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公明党・創価学会スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:16:14

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

公明党
https://www.komei.or.jp/

創価学会
http://www.sokanet.jp/

567とはずがたり:2023/06/07(水) 09:49:41

凄い結果だねぇ。。自民党が欲張りすぎてるとしか思えないけど国民は公明が我が侭云ってる様にみえるの?!


自民支持層“連立解消すべき”57% 「注視しなければならない」自民・茂木幹事長
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/527298?display=1
TBSテレビ
2023年6月5日(月) 20:48

JNNの世論調査で、自民党の支持層の6割近くが公明党との連立を「解消すべき」と回答したことを受けて、自民党の茂木幹事長は「そういう声があることを注視しなければならない」と述べました。

この週末に行われたJNNの世論調査で、自民・公明の連立関係について聞いたところ、公明党の支持層では関係を「続けるべき」が59%だった一方、自民党支持層では逆に「解消すべき」が57%にのぼり、対照的な結果となりました。

これについて、自民党の茂木幹事長は5日、会見で次のように述べました。


自民・茂木幹事長
「我が党の支持者でも過半数、6割近くにそういう声があること、注視しなければならない。また、今後も注視しつつ、様々な課題に丁寧に対応していかなきゃならない」

自民・公明の間では、次の衆議院選挙の候補者調整が難航し、公明党が東京での選挙協力を解消する事態となっていますが、今回の調査結果について自民党幹部は、「公明党がわがままを言い過ぎていて、それが有権者にも伝わっているのではないか」と分析しています。

568とはずがたり:2023/07/03(月) 20:52:06
原発の処理水、海水浴時季回避を 公明代表、海洋放出巡り
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0123157994fbbdbece9c88c89ea634f93b1403d?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20230702&ctg=dom&bt=tw_up
7/2(日) 17:07配信
共同通信

福島市内で街頭演説に立つ公明党の山口代表=2日

 公明党の山口那津男代表は2日、東京電力福島第1原発の処理水を海洋放出する時期に関し「直近に迫った海水浴シーズンは避けた方が良い」と述べた。岸田文雄首相は4日に国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と面会。放出是非を近く判断する。政府と東電は「夏ごろ」の放出開始を目指している。

原発処理水放出の「風評」、そのあやふやな正体とは?

 山口氏は福島市で記者団の取材に応じ、漁業関係者による懸念に言及して「風評を招かないよう、慌てずに説明を尽くしてもらいたい」と政府に要望した。

 グロッシ氏は4〜7日に来日。放出計画の評価を盛り込んだIAEAの包括報告書を首相に直接説明する見通しだ。首相が放出の是非、時期を最終判断する前提がそろう。

 東電は、放出用の海底トンネル工事が完了したと先月26日に発表した。海洋放出を巡っては、反対している地元漁業者の理解取り付けが課題となる。中国などは環境や人体への悪影響を主張し、放出を批判している。

569OS5:2023/08/26(土) 20:39:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/0278fae1f4573b832b91b2ac6c3f7d782bb64fd4
公明・山口代表が訪中延期、処理水放出に反発の中国側が「適切なタイミングでない」
8/26(土) 18:47配信

読売新聞オンライン
 公明党は26日、山口代表が28〜30日の日程で予定していた中国訪問を延期すると発表した。中国側から26日午後、「当面の日中関係の状況に鑑(かんが)み、適切なタイミングではない」との連絡があった。


公明党の山口代表

 中国は、日本政府が24日に東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を始めたことに強く反発しており、この時期の山口氏の受け入れは難しいと判断したとみられる。

 山口氏は、岸田首相から習近平(シージンピン)国家主席あての親書を携えて訪中し、政府要人らとの会談で処理水放出の妥当性などを説明する考えだった。公明党は「今後、適切な訪中のタイミングを再調整したい」とのコメントを出した。

570OS5:2023/08/28(月) 18:31:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a4f3bcb9cd55b5c950e5446f26d52325e1c084d
公明党が“国交大臣”を絶対に手放さないのはなぜか 元幹部は「田中角栄と竹下登の政治手法が原点。次は上田勇で決まりか」
8/28(月) 11:00配信

デイリー新潮
公明党の山口那津男代表

 かれこれ20年以上、自民党と公明党は連立政権を組んでいる。かつては、久本雅美や柴田理恵など大物タレントが「集票マシーン」として機能していたが、現在は学会員の高齢化などもあり組織力が弱体化。こうした集票力の低下などを背景に、選挙協力を巡って両者の不満が表面化するなど、不協和音が目立つ。おまけに新たな“火種”が生まれつつある。複数のメディアが「国土交通大臣のポストを巡り自公が対立している」と報じているのだ。

【写真を見る】組織票が強みの公明党 過去には「久本雅美」や「柴田理恵」も応援演説に駆けつけた

 ***

 代表的な記事を2つ、見出しだけご紹介しておこう。朝日新聞DIGITALは7月19日、「公明指定席の国交相、奪回論 自民不満、巨大官庁のポスト譲り10年超」との記事を配信した。

 時事通信も8月11日、「自民に『国交相』奪還論 内閣改造、公明と新たな火種」の記事を配信した。

 自公連立政権が誕生したのは1999年10月。この時は公明党の続訓弘氏(92)が総務庁長官として入閣した。

 公明党の議員が務めた国交相のポストだけ見ると、2004年には北側一雄氏(70)、続く06年には冬柴鉄三氏(1936〜2011)が就任した。

 民主党政権を挟み、12年には太田昭宏氏(77)、15年には石井啓一氏(65)、19年には赤羽一嘉氏(65)、そして21年には現職の斉藤鉄夫氏(71)が入閣し、公明党の国会議員が4人連続して国交相となった。担当記者が言う。

「国土交通省は全国の公共事業を差配する巨大官庁です。自民党は伝統的に建設・運輸業界が重要な票田でした。ところが近年、公明党の議員が国交相のポストを独占しているため、業界や国交省に対する自民党の影響力が低下しています。これに自民党の一部議員は危機感を持ち、ポストの奪還に執念を燃やしています。一方の公明党も“国交相権益”を手放すつもりは毛頭なく、両党の本格的な対立に発展する可能性も指摘されています」

山口発言の真意
 冒頭で触れた朝日新聞DIGITALの記事は、昨年8月に岸田文雄首相(66)と公明党の山口那津男党代表(71)の間に起きた《水面下の動き》を伝えている。

