擁立を模索する動きに佐々木氏とともに参画するなど「自公民路線」も追求した。
72年の日中国交正常化では、十数回にわたる訪中で周恩来首相と会談するなど、国交正常化に向けた環境整備に貢献した。86年に委員長を退任し、90年に政界を引退した。後に公明党・創価学会と対立し、除名された。
588
:
OS5
:2024/01/04(木) 21:32:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/69985e61e438a87a53ab3690603ef75d246a1666
公明、結党60年の岐路 「平和」原点回帰か
1/4(木) 7:12配信
時事通信
街頭演説する公明党の山口那津男代表=2日、東京・JR池袋駅前
公明党は11月に結党60年を迎える。
党創立者の池田大作・創価学会名誉会長が昨年死去し、今後も党勢を維持できるかの岐路に立つ。自民党派閥の政治資金問題を受けた政治改革や、防衛装備品の輸出拡大といった党の原点に関わる課題にも直面。自民との関係に配慮しながらの難しいかじ取りが迫られる。
「今の政治の混乱をしっかり乗り切っていかなければならない」。山口那津男代表は2日、東京・JR池袋駅前で新春恒例の街頭演説に臨み、公明が政治改革をリードする決意を訴えた。「今、直ちに衆院解散をできる状況ではない」とも述べ、政治の信頼回復が急務との考えも示した。
公明は1964年11月に結党し、99年に自民との連立政権に参加。国政選の比例代表では2005年衆院選で過去最高の898万票を獲得したが、近年は支持母体・創価学会の高齢化による集票力低下が指摘される。22年参院選は618万票に落ち込んだ。党関係者は池田氏死去で「さらに得票数は減る」と危惧する。
政治資金問題で岸田政権の先行きに不透明感が増す中、次期衆院選の時期は公明執行部の「世代交代」にも影響しそうだ。今秋に代表任期満了を迎える山口氏の後継として有力視される石井啓一幹事長は衆院選小選挙区の候補。複数の党関係者は「夏までに解散がなければ山口氏は続投だ」とみている。
衆院選では議席増を目指して11の小選挙区に候補を擁立するが、昨年12月の党の情勢調査で支持率が下落する結果が出た。「自民と同一視されている」(党関係者)と危機感を強めており、公明は政治改革を最優先課題に位置付ける。
「清潔な政治」は結党以来の原点で、今月の通常国会召集までに改革案をまとめて存在感を発揮したい考えだ。山口氏は「政策活動費」の使途公開義務化を打ち出したが、自民の反発も予想される。公明幹部は「攻めと守りの両方が必要だ」とバランスに気を配る。
自公関係の新たな火種になっているのは、国際共同開発した防衛装備品の第三国への輸出可否の議論だ。自公実務者間で容認の方向性が出ていたが、公明執行部が昨年11月、慎重姿勢を鮮明にした。平和主義を掲げた池田氏の死去直後のため、原点回帰との見方もある。
政府・自民は2月末までに「容認」で結論をまとめたい考えだが、公明執行部は「完成品の輸出解禁という大転換なのに国民の理解が得られていない」と消極的。公明幹部は政府高官に「政府が期待する結論になるとは限らない」と警告した。
589
:
OS5
:2024/01/13(土) 19:08:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/5739956160013380d30750697150c425615bd465
14年超「党の顔」、公明・山口代表の続投論広がり始める…衆院選時期見通せず
1/13(土) 8:26配信
読売新聞オンライン
講演する山口代表(12日、熊本市内で)
9月に2年間の代表任期が満了する公明党の山口那津男代表(71)の去就が注目されている。交代が有力と見られてきたが、次期衆院選の時期が見通せないなか、党内では続投論が広がり始めた。14年超にわたり「党の顔」を務めるだけに、世代交代を求める声もあり、山口氏と同党は難しい判断を迫られそうだ。
政治改革意欲
「政治の信頼を回復しないといけない。政治改革をリードする役割を果たす」
山口氏は12日、熊本市内で講演し、自民党派閥による政治資金規正法違反事件を受けた政治改革への決意を強調した。公明は政治資金の透明化などを柱とする改革案をまとめ、近く公表する。山口氏は自民に先行して動き、議論を主導したい考えだ。ただ、踏み込んだ改革への消極論も目立つ自民との協議は難航も予想され、実行力が問われることになりそうだ。
「後進に道を開く」
山口氏は2009年衆院選で当時の太田昭宏代表が落選し、同年9月に代表に就いた。在任期間は8期14年超で歴代最長だ。22年9月の前回代表選前には退任に傾いたが、23年の統一地方選への対応などを理由に続投を決めた。
8選後、山口氏は「後進に道を開く」と周囲に漏らし、今期での退任をにじませてきた。だが、前提は、退任前に衆院選が行われることだ。岸田内閣の支持率低迷で衆院解散は当面困難との見方が広がり、山口氏は「大きな選挙との関係も含め、熟慮したい」(7日のNHK番組)と続投に含みを持たせるようになった。
次期衆院選では、公明は大阪府と兵庫県の小選挙区で日本維新の会と全面対決となる。支持者に「なっちゃん」の愛称で親しまれ、知名度の高い山口氏の応援に期待する向きは多い。
苦しい内情
衆院選前の交代に慎重論が根強いのは、有力な後継候補の石井幹事長(65)が余裕のない状況にあるためでもある。参院議員の山口氏は衆院選応援に全力を注げるが、石井氏は衆院埼玉14区から出馬予定だ。石井氏が選挙前に代表に就けば自らの選挙区での活動は制約される。新代表が落選すれば、党の看板に傷がつきかねない。
公明代表は代表選を経て、9月に予定する党大会で正式に承認される。山口氏が9期目に入れば、長期政権批判も招きかねない。党内では代表選と党大会を延期し、任期を引き延ばす「奇策」も取り沙汰され、苦しい内情を印象づけている。
590
:
OS5
:2024/03/31(日) 13:35:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/7225e1ab51d1d68075b3b6a1b1197a34d356769d
公明60年、老舗政党の過去と未来【政界Web】
3/30(土) 11:00配信
時事通信
結党後、初めて臨む参院選で、次々とバラが飾られる公明党本部=1965年7月
結党60年を迎える公明党が次期衆院選に向け、試練に立たされている。支持母体・創価学会の支援を受け、分厚い固定票を誇ってきたが、近年は会員の高齢化により集票力の低下に悩む。党創立者の池田大作・創価学会名誉会長が昨年11月に死去した影響も見通せない。「還暦政党」のこれまでを振り返りつつ、政治学者の中北浩爾・中央大教授に話を聞いた。(時事通信政治部 眞田和宏)
【図解】2001〜22年参院選比例代表の公明党の得票数・得票率の推移
◇膨大な固定票
公明党は1964年11月17日、池田氏の発案で前身の公明政治連盟を基に結成された。それに先立ち創価学会は「宗教と政治の分離」を宣言し、公明党の支持団体という位置付けとなったが、選挙では実動部隊として集票力を発揮し続けた。
指標となるのは、国政選の比例や全国区での得票数や得票率だ。
結党直後の65年参院選全国区で、自民党、社会党に次ぐ509万票を獲得、得票率は13.68%だった。55年体制崩壊直前の92年までにあった10回の参院選で得票率が10%を下回ったことはなく、平均得票率は13.51%。得票数はおおむね600〜700万票台と安定した。
中北氏は「選挙では固定票を固めて浮動票にリーチするのが鉄則だ。公明・創価学会の固定票は非常に膨大で、他の団体でこれだけ持っているところはない」と指摘。「数が多いだけでなく1票1票が非常に固い票。傑出した集票力がある」と語った。
◇自公が固定票を交換
93年衆院選で自民が過半数割れし、55年体制が崩壊した。公明は非自民・非共産の細川連立内閣に参加したり、新進党に合流したり紆余(うよ)曲折を経て、98年に再結成。99年から自民と連立政権を組み、民主党政権誕生で下野した期間を除き、現在まで自公連立の枠組みを維持してきた。
中北氏は2019年に出版した「自公政権とは何か」(ちくま新書)で自公連立を分析した。それから5年近く経過した今でも「現在の日本政治で唯一の安定的な政権の枠組み」と評価。「現在の小選挙区比例代表並立制の下、連立政権は選挙協力をベースにしないと持続可能でなく、今もそれが可能なのは自公しかいない」と言い切る。
自公の選挙協力では、衆院小選挙区や参院1人区で競合しないよう候補者を調整する。その上で、公明の場合、自民が候補者を擁立する選挙区では自民候補に投票する代わりに、比例選で公明に投票するよう求める。自民も個人後援会や企業・団体という固定票を持つ。自公それぞれに自党への支持が揺るがない固定票があるため、互いに票を融通する「バーター」が成立する。中北氏は「自公間では固定票の交換ができ、それこそが緊密な選挙協力を可能にしている」と強調した。
◇集票力に陰り
公明が自民と連立を組んだ直後の衆院選比例代表では00年776万票(得票率12.97%)、03年873万票(同14.78%)と推移。郵政選挙で知られる05年衆院選では、結党以降の国政選で最高の898万票(同13.25%)を獲得した。参院選比例代表でも01年818万票(同14.96%)、04年862万票(同15.41%)と好調だった。
しかし近年、集票力に陰りが見える。参院選では07〜16年の得票数は700万票台に落ち込み、得票率もほぼ13%台で推移。衆院選では比例定数が削減された17年で697万票(同12.51%)と700万票の大台を割り、比例で5議席減らす結果となった。直近の国政選である22年参院選では得票数が618万票、得票率は11.66%に落ち込み、下落傾向に歯止めがかからない。
背景には、結党時から選挙支援に熱心に取り組んだ世代の高齢化があるとの見方が多い。支持者の高齢化は、共産党や社民党といった「老舗政党」に共通する課題だ。中北氏は「他の組織も全体として衰えている中で、相対的には踏みとどまっている。ただ、学会員の高齢化で党勢は後退の傾向がみられ、次の衆院選で比例票が600万票台を割れば、ますます厳しくなる」と指摘する。
◇小選挙区敗北で撤退?