《山口那津男代表が岸田文雄首相に「斉藤鉄夫国交相の継続をお願いします」と伝えたところ、首相は「承りました」と答えた後、こう続けた。「一つよろしいですか。国交相を公明に長く譲っていて、党内の国交族も十分に育っていません。国交相を自民にしてはダメでしょうか」》

《山口氏は「私たちは一つの閣僚ポストしか要求していない。国民生活を支える上でも国交相をお願いします」と押し返したが、自民内の不満はくすぶり続けている》

 政治学者など専門家の間では「公明党の議席数を考えれば、本来なら閣僚ポストは2つ獲得できる」との指摘もある。そのため山口氏の発言は「2つではなく1つだけでいいから、国交相のポストは死守したい」というメッセージとも読める。なぜそこまでこだわるのか、学会元幹部に訊いた。

「山口さんの『一つの閣僚ポストしか要求していない』の発言ですが、少し割り引いて考える必要があるでしょう。確かに大臣ポストは1つですが、これまで公明党は副大臣と政務官のポストを相当数、確保してきたからです。自公連立政権が始まった際、『公明党には若い議員が多く、与党の仕事にも慣れていない』という両党の共通認識があり、公明党に副大臣と政務官のポストを優先配分することになりました。それから20年以上が経ち、公明党も相当な経験を積んできました。今後も国交相という重要ポストを独占したいのなら、副大臣や政務官の数を減らすぐらい譲歩しないと、自民党の不満は燻り続けると思います」

 ここで副大臣と政務官の数を確認しておこう。公明党は昨年8月、公式サイトに「公明党から3副大臣」との記事を掲載した。これによると第2次岸田改造内閣では、3人の議員が復興、財務、厚生労働、内閣府の副大臣に、3人の議員が文部科学、農林水産、経済産業、復興、内閣府の政務官に就任。人数よりポストの数が多いのは兼務があるからだ

571OS5:2023/08/28(月) 18:31:39
人件費問題
「公明党が国交相のポストにこだわるのは選挙に有利だからです。国政だけでなく地方自治体の選挙でも威力を発揮します。国交省は地方の公共事業も差配するので、公明党の地方議員が選挙協力を求めて建設会社を回る際、『ご存知の通り、ウチは国交相を出しています』と言えば効果は絶大です。こちらから行かなくても、公明党の地方議員にゴマをすりに来る建設業者もいます。これは公明党の地盤強化に大きく寄与しているのです」(同・元幹部)

 自民党が強いのは地方組織が盤石だからであり、立憲民主党が弱いのは地方組織が脆弱だからだとよく言われる。公明党は国交相のポストを手中に収めることで地方組織を強化しているわけだ。

「創価学会の人件費という問題も切実です。公明党の党勢も支持母体である学会の信者数も、共に減少しています。公明党の地方議員は『本来なら学会内で要職に就くべき人』であり、『地方議員として“出向”することで議員報酬を得ている』という側面があるのです。もし公明党の地方議員が選挙で負けてしまうと、学会の専従に戻す必要がある。今までゼロ円だった人件費を負担する必要が生じ、これは今の学会にとってはかなりの負担なのです」(同・元幹部)

 創価学会の人件費を抑えるため、公明党は地方自治体の選挙で勝利する必要がある。それもあって、国交相のポストは死守しなければならない──というわけだ。

言論出版妨害事件
「公明党は長期的な視野に立ち、国交相に相応しい政治家を育成してきました。例えば、元国交相の太田昭宏さんは京大の工学部土木工学を卒業。石井啓一さんも東大で土木工学を学び、当時の建設省に入省しました。現職の斉藤鉄夫さんは東工大から清水建設に入社しています。公明党が国交相のポストに狙いをつけたのは最近の話ではなく、70年代から『土木と建設こそ権力の源泉』と見抜き、着々と準備を進めてきたのです」(同・元幹部)

 1970年、創価学会と公明党を批判する書籍の出版・流通を妨害したとされる「言論出版妨害事件」が発覚。一部の国会議員が、当時、創価学会の会長を務めていた池田大作氏(95)の国会での証人喚問を求めたこともあり、池田氏は「言論妨害の意図はなかった」との釈明に追われた。

 その上で池田氏は「学会と公明党は政教分離を徹底する」と発表し、自身も国政に挑戦することはないと断言した。

「それまで信者や党員は、池田さんが首相に就任するものだと信じて活動してきました。その道を池田さん自身が閉したことで、学会と党は方針を転換します。信者数をいたずらに増やすことをやめ、東大と京大というエリート大学生に狙いを定めました。京大では苦戦しましたが、東大では数百人の信者を獲得。この成果が、京大出身の太田さんや東大出身の石井さんが国交相に就任するという結果に結実したわけです」(同・元幹部)

572OS5:2023/08/28(月) 18:31:57
田中派に学んだ公明党
 1972年から首相を務めた田中角栄氏(1918〜1993)は、就任当初、「今太閤」や「庶民宰相」と呼ばれて圧倒的な人気を誇った。その評価が一転したのは74年だった。

 この年、ジャーナリストの立花隆氏(1940〜2021)が「田中角栄研究〜その金脈と人脈」を月刊文藝春秋に発表。世論は田中氏に対する評価を一変させ、「金権政治」に厳しい目を向けるようになった。

 公明党も野党として自民党の金権体質を批判した。ただし、攻撃一辺倒ではなく、秘かに“角栄流の政治手法”を分析し、自分たちのものにしようと研究していたという。

「今の国交省、つまり当時の運輸省、建設省、国土庁、北海道開発庁の利権を押さえていたのが角栄さんでした。さらに、農林水産省が管轄する農業土木も負けず劣らずの巨大な公共事業です。農道整備は道路族の利権に類似し、農業用水の整備のためダムを造ることもあります。こちらの利権は竹下登さん(1924〜2000)が独占していました。つまり、公明党は田中派の手法を学び、自公連立政権で再現したのです。田中派が自民党内で権力を失い、清和政策研究会(安倍派)が伸長していたことも追い風となりました」(同・元幹部)

次の大臣も決定済み
 先に公明党議員の副大臣と政務官の就任状況を紹介した。今度は農水省に限定し、歴代の副大臣と政務官の数を見てみよう。

 自公連立政権が誕生してから副大臣は2人、政務官は8人という具合だ。公明党が農水省に食い込んでいることは一目瞭然で、これは極めて興味深い。

 国交相に話を戻せば、何と公明党は斎藤氏の次に就任させる議員も決めているという。自民党には絶対に渡さないというわけだ。

「次は参議院議員の上田勇さん(65)でしょう。1993年の衆院選に旧神奈川1区から出馬し、以後、5回連続で当選。2009年に落選するも12年に国政に復帰。17年に再び落選すると、昨年の参院選に比例区から出馬して当選しました。上田さんは東大で農業工学を学び、農林水産省に入省。公共事業についても詳しく、公明党は国交相が充分に務まると考えているはずです。これほど準備を積み重ねている公明党に対し、自民党はポスト奪還のためどんな対抗策を繰り出すのか、多くの関係者が注視しています」(同・元幹部)

デイリー新潮編集部

新潮社

573OS5:2023/09/28(木) 17:07:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/60d1e50dabb641b65d71679bdcb6d846de89683e
比例票はピーク時から約3割減…任期残り1年、公明・山口代表の逆境続く 維新の脅威、自民と溝、後継問題…
9/28(木) 9:20配信

西日本新聞
自民党の麻生太郎副総裁の発言などについて、記者からの質問に答える公明党の山口那津男代表=26日午前、国会

 公明党の山口那津男代表(71)の任期が残り1年を切った。異例となる8期14年の長期にわたって党のかじ取りを担ってきた山口氏も先月、来年での退任を示唆。次期衆院選をにらみ、党勢衰退を食い止めることが課題だが、日本維新の会の脅威は増すばかりで、選挙協力を巡って関係が悪化した自民党とのしこりは残ったまま。後継者の見通しも立っておらず、集大成に向け正念場の1年となる。


 25日に8期目の折り返しを迎えた山口氏。26日の記者会見で、早期解散の観測がくすぶる衆院選の準備に全力を注ぐ考えを示し「常在戦場の心構えだ」と決意を語った。

 懸念材料は少なくない。公明の現職がいる大阪と兵庫の計6選挙区では、協力関係にあった維新が全面対決にかじを切った。支持母体、創価学会の組織力が強く「常勝関西」と呼ばれる牙城でも激戦は必至。党内からは「ほとんどの議席を失いかねない」と不安の声が漏れる。公明が石井啓一幹事長を擁立する埼玉14区でも維新の公認候補と激突する。

 党勢の退潮傾向にも歯止めがかからない。創価学会の高齢化で集票力が衰え、昨年の参院選で獲得した比例票はピーク時から約3割減の618万票にまで低下。4月の統一地方選では過去最多の12人が落選した。

 さらに、自民との確執が全国の選挙協力に波及する懸念も拭えない。自公は一時、東京での選挙区調整を巡って「信頼関係は地に落ちた」(石井幹事長)というほど激しく対立。党首会談で修復にこぎ着けたものの、先の内閣改造では自民内から国土交通相ポストの「奪還論」が強まった。公明中堅は「比例票の掘り起こしに少なからず影響する」と警戒する。

 「ポスト山口」も悩みの種だ。昨年、石井氏への交代が取り沙汰されたが、参院選での不振を受けて続投が決定。「選挙の顔」を担える後継者がいないのが実情だ。8月、記者団に対し「後進に道を開くのが私の役割だ」と退任をほのめかした山口氏。ただ、26日は後継に言及せず、「しっかり残りの任期を代表として責任を全うしていきたい」と述べるにとどめた。

574とはずがたり:2023/11/18(土) 17:32:27

お元気だったらもうちと現在の公明党に苦言呈してくれたと思うんだけど。。

創価学会名誉会長の池田大作氏が死去、95歳…日本最大規模の宗教団体に育て上げる
2023/11/18 14:30
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231118-OYT1T50127/

 創価学会名誉会長の池田大作(いけだ・だいさく)氏が15日、死去した。95歳だった。創価学会の最高指導者として組織拡大を図り、日本最大規模の宗教団体に育て上げた。政治にも積極的に関与し、1964年に公明党を創設した。
「愛は勝つ」のKANさんが死去、61歳…3月にメッケル憩室がんを公表
創価学会の池田大作名誉会長(2001年6月、東京都新宿区で)

 池田氏は47年、日蓮の仏法を信奉する宗教団体である創価学会に入会し、60年、第3代会長に就任した。75年には創価学会インタナショナル(SGI)を設立して会長に就任。海外布教に力を入れるとともに、ゴルバチョフ元ソ連大統領ら世界各国の要人と会談し、独自の民間外交を展開した。

 79年に創価学会の会長職を退いて名誉会長に就いたが、実権を握り続けた。創価学会会則では、牧口常三郎・初代会長、戸田城聖・第2代会長とともに「永遠の師匠」と位置づけられている。
創価学会「千葉文化友好祭」でスピーチする池田大作名誉会長(1991年11月16日撮影)

 公明党の勢力拡大や政権参加を背景に、政界で影響力を保ち続けた。

575とはずがたり:2023/11/18(土) 20:21:17
創価学会・原田会長の「御曹司」が栄進の波紋
https://facta.co.jp/article/202210026.html

「教学部長」に就いた長男の原田星一郎氏(50)は創価高、東大卒。将来の会長候補と見る向きも。

2022年10月号 LIFE

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創価学会が6月中旬に発表した本部人事が様々な憶測を呼んでいる。原田稔会長の長男・星一郎氏が教学部長に就任したのだ。そこから将来の会長候補と見る向きまで出ている。星一郎氏は今年50歳。父・稔氏が当時、北海道方面に派遣されていた関係で札幌創価幼稚園の1期生となった。東京に戻った後、創価高校を経て父親同様、東京大学に進学。エリート子弟の選抜ルートに乗り、在学中は東大生からなる「学陣会」のメンバーとして、池田大作氏の身の回りの手伝いにも従事した。卒業後は学会本部職員となり、主に聖教新聞に勤務。「宗門戦争」が激しかった頃、日蓮正宗攻撃を担った「特別企画室」に配属されたこともある。現在、地域別のライン組織では東京都港区をカバーする港総区長。今回の人事で同年代の出世競争では一歩抜け出た。東京・信濃町の学会村では「第一南元寮」に住む。谷川佳樹主任副会長や萩 ………

576OS5:2023/11/20(月) 22:08:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f5254d1d54835e690bfdfd4596b155e55dd6196
創価学会・池田大作氏死去 巨大な「生みの親」失った公明党の今後は
11/18(土) 15:05配信


毎日新聞
池田大作・創価学会名誉会長=東京都八王子市の創価大学で2006年10月7日午後3時40分、米田堅持撮影

 創価学会の池田大作名誉会長が亡くなった。池田氏がつくった政党として半世紀以上の歩みを重ねてきた公明党。1999年以降は一時期を除いて自民党と連立政権を組み、与党の地位を固めている。一方でそのことは公明党が長年掲げてきた「大衆の党」「平和の党」の看板と現実の政策との矛盾をたびたび生じさせた。それでも支持者の求心力を維持できたのは池田氏の存在があったからであり、羅針盤を失った公明党の今後は見通せない。