次期衆院選への危機感は尋常ではない。自民の裏金事件による逆風に加え、日本維新の会との全面対決が待ち構えるためだ。
公明が擁立する11の小選挙区の候補者のうち、10で維新候補と競合する。特に公明が「常勝関西」と呼ぶ、強い地盤を誇った大阪・兵庫の6選挙区では、これまでの維新との「すみ分け」がなくなり激突する。
中北氏は「小選挙区で多く負けると小選挙区撤退論が出かねない。そうすると自公連立の安定性が弱まる」とみている。
591
:
OS5
:2024/03/31(日) 13:35:20
◇首相の解散権に露骨な注文
内閣支持率が低空飛行を続ける中、公明幹部からは岸田文雄首相の衆院解散判断を縛るような露骨な発言が相次いでいる。
山口那津男代表は27日の講演で、解散・総選挙に関し「政治不信が高まる中では、連立政権もろとも影響を受ける。信頼回復のトレンドを確認できるまではすべきでない」と早期実施への反対を表明。普段は「首相の専権事項」として踏み込んだ発言を避けているだけに、焦りの色がうかがえる。
山口氏は、衆院選は来年夏の参院選や東京都議選への近接も回避すべきだとも訴えた。理由について「公明の選挙に注ぐエネルギーが分散される」と指摘。「公明候補の当選を最優先にやらざるを得なくなるため、一緒に戦う自民としても、大きな選挙を重ねない方が(選挙)協力がうまくいきますよ、お得ですよと言ってきた」とけん制した。
石井啓一幹事長は10日のBS番組で、9月予定の自民総裁選に触れ、「選ばれた総裁は非常に支持率が高くなることがあるから、(衆院解散は)その後の秋が一番可能性が高い」と語った。政界では、岸田氏に代わる新首相の下で選挙を戦いたいとの公明側の本音と受け取られ、波紋を呼んだ。
中北氏は「衆院解散のタイミングは公明にとって死活問題だ」と指摘。「局面を打開してから解散してくれというのは、公明からすれば当然の要求だ」と語る。公明が「解散権」に言及する場面が増えそうだ。
592
:
とはずがたり
:2024/04/28(日) 11:26:44
攻める公明、大阪維新を悩ます 維新首長の提案議案通らず…衆院選控え対決ムード
https://news.yahoo.co.jp/articles/d72c197835c2aa7285c1e61b0e0de3dac59be78c?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240427&ctg=dom&bt=tw_up
4/27(土) 19:05配信
産経新聞
大阪広域水道企業団や周辺5市との水道事業の統合計画案が、維新を除く反対多数で否決された東大阪市議会の本会議=3月26日(西川博明撮影)
地域政党「大阪維新の会」が本拠地で守勢に立たされている。次期衆院選の関西6選挙区で維新側と初めて議席を争う公明党が対決姿勢を鮮明にし、維新が誘致に関わった2025年大阪・関西万博の予算増額を批判。大阪府内の複数の市議会で維新公認の首長が提案した議案を否決に追い込むなどしている。衆院選の時期が見通せない中、さや当てが激化している。
「万博開催に対してネガティブな印象をもたらしている」。公明の大阪府本部は16日、斎藤健経済産業相に提出した万博の予算執行に関する提言で、万博の会場建設費と運営費が当初想定から上振れしたことについてこう指摘した。
万博の予算執行を巡っては、経産省と日本国際博覧会協会がそれぞれ管理組織を立ち上げたが、公明府本部も独自に検証委員会を設けた。提言は表向き、協会が予算管理と情報公開を怠らないよう経産省に指導監督を求める内容だが、協会副会長の府知事と大阪市長の双方の任にある維新に対する牽制(けんせい)とも取れる。
■大阪都構想では協力も統一選後に対立
会場建設費の3分の2は国と大阪府市が支出する税金であり、大衆政党を自任する公明は府市両議会で納税者の負担の重さを問題視。ある公明府議は「国や府市は簡単に会場建設費の増額を決めたが、物価高に苦しむ納税者の理解を得られていない」と批判する。
これに対し維新府議は「公明は政権与党として国家事業の万博を推進する立場だが、大阪では批判し、政局にしている」と不満を漏らす。
これまで両党は、維新の看板政策である大阪都構想を巡って協力関係にあり、維新側は衆院選で公明が議席を持つ大阪の4選挙区と兵庫の2選挙区で対抗馬の擁立を見送ってきた。しかし昨年4月の統一地方選に際し、維新側は府市両議会で過半数の議席を獲得。これを機に、衆院6選挙区での対決にかじを切った。
■維新恨み節「事業を政争の具に」
両党の対立は、維新が首長職を押さえる一方、議会で過半数の議席を持たない府内の自治体で顕著にあらわれている。
堺市議会(定数48)で維新は最大会派ながら18議席。議案の可決には他会派の協力が必要になるが、令和6年度当初予算案の審議は、永藤英機市長肝煎りの自動運転バス事業を巡り紛糾した。
第2会派の公明(11議席)は4年度の同事業の関連予算に賛成していたが、今回は同事業を削除した修正案を自民党などと提案した。修正案は3月の本会議で賛成多数で可決されたが、永藤氏は審議のやり直しを求める再議に踏み切り、最終的に永藤氏提案の原案が可決されることとなった。
公明市議は、修正案提案の理由を「自動運転バス事業計画の全体像が示されないため」と説明するが、ここでも維新側からは「事業を政争の具にしようとしている」との恨み節が聞こえる。
■「協力関係にない」突き放す公明
東大阪市議会では、大阪広域水道企業団や周辺5市との水道事業の統合計画案が、維新を除く反対多数で否決された。5期目の野田義和市長は過去4回の市長選で自民、公明の実質的な支援を受けてきたが、昨年9月の市長選では維新公認で当選を果たした。
公明関係者は各市議会での動きについて「それぞれ地元の事情が大きいが、衆院選を見据え、維新に対する態度を鮮明にする意味もある」と明かし、東大阪市については「(市長と)協力関係になく、政策が合わなければ反対する。従前のようにはいかない」と突き放す。
維新の横山英幸幹事長は「事案によって賛否は当然ある。維新がだめだからという動機付けで反対しているのであれば、あってはならないことだ」とくぎを刺した。(木津悠介、吉田智香、宇山友明)
593
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とはずがたり
:2024/05/28(火) 15:24:00
公明政調会長、7月まで入院
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024052800522&g=pol
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時事通信 政治部2024年05月28日12時45分配信
公明党の高木陽介政調会長=4月5日、首相官邸
公明党の高木陽介政調会長=4月5日、首相官邸
公明党の山口那津男代表は28日の記者会見で、高木陽介政調会長が手術を受けて入院中だと発表した。7月中旬には退院し、復帰できる見込み。詳しい病状は非公表だが、命に別条はないという。
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:
とはずがたり
:2024/06/12(水) 12:41:32
衆院解散、公明党の山口代表「歴代首相は『やるなら相談する』と言っている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/23e5d62491f9730674f3d0bc90b5b645cebf6dfc?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240611&ctg=dom&bt=tw_up
6/11(火) 14:21配信
産経新聞
岸田文雄首相との会談後、記者団の取材に応じる公明党の山口那津男代表=11日午後、首相官邸(春名中撮影)
公明党の山口那津男代表は11日、首相官邸で岸田文雄首相(自民党総裁)と会談後、衆院解散・総選挙について記者団に「首相の専権事項なので話していない」と述べた。その上で「『やるとなればきちんと相談をします』と歴代首相が言っている。阿吽(あうん)の呼吸でタイミングが訪れるだろう」と述べた。
【画像】次期衆院選での「政党議席予測」(5月27日時点)
解散時期をめぐっては公明の石井啓一幹事長も11日放送のニッポン放送番組で、「与党としてしっかり勝てる時機を見極めて、やっていただきたい」と発言した。
595
:
OS5
:2024/06/13(木) 19:36:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca159a7d74c16f82edbd109687e0e7d98d4acf9d
公明、来夏まで山口代表続投案 大型選挙相次ぎ「党の顔」期待
6/13(木) 19:13配信
共同通信
公明党の山口那津男代表
公明党内で、山口那津男代表の任期を事実上延長し、参院選が行われる来年夏まで続投させる案が浮上していることが分かった。山口氏の任期は今秋に見込まれていた党大会までの予定だったが、年内の衆院解散・総選挙が取り沙汰され、来夏には参院選だけでなく重視する東京都議選も控える。大型選挙が相次ぐ中、高い知名度を誇る山口氏に「選挙の顔」として期待がある。党関係者が13日、明らかにした。
山口氏は12日のラジオ番組で、次期代表を選出する党大会を今年9月に開催した場合「自民党総裁選があり、新しい総裁の下で解散が行われる可能性もある。その前に突然代わっては党自身の力を結集できるのか」と指摘。開催時期をずらす可能性に言及した。
背景には「ポスト山口」として本命視される石井啓一幹事長(比例北関東)の小選挙区への転出もある。衆院選になれば自民党派閥の裏金事件による政権への逆風で、地元に張り付く可能性が高く「代表として各地を遊説できるか」(幹部)と疑問視する声が上がる。
596
:
OS5
:2024/06/13(木) 22:53:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1efcf758a4e7f80b41814302a256a56d853e2b83
在任15年の公明・山口代表 消えぬ続投論 後継候補の石井氏に課題も
6/13(木) 20:09配信
産経新聞
公明党の山口那津男代表(右)と石井啓一幹事長(中央)=2023年4月、東京都新宿区の党本部(大島悠亮撮影)
今国会の会期末が23日に迫り自民党内の関心が秋の総裁選に集まり始める中、連立を組む公明党の山口那津男代表(71)も同時期に任期満了を迎える。次期代表の有力候補には石井啓一幹事長の名前が浮上しているが、党内では次期衆院選などをにらみ山口氏の続投論も消えていない。
「政権は安定してこそ、良い政策を実行できる」。山口氏は12日のラジオ日本の番組で、報道各社の世論調査で低迷する岸田文雄内閣の支持率を踏まえ、早期の衆院解散に慎重な考えを重ねて示した。
また、9月に2年間の代表任期満了を迎えることに関連し、次期代表を選出する党大会の時期を遅らせる可能性にも言及。「新しい(自民)総裁の下で解散が行われる可能性もある。その前に(公明代表が)突然代わって党自身の力を結集できるのか」と述べ、衆院選が終わるまで続投する構えも示した。
代表在任期間が9月で15年となる山口氏を巡ってはかねて勇退論が取り沙汰されていた。後継と目されている石井氏は東大工学部出身の当選10回。党政調会長や国土交通相などを歴任し、誠実な人柄が与野党議員の信頼を集めている。
一方、遊説先で支持層から「なっちゃん」コールが沸き起こる山口氏に比べ、「党首としては地味」との評価が常に付きまとう。公明関係者は「石井氏は有能だが、話が面白くない」と語る。
代表就任への最大の障害となりそうなのが次期衆院選だ。石井氏は比例代表北関東ブロックから埼玉14区に移ることが決まっているが、自民派閥のパーティー収入不記載事件が招いた与党不信の高まりで苦戦も予想される。事件を受けた政治資金規正法改正を巡る与党協議で石井氏が十分に存在感を発揮できなかったのは、地元での活動を重視したためだとの見方もある。
別の公明関係者は衆院選落選で党首を退いた太田昭宏前代表を念頭に「代表になるには選挙に勝たないといけない」と指摘した。党内が山口氏続投に傾く可能性はまだあるようだ。(長橋和之)
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:
OS5
:2024/07/03(水) 08:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cf9b6f5af359ee4f6684704e4a99ffe630bea7d
公明党、党大会を9月実施で調整 山口那津男代表、9選の公算大
7/2(火) 22:52配信
毎日新聞
公明党の山口那津男代表
公明党は党代表を選ぶ2年に1度の定期党大会について、予定通り9月に実施する調整に入った。党関係者が2日明らかにした。9月下旬の開催を検討しており、実施されれば山口那津男代表の9選が決定する公算が大きい。
山口氏は6月中旬、党大会の開催について「時期をずらすなど配慮を巡らせたい」と述べ、予定された9月開催から延期する可能性に言及していた。
公明が党大会延期という異例の対応を検討したのは、自民党総裁選が9月までに予定され、新総裁が誕生すれば総裁選から間を置かず、衆院解散・総選挙が実施される可能性があるためだった。
ただ、来夏には参院選や東京都議選も予定される。党内や支持母体の創価学会から衆院選も含めた大型選挙に向け、早期に安定した組織体制を整えて臨むべきだとの異論が出て、方針を転換した模様だ。
山口氏は2日の記者会見で党大会について、「基本的には9月で計画したい」と語った。
山口氏の後継には石井啓一幹事長の名前が挙がるが、次期衆院選では比例代表北関東ブロックから埼玉14区に転出することが決まっている。公明党関係者は「新代表として全国行脚をしながら初めての選挙区で戦うことはかなり難しい」と指摘。政治資金パーティー裏金事件を巡って与党に逆風が吹く中、安定感のある山口氏の代表続投を求める声が高まっている。
山口氏は2009年に代表に就任し、現在8期目。在任期間は公明が再結党した1998年以降で過去最長の記録を更新している。【野間口陽】
598
:
OS5
:2024/07/13(土) 20:20:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/b87b45f643c75a204dbe1b53a930fabf13e68a42
公明山口代表、9月引退を示唆 「任期終了を基本に」
7/13(土) 20:02配信
共同通信
公明党の山口代表=2日、国会
【バンコク共同】公明党の山口那津男代表は13日、訪問先のタイ・バンコクで同行記者団と懇談し、9月末の開催を見込む党大会での代表引退を示唆した。衆院解散・総選挙を念頭に「事態が急変するようなことがない限り、任期を終えることを基本に考えたい」と述べた。
後進育成に努力してきたとして「党の世代交代を確実に進めるという点もしっかり踏まえて判断したい」とも述べた。
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:
OS5
:2024/07/17(水) 07:21:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/9011b006a420e8aecb710eb0430f9f0805fb5778
カリスマ性に欠ける、交渉能力がない、押しが弱い…公明党「次期代表候補」がザンネンすぎる “在任15年”山口那津男氏がやむなく続投か
7/17(水) 6:06配信
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コメント31件
デイリー新潮
異例の長期在任
首都・東京のかじ取りは、今回も小池百合子氏に託された。3期目を担う都知事は小池氏で5人目だが、彼女を支援した公明党では、それを大きく上回る“長期政権”が続くとみられる。
【写真をみる】「たしかにカリスマ感がない…」 地味めビジュアルの“次期代表候補”石井氏
政治部デスクが言う。
「公明党の山口那津男氏が代表に就任したのは、党政調会長だった平成21年。自公連立政権が下野し、太田昭宏代表(当時)の後任代表に選ばれた。以来、8期15年も党を率いています」
“選挙の顔”が務まらない
その山口氏は、今月2日の記者会見で、自身の代表任期が満了する9月に党大会を開催する意向を示した。
「かねて公明党は、岸田文雄総理が9月の自民党総裁選までに衆院解散・総選挙に踏み切ると考えていた。山口氏はそこで比例区選出の石井啓一幹事長を埼玉14区から出馬させ、当選を果たした後、晴れて党の“ニューリーダー”として禅譲するつもりでした」
ところが、内閣の支持率が低調で、岸田総理は解散を封印したままだ。
「一時、山口氏は党大会を延期し、退任時期を衆院選後に先送りする案を検討したものの断念。9月の党大会で、自身の代表続投を宣言するとみられています」
公明党関係者が解説する。
「山口さんは、石井さんに“選挙の顔”が務まるかどうか疑問視し始めた。石井さんは元建設官僚だけに事務能力には定評がありますが、地味な印象がつきまとい、党の代表として必要なカリスマ性に欠ける。しかも、小選挙区での戦いは初めてなので、代表就任後に落選というまさかの事態も憂慮したようです」
創価学会からの厚い信頼
他方で、山口氏にはこんな伝説的エピソードが。
「代表に就任する以前、国会で民主党議員が池田大作創価学会名誉会長を舌鋒鋭く批判すると、山口さんはそれに猛然と反論した。その姿が支持母体の創価学会に認められ、現在の地歩を固めるきっかけになった。以来、学会女性部は厚い信頼を置いており、街頭演説では熱烈な“ナッちゃんコール”で迎えられる。 石井氏にはそういう“実績”がまったくない」
山口氏の前任の太田氏は、自民党幹部とのパイプを駆使して、時に丁々発止の法案調整を繰り広げていた。
「その点“原理主義者”と揶揄される生真面目さがウリの山口さんは、自民党との円滑な関係の構築に苦労してきた。次の代表は太田さんのように自民党とやり合える柔軟さが必須ですが、石井さんは人付き合いが苦手で押しも弱い。先の国会の、自民党派閥の裏金問題に端を発した政治資金規正法改正案を巡る対応でも、良いところなしだった」
「良いところなし」の石井氏
自民党幹部が吐き捨てる。
「パーティ券購入者の公開基準額の調整で、石井さんと茂木敏充幹事長は水面下で“10万円超”に引き下げると合意していた。それなのに公明党は創価学会からの横ヤリに折れて、後から“5万円超は譲れない”と言い出した。それでウチは法案の単独提出に追い込まれたんだ。石井さんには、交渉担当としての当事者能力が欠けているよ」
その後、岸田総理は日本維新の会と合意し、“5万円超”の修正法案が成立した。
先の公明党関係者が言う。
「石井さんは自民党から“裏切られた”と怒りを買い、公明党内では“維新に見せ場を奪われた”との批判にさらされた。調整不足は明らかで、自業自得ですけどね」
さりとて、代わる人材は見当たらない。指導者候補不在は自公共通の課題――。
「週刊新潮」2024年7月18日号 掲載
新潮社
600
:
OS5
:2024/07/17(水) 07:51:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bc3d7ad644460ecf01b2ea88dfe128539f4f4fd
公明代表、交代観測も 9月党大会、「刷新」求める声
7/17(水) 7:11配信
時事通信
記者会見する公明党の山口那津男代表=2日、国会内
約15年にわたって公明党の「顔」を務める山口那津男代表(72)の去就に関し、任期満了を迎える今秋で退任するのではないかとの見方がにわかに浮上した。
次期衆院選などを見据え、執行部の「刷新」を打ち出す狙いが背景にある。ただ、安定感を優先すべきだとの意見も根強く、党内外の情勢を慎重に見極めるものとみられる。
山口氏は現在8期目。任期は9月に予定される党大会までだ。
去就に注目が集まる中、山口氏は6月の段階で、今秋以降に取り沙汰される衆院解散・総選挙を念頭に、「党大会の時期をずらす」ことも考慮すると発言。自ら陣頭指揮を執るために「当面続投する考えを示唆した」(党関係者)との受け止めが広がった。
ところが、7月に入ると「(党大会は)基本的に9月で計画したい」と軌道修正。党内に準備委員会も設置された。党幹部は「11月への延期説などもあったが、今は9月下旬の週末に開催する方向だ」と明かす。
党大会の準備が進む状況に、党内では「山口氏が退き、後任に石井啓一幹事長が就く」との観測が出ている。山口氏自身、最近では異例の長期在職を意識し、節目で常に代表交代を模索。党関係者は「刷新を求める流れを読み誤ってはいけない」と指摘する。
もっとも、公明は2022年の党大会でも石井氏への代表交代を探ったが、翌年に統一地方選を控えて支持母体の創価学会などで懸念の声が上がり、最終的に見送った経緯がある。党ベテランは「山口氏が来年の参院選まで続投するのが自然だ」と述べるなど、代表交代には党内で異論も相次ぐ。
山口氏は学会側の意向や、9月に想定される自民党総裁選の動向も踏まえ、去就を最終判断する見通しだ。
601
:
OS5
:2024/08/16(金) 16:59:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/19792db750398971415c534e058aef5f03e37480
公明党・山口代表、続投判断どうなる…自民総裁選直後に衆院解散なら安定感に期待の声
8/16(金) 0:00配信
読売新聞オンライン
終戦記念日にあわせて街頭演説する公明党の山口代表(中央)(15日、東京都豊島区で)
公明党が9月の自民党総裁選の行方と新たな首相(総裁)の衆院解散戦略を注視している。山口代表の秋以降の続投判断に関わるためで、総裁選直後の解散・総選挙なら山口氏続投を望む声が公明内で強まりそうだ。首相の世代交代が進めば、公明でも「党の顔」刷新を求める声が出る可能性がある。
山口氏は15日、終戦の日に合わせた恒例の街頭演説会を東京都内で開き、来年の戦後80年に向けて「新たに平和のビジョンを策定したい」と力を込めた。
代表8期目で在任が15年近い山口氏は、秋に任期満了を迎える。総裁選後の9月末に予定する公明党大会が続投判断の節目となるが、岸田首相(自民総裁)の突然の退陣表明により、公明内では山口氏の続投を求める声が出ている。
新首相が選ばれて刷新感が出れば早期解散に踏み切るとの観測が与党内で強まっているためで、「党の顔」として抜群の知名度を誇り、安定感のある山口氏への期待感が背景にある。
公明幹部の一人は「山口氏は衆院選の陣頭指揮をとる必要が出てきた。交代はますます難しくなった」と語る。代表交代の場合、選挙が間近になるというだけでなく、新代表の手腕が未知数という事情もある。
一方、山口氏は72歳で、世代交代の必要性も指摘されてきた。自民総裁選では若手・中堅議員も立候補に意欲を示しており、公明関係者は「清新な総裁が誕生すれば必ず比較される」として、総裁選の情勢次第では代表交代の機運が出てくるとの見方を示す。
山口氏はこれまで「無責任に放り投げることは考えていない」と続投を強く示唆する一方、7月の外遊時には「(党大会で)任期が終わることを基本に考える」と述べて交代の可能性もにおわせている。
首相の退陣表明後の14日は記者団に「熟慮を重ねた上で結論を出したい」と述べるにとどめており、当面は世論の反応なども踏まえて慎重に見極める構えだ。
602
:
OS5
:2024/09/08(日) 22:05:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/75eb3e20f029a7cdd8d6d5d1fd2b1aab41157676
公明党、山口那津男代表交代へ 後任は石井啓一幹事長が有力
9/6(金) 19:41配信
毎日新聞
公明党の山口那津男代表
公明党は、28日の党大会で任期満了を迎える山口那津男代表(72)を交代させる調整に入った。後任は石井啓一幹事長(66)が有力視されている。複数の党関係者が6日、明らかにした。
党代表選は18日告示、28日投開票の日程で実施される。山口氏は6日、東京都内での講演で、自身の進退について「正直言って悩んでいる」としつつ、「(政界の)大きな流れは政界全体をリフレッシュし、世代交代を図っていくこと。最近は党首討論をやると私が最年長だ」と述べ、代表引退の意向をにじませた。同じ70代の共産党の志位和夫前委員長の退任に触れ、「私一人が残っている現状もある」とも語り、10日の記者会見で自身の判断を正式表明する考えを示した。
山口氏は2009年に代表に就任し、現在8期目。在任期間は15年に及び、公明が再結党した1998年以降で過去最長の記録を更新している。
山口氏は7月にも記者団に「事態が急変するようなことがない限り、任期を終えることを基本に考えたい」と語っていた。12日告示、27日投開票の日程で実施される自民党総裁選後、岸田文雄首相の後任に就任する新首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切る観測が強まっており、公明党内では知名度と安定感のある山口氏の続投を求める声も上がっていた。【野間口陽】
603
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OS5
:2024/09/08(日) 22:05:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090600678&g=pol
公明、山口代表交代で調整 10日表明、後任は石井氏有力
時事通信 編集局2024年09月06日21時19分配信
公明党は28日に任期満了を迎える山口那津男代表(72)を交代させる方向で調整に入った。後任は石井啓一幹事長(66)が有力。複数の党関係者が6日明らかにした。代表交代は2009年以来。山口氏は党内や支持母体・創価学会の意見を踏まえ、10日に最終判断を表明する。
山口代表の進退「見守る」 公明・石井氏
今秋の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、党内では山口氏の続投を求める声も強かった。ただ、自民党総裁が今月下旬に交代することから、公明としても世代交代を進めるべきだとの判断が強まった。
山口氏は6日、東京都内で開かれた内外情勢調査会の会合で講演し、岸田文雄首相の退陣表明に関し「政界全体の世代交代を図るという大きな思いを描いているのではないかと感じている」と指摘。自身の進退について「10日に判断を明確に表明したい」と言明した。「正直言って悩んでいる」とも語った。
代表選は18日に告示される。これまでに複数が名乗りを上げたことはなく、石井氏が立候補すれば同日中に新代表就任が事実上決まり、28日の党大会で正式に決定される。石井氏の後任の幹事長には西田実仁選対委員長(62)が浮上している。
石井氏は衆院当選10回。政調会長、国土交通相などを歴任し、20年から幹事長を務めている。次期衆院選で比例代表から埼玉14区に転出する。
604
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OS5
:2024/09/18(水) 20:37:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a8bfab2f89d6a7a66f182d5528e6b30bac83997
公明党、石井啓一新代表を選出 15年ぶりトップ交代 28日承認へ
9/18(水) 15:32配信
毎日新聞
公明党代表選の立候補者記者会見に臨む石井啓一幹事長=国会内で2024年9月18日午後4時35分、新宮巳美撮影
公明党は18日、任期満了に伴う代表選を告示し、石井啓一幹事長(66)が立候補を届け出た。他に届けはなく、無投票で石井氏の代表選出が決まった。28日の党大会で正式に承認される。代表退任を表明した山口那津男氏(72)の後継で、代表交代は15年ぶり。27日投開票の自民党総裁選後、新首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切れば、就任早々に手腕が試されることになる。
石井氏は1993年衆院選で初当選し、10期目。党政調会長や国土交通相などを歴任し、2020年に党幹事長に就任した。21年衆院選は比例代表北関東ブロック選出だったが、次期衆院選で埼玉14区への転出が決まっている。【野間口陽】
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OS5
:2024/09/26(木) 20:00:24
代表 :石井啓一(66)幹事長
幹事長 :西田実仁選対委員長(62) (参院議員)
政調会長 :岡本三成元財務副大臣(59)(東京12区)
国対委員長:佐藤英道衆院議員(64)
中央幹事会長:佐藤茂樹国対委員長(65)(大阪3区)
選対委員長:三浦信祐参院議員(49)
国土交通大臣:斉藤鉄夫(72) 年齢的には引退だが広島3区問題あり →次期内閣でどうなる?
山口那津男代表(72) →2026年参院選で引退?
高木陽介政調会長(64歳)→引退
北側一雄中央幹事会長(71歳)→引退
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc665c2707128f82ff4d6d1978070dc926d0d393
公明党幹事長に西田実仁氏 高木陽介氏は衆院選不出馬
9/25(水) 20:49配信
共同通信
公明党の西田実仁選対委員長
公明党の石井啓一次期代表(66)は、自身の後任となる幹事長に西田実仁選対委員長(62)を充てる方針を固めた。1998年の同党再結成以降、参院議員が幹事長に就くのは初めて。体調不良で療養していた高木陽介政調会長(64)の次期衆院選への立候補見送りも決めた。複数の党関係者が25日、明らかにした。28日の党大会で代表に正式承認される石井氏は新体制発足に向け、本格的に人事に着手した。