 「既に大きな曲がり角に来ていた自公関係に影響を及ぼすことは否定できない」。公明党関係者は18日、池田氏の死去を受け、こう懸念した。次期衆院選については「逆に負けられないと思って歯を食いしばって頑張るしかない」と語った。

 公明党の前身「公明政治連盟」が結成されたのが61年。結党は3年後の64年。当初は「国立戒壇の建立」など宗教的な主張をしていたが、69年の「言論・出版妨害事件」を経て池田氏は政教分離を宣言した。創価学会と公明党の組織を切り離す形をとったものの、学会は公明党の支持母体として政策・人事に強い影響力を及ぼしてきた。

 政治路線としては、自民党が保守、社会党が革新を代表した55年体制のもと、公明党は民社党とともに中道政党に位置づけられ、社会党と連携する社公民路線をとった。一方で、池田氏は自民党の池田勇人、佐藤栄作、福田赳夫の各氏ら歴代首相経験者と親交を深めた。言論・出版妨害事件の際は、田中角栄元首相(当時は自民党幹事長)が事態の収拾に動いたことが知られている。

 創価学会が本部を置く東京都ではいち早く、鈴木俊一都政の始まった79年に与党入りした。国政では、92年の国連平和維持活動(PKO)協力法の制定で自民、民社両党と連携する自公民路線を鮮明にした。

 93年の細川護熙政権で新生、社会、民社党などとの非自民連立を選択したが、1年弱で崩壊し、自民、社会、さきがけの自社さ連立政権が誕生した。下野した公明党はいったん解党して新進党の結党に参加したが、このころ、自民党が創価学会の選挙活動などを批判し、国会で池田氏の証人喚問を要求。95年には学会の秋谷栄之助会長が国会での参考人招致に応じた。こうした自民党の攻撃で学会に動揺が広がり、後の自公連立につながっていく。

 97年の新進党解党後、公明党が再結成され、99年には自民党との連立に踏み切った。自公連立では創価学会の「集票力」を背景に、公明党候補のいない選挙区では学会が自民党候補を支援し、自民党候補が支持者に「比例は公明に」と呼びかけるバーター協力が定着。「学会頼み」の選挙を重ねた自民党内から池田氏批判は聞かれなくなった。

 「池田氏を守るための理念なき連立」などと批判された自公連立で、公明党はたびたび、「平和の党」としての立場が揺るがされる事態に直面した。小泉純一郎政権では自衛隊のイラク派遣を決定。安倍晋三政権は集団的自衛権の行使を容認した安全保障関連法の制定などを推し進めた。集団的自衛権の行使を認めることには公明党の支持者に反対が根強くあったが、自公間で協議を重ね、限定的な行使にとどめるよう要件を設けることで折り合った。

 安倍政権ではさらに、自民党が自衛隊の存在を明記する憲法9条改正案をまとめ、公明党の対応が注目された。2022年に安倍氏が死去したこともあり、国会の憲法審査会で9条改正は最優先のテーマにはなっていないが、自民党が旗を降ろしたわけではない。

 時に譲歩を強いられてまで自民党との連立を続けてきた意義は「政治の安定」だと公明党は強調する。ただ、岸田文雄政権では、政策や選挙協力を巡って両党がぎくしゃくする場面も目立つ。「人間主義」などの結党理念が連立にどう生かされ、今後どう具体化されていくのか。巨大な「生みの親」を失ったこれからこそ、真価が問われることになる。

577OS5:2023/11/20(月) 22:09:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/07e9730b17cc6720df5aa95c0a84e5c747711f9c
池田大作氏が死去 創価学会名誉会長 公明党運営にも影響・95歳
11/18(土) 14:50配信

時事通信
池田大作氏

 創価学会(総本部・東京都新宿区)名誉会長で、公明党を結成した池田大作(いけだ・だいさく)氏が15日夜、老衰のため新宿区の学会施設で死去した。


 95歳だった。東京都出身。葬儀は近親者のみで済ませた。後日、お別れの会を開催する予定。

 巨大宗教団体の実質トップの死去は、同学会にとどまらず、公明党の組織運営にも影響しそうだ。

 1928年、東京都大田区生まれ。19歳で創価学会入りし、第2代会長の故戸田城聖氏の下で手腕を発揮。同会長の事業を支えたほか、選挙を指揮するなどして頭角を現し、60年に32歳の若さで第3代会長に就任した。

 会長就任後は国内外への組織拡大に努め、国内では会員数を75万世帯から827万世帯へ拡充。75年には創価学会インタナショナル(SGI)を発足させ、会員は192カ国・地域に上る。

 64年には学会内の公明政治連盟を分離して公明党を結成。67年の衆院選では一挙に25議席を獲得した。しかし69年に、学会と公明党が批判本の著者や出版関係者に出版や流通・販売取りやめを求めたとされる「言論出版妨害事件」で批判を浴びたことから、「政教分離」を表明した。74年には共産党の宮本顕治委員長(当時)との間で、共存を認め合う「創共協定」(その後解消)を結んだ。

 一方、組織拡大に伴い、宗門である日蓮正宗総本山大石寺(静岡県富士宮市)と対立。池田氏が79年に名誉会長に退くことで修復を図ったが、学会は91年に破門となった。

 名誉会長就任後は実権を掌握しながら、SGI会長として各国を訪問。2008年5月には来日した中国の胡錦濤国家主席(当時)と会談した。近年は公の場に姿を見せていなかった。

 創価学会の原田稔会長(82)は18日午後、公式ホームページ上の動画で「突然の訃報に大変驚き、深い悲しみを抑えることができない。先生のご冥福を衷心よりお祈り申し上げる」などとする談話を発表。23日に会員のみが参列できる「創価学会葬」を行うと明かした。

578OS5:2023/11/20(月) 22:10:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/31d9411c18dd26057b9fafafcba21b99abee51b9
「圧倒的カリスマ」失った創価学会 集団指導体制、当面は維持か
11/18(土) 18:00配信
毎日新聞
中国の温家宝首相(左、当時)と握手を交わす創価学会の池田大作名誉会長=東京都内のホテルで2007年4月12日、石井諭撮影

 牧口常三郎・初代会長、戸田城聖・第2代会長とともに創価学会で「先生」と呼ばれたカリスマ、池田大作氏の死去は、くしくも学会員が最も大切にする「創立記念日」である18日に発表された。巨大宗教法人の今後の組織運営に影響が及ぶ可能性を指摘する声もある。ただ、学会内では、池田氏が名誉会長に就任した1979年以降、緩やかに進められてきた「集団指導体制」が当面、維持されるとの見方が一般的だ。

【写真特集】池田大作氏の歩み

 学会では2015年に全国に約200人いる副会長の筆頭格として「主任副会長」を新設するなど、着々と体制が整備されてきた。学会関係者は「池田先生までの会長は圧倒的カリスマを備えた指導者だったが、以降は優秀な学会員が選ばれている」と解説する。

 06年に就任した第6代の原田稔・現会長は、学会本部で庶務室長や事務総長などを歴任。18日からは5期目に入った。学会職員は創価大出身者が多いが、東大、京大など他大学のOBも増え、執行部を支える体制は強化された。

 17年に制定された学会の最高法規「会憲」は、「三代会長」と位置づける牧口、戸田、池田の3氏の教えが組織の中核だと改めて明確化した。カリスマ指導者を失った組織では後継争いが勃発することもあるが、この関係者は「池田先生の教えが心にある限り、先生が亡くなっても体制は変わらないだろう」と推測する。

 一方、今後の組織運営では、国内で進む少子高齢化が懸念事項だという指摘もある。22年時点の学会の会員世帯数は公称827万だが、将来的に会員の減少や高齢化は避けられないと予想されている。

 学会は公明党を支持母体として支え、国政・地方の選挙で組織力を発揮してきた。池田氏亡き後、執行部が社会の変化にどう対応し、組織を運営していくかが今後の課題になりそうだ。【一宮俊介、古関俊樹】

 ◇創価学会

 1930(昭和5)年、牧口常三郎・初代会長と戸田城聖・第2代会長が、日蓮仏法に基づく教育を実践する「創価教育学会」を創立。46年に創価学会に改称し、52年に宗教法人の資格を取得した。50年代以降は機関紙「聖教新聞」の創刊や創価学園、創価大学の創立など活動の幅を広げた。75年に設立した国際組織「創価学会インタナショナル」(SGI)のメンバーの居住地は現在192カ国・地域に上る。公称の会員世帯数は2022年時点で827万世帯で、国内最大規模の宗教法人となっている。

579OS5:2023/11/20(月) 22:12:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3d4a55238bdc95ac451d5b79ce77167af2a42d2
「常勝関西」築いた池田大作氏 公明党「発祥の地」への影響は
11/18(土) 22:30配信

朝日新聞デジタル
創価学会の池田大作名誉会長=2006年10月7日、東京都八王子市

 創価学会の池田大作名誉会長が15日、95歳で亡くなった。「常勝関西」とも呼ばれる強固な組織力を築き上げた池田氏。大阪の関係者からは、別れを惜しむ声があがった。

 池田氏をよく知る関西創価学会の関係者は「『常勝関西』をつくり、育ててくれた。悲しみと感謝の気持ちでいっぱいだ」と述べた。

 創価学会が支持母体として支える関西の公明党の高い集票力は「常勝関西」と呼ばれてきた。

 とりわけ大阪は、1956年の参院選で学会の推薦候補が初めて選挙区の議席を得た場所で、公明党にとっては「発祥の地」でもある。このとき、選挙で陣頭指揮を執ったのが池田氏だった。

 翌57年、「大阪事件」と呼ばれる出来事が起きる。池田氏は参院選大阪地方区の補欠選挙にからみ、会員の買収事件で指示・共謀した疑いで逮捕され、2週間ほど勾留された(後に無罪判決)。

 拘置所を出所直後の池田氏が演説した大阪・中之島の中央公会堂での大会は、学会内で歴史的な出来事として語られている。大会のあった7月17日は「大阪大会記念日」として制定されている。

 関西各地の学会員が会合の場でたびたび歌う「常勝の空」は、池田氏が作詞した。関西創価学会幹部の一人は「先生が関西に残してくれたものはいろいろあるが、『常勝の空』は今も歌い継がれている」と話す。

 会員を拡大させ、選挙でも強い組織力をフル回転させた池田氏。自公連立政権から民主党への政権交代につながった2009年の衆院選では、公明党は大阪での議席を一時は全て失ったものの、現在、公明の小選挙区選出の衆院議員9人のうち、4人が大阪府内からの選出だ。

 一方、関西でも会員の高齢化という問題に直面している。春の統一地方選の大阪市議選で公明候補が落選するなど「常勝」にも陰りがみえる。過去5回の参院選での府内の比例得票数は、2010年の約70万票から徐々に目減り。昨夏の参院選では50万票に満たなかった。

 大阪の公明関係者は、「(池田氏は)もうしばらく指揮は執っておられないから、若い世代は一度も直接会ったことのない人が多い。これで組織が大きく揺らぐことはないだろう」とみる。関西学会の幹部は、「(組織が傾く)心配はある」とした上で、「大阪事件などの逆境から始まった関西だけは違うと思う。一つにまとまっていくと思うし、まとまるように私たちがしていかないといけない」と語った。(野平悠一、原田達矢)

朝日新聞社

580OS5:2023/11/20(月) 22:24:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/45d8a81043fbfa6521b477efdfa3f694f4e88f11
池田大作氏死去、カリスマ失い低迷する公明岐路…自民中堅「ますます選挙どころではない」
11/19(日) 5:01配信

読売新聞オンライン
江沢民・中国共産党総書記(右)と握手する池田大作氏(1992年4月、東京都港区の迎賓館で)

 創価学会名誉会長の池田大作氏が死去し、学会を支持母体とする公明党が岐路に立たされている。党の創設者であるカリスマを失い、組織の動揺は避けられないとみられるためだ。各党は今後の政界への影響を注視している。

【写真】国連平和賞を受賞し、平和メダルを手にする池田大作・創価学会名誉会長(1983年)

 池田氏は近年、公の場に現れることは少なくなっていたが、学会の機関紙などを通じてメッセージを発し、精神的な支柱として存在感を示していた。学会幹部は「いつかこの日が来ると覚悟していたが、喪失感はやはり大きい」と語った。

創価学会の池田大作名誉会長(1995年7月)

 創価学会は会員の高齢化などに伴い、組織の弱体化が進んでいる。選挙での集票力が落ち、公明の衆院選の比例票は、2003〜09年は800万票台で推移したが、14年以降、700万票前後と低迷している。今年4月の統一地方選では県議選や市議選などで過去最多の12人が落選した。