政権の一翼を担う公明の代表交代は2009年9月以来15年ぶり。石井氏は世代交代を念頭に新たな体制づくりに取り組みたい考えだ。
西田氏は経済専門誌副編集長を経て04年参院選埼玉選挙区から立候補し、初当選。現在4期目。広報局長、参院幹事長などを歴任し、現在は選対委員長、参院会長、税調会長を兼ねる。支持母体の創価学会の信頼も厚く、党務に精通していることから幹事長に適任と判断したとみられる。
石井氏は中川康洋(56)、岡本三成(59)両衆院議員や竹谷とし子参院議員(54)ら中堅議員の執行部への起用を念頭に検討を進めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dfd415dbb042234d97e8af399345ba015c268c5f
公明、政調会長に岡本氏 選対委員長は三浦氏起用
9/26(木) 19:35配信
共同通信
公明党の石井啓一次期代表(66)は、28日の党大会を経て発足する新執行部の政調会長に、岡本三成元財務副大臣(59)を充てる方針を固めた。幹事長に就任する西田実仁選対委員長(62)の後任には、三浦信祐参院議員(49)を起用する。複数の党関係者が26日、明らかにした。
72歳の山口那津男代表から引き継ぐ新体制に中堅・若手を積極登用し、党の新陳代謝を図りたい考えだ。
このほか佐藤茂樹国対委員長(65)を中央幹事会長に充て、後任の国対委員長は佐藤英道衆院議員(64)とする。
現在政調会長を務める高木陽介氏は一時体調不良で療養した経緯があり、次期衆院選公認を辞退する。
606
:
OS5
:2024/10/29(火) 04:46:43
608 :OS5 :2024/10/29(火) 04:30:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e36f099b3cbc8359bd05d9740aa5670278763d6
激震の公明、悩む後任選び 石井代表落選で大混乱、31日にも辞任表明
10/28(月) 21:28配信
産経新聞
公明党の石井啓一代表(66)の衆院選敗退で党内が大混乱に陥っている。石井氏は先月28日に代表に就任したばかりだが、落選を受けて31日にも辞任を表明する見通しだ。自民、公明両党の過半数割れで政局が流動化する中、後任の人事に頭を悩ませている。
■自民への恨み節も
石井氏は28日、党本部で記者会見し、自身の落選について「国会議員でなくなり、代表を続けるといろんな困難が伴う」と述べた。同時に、「私の力不足が全てだが、背景には『政治とカネ』の問題で厳しい逆風もあった」と述べ、自民党への恨み節を漏らした。
党内に衝撃が走るのも無理はない。石井氏は長年、山口那津男前代表(72)の後継として期待されており、先月末にようやく代表に就任したばかりだ。
これまでは比例代表を中心に選挙戦を戦ってきた石井氏だが、「党の顔」としての箔をつけるため、比例代表への重複立候補はせず衆院埼玉14区に挑戦した。だが、与党への批判の嵐がやまない中での戦いとなり、敗北した。党関係者は「完全にもらい事故だ」とため息をついた。
■早々に党の顔を選ぶ必要
わずかひと月あまりで辞任を余儀なくされた石井氏だが、政権を担う公明としては早々に新代表を選ぶ必要がある。来年度予算編成や大型選挙が控える中、新代表には「党の顔」としての魅力に加え、不安定な政局を乗り切る力量も求められそうだ。
こうした中、新代表候補として期待が集まるのが、政調会長や幹事長、環境相などを歴任した衆院当選11回の斉藤鉄夫国土交通相(72)だ。温厚な人柄に加え、自民党との関係も良好だ。
一方、「次世代のホープ」として同5回の岡本三成政調会長(59)の名前も挙がる。外資系金融機関から政界に転身した岡本氏は実務能力が高いとの評価がある。「党の顔」として山口氏の再登板を期待する声や、女性党首として参院当選3回の竹谷とし子副代表(55)を推す声もあるが、新代表はいばらの道を歩みそうだ。(長橋和之)
607
:
OS5
:2024/10/29(火) 07:58:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a5c3d4c732dd34388514fe568d6facf5ad067f5
執行部・中堅相次ぎ落選の公明、立て直しへ険しい道のり…石井代表近く辞任で後継選び難航も
10/29(火) 7:07配信
読売新聞オンライン
衆院選の結果を受けて、記者会見する公明党の石井代表(28日午前、公明党本部で)=須藤菜々子撮影
公明党は27日投開票の衆院選で、石井代表ら執行部や中堅前議員の落選が相次ぎ、公示前の32議席から24議席に大きく減らした。11月9日にも党大会を開き、石井氏の後任を選出して新体制を始動させる方針だが、党勢立て直しへの道のりは険しい。
「進退も含めた党の運営体制の方向性を遅くならないうちにまとめたい」
石井氏は28日、国会内で記者団にこう述べ、代表を近く辞任する意向を示した。埼玉14区で敗れ、比例選への重複立候補もしていなかったため、2009年の太田昭宏氏以来15年ぶりに現職の党代表が落選することになった。関係者によると、31日にも党会合で正式に辞任の意向を表明する見通しだ。
公明の小選挙区候補11人のうち、当選したのは赤羽一嘉副代表(兵庫2区)や斉藤国土交通相(広島3区)ら4人にとどまった。「常勝関西」と呼ばれる大阪では、4人の候補全員が日本維新の会の候補に敗れた。国重徹(大阪5区)、伊佐進一(同6区)の両氏ら党政務調査会での実務に精通する中堅前議員も姿を消し、党内からは「政策推進に支障が出かねない」と懸念の声も上がる。
自民党の政治資金問題に対する世論の反発のあおりを受け、石井氏は「逆風をはね返す力量が足りなかった」と敗因を語った。比例選での得票数は、約600万票にとどまり、前回21年の衆院選の711万票から100万票以上減らした。
昨年11月に公明の支持母体である創価学会の池田大作名誉会長が死去して以降、初の大型国政選挙で大敗し、党内の衝撃は大きい。
石井氏は、15年間にわたって務めた山口那津男・前代表の後を9月に継いだばかりで、後継の代表選びは難航も予想される。重視する来年夏の東京都議選や参院選に向けても、党再建のために残された時間は長くない。
党内からは、石井氏と同じく9月に就任した西田幹事長や、東京29区で勝利した岡本政調会長を軸に、新執行部が構成されるとの見方が強まっている。
608
:
OS5
:2024/10/31(木) 16:35:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/7efa028911f39a833a5746e1e4fdb46e1a090792
落選の公明石井代表が辞任表明 後任候補に斉藤、岡本氏ら
10/31(木) 11:02配信
共同通信
公明党の石井啓一代表
公明党の石井啓一代表は31日の中央幹事会で、自身の衆院選落選を受け辞任を表明した。「衆院選は非常に厳しい結果となった。これは全て代表である私の責任だ。代表の職を辞することを決めた」と述べた。後任には斉藤鉄夫国土交通相、岡本三成政調会長らの名前が挙がっている。公明は衆院選で議席を公示前の32から24に減らし、党の体制立て直しが急務となる。
石井氏は9月28日の党大会で代表に就任したばかり。任期途中での辞任のため、党規約により代表選は実施しない。11月7日の中央幹事会で後任の推薦を決め、同9日に党大会を開いて正式承認する方向で調整している。衆院選を取り仕切った西田実仁幹事長の処遇も焦点。
石井氏は埼玉14区で国民民主党候補に敗北。比例代表との重複立候補をしていなかったため、落選した。公明代表の落選は2009年衆院選での太田昭宏氏以来。
609
:
OS5
:2024/11/01(金) 08:00:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e78491189803156b93fa981058d07267facc814
山口氏再登板に期待も…公明の後継選び本格化、斉藤・岡本氏ら取りざたされるも衆目一致せず
11/1(金) 7:31配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
公明党の石井代表が31日に辞意を表明し、党内では11月9日の新代表選出に向けた調整が本格化した。次期代表には、斉藤鉄夫国土交通相(72)や岡本三成政調会長(59)が取り沙汰されるものの、党内の衆目が一致しているとは言えず、一部には山口那津男・前代表(72)の再登板に期待する向きもある。
9月に就任してから1か月あまりで代表を退くことになる石井氏は、31日の党中央幹事会で「速やかに党再建に向けた体制を構築していただくようお願いする」と述べた。党内では次期代表として複数の名前が浮上しているが、党幹部は「どの候補にも一長一短があり、悩ましい」と語る。
斉藤氏は、選挙対策委員長や幹事長を務めた実績があり、党務に通じたベテランとして自民党とのパイプ役に推す声がある。ただ、岸田政権発足時の2021年10月から3年間、国交相を務めており、党務から遠ざかって久しい。山口氏と同世代のため、「世代交代から逆行する」との指摘も出ている。
米証券大手出身の岡本氏は、外務政務官や財務副大臣などを歴任し、9月に政調会長に起用された。政策立案能力が高く、「若手・中堅の筆頭格」としての評価があり、刷新感にも期待がかかる。もっとも、過去の要職は主に政府の役職で、党務経験の少なさから自民や野党との調整力が不安視されている。
山口氏への待望論は、党が重視する東京都議選や参院選が来年に控えているためだ。山口氏は、衆院選でも全国遊説に飛び回り存在感を示したが、代表復帰は過去に例がなく、山口氏本人も周囲に否定的な考えを示している。
人選は11月7日の党会合で提示される見通しだが、支持母体の創価学会も含めた調整は難航する可能性もある。
610
:
OS5
:2024/11/02(土) 14:35:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/072c5f9adbc37df138f1d75b9e748360871c5a16
公明党新代表、斉藤鉄夫・国交相で最終調整…9日の臨時党大会で承認へ
11/2(土) 5:01配信
読売新聞オンライン
斉藤鉄夫・国土交通相
公明党は、衆院選で落選して辞任表明した石井代表(66)の後任に、斉藤鉄夫・国土交通相(72)を起用する方向で最終調整に入った。9日に開く臨時党大会で承認される見通しだ。複数の党関係者が明らかにした。
斉藤氏は、衆院広島3区選出で当選11回。2018年9月から幹事長を約2年間務め、党務に精通している。21年10月の岸田内閣発足時から国交相に就任し、党では副代表を務める。
公明は、衆院選で小選挙区に11人を擁立したが、石井氏ら7人が落選し、獲得議席は公示前を8議席下回る24議席にとどまった。石井氏が10月31日に辞任を表明し、後任人事の調整が本格化していた。
新執行部では西田実仁幹事長(62)の留任が内定しているほか、岡本三成政調会長(59)を続投させる案が有力となっている。
611
:
OS5
:2024/11/02(土) 16:54:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/news/20241031-OYTNT50260/
石井氏辞任 自公すきま風 来夏参院選、戦略見直しも
2024/11/01 05:00
スクラップ
辞任を表明する公明党の石井代表(31日、東京都新宿区の党本部で)
衆院選埼玉14区で落選した公明党の石井代表が31日、党代表の辞任を表明した。自民党と公明の県組織は、来夏の参院選に向けた戦略の見直しを迫られている。
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投開票から一夜明けた10月28日、党県本部幹事長の塩野正行県議は、14区での敗因について「政治とカネ」の問題を挙げた。読売新聞社と日本テレビ系列各局による投開票日当日の出口調査によると、石井氏に投票したのは自民支持層の4割にとどまっており、選挙協力は十分に機能しなかった。自民県連幹部は「(政治資金収支報告書の)不記載問題のもらい事故。本当に申し訳ない」とうなだれた。
石井代表の落選を、公明の「戦略ミス」とみる向きもある。不記載があり自民非公認となった三ツ林裕巳氏(13区で落選)に対して、公明は推薦を出した。三ツ林氏のこれまでの協力姿勢を評価しての判断だったが、公明の地方議員は「推薦について多くの党員から批判を浴び、説明に追われた。これは党本部のエラーだ」と憤慨する。
自公のぎくしゃくした関係は、来夏の参院選に影響を与えそうだ。参院選埼玉選挙区の改選定数は4で、自民、公明、立憲民主党、共産党が1議席ずつすみ分けている。自民県連は以前から2人目の候補者擁立を模索してきた。
衆院選14区での石井氏擁立について、自民県連は当初、反発していたものの、その後は擁立を容認した。その裏では、来夏の参院選での2人目擁立を自民党本部に求めていた。
衆院選では石井氏の落選に加えて、自民も議席を減らした。自民県連幹部からは、「2人目の擁立なんてもう言っていられない」という声が上がる。一方、公明県本部の幹部も「もし自民に2人目を立てられたら、公明が議席を失いかねない」と危機感を強めている。
612
:
OS5
:2024/11/03(日) 08:46:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/170f04841b18edc046d9dfb8ed8a0b87c61527ed
公明、窮余の重鎮登板 衆院選大敗、世代交代棚上げ
11/3(日) 7:05配信
92
コメント92件
時事通信
初閣議を終え、記念撮影に臨む石破茂首相(右端)と斉藤鉄夫国交相(左端)=10月1日、首相官邸
公明党は、衆院選での石井啓一代表の落選を受け、ベテランの斉藤鉄夫国土交通相(72)を新たな「党の顔」に起用する方針だ。
自民党を合わせた連立与党の過半数割れで政局が流動化する中、世代交代を棚上げして「安定性」を優先させた。党勢の退潮ぶりも改めて突き付けられ、立て直しに向けた課題は山積。手腕が早速問われそうだ。
石井氏は、在任15年に及んだ山口那津男前代表の後継として、約1カ月前に就任した。比例代表との重複なしに初挑戦した埼玉14区での落選は「想定外」(党関係者)の事態。新代表の人選は斉藤氏や、中堅の代表格と目される岡本三成政調会長に加え、山口氏の再登板も取り沙汰される混迷模様となった。
決め手となったのは当選11回を重ね、自民中枢を含め与野党に人脈を有する斉藤氏の政治経験だ。島根県出身で、隣り合う鳥取県が地元の石破茂首相とはかねて親交がある。石破政権の後ろ盾となった岸田文雄前首相とは、同じ広島県選出で初当選同期の間柄。国交相の在任期間が3年を超え、各省庁ともパイプを築いている。
自民は政権維持に向け、衆院選で28議席と躍進した国民民主党との「部分連合」を目指し、接触を活発化させている。一方、公示前から8減の24議席と後退した公明では、安全保障政策など方向性の異なるテーマで自民と長年渡り合った北側一雄元国交相も引退。「小政党が冒険する余裕はない。政治的資源を活用しなければ埋没する」。党幹部は斉藤氏の起用理由をこう解説する。
支持母体・創価学会の高齢化が進む中、衆院選の比例代表は、得票数が600万票を割り込み過去最少になった。小選挙区も、「常勝」を誇った大阪府でホープと期待される中堅が相次ぎ落選。「人材不足」の指摘が党内にくすぶり、一部で「国交相ポストを手放すべきではないか」(関係者)との声も漏れる。
「緊急登板」の性格が色濃い重鎮の起用だが、党を取り巻く厳しい環境は今後も続きそうだ。党幹部は「次の見通しがあるわけではない」と言葉少なに語った。
613
:
OS5
:2024/11/05(火) 09:18:38
兵庫8区
https://news.yahoo.co.jp/articles/e679920a9119af379156e9720760a23bccb9a39a
国交相に公明の中野氏を起用へ 首相、鈴木法相と江藤農相で調整
11/5(火) 6:00配信
共同通信
中野洋昌元経済産業政務官
石破茂首相は、公明党代表に就任する斉藤鉄夫国土交通相(72)の後任に、同党の中野洋昌元経済産業政務官(46)を起用する方向で調整に入った。公明が中野氏を推薦し、首相は受け入れる方針だ。衆院選で落選した牧原秀樹法相(53)と小里泰弘農相(66)の後任人事を巡っては、法相に鈴木馨祐元外務副大臣(47)、農相には江藤拓元農相(64)を充てる意向だ。その他の閣僚は再任させるため、第2次石破内閣の閣僚の顔触れが事実上、固まった。
派閥裏金事件に関与した議員や旧安倍派の議員は起用しない考えだ。複数の政権幹部が4日、明らかにした。
首相は11日召集が見込まれる特別国会の首相指名選挙で選出される公算が大きい。衆院選で自民、公明両党は少数与党となったが、日本維新の会、国民民主両党は決選投票を含め立憲民主党の野田佳彦代表に投票しないためだ。首相は選出後に第2次石破内閣の組閣に取りかかる。
公明は石井啓一代表が衆院選で落選し辞任を表明したため、斉藤氏への交代と後任国交相の人選を進めていた。
614
:
OS5
:2024/11/09(土) 17:15:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddad87f4b15fbbb29588dfc03fa4c0a2051a9cd3
竹谷代行、新体制発足 公明党、代表に斉藤氏正式承認
11/9(土) 13:30配信
共同通信
公明党の竹谷とし子副代表
公明党は9日、臨時党大会を東京都内で開き、石井啓一氏(66)の後任代表として、斉藤鉄夫国土交通相(72)を正式に承認し、新体制を発足させた。代表代行には竹谷とし子氏(55)を起用した。代表代行を置くのは故浜四津敏子元環境庁長官以来。先の衆院選では代表就任から1カ月の石井氏や次世代を担う中堅が落選し、比例代表の得票も過去最少となった。来年夏の参院選や東京都議選に向けた党再建が重要課題となる。
斉藤氏は9日夕、自民党総裁の石破茂首相と官邸で会談し、政策合意文書を交わす。
留任した西田実仁幹事長は、政治改革の一環として、政治資金を監督する第三者機関の設置に向けて関連法の年内成立を目指す考えを表明した。年収の壁のうち、年金など社会保険料の支払いが生じる「106万円の壁」や「130万円の壁」解消に向けて「率先して取り組む」とも述べた。
斉藤氏は現在11期目。環境相や党幹事長など要職を歴任し、2021年10月に発足した岸田政権で国交相に就いた。国交相の後任には、公明の中野洋昌元経済産業政務官が起用される見通しだ。
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OS5
:2024/11/09(土) 17:19:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/978a72bceca1dbc69d9e5bb26eee876bb4217ce8
公明、新代表に斉藤鉄夫氏を選出 多くの中堅が落選、逆風下の再始動
11/9(土) 16:33配信
毎日新聞
公明党大会で新代表に選出され、あいさつする斉藤鉄夫氏=東京都新宿区で2024年11月9日午後1時52分、幾島健太郎撮影
公明党は9日、臨時党大会を東京都内で開催し、衆院選での議席減や自身の落選の責任をとって辞任した石井啓一代表(66)の後任として、斉藤鉄夫国土交通相(72)を正式に選出した。代表代行には竹谷とし子副代表(55)を起用した。石井氏の代表就任からわずか1カ月あまりでの「交代劇」で、党にとっては大きな痛手を負う中での再スタートとなる。
党大会では新執行部の人事案も承認され、西田実仁幹事長(62)、岡本三成政調会長(59)、三浦信祐選対委員長(49)の留任が決まった。党人事とは別に、石破茂首相は斉藤氏の後任の国交相として中野洋昌元経済産業政務官(46)を起用する調整に入っている。
斉藤氏は1993年衆院選で初当選し、現在11期目。2008年に環境相として初入閣し、党政調会長や幹事長などを歴任してきた。21年10月から国交相を務める。斉藤氏は党大会で「(衆院選の)結果を党全体が真摯(しんし)に受け止め、しっかりと総括し、新しいスタートを切らねばならない。原点に立ち返りそこから再出発したい」と表明した。
だが、党の置かれた状況は極めて厳しい。公明は9月28日、15年間代表を務めた山口那津男氏(72)の後継として石井氏を選んだが、この時の人事で重視したのが「世代交代」だった。山口氏は退任時、「政治の世界に世代交代の波が押し寄せている。齢(よわい)70を超えた私としては次の世代にバトンを譲るべきだと決断した」と強調。その後の石井体制は中堅・若手を要職に配した。党中枢を担う人材を育て、世代交代を徐々に進める算段だった。
しかし、衆院選で獲得議席は24議席にとどまり、公示前から8議席を失った。特に大阪では候補を擁立した4小選挙区で全敗し、党内からは「次世代を引っ張る中堅を失ってしまった」(ベテラン)と悲鳴が上がった。党の政策立案を担う部会長などの人事に影響が出るなど党運営にも支障が生じている。
また、来年には公明が重視する都議選や参院選が控えており、低迷する党勢の回復のために失敗は許されない状況となっている。
そのため、党は今回、経験豊富な人物でなければ難局は乗り切れないと判断。党務を熟知し、幅広い人脈、交渉力があるとして、山口氏と同じ年の斉藤氏に白羽の矢を立てた。
衆院選の比例代表は前回21年から114万票減り、過去最少の596万票だった。来夏の参院選で、斉藤氏の真価が問われることとなるが、党内では「衆院選の敗因は、自民への逆風に巻き込まれたことだけではなく、党の戦略ミスもある。きちんと向き合わなければ同じことを繰り返すだけだ」との声も漏れる。
衆院選を受け、連立政権における党の存在感にも変化が生まれている。躍進した国民民主党が公明より4議席多い28議席を獲得し、キャスチングボートを握った。少数与党として政権運営していくには野党の取り込みが不可欠だが、「あまり国民民主に近づきすぎると公明が埋没する」(党関係者)との懸念もあり、野党との距離の取り方に腐心しそうだ。
公明は17日に結党60年を迎える。党中堅は「先輩たちも厳しい時代を経験している。我々もこの難しい時代を乗り切る使命がある」と自らに言い聞かせた。【野間口陽】
616
:
OS5
:2024/11/09(土) 17:59:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4af4a6de41bc1693483af05aee0f2eea341d2e1
国交相ポストが公明の指定席に 経験者ゼロの自民「固定化よくない」と不満
11/9(土) 17:41配信
産経新聞
国土交通相への留任が決まり官邸に入る公明党の斉藤鉄夫氏=10月1日午後、首相官邸(関勝行撮影)
11日に発足する第2次石破茂内閣で、公明党は斉藤鉄夫新代表の後任の国土交通相に、同党の中野洋昌元経済産業政務官を推薦し、石破首相は中野氏を起用する見通しだ。公明議員が国交相に就くのは第2次安倍晋三政権発足以降、5人連続で、在職期間も連続12年。国交相ポストが公明の指定席になっている状況に、自民党内からは不満も漏れる。
国交相の所管分野は道路や河川、運輸など生活に密着している。公明は約3千人の地方議員を通じ、有権者や業界関係者の要望を吸い上げている。「公明としては国と地方のネットワークが非常に重要で、地方から要望が多い国交相は私どもにふさわしいポスト」(石井啓一前代表)と位置付ける。
地方での公明議員の講演に国交相が駆けつけ、その際に業界団体の陳情も受ける公明の手法が、この10年ほどの間に定着した。こうした立場を生かし、選挙の際に業界の組織票の取り込みを図る狙いもある。
一方、自民は金子一義元国交相が退任した平成21年以降、国交相ポストから遠ざかっており、危機感を募らせている。
昨年9月に岸田文雄前首相が内閣改造を行った際には「そろそろ返してほしい」と自民内から奪還論が巻き起こった。だが、公明側から難色を示され、自公関係への配慮から斉藤氏の続投が決まった。自民の二階俊博元幹事長が先の衆院選を機に引退し、省庁合併前の運輸相、建設相を含めても国交相経験者の自民議員はゼロになった。
自民内で国交行政に精通する議員が減っていることは、インフラ整備などの推進にも悪影響を与えるとの懸念の声は根強い。自民の閣僚経験者は「ポストを政党で固定化するのはよくない。役所の士気も上がらないのではないか」と漏らした。(長橋和之)
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OS5
:2024/11/10(日) 14:12:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6522704dcf0403d80772c057af76bcb89ef45be
公明、三つを失い再出発 前途多難の斉藤体制【解説委員室から】
11/10(日) 10:00配信
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コメント26件
時事通信
小選挙区の候補者名に花が付けられなかった公明党の開票センターのボード=10月27日午後、東京都新宿区の同党本部【時事通信社】
衆院選で敗北した公明党は9日、辞任した石井啓一代表(66)の後任に斉藤鉄夫国交相(72)を選出した。「政治とカネ」が最大争点の状況下、自民党ですら公認しなかった裏金議員を、選挙協力を優先して推薦したことが敗因の一つだろう。期待した票を得るどころか、「看板」「議席」「新たな顔」の三つを同時に失った。選挙結果を総括し、斉藤新体制の前途を占う(時事通信解説委員長・高橋正光)。
【リスト】自民党の「裏金議員」と衆院選の当落結果(選挙区別一覧)
非公認推薦で「同じ穴のムジナ」
自身も落選。報道陣の質問を打ち切って、エレベーターに向かう公明党の太田昭宏代表(中央)=2009年8月31日、東京・新宿区【時事通信社】
東京地検特捜部が昨年12月、政治資金規正法違反容疑で自民党安倍、二階両派の事務所などを家宅捜索して以降、連立を組む公明党が最も警戒してきたのが2009年衆院選の再現だ。この選挙では、多くの有権者が政権交代による「政治の刷新」を期待したことで、自民党ともに公明党も逆風にさらされた。その結果、8小選挙区で全敗(当時の太田昭宏代表、北側一雄幹事長も落選)するなど公示前から10議席減(21議席)の惨敗を喫し、野党に転落した。
「同じ穴のムジナと見られたくない」。山口那津男代表(当時)が昨年末、自民党を突き放す発言をしたのは、09年衆院選が念頭にあったから。公明党が今年1月、他党に先駆けて「政治改革ビジョン」を発表し、政治改革の主導をアピール。自民党との協議で半ば強引に、政治資金パーティー券購入者の公開基準の「10万円超」への引き下げや、政治資金を監督する第三者機関の設置などを受け入れさせたのは、有権者から「同じ穴のムジナ」に見られないために他ならない。
山口氏は9月の党大会で、15年間務めた代表を退任し、石井氏に後を託した。石井氏は就任のあいさつで「清潔な政治」の実現が結党当初からの党の旗印であることを強調、「政治改革の先頭に立つ」と決意を述べた。
理念より実利優先
衆院選に向けて街頭演説する石破茂首相(右)と石井啓一公明党代表=10月13日、東京・JR武蔵境駅前【時事通信社】
ところが、石破茂首相が衆院を解散するや、公明党は、裏金問題を理由に自民党の公認を得られず、無所属で出馬の三ツ林裕巳(埼玉13区)、西村康稔(兵庫9区)両氏の推薦を決めた。その二日前に石井氏は、非公認の裏金議員への推薦を明確に否定したばかり。公明党の豹変(ひょうへん)ぶりに、野党各党は直ちに「同じ穴のムジナ」(野田佳彦立憲民主党代表)などとやゆした。
同時に政界では、その理由について「選挙協力で得られる票を優先した」と広く受け止められた。というのも、石井氏が出馬する埼玉14区の一部は、小選挙区の「10増10減」に伴い区割りが変更されるまでは三ツ林氏の地盤。兵庫県内の二つの選挙区には公明党の現職がおり、西村氏は県連会長として、国政選挙で県内の選挙協力を取り仕切った経験がある。
両氏に対する推薦は、票のバーターにより、埼玉、兵庫両県の3選挙区での勝利を優先した結果であることは、容易に想像がつく。
また、公認された一部の裏金議員への推薦は、支援の見返りに比例票の獲得を期待してのことだろう。実際、比例との重複立候補が認められなかった候補者の多くは街頭で「比例は公明に」と訴えた。
そもそも、自民党が公認した裏金議員の大多数は、衆院政治倫理審査会が5月、自公も賛成して全会一致で審査を議決した対象者。しかし、対象者の誰一人として政倫審に出席しておらず、国会で説明責任を果たしていない。
連立の安定を理由に、公認された裏金議員の一部を推薦しただけでも、「清潔な政治」を実践してきた党の「看板」がかすみかねない。ましてや、非公認に推薦を出すに至っては、対外的に説明がつくはずがない。多くの有権者は、公明党も「同じ穴のムジナ」と認識したことだろう。
選挙戦の終盤、自民党は無所属候補の政党支部に「党勢拡大」を名目に、公認候補と同額の2000万円を支給していたことが判明。公明党が推薦していることが、改めてクローズアップされ、追い打ちとなった。
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:
OS5
:2024/11/10(日) 14:12:33
「議席」「看板」「顔」を喪失
今回の衆院選で公明党は、公示前の32議席(小選挙区9、比例23)から24議席(小選挙区4、比例20)に後退。「党の顔」になったばかりの石井氏は落選し、日本維新の会と初の対決となった大阪の4選挙区で全敗した。特に大阪は、学会の組織が強固で「常勝関西」を誇ってきただけに、ダメージは大きい。
また、比例票は、前回21年から約115万票減り、過去最低の596万票。得票率も10.93%(前回比1.45ポイント減)に低下した。公明党が再現を恐れた09年衆院選ですら、比例で805万票を獲得している。学会員の高齢化による集票力の低下が指摘されて久しいが、これを考慮しても、票の落ち込みが激しい。