 池田氏の下、06年に就任した原田稔会長らによる集団指導体制に移行しているが、会員を結束させる上で象徴的な存在だった池田氏を失い、組織の求心力が弱まる可能性もある。

 自民、公明両党は1999年に連立政権を組み、関係を強化させてきた。国政選では創価学会の会員が自民の候補者を支援する構図が定着し、底上げされる得票数は「1小選挙区あたり2万票」ともされる。自民内には学会の支援がなければ当選がおぼつかない議員が少なくない。

 自民中堅は「(池田氏の死去は)士気にかかわる。ますます選挙どころではない」と漏らし、立憲民主党幹部も「さらに解散できない状況になるから、自分たちの選挙準備をしっかりやるしかない」と述べた。

自民幹事長「歴史に大きな足跡」
 各党からは池田氏の功績をたたえる声が相次いだ。

 自民の茂木幹事長は「深い悲しみにたえない。国際平和の推進、文化、教育の振興などに貢献し、歴史に大きな足跡を残した」とのコメントを発表した。

 立民の泉代表は「日本の平和運動、福祉の推進に力を尽くした」とし、日本維新の会の馬場代表は「国内のみならず世界各国で平和の尊さを訴えた」と悼んだ。国民民主党の玉木代表は「国内の政治のみならず、中国をはじめ、内外で大きな功績を残した。今後の影響を注視していきたい」と語った。

581OS5:2023/11/21(火) 07:20:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b21c7e76efbe024b66652970612caf0736cadba
これから公明党はどうなるのか…池田大作氏死去で党内に動揺、懸念は創価学会の体制
11/20(月) 20:34配信

産経新聞
20日午後、国会内で開かれた衆院公明党代議士会(春名中撮影)

公明党創立者で、党の支持母体である創価学会の池田大作名誉会長が死去したことが18日に明らかとなり、党内に静かな動揺が広がっている。直接的な党運営への影響はないものの、精神的支柱を失ったことで党勢の退潮傾向に拍車がかかる恐れは否めない。

【写真】創価学会の会長当時、第33回本部総会であいさつする池田大作氏=昭和45年5月

「これから公明党はどうなるのか、いろいろな声もあるかもしれない」。山口那津男代表は20日、参院議員の会合でこう不安の声に触れた。

実際、ある中堅議員は「家族か、それ以上の近しい人が亡くなった感覚に近い。でも乗り越えないといけないことだ」と話す。別のベテラン議員は「それぞれが心の中でどうのみ込むかだ」と言葉少なだ。

昭和39年結党の公明は「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との池田氏の言葉を立党精神とする。憲法が定める「政教分離」を念頭に池田氏は党運営に直接関わってこなかったが、創立者として強い求心力を維持してきた。ただ、高齢となる中で平成22年以降は公の場に姿を見せなくなり、「この日がいつ来てもいいよう準備してきた」(公明関係者)のが実際のところだ。

懸念の一つは池田氏亡き後の創価学会の体制だ。10月に原田稔現会長の5期目再任を決定したが、引き続き組織の安定を図り、選挙態勢を構築できるかが焦点となる。

また、支持者の高齢化を背景に公明の比例票は17年衆院選での898万票をピークに昨年参院選では618万票に減った。指導者喪失を乗り越えられるかも注目される。

山口氏は20日の会合で不安の声に触れた後、こう呼びかけた。「幅広い合意形成という公明の持つ役割を進化させ、創立者のご恩に報いたい。今日より新たな気持ちでスタートしよう」(市岡豊大)

582OS5:2023/11/28(火) 16:56:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/533fe993db7f094cf368161c195930d6308480fb
外交・安保、「現実対応」加速へ 「池田後」の公明・創価学会【解説委員室から】
11/28(火) 16:31配信

時事通信
公明党本部

 公明党の看板は「平和」と「福祉」。しかし、外交・安全保障の分野では、自民党との連立政権維持を優先して妥協を重ね、「平和」は色あせつつある。支持母体・創価学会の池田大作名誉会長の死去により、「親中国」も含め、外交・安保分野での現実対応が進むことになりそうだ。(時事通信解説委員長 高橋正光)


 ◇連立維持優先、集団的自衛権を限定容認

 公明党が「平和」と「福祉」を看板とするのは、党の創設者である池田氏の影響による。創価学会の牧口常三郎初代会長、戸田城聖2代会長は戦時中に軍部の弾圧で投獄され、牧口氏は獄死。池田氏の長兄はビルマ戦線で戦死しており、宗教家としての池田氏の原点は「戦争」だ。公明党が「平和」の看板を掲げたのは、必然と言える。

 また、大企業に支えられる自民党、労働組合の支援を受ける社会党のはざまで、公明党が、低所得の「庶民」「大衆」の利益を代弁するために結成された経緯から、「福祉」を看板にしたのも自然な流れだ。

 二つの看板のうち、「平和」については、1999年10月に自民党と連立を組むと、現実的な対応を始めた。小泉純一郎政権下、イラク復興支援特別措置法の成立に協力、戦時下での自衛隊の海外派遣に道を開いた。

 第2次安倍晋三政権下では、政府の憲法解釈の変更を認め、現行憲法でも集団的自衛権の限定行使は許されるとし、これを法的に担保した安全保障法制の制定に尽力。岸田文雄政権下の昨年末には、敵のミサイル発射拠点などを破壊する「反撃能力」の保有を明記した「国家安全保障戦略」などの3文書の改定を認め、戦後の安保政策の大転換を支持した。

 憲法解釈の変更に際し、武力行使が認められる新たな3要件をまとめるなど、いずれのケースでも、一定の歯止めを掛けている。とはいえ、公明党が「理念」よりも、安全保障環境の変化を受けた「現実対応」を優先し、譲歩を重ねてきたのは紛れもない事実だ。

 海洋進出を強める中国、ウクライナを侵略したロシアなど、「力による現状変更」を試みる国は増えており、日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。自民党は引き続き、公明党に現実対応を求めるのは必至。憲法改正は自民党の党是だ。池田氏という「歯止め役」が不在となったことで、公明党は連立与党でいる限り、これまで以上に譲歩を強いられることになるだろう。

◇共青団頼み、細る対中パイプ

 公明党の伝統的な外交政策の一つに、「親中国」がある。これも、池田氏の影響による。池田氏は1968年、学会の会合で、中国との国交正常化をいち早く提言。公明党訪中団の仲介を経て、74年の正常化に道を開いたことが、学会内で池田氏の最大の功績の一つとなっている。

 池田氏は国交正常化後、複数回訪中し、周恩来首相(当時)ら要人と会談。中国要人の訪日の際には、自ら歓待するなど交流を重ねた。中国人留学生を最初に受け入れたのは創価大学で、程永華元駐日大使は元留学生だ。

 こうした交流が功を奏し、江沢民、胡錦濤両国家主席(当時)ら最高指導者が訪日した際には、池田氏を訪ねるのが常だった。公明党も学会と歩調を合わせ、訪中団を頻繁に派遣するなど、パイプ作りに励んできた。

 公明党の「親中」を象徴するのが、89年の天安門事件後の日本政府の対応だ。学生の民主化運動を武力弾圧したことで、中国は国際社会で孤立したが、先進7カ国(G7)でいち早く、関係改善に動いた。この対応を、同党は高く評価している。

 創価学会が中国とのパイプ作りで、頼ったのが中国共産主義青年団(共青団)を核とする各青年団体の連合組織「中華全国青年連合会」(全青連)。胡主席は共青団の第一書記時代に訪日し、池田氏に面会している。

 しかし、元高級幹部の子弟らのグループ「太子党」の習近平国家主席が就任し、共青団出身者の力を削ぐ形で、権力基盤を固めるのに伴い、共青団との関係が深い公明・創価学会を軽視するようになった。このことは、同党の山口那津男代表が訪中した際の、中国側の面会相手から明らかだ。

583OS5:2023/11/28(火) 16:56:43

 ◇過度の配慮不要に

 習主席1期目の13年と15年は、習氏自身が山口氏との面会に応じたが、2期目の17年は、中国共産党とのハイレベル対話に出席した他国の政治家十数人と一緒。18年は会わず、党序列4位で共青団出身の汪洋全国政治協商会議主席に対応を任せた。19年は、最高指導部の政治局常務委員(チャイナセブン)ではなく、これに準じる李鴻忠政治局員(天津市第一書記)が会っている。

 習主席は昨年10月、3期目のスタートに際し、68歳の定年に該当しない序列2位で共青団出身の李克強首相と汪洋氏がそれぞれ引退、チャイナセブンから共青団派を一掃した。こうした状況下、山口氏は11月22、23の両日、岸田文雄首相の習主席宛ての親書を持参して4年ぶりに訪中、習氏との会談を強く希望した。日中友好に尽力した池田氏の死去直後とあって、中国側の対応が注目された。

 しかし、面会したのは序列5位の蔡奇政治局常務委員と王毅政治局員兼外相。前回訪中時と違い、チャイナセブンのメンバーが対応したものの、習氏との会談は実現しなかった。蔡氏は、最高指導部入り後も、習主席の日程管理などに当たる党中央弁公庁主任を兼務する最側近。中国専門家の間では、序列以上の実力者との声も聞かれる。

 蔡氏に面会させたのは、習氏の公明・学会に対するぎりぎりの配慮かもしれない。とはいえ、共青団派の凋落(ちょうらく)に伴い、公明・学会の対中パイプが細くなったことを、改めて裏付けた。

 こうした中国側の動きを踏まえ、公明党は中国との関係においても、既に現実対応を始めている。昨年末の安保関連3文書の改定で、同党は中国について「脅威」との言葉を盛り込むことを最終的に受け入れた。

 日中正常化への貢献や要人との長い交流をアピールし、学会内で自身の権威を高めてきた池田氏の死により、公明党は中国をめぐる問題で、過度の配慮は不要となったと言える。また、習近平体制は、公明・学会との関係を以前のようには重視していない。さらには、東京電力福島第一原発処理水の海洋放出を批判し、海産物の輸入を規制する中国に対し、日本国民の感情は悪化している。こうしたことから、中国をめぐる問題でも公明党は、自民党や世論に押され、厳しく対応するケースが今後増えるだろう。

 ◇選挙で依存、分配重視は変わらず

 一方で、公明党の「福祉」重視の政策は、池田氏の死去でも変わらない見通しだ。というのは、同党が発足した64年当時、創価学会員の中心は低所得の「庶民」。池田氏は「庶民」を取り込むことで会員を増やし、公称827万世帯(国内)の巨大組織を作り上げた。こうした経緯から、「福祉」を看板とする同党は一貫して、庶民、社会的弱者の生活を支援する政策に力を入れてきた。

 「児童手当といえば公明党」。公明党は児童手当の創設と拡充を、実績の第一に掲げる。このほか、基礎年金の国庫負担率の引き上げなどの年金改革、白内障手術や不妊治療への保険適用などを実績としてアピールする。

 近年では、認知症対策にも重点的に取り組んでおり、国や自治体に関連施設の整備を促した今年6月の認知症基本法の成立を主導したと強調。食料品への軽減税率適用も、学会側の要望で公明党が強く求めたものだ。コロナ禍の2020年春には、閣議決定した補正予算案を組み替えてまで、全国民への一律10万円の給付金支給を、当時の安倍晋三首相に受け入れさせた。

 創価学会は組織の拡大に伴い、高所得の企業経営者や大手企業の幹部らの会員も増えたとされる。とはいえ、会員の中心が「庶民」である点は変わらない。そして、公明党は選挙となると、こうした会員の献身的な支援に全面的に依存しており、両者の関係は、池田氏亡き後も変わらない。

 学会員の日常生活に直結する政策では、学会側の要望を軽視できないのが実情。「池田後」も、同党の「分配」「助成」を重視する政策方針に、変更はないと言えるゆえんだ。

 高橋 正光(たかはし・まさみつ)1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。公明党担当として、連立政権の発足を取材。

584OS5:2023/12/03(日) 18:48:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d32cad6fc57855f5c28deca1d3b8a39230c41ba名実ともに「原田体制」に 「池田後」の公明・創価学会
12/3(日) 13:01配信
時事通信
就任会見に臨む創価学会の原田稔会長(右)=2006年11月

 11月に95歳で死去した創価学会の最高指導者・池田大作名誉会長は2010年夏以降、本部幹部会など公の場に姿を見せず、運営を原田稔会長(82)に全面的に委ねていた。原田氏も「池田後」を見据え、教義、組織の両面で見直しを進めた。池田氏の死により、原田氏を中心とする集団指導体制が、名実ともに整ったと言える。(時事通信解説委員長 高橋正光)



 ◇本部に権限、「師匠」は3代まで

 創価学会は1930年、教育学者の牧口常三郎氏により「日蓮正宗」の信徒団体として発足。池田氏は60年に第3代会長に就任した。日蓮正宗との対立が激化した79年に名誉会長に退いたものの、実権を握り続け、公称827万世帯(国内)の巨大組織に育て上げた。