公明党の選挙は、学会員票を固めた上で、過去の実績や新たな目玉政策を訴えることにより、会員以外にも支持を広げる(F=フレンド=票取り)のが通例。「政治とカネ」が大きさ争点だったにもかかわらず、F票を大きく減らしたことは明らかだ。
公明党の立党の精神は「大衆とともに」。池田大作創価学会名誉会長が1964年、「自民党・大企業」「社会党・労働組合」というイデオロギー対立が激化する政治状況下、「大衆」の利益を代弁するために結党したことに由来する。
また、選挙で勝敗を左右するのは、無党派層。裏金事件を受けた自民党の対応について、無党派層が納得していないことは、報道各社の世論調査から論をまたない。非公認の裏金議員すら推薦、支援する公明党が「政治改革の先頭に立つ」と訴えたところで、学会員を中心にした支持者は別にして、裏金と無縁の「無党派・大衆」に浸透するはずがない。公明党の敗北は、「無党派・大衆」の離反も意味する。
もちろん、公明党が非公認の裏金議員への推薦を見送っていたとしても、獲得議席や得票数にどれほどプラスになったかは分からないし、石井氏の勝利は難しかったかもしれない。そうではあっても、結党以来、「清潔な政治」を重視してきた党の「看板」まで失うことはなかった。
参院選、都議選も苦戦必至
斉藤鉄夫国土交通相=2023年9月13日、東京・永田町【時事通信社】
公明・創価学会は、衆院選、参院選、東京都議選を「三大選挙」と位置付けて特に重視し、全国の組織をフル回転させて、集票活動に励んできた。来年夏には、残る参院選と都議選が控えている。その前には、来年1月召集の通常国会がある。
連立政権が少数与党となった現在、予算や政策で野党に譲歩せざるを得ず、公明党が政権内で存在感を発揮するのは一層難しくなった。
そして、両選挙でも「政治とカネ」が争点の一つになれば、有権者の多くは衆院選で、公明党が非公認を含め、裏金議員に推薦を出したことを思い出すに違いない。棄損した「看板の修理」は容易ではない。公明党は、新たな「党の顔」となった斉藤代表の下、参院選と都議選を戦うことになるが、苦戦は必至だろう。
【筆者略歴】
高橋 正光(たかはし・まさみつ) 1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。公明党担当として、連立政権の発足を取材。
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OS5
:2024/11/17(日) 21:02:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f173587c494780732f7f4d7ce39521cd30ef5de8
公明党60年、「中道」回帰を模索…自民との違い前面に
11/17(日) 8:49配信
読売新聞オンライン
記者会見する公明党の斉藤代表(16日、広島市で)
公明党は17日、1964年の結党から60年を迎える。先の衆院選では、連立を組む自民党の「政治とカネ」の問題のあおりを受けて大きく議席を減らし、党再生が喫緊の課題だ。中道路線の原点回帰を模索し、自民との差異化を図ることに腐心している。
公明の斉藤代表は16日、代表就任後初めて地元・広島市入りして記者会見を開き、結党60年について「還暦には新しく出発するという意味がある。党再生の仕事を全力でやっていきたい」と力を込めた。
衆院選で公明は、公示前の32から24に議席を減らした。支持母体である創価学会の集票力は低下し、比例選の得票は前回選から約115万票少ない596万票にとどまった。代表に就任したばかりだった石井啓一氏が落選し、9日に斉藤氏の緊急登板が決まった。
党綱領では「大衆とともに」とうたい、保守でも革新でもない「中道」の旗を掲げており、斉藤氏は「公明らしさ」の発揮にこだわる。16日の記者会見では「石破首相と、バチバチ火花が飛ぶような意見交換をさせていただきたい」と決意を示し、核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加を首相に申し入れることも明らかにした。
公明は「クリーンさ」も売りとしており、15日には自民に先立ち、政治資金規正法再改正などに向けた要綱をまとめた。斉藤氏は記者会見で、外国人への政治資金パーティー券の販売禁止についても「賛成だ」と踏み込んだ。
「平和の党」として、安倍内閣時代には安全保障政策での「ブレーキ役」をアピールしてきた。少数与党に陥り、国民民主党への注目が集まる中、埋没への危機感は強い。公明党幹部は「当面は国民民主の勢いを借りて、これまでやりたくてもできなかった政策を積極的に実現したい」と語った。
620
:
OS5
:2024/11/20(水) 08:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dd4daa44e7c0ade15e01f94d3b3ab6410201e40
結党60年、岐路に立つ公明 前途多難の斉藤体制【解説委員室から】
11/20(水) 7:04配信
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コメント5件
時事通信
公明党の斉藤鉄夫代表=16日、広島市内
公明党は17日、結党60年を迎えた。衆院選に続き、来年夏の参院選と東京都議選でも目標議席を下回れば「三大選挙」で全敗となり、支持母体の創価学会内で、選挙への取り組みを見直す動きが出る可能性がある。斉藤鉄夫代表の下で再出発した公明党は、岐路に立っていると言えよう。(時事通信解説委員長 高橋正光)
【ひと目でわかる】政党支持率の推移
◇池田氏創設「大衆の党」
公明党は1964年11月、創価学会の池田大作名誉会長が創設した。当時は「自民党・大企業」「社会党・労働組合」の2大ブロックを中心とした55年体制下。池田氏は、結党の目的として、「大衆」「庶民」の利益代弁を掲げた。学会員の大多数が、比較的所得の低い「大衆」「庶民」だった事情もある。
結党の経緯から、公明党の当初の政治路線は「中道」。政治情勢に応じ、「自民寄り」「社会寄り」と軸足を移すことはあったが、非自民の連立政権に参加した一時期を除き、野党の立場を貫いた。
その公明党が立ち位置を180度変えたのが1999年10月。自民、自由両党と連立樹立で合意しての小渕恵三政権入りだ。路線転換の大義名分は、参院で与党が過半数を回復することによる「政治の安定」。以来、民主党政権時代を挟み、自公の連立は21年以上に及ぶ。
そして、連立を下支えしてきたのが両党の選挙協力。自民党は一部の衆院小選挙区を公明党に譲り、他の大多数で公明党の支援を受ける。公明党は候補者を立てた選挙区で自民党の支援を得るとともに、他の選挙区では自民党候補を支援する見返りに、当該候補の支持者や団体を回り、比例票の上積みを図る内容だ。
◇09年に小選挙区撤退論
ただ、学会にとって、全国の組織を総動員して公明党候補の支持拡大に励みつつ、自民党候補も支援しながら、公明の比例票の上積みにも取り組むことは、かなりの負担。こうした事情もあり、09年衆院選で公明党が8小選挙区で全敗するなど大幅に議席を減らし、自民党ともに野党に転落すると、党や学会内で「小選挙区からの撤退」がささやかれた。落選した太田昭宏氏に代わって代表となった山口那津男氏は就任直後、小選挙区からの撤退について「選択肢としてあり得る」と述べている。
連立を組む自民党と共に逆風にさらされたことから、同党と距離を取り、活動の幅を広げる狙いとみられた。最終的には、小選挙区からの撤退論は立ち消えとなり、自民党との連携を維持。12年衆院選で議席を回復し、与党に返り咲いた。
当時は、創設者の池田氏は健在。15日には池田氏の一周忌という区切りを迎えた。参院選、都議選の結果次第では、学会員の間で、小選挙区からの撤退を含めた選挙対応の見直しを求める声が広がる可能性は十分あるだろう。
◇連立1期と2期の違い
自公両党の連立に関し、野党転落までを「1期」、与党復帰から現在までを「2期」に分けると、自民党との関係で微妙に変化していることが分かる。
というのは、1期では、政策などでの学会側の意向は、公明党を通じて、自民党や首相官邸に伝えられ、それに対する政権としての判断も、公明党を介して、学会側に戻されていた。もちろん、懇親も兼ねて、自民幹部と学会幹部が接触することはあった。その場合でも、事前や事後に公明幹部に報告するなど配慮していた。
例えば、小泉純一郎政権下、当時の青木幹雄参院議員会長が創価学会の秋谷栄之助会長と会食した際には、事前に、旧知の公明参院幹部に知らせた。メンツをつぶさないためだ。
しかし、2期では、政権幹部と学会幹部が、公明党の頭越しに、懸案について協議することがあった。第2次安倍晋三政権で、学会との窓口になったのは当時の菅義偉官房長官。菅氏はしばしば、旧知の学会幹部と連絡を取り合い、学会側の考えを把握。政権内の調整を進めた。代表例が、消費税率の10%への引き上げに際しての、軽減税率の導入だ。
菅氏としては、短時間での調整が必要な懸案を処理する場合、学会側の意向を時間をかけず把握する点で効率的だ。ただ、公明議員からは、官邸と学会の「直取引」に不満が漏れた。
第2次安倍、菅政権を経て、公明・学会とのパイプが細い岸田文雄政権になると、政府サイドで学会からの窓口役を担ったのは、首相最側近の木原誠二官房副長官。公明の石井啓一前代表が衆院埼玉14区から出馬することが決まり、現地で決起大会を開いた際には、木原氏が駆け付け、首相の応援ビデオが披露された。
自民党の衆院選惨敗を受け、引責辞任した小泉進次郎選対委員長の後任に、木原氏が就任したが、来年夏の参院選での選挙協力をにらんだ、公明重視の人事でもある。
621
:
OS5
:2024/11/20(水) 08:03:18
◇参院選へ三つの不安材料
参院で公明党の議席は27(比例13、選挙区14)。このうち、改選は14(比例7、選挙区7)。また、都議会での議席は23で、目黒区を除く22選挙区で公認候補を決めている。参院選では、議席の維持。都議選では、候補者の全員当選が至上命令だ。しかし、両選挙とも、情勢は極めて厳しいのが実情だ。
理由の第一は、学会の集票力の低下。先の衆院選での比例の得票は過去最低の約596万票。前回21年と比べ約115万票減らした。今回同様、自民党と共に逆風にさらされた09年ですら、約805万票を確保している。
一方、前回22年参院選の比例票は約618万票で、前々回と比べ35万票超のマイナス。獲得議席も1減の6議席にとどまった。票の落ち込みに歯止めがかからない状況だ。原因として、会員の高齢化による運動量の低下が指摘されており、改善は容易でない。
第二は、少数与党になったことに伴う、存在感の低下だ。公明党は、選挙協力で自民党候補に提供する「票」をバックに、独自の主張を予算案や法案に反映させることで、存在感をアピール。選挙になると、学会員がこうした「実績」や新たな目玉政策を、会員以外にも説明して回り、支持拡大を図ってきた。
しかし、少数与党になったことで、自公両党で合意しても、野党の協力なしには予算案や法案は成立しない。当然、常に野党に譲歩を強いられ、結果として、政権内での公明党の影響力低下は避けられない。
衆院選の結果、キャスチングボートを握ったのは、国民民主党。同党は、所得税がかかる下限の「103万円」の「178万円」への引き上げや、ガソリン税を引き下げる「トリガー条項」の凍結解除などを求め、自公両党との協議が始まっている。予算成立のためには、要求のかなりをのまざるを得ず、当面は国民民主に注目が集まるだろう。
第三は、衆院選で自民党が公認を見送った裏金議員を推薦したことなどによる、「クリーンな党」という看板の毀損(きそん)だ。選挙協力で見込める「票」を優先したとみられ、参院選や都議選で「政治改革の先頭に立つ」と訴えても、支持者以外の共感を得るのは難しいだろう。いわば「自民党と同じ穴のムジナ」。両選挙でも自民党への逆風が吹けば、公明党も同じ風にさらされるのは間違いない。
◇いきなり「背水の陣」
このほか、衆院選で落選した石井啓一前代表の後任選びで、世代交代に逆行する人事を行った結果、両選挙で「刷新」をアピールすることもできない。まさに、不安材料だらけの中で、齊藤代表は初めて選挙の陣頭指揮を執る。いきなりの「背水の陣」だ。
残された時間は7〜8カ月。この間に、どう党勢を回復し、勝利につなげるのか? 斉藤氏は、自身が代表に指名された理由である「経験」「与野党での人脈」「行動力」を駆使して、有権者から評価される「成果」を挙げることを求められている。
高橋 正光(たかはし・まさみつ)1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。公明党担当として、連立政権の発足を取材。
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OS5
:2024/11/26(火) 08:02:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/1723e2d4bd634355fbe915fab03af560aad7a032
結党60年の公明党「つなぎ役」斉藤代表の苦悩…来夏の「政治決戦」、党勢回復に“進退”を懸ける
11/26(火) 6:21配信
東洋経済オンライン
記者会見する公明党の斉藤鉄夫代表(写真:時事)
11月17日に結党60年を迎えた公明党だが、就任したばかりの斉藤鉄夫新代表(72)には「“つなぎ役”の苦悩」(政治ジャーナリスト)が隠せない。「10・27衆院選」で8議席減の24議席と惨敗した同党は、9月に代表に就任したばかりの石井啓一氏(66)の落選・辞任で、世代交代に逆行する形で斉藤氏にお鉢が回ってきたからだ。
比例代表の得票が過去最低の約596万票にまで落ち込んだこともあり、斉藤氏は衆参同日選の可能性もある来夏の「政治決戦」での党勢回復に、代表としての“進退”も懸けることになる。
強力な支持母体・創価学会による「組織政党」としての得票落ち込みは、同学会の高齢化に加え、「清潔な政治」「平和の党」という公明党結党時の政治理念が、自民党との連立維持優先で後退しつづけてきたことが原因とみられている。このため、党内から「党勢回復には立党の原点への回帰が必要」(幹部)との声が広がる。
そもそも公明党は、国政デビューから長期間、野党として活動したが、1999年の小渕恵三・第2次改造内閣での連立参加以降は、自民党に引きずられる形で安保防衛政策などでの独自色が徐々に薄れていったのが実態だ。
特に、2012年末の安倍晋三政権復活後は、「保守派」の安倍首相が推進した集団的自衛権見直しなどで、与党として自民党に譲る場面が続き、「平和の党」という金看板が色あせ、創価学会婦人部などが不満を募らせたことが、その後の党勢衰退につながったとみられている。
そうした状況も踏まえ、結党60年に当たり「還暦には新しく出発するという意味がある。党再生の仕事を全力でやっていきたい」と表明した斉藤氏にとって、代表としての最大の課題は、「自民党との連携の在り方を根本的に検討すること」(党長老)だ。しかし、「そのこと自体が連立解消につながる可能性もある」(政治ジャーナリスト)ことは否定できず、石破茂首相が少数与党による苦しい政権運営を余儀なくされる中での自公関係の見直しは「現実にはあり得ない」(同)というのが実情だ。
■竹谷代表代行は、故浜四津氏以来14年ぶりの人事
斉藤氏の代表就任は、11月9日の公明党臨時党大会で正式決定した。これを受け、斉藤新代表は、直ちに新執行部の人選に着手し石井前体制の人事を引き継ぐ形で、幹事長に西田実仁参院議員(62)、政務調査会長に岡本三成衆院議員(59)をそれぞれ再任。その上で、新たに代表代行に参院当選3期(東京選挙区)の竹谷としこ副代表(55)を昇格させた。同党が代表代行を置くのは、故浜四津敏子元環境庁長官以来14年ぶりとなる。
一方、西田氏(埼玉選挙区当選4期)は、参院議院会長、選対委員長などを歴任した党内実力者で、岡本氏は「将来の代表候補」と目される党内若手の有望株。これにより、斉藤新体制は「中枢を党内有力者で構成する強力布陣」(党幹部)となった。
これを踏まえ、石破首相は11月11日召集の特別国会冒頭での首相指名を受けて発足させた第2次石破政権では、公明党の意向に従い、斉藤氏に代わる国土交通相に中野洋昌・元経済産業政務官(46)を起用した。
これらに先立つ衆院選で、公明党は自民党の巨額裏金事件に関わった候補者35人を推薦、しかもその中には2人の自民党非公認候補も含まれていた。もちろん、公明党の狙いは、同党が公認候補を擁立した小選挙区や比例代表での自民票獲得だったが、「誰が見ても“党利党略”そのもの」(選挙アナリスト)だったため、「多くの有権者から裏金事件の自民党と“同じ穴のむじな”とみなされ、さらなる得票減につながった」(同)のが実情だ。
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OS5
:2024/11/26(火) 08:02:38
■「政資法再改正」でも際立つ自民への配慮と忖度
こうした経過にもかかわらず、公明党は「政治とカネ」を巡って11月15日にまとめた政治資金規正法再改正要綱案で、野党が強く求める「企業・団体献金の禁止」に踏み込むことは避けた。斉藤氏自身が「廃止しても問題ない」との見解を示していただけに、「連立を組む自民党への配慮と忖度ばかりが際立つ」(立憲民主幹部)と批判されても反論しようがない対応だ。
衆院選後のこうした公明党の一連の動きの背景には、「来夏の参院選や都議選のことを考えると、選挙での自公協力の維持・強化が必要」(党選対)との判断があることは間違いない。だからこそ、「立党の原点への回帰は、当分棚上げせざるを得ない」(政治ジャーナリスト)ことになり、それが斉藤代表の「苦悩」につながっているのだ。
そもそも公明党にとって、今回衆院選で代表就任直後の石井氏が、初挑戦の埼玉14区で落選したこと自体が「全く想定外」(党幹部)だった。このため、後任の人選は当初、斉藤、岡本両氏に加え、山口氏の再登板までも取り沙汰されるなど迷走を極めたが、「最終的には、自民中枢を含め与野党に幅広い人脈を持つ斉藤氏に白羽の矢が立った」(同)のが実態。斉藤氏が、前首相として石破政権の「後見役」となっている岸田氏と同じ広島県選出の初当選同期組として、親交を深めてきたことも背景にあるとみられている。
■「広島3区」問題も自公連立の“厄介な火種”に
ただ、斉藤氏が出馬している広島3区は、もともと1996年の小選挙区導入以降の8回の衆院選で自民系候補が7回当選した選挙区で「旧岸田派の地盤」ともみられてきた。このため、自民の地元県連は、「公明枠が『固定化』することへの不満を募らせている」(幹部)とされ、次期衆院選に向け、同区を巡る自公両党の候補者調整が課題となるのは確実とみられている。
そもそも、公明党が2021年衆院選で、比例中国ブロック選出の斉藤氏を「与党統一候補」として広島3区に送り込み、自民党広島県連が公募を経て3区候補者に決めていた石橋林太郎氏が、比例中国ブロックに回された経緯がある。
しかも、その際、両党本部と両県組織の4者が協議して決めることで合意していた今回の衆院選候補について、公明が2023年1月に県組織での協議を経ずに斉藤氏を3区で公認したことが、自民県連の強い不満につながっている。今回、斉藤氏が党代表になったことで、次期衆院選でも「公明党の選挙の顔」になるため、公明側は「広島3区は譲れない」(選対幹部)との立場だが、「こちらも譲れないので、交渉難航は確実」(自民県連)とみられている。
すでに石橋氏は、自民党本部に「早く、広島3区支部長に私を選んでほしい」と要求し、党本部は対応に苦慮しているのが実情だ。これに対し、斉藤氏は「両党で話し合って決める。私はそれに従うだけ」と繰り返しているが、今後の政局展開次第では来年7月の衆参同日選の可能性もささやかれるだけに、「年明け以降に斉藤氏の『選挙区問題』が自公連立の“厄介な火種”にもなりかねない状況」(政治ジャーナリスト)で、そのこと自体が斉藤氏の苦悩をさらに深刻化させることは否定できない。
泉 宏 :政治ジャーナリスト
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:
OS5
:2024/11/27(水) 13:13:21
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-1216890.html
創価学会関係者が明かした「公明党」衰退の原因は… “学会員の高齢化”“地味過ぎる代表”だけではなかった
2024/11/27 05:50デイリー新潮
創価学会関係者が明かした「公明党」衰退の原因は… “学会員の高齢化”“地味過ぎる代表”だけではなかった
斉藤新代表と石井前代表
(デイリー新潮)
結党60年を迎えた公明党で世代交代ならぬ“先祖返り”が発生している。2カ月で代表が2回も交代するなど、党運営が迷走気味の同党で何が起きているのか。
“選挙の顔”には地味過ぎる斉藤新代表
「9月に山口那津男代表が退任し、石井啓一幹事長が後任に選ばれました。が、石井氏は直後の衆院選で落選してあえなく退任。国交相だった斉藤鉄夫氏が就任したばかりですが……」
と言うのは政治部デスク。
「8議席を失う敗北を喫した先の衆院選の後、党内には“さらなる世代交代が必要”と、岡本三成政調会長(59)を推す声がありました。岡本氏は創価大学卒業後、シティバンクやゴールドマン・サックス証券と外資系金融機関に勤務。その後に国政に転じた、異色の経歴の持ち主です」
“国際派”の岡本氏を推したのは若手議員が中心で、
「創価学会内にも、それに同調する声が広がりました。ただ、当の岡本氏が最後まで固辞したことで、結果的に安定感のある斉藤氏に落ち着いたのです」
公明党関係者は、斉藤氏の魅力は「持ち前の人柄」と指摘する。
「東京工大院から大手ゼネコンを経て、政界入り。博士号を持つ学究肌です。20年来、片方の耳が悪く、打ち合わせや会議の際には出席者に申し訳なさそうに“こっちの耳は聞きづらいので、反対側に回って話してもらっていいですか”とお願いするような腰の低い方。ウチにも偉そうに振る舞う国会議員はいますが、斉藤さんは真逆のタイプですね」
そんな“人となり”が買われたか、幹事長ほか、政調会長、選対本部長など党の要職を歴任してきた。今月9日の党大会で代表に選出されたわけだが、その前途は険しいという。
「来夏には都議選と参院選がありますが、その前に衆院解散・総選挙もあり得る。“選挙の顔が地味な斉藤さんでいいのか”“斉藤さんで本当に戦えるのか”との懸念の声が、早くも党内でささやかれています」
集票力低下の一番の原因
ここ数年、公明党は党勢の衰退に苦しんできた。先の衆院選で獲得した比例票は596万票にとどまり、令和3年の前回選挙から114万票も減少。現行の選挙制度が導入された平成8年以来最低の得票で、過去最多得票を記録した平成17年の衆院選での898万票から3割も減らした計算だ。
創価学会関係者が言う。
「公明党候補の選挙事務所では、いつも“断じて取れ800万票!”と大書した紙が掲示されるのですが、今回はどの事務所でも見かけなかった。当初から負け戦のような空気でしたね」
公明党の集票力が落ちた原因には「創価学会員の高齢化」「自公連立政権への批判」などが挙げられるが、
「最も大きいのは、昨年11月の池田大作・創価学会名誉会長の死去。生前は会員に“先生のために頑張ろう”との熱気がありましたが」
先の公明党関係者は、総選挙での敗北理由を「カリスマ性に欠ける堅物」と評する石井前代表に求めるが、
「知名度や人気という点で、15年間代表を務めた山口さんの右に出る人はいません。学会女性部も絶大な信頼を寄せており、当面は山口さんが“選挙の顔”として全国を行脚することになるでしょう」
「週刊新潮」2024年11月28日号 掲載
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OS5
:2024/11/30(土) 00:31:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/58f84a722166ba48bb44304b6020ad65d1aa5070
公明、自民に強気要求 夫婦別姓、核兵器禁止条約…来夏の決戦控え埋没に危機感
11/29(金) 20:57配信
産経新聞
公明党・斉藤鉄夫代表の自民党に向けた主な発言
先の衆院選後、公明党が連立政権を組む自民党に対して強気な要求を繰り返している。自公が少数与党に転落したことで野党の国民民主党の政権運営への発言力が増しており、公明が埋没の危機感を募らせているためだ。独自色の強い政策で自民から譲歩を引き出し、来年夏に控える東京都議選、参院選という2大決戦に向けたアピールにつなげようとしている。
「公明が自民と野党の間をつないで合意形成を図ることはこれまでもあった。その経験を生かして(与野党の)合意形成を図りたい」
公明の斉藤鉄夫代表は29日、記者団にこう強調した。国民民主が主張する「年収103万円の壁」の引き上げに関し、自公と国民民主3党の協議が続いているが、「年収の壁」解消を掲げてきた公明内には、政策実現の好機と捉える声がある。同時に、「埋没してしまう」(幹部)といった見方も根強い。
公明は衆院選で公示前の32議席から24議席に減らした。来年の参院選についても「正直なところ、今のままでは国民民主に勝てる要素がない」(党関係者)と危機感を募らせる。
自民の派閥パーティー収入不記載事件を巡っては、斉藤氏が就任直後に石破茂首相(自民総裁)と官邸で会談し、「けじめをつけてほしい」と要求した。「政治倫理審査会にも出ていない、何の説明もしていないということでは、けじめをとったことにはならない」との立場だ。
自民と意見が分かれる政策に関しても公明が自民への〝圧力〟を強めている。斉藤氏は14日のBS番組で、選択的夫婦別姓制度の導入を巡り、「自民も賛成して整備するように、連立のパートナー、友党として働きかけていきたい」と踏み込んだ。議論の場となる衆院法務委員会で導入に賛成する立憲民主党が委員長ポストを獲得したことについても「実現に向けて一つ進んだ状況になった」と評価した。
27日には首相に、来年3月の核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加などを求めた。首相は、オブザーバー参加しているドイツに触れ、「ドイツでどのような議論があって参加に至ったのか、検証する必要がある」と応じた。
斉藤氏は28日の党会合で首相の回答について「これまで固い姿勢だったのが、0・1ミリぐらい前に進んだのかなと感じている」と語ったが、ある党幹部は「10メートルくらい進んでもらわないと困る」と強気の姿勢を崩さない。(長橋和之)
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OS5
:2025/01/05(日) 20:52:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c60098072830345872cac5469f0f1baeee70413
公明、立ち位置に苦慮 政策実現も手柄は野党 来夏の都議選、参院選へアピール模索
1/2(木) 16:27配信
産経新聞
街頭で年頭の演説を行う公明党の斉藤鉄夫代表(中央)=2日午前、東京都豊島区(長橋和之撮影)
公明党が自民党との連立政権で立ち位置に苦慮している。石破茂政権が少数与党になったことで、法案成立に向け野党の国民民主党や日本維新の会に配慮せざるを得なくなり、「政権の政策に党の主張を反映させる」という存在意義が揺らいでいるためだ。「年収103万円の壁」の引き上げなどは公明も主張してきた政策だったが、自民から譲歩を引き出した野党側の成果として扱われ公明は埋没している。
公明の斉藤鉄夫代表は2日、東京・池袋駅前で新春の街頭演説を行い、今夏の参院選、東京都議選に向けて「新しい公明の最初の戦いとして、何としても押し上げてほしい」と支持を訴えた。
だが、世論や支持者へのアピールは、いまいち広がりを欠いている。昨年12月26日、斉藤氏は記者団にこう強調した。
「予算案の取りまとめにあたっては、野党の賛同が得られるように合意形成の要となってきたという自負がある」
党の政策実現ではなく、合意形成への貢献をアピールせざるを得ないところに、今の立ち位置の難しさが伺える。
年収103万円の壁引き上げは自民、公明、国民民主の3党協議で実現し、これを看板政策とする国民民主の手柄とされた。公明も以前から103万円を含む年収の壁解消を訴えており、令和7年度税制改正には高校生世代の扶養控除の維持など公明の主張も反映されたが、存在感は乏しい。
それでも斉藤氏は2日の街頭演説で3党協議に言及し「予算審議の途中に、いろいろな修正がありうるのかもしれない。協議に真摯に対応していきたい」と国民民主への歩み寄りを示唆した。
石破政権は維新とも連携を図り、自公維3党による教育無償化の実務者協議を昨年末に始めた。教育無償化もまた、公明が力を入れてきた政策だ。公明幹部は「公明だけでは引き出せず、野党と一緒なら引き出せるといわれる。じくじたる思いだ」と漏らす。
先の衆院選で、公明は自民派閥のパーティー収入不記載事件のあおりを受けて議席を大幅に減らした。夏の参院選と都議選をにらんだ反転攻勢に向け、自民と同一視されることを避け、独自色を打ち出したい考えだ。自民内で賛否が分かれる選択的夫婦別姓制度でも、党内議論を深めるよう強く自民に要求している。
とはいえ、自民との連立関係を崩すこともできない。公明関係者は「支持者からはいつまで自民とやっているんだという声もある。だが、もう四半世紀続いている。野党になったら何もできない」とぼやいた。(長橋和之)
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OS5
:2025/01/10(金) 13:09:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b324cbea24750a1ebf8ad74fb4f63c64b668985
「半ばあきらめている」公明党や創価学会から年始早々聞こえる暗い声
1/10(金) 6:00配信
デイリー新潮
ここ20年で30%ほど集票を減らし
公明党の斉藤鉄夫代表
公明党や支持母体である創価学会内の雰囲気が年明けから重いという。7月に都議選と参院選を抱え、参院選と同日に衆院選を行う「ダブル選」も取り沙汰される中で、明るい未来が描けない状況なのだとされる。
【写真を見る】氷川きよしを応援する「創価学会芸能人」大集合
公明党はここ20年で30%ほど集票を減らしており、先の衆院選では比例代表での得票は600万を割り込んだ。石井啓一代表が落選したのは象徴的な“事件”だった。
「15年にわたって代表を務めた山口那津男氏(現在は常任顧問)の後継として石井氏が代表に就任したわけですが、2ヶ月に満たない在任期間で代表交代を余儀なくされました。
去年の衆院選で公明党は11小選挙区の全勝と比例区での現有23議席以上の確保を目標にしましたが、小選挙区は4勝7敗でした。石井代表が落選したほか、公明にとって“常勝関西”とされる関西エリアで日本維新の会と全面的にぶつかって大阪の4選挙区で全敗。自民党派閥による裏金問題が逆風となり、巻き返しができないままでした」
と、政治部デスク。
6〜7月投開票予定の都議選と参院選
「公明は一貫してクリーンな政治や平和な世界の実現を訴えてきました。異性とのトラブルやスキャンダルについても厳しい姿勢を取っています。裏金問題はクリーンさとは真逆ですし、自民が進める憲法改正は平和な世界の構築とは相容れないと解釈されがちで公明にとってマイナスに働くことが少なくない。支持母体の創価学会員も高齢化が進み、自民と連立を組んで共同歩調を取っていてもなかなか明るい未来を見出せないのが現状です」(同)
そんな公明を2025年に待ち構えるのが6〜7月投開票予定の都議選と参院選だ。
「都議会の会派構成で公明は23議席で比較3党ですが、これは確保するのは容易ではないと見られています。都市部の選挙はこれまで以上に無党派層が極めて多く組織の力が発揮しづらいという点がまずあります。加えて去年の都知事選に出馬して2位となった石丸伸二元安芸高田市長が新党を立ち上げて都議選に打って出る計画があるとされ、票を食い合うことはないにしても候補としては脅威であることは間違いないようです」(同)
Fがうまく機能しない
その後にやってくる参院選もまたかなり厳しい選挙が予想される。
「F、つまりフレンド票の獲得でかなり苦戦するのではないかと見られています。創価学会員が知り合いなどを通じて投票を促す行為なのですが、参院選では選挙区と比例代表に1票ずつ合計で2票を投じるわけですね。選挙区は投票用紙に候補者名、比例は政党名か候補者の個人名を書くことになるのですが、選挙区によっては自民側の候補を書くこともありますから、“お願い”の中身が複雑化していく。都議選での“お願い”も合わせればさらにややこしくなるので、“参院の比例については細かな依頼をやりづらい。半ばあきらめている”といった声も聞こえてきました」(同)
これに加えて参院選と衆院選を同日に行うダブル選が選択されれば、複雑さは増す。学会員の動きがさらに鈍ることが想定される。
「都議選と参院選の時点ですでに“ダブル”の状況で、これ以上の受け入れの余裕がある学会員があるとはなかなか思えないですね。学会としては、衆参ダブルは何としてでも避けたいところでしょう」(同)
実際、公明党の山口氏は8日、首相官邸で石破茂首相と会談後、記者団からダブル選について問われた際に「同日選挙は憲法が予想しているところではないと思う。参議院は半数ごとに改選され、衆議院はテーマがあれば解散が可能な仕組みとなっていて、それぞれ議会に鮮度のある新しい民意を取り込むという考え方に基づいている」「いっぺんに大量の民意を固定してしまうやり方は、望ましくない」などと述べ、早速、「衆参ダブル」を牽制する動きを見せている。
デイリー新潮編集部
新潮社
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OS5
:2025/01/31(金) 15:24:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e032d6cb2fc8511ec16010ca9410c66adc6f258
公明が参考人招致で迷走、当初「賛成」の方向も採決では「退席」…都議選・参院選前に自民との距離感で苦悩
1/31(金) 9:45配信
読売新聞オンライン
公明党の斉藤代表
自民党旧安倍派の会計責任者の衆院予算委員会への参考人招致を巡り、公明党の対応が迷走した。当初は招致に賛成する考えを示していたが、30日の採決では退席に転じた。夏の東京都議選や参院選を見据えて自民との距離感に苦悩した末、連立を組む自民に不信感を残す結果となった。
【写真】公明にも世論の反発…「常勝」大阪で全敗
公明の西田幹事長は同日、退席した党の判断について「『応じない』と言う民間人を数の力で招致することは反対だ」と記者団に説明したが、公明の態度は二転三転した。28日には自公両党の幹事長らが協議した後、公明幹部は記者団に「賛成すると自民に伝えた」と明言していた。都議選や参院選を控え、「政治とカネ」の問題を抱える自民と同一視されるのを避ける狙いがあったとみられる。だが、自民側から「連立を離脱するのか」(中堅)と反発を招き、公明は「対応はまだ決めていない」(斉藤代表)と軌道修正を迫られた。幹部らは29日も協議を重ね、連立への影響を最小限にとどめるため、退席を決めた。
日本維新の会の吉村代表(大阪府知事)は30日、記者団に対し、「(自民と有権者の)両方にいい顔をしようとした」と皮肉った。
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OS5
:2025/02/09(日) 12:52:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/02657eee090336d4536f74152d20fb2746f92313
公明党の秋野公造・参議院議員の公設秘書を無免許運転で略式起訴…罰金60万円の略式命令
2/8(土) 11:16配信
読売新聞オンライン
公明党の秋野公造氏
公明党の秋野公造・参院議員(福岡選挙区選出)の公設秘書が道路交通法違反容疑で現行犯逮捕された事件で、小倉区検は7日、容疑者(47)を同法違反(無免許運転)で小倉簡裁に略式起訴した。同簡裁は同日、罰金60万円の略式命令を出した。
起訴状などによると、容疑者は免許停止中だった1月17日と同30日、北九州市の道路で乗用車を運転したとされる。容疑者は同日、歩行者が渡ろうとしていた横断歩道の前で一時停止しなかったとして同法違反(横断歩行者妨害)容疑で現行犯逮捕され、今月1日に無免許運転の容疑も含めて同区検に送検されていた。
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OS5
:2025/02/19(水) 21:02:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/28e9feba51bc80bf1371edf09088b6750fb961c8
元タレント・長井秀和さんに22万円の支払い判決、市議選の演説で創価学会の名誉毀損
2/19(水) 19:11配信
読売新聞オンライン
東京地裁
選挙の街頭演説で名誉を傷つけられたとして、創価学会が、東京都西東京市議で元タレントの長井秀和さん(55)を相手取り損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(平井直也裁判長)は19日、名誉毀損(きそん)の成立を認め、長井さんに22万円の支払いを命じる判決を言い渡した。
判決によると、長井さんは2022年12月、立候補した同市議選の街頭演説で、創価学会に反対する活動をしていた女性が転落死したことについて「他殺」と述べ、「こういうようなことをですね、平気で行ってきたのが創価学会」などと発言した。女性の転落死については警察の捜査で事件性がないとされている。
判決は、「創価学会が女性の殺害に関与したこと」を示す発言だとし、創価学会の社会的評価を低下させたと指摘。長井さんが真実だと信じる事情もなかったとし、「表現の自由の保障が特に求められる選挙演説の場面だとしても、許容範囲を逸脱した」と述べた。
長井さんは判決後の記者会見で「政治的言論を封じ込められ、強い憤りを感じる」と述べ、代理人弁護士は控訴を検討する意向を示した。創価学会は「妥当な判決だ」とコメントした。
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OS5
:2025/02/28(金) 00:07:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/2124cbc71abe021aca5915426f6263d084d1732f
公明、「103万円の壁」協議で国民民主との合意へ奔走も…自民が選んだのは宿敵の維新
2/27(木) 20:47配信
産経新聞
公明党は所得税の非課税枠「年収103万円の壁」引き上げを巡る3党協議で、財源を理由に慎重な姿勢の自民党と、強気に年収制限撤廃を求める国民民主党の間に立ち、合意形成に向けて奔走したが、協議は事実上の決裂に至った。自公は高校授業料無償化などを求める日本維新の会とだけ合意した。維新は公明の宿敵であり、公明内には維新に頼る自民について「一本足打法は危ない」(党幹部)と不満が残る。
【ひと目でわかる】控除額を178万円に引き上げた場合の年収別減税額
■大阪の支持者に配慮
衆院では自公で過半数に満たず、自民は昨年来、令和7年度予算案を衆院で可決させるために国民民主と維新を両てんびんにかけながら協議を重ねてきた。
対国民民主の協議は「壁」の引き上げ幅や年収制限の有無を巡り行き詰まった。自民の軸足は、財政負担が少なく「安上がり」の高校無償化を求める維新に移った。こうした中、今月14日には、公明の西田実仁、国民民主の榛葉賀津也両幹事長が国会内で異例の会談を行い、自民に対して国民民主との合意を重視するよう圧力をかけた。
公明が国民民主に接近したのは、大阪を主な地盤とする維新とだけ合意すれば「大阪の支持者はよく思わない」(公明幹部)との懸念があるからだ。昨年の衆院選で「常勝関西」を掲げて特に重視する関西の6小選挙区で維新と激しく争い、このうち大阪府では候補者を立てた4小選挙区で全敗した。
■「ギリギリの案」
それでも慎重な姿勢を変えない自民に、公明は国民民主と足並みをそろえて反発した。「国民民主が納得できる案でなければ意味がない」(公明幹部)として、国民民主が主張する「年収制限を設けない」という条件を満たす案を含む複数案を自民に提示し、譲歩を求めた。
自民はそのうち年収850万円を上限に、4段階に分けて基礎控除の特例を設ける案について了承し、「与党案」として提示した。だが、国民民主は所得制限があることを理由に反対した。与党としては維新と先んじて合意した。予算案は維新さえ賛成に回れば衆院で可決できる。公明幹部は「自民の中で、維新との合意が国民民主との協議姿勢に影響しただろう」とぼやいた。
「実現可能なギリギリの案であった」。斉藤鉄夫代表は27日の党会合で、公明が主導した与党案についてこう語り、板挟みになった苦労をにじませた。その上で「国民民主とは引き続き協議を続けていきたい」と強調した。(長橋和之)
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OS5
:2025/03/31(月) 19:39:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/27686f6b5f512250f56c703787eff00fc7cc6e92
「菅さんの頃は良かった」 創価学会内から聞こえてきた嘆きの声 鉄道仲間のはずなのに……
3/31(月) 6:00配信
デイリー新潮
「強力な物価高対策」に物議
石破茂首相と公明党の斉藤鉄夫代表
石破茂首相は25日、公明党の斉藤鉄夫代表と会談し、予算案成立後に「強力な物価高対策を打ち出す」旨を伝えた。この発言が物議を醸し、野党のみならず与党内からも反発の声が上がっている。そんな中、聞こえてきたのは公明党の支持母体・創価学会からの嘆きだった。
【写真を見る】氷川きよしを応援する「創価学会芸能人」大集合
石破氏の「強力な物価高対策」発言をめぐっては、その後に林芳正官房長官が「新たな予算措置を打ち出すということを述べたのではなく」などと説明したが、自民党の石井準一参院国対委員長は「令和7年度予算案の中身の審議をしているなか、補正を行うような話が出てくること自体、大きな問題」と述べるなど波紋を呼んでいる。
「石破氏が各方面に根回しをしたうえで発言をした形跡はありませんでした。公明党にとって喫緊の課題である都議選対策として“何か大きな目玉を”などと斉藤氏から話を投げかけられた石破氏がその場のノリとまでは言いませんが、物価高対策に不断の決意で取り組むという意思を打ち出したかったということなのでしょう」
と、政治部デスク。
石破氏は27日の参院予算委員会で混乱を招いたことについて、謝罪を余儀なくされた。
官邸に届きにくくなった
「石破、斉藤の両氏は鉄道という共通の趣味がありますから、会談は和やかなムードだったということです」(同)
一方、公明党の支持母体・創価学会からはこんな嘆きが聞こえてきたという。
「石破氏が首相になって官邸とのパイプがないというか、こちらの声が官邸に届きにくくなったということでした。斉藤氏については“良い性格だけど政治的に動けるタイプでは全くない”とのこと。安倍氏が2012年12月に首相に返り咲いて以降、公明・学会対策は菅官房長官が担い、菅氏が首相になると菅氏自身が、そして岸田氏がその後継となるとパイプは細いながらも木原官房副長官が担当してきたということです」
昨年9月に石破氏は首相になり、斉藤氏は同10月の総選挙後に代表に就いたが、それ以降、公明・学会は官邸の鈍い動きに不満を募らせているという。(同)
都議選への懸念
今年6月に投開票が予定される都議選は公明・学会にとって極めて重要な選挙となる。1993年以来8回連続で公明の擁立候補は全員が当選を果たしてきた。
国政選挙で顕著だが公明の得票数は右肩下がり。自民党派閥の政治とカネの問題が今なお尾を引き、石破氏の商品券配布問題もあり、今回の都議選で擁立する22人の全員当選は油断すればおぼつかなくなるという危機感があるようだ。
「菅氏が学会との折衝を担っている頃はあうんの呼吸と言うか、とてもスムーズに関係を構築できていたようですが、今はそうも行かず学会側はなかなかもどかしいようです。都議選は大事な戦いなので先に述べたように“何か大きな目玉”が必要なのですが、“今回のように思いつきのように出されても反発を受けてうまく行かなくなってしまう”との嘆きも聞こえてきました」(同)
公明には漆原良夫氏や高木陽介氏ら、国対委員長として交渉ごとに長けた人物がいたが、いずれも国会を去った。そういった人材難も学会側のあせりを募らせる要因なのかもしれない。
デイリー新潮編集部
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