 原田氏が第6代会長に就任したのは2006年11月。そして、池田氏が最後に公の場に姿を現したのは10年5月の中国・清華大学からの「名誉教授」称号の授与式。以降、外国から贈られたローブをまとった姿や、学会施設を訪れて唱題する姿などが、学会の機関紙「聖教新聞」で時々、紹介された。しかし、近年はそれもなくなり、カメラが趣味の池田氏が撮影したとされる風景写真を聖教新聞に掲載し、健在ぶりを伝えていた。

 この間、創価学会は14年に会則を改正。池田氏が自身の小説のタイトルにした「人間革命」という言葉を明記し、池田氏の教えを一層重視する団体と位置付けた。15年にも会則を改正し、池田氏ら「三代会長」の呼称を「先生」に統一した。

 17年には、学会の最高法規「会憲」を制定。「三代会長」を「永遠の師匠」とし、教義の面で指導できるのは「三代会長」までで、4代会長以降はあくまで、組織運営の責任者にすぎないことを明確化。同時に、池田氏が会長を務め、海外での布教を担う「創価学会インタナショナル」(SGI)を学会の一部門とし、東京・信濃町にある学会総本部の傘下に置くことで組織上整理した。

 これらの手続きは、原田氏の下で約10年かけて行われた。組織面で学会本部の権限を強めつつ、池田氏の権威を高めて、同氏の教えを内外に広める「池田教」化を進めたと言える。この結果、池田氏の親族を含め、いかなる学会員も宗教上の権威は持ち得なくなった。また、原田氏は今年10月に、会長(任期4年)に5選されたばかりだ。

 池田氏から組織を託された「原田氏を中心とした集団指導体制」が名実ともに整ったと言えるゆえんだ。

 ◇池田氏は世襲否定、「ポスト原田」不在

 原田会長に次ぐ学会のナンバー2は、長谷川重夫理事長(82)。その下に、8人の主任副会長と約200人の副会長がいて、主任副会長以上の10人が最高幹部だ。原田氏が任期いっぱいで退任すると仮定すれば、4年後に、池田氏という「師匠」不在で初めて会長を選ぶことになる。

 しかし、8人の主任副会長は全員、60代後半か70歳以上。血筋を重視するなら、池田氏の長男・博正主任副会長が「ポスト原田」に名前が上がりそうだが、学会関係者によると、池田氏はかつて、会長職の世襲を否定したという。このため、現時点では学会内で、博正氏が次期会長候補との声はほとんど聞かれない。「ポスト原田」は全く見通せない。
 むしろ、学会内では4年後の会長選びより、池田氏が務めていたSGI会長職の行方に関心が集まっているようだ。池田氏は75年にSGIを設立し、自ら会長に就任。以来、海外での布教拡大、創価学会の「世界宗教化」に取り組んできた結果、聖教新聞によると、192カ国・地域に300万人の会員がいるとされる。

 順当なら博正氏で、海外の会員の間で「イケダ」の名前は絶大。池田氏が否定した会長職の「世襲」には当たらない。さらには、香峯子夫人に対する女性部員の信頼は厚い。原田氏が池田家の「権威」を一定程度借りながら組織の結束を図り、運営しようと考えるなら、「池田博正SGI会長」は適任だろう。

 池田氏から生前、「全てをバトンタッチ」された原田氏が、SGI会長を兼務する可能性もありそうだ。池田氏も名誉会長に退くまでの4年超、SGI会長を兼務しており、前例があるほか、原田氏自身、コロナ禍を除き、しばしば外国を訪問、海外組織の拡大に努めてきた。原田氏が兼務した場合は、自身の求心力が一層高まることになるだろう。

 このほか、原田氏同様、海外の学会組織を訪問することが多い谷川佳樹主任副会長(SGI副会長)も、次期SGI会長の有資格者と言えよう。

585OS5:2023/12/03(日) 18:48:55
 ◇世代交代が共通課題―党・学会

 池田氏は64年に公明党を結成し、政界に進出。71年に創価大学を開設し、卒業生を国会や地方議会に送り込んできた。そして、創価大学出身者を公明党代表に就けることが悲願だったとされ、北側一雄副代表が太田昭宏代表(当時)の後任に確実視されていた。

 ところが、公明党が自民党とともに野党に転落した09年の衆院選で、太田、北側両氏ら小選挙区の候補者が全員落選。山口那津男氏(71)がピンチヒッターで太田氏の後任となり、在任14年を超えている。

 山口氏は昨年9月の任期切れに伴い、石井啓一幹事長(65)に代表職を譲る考えだったが、今年4月の統一地方選への危機感を募らせた学会側の意向もあり、8選された経緯がある(任期2年)。衆院比例北関東選出の石井氏は次期衆院選で、小選挙区(埼玉14区)に回ることが決まっており、代表に就くには選挙を勝ち抜くことが大前提。来年9月時点では66歳になっている。

 そもそも、石井氏は党の内規で、国会議員の定年に達しており、仮に「石井代表」が誕生しても、長期体制は見込めず、石井氏に続く中堅、若手のリーダー候補は見当たらない。

 一方、創価学会は池田氏が死去する直前、来年の活動のテーマを「世界青年学会開幕の年」に決めた。組織として「青年」を前面に出しながら、「ポスト原田」を含め、将来のリーダー候補が育っていないのが実情だ。

 池田氏が会長に就任したのは32歳、公明党を結成したのは36歳で、「青年」の時だ。そして、長寿を全うして旅立つと、「世代交代」という党と学会に共通の課題が、改めて浮き彫りになった。歴史の皮肉だろう。

 高橋 正光(たかはし・まさみつ)1986年4月時事通信社入社。政治部首相番、自民党小渕派担当、梶山静六官房長官番、公明党担当、外務省、与党、首相官邸各クラブキャップ、政治部次長、政治部長、編集局長などを経て、2021年6月から現職。公明党担当として、連立政権の発足を取材。

586OS5:2023/12/26(火) 16:37:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5efabda02bd5a4f68f437ca33ddd3f9149b9362c
竹入義勝・元公明党委員長が死去 「中道革新」掲げ与野党に影響力
12/26(火) 10:01配信

朝日新聞デジタル
竹入義勝氏

 20年間にわたって公明党委員長を務めた元衆院議員の竹入義勝(たけいり・よしかつ)さんが23日、肺炎のため福岡市内の病院で死去した。97歳だった。通夜、葬儀は近親者で行った。喪主は長男正彦(まさひこ)さん。

 国鉄職員から東京都文京区議、都議を経て、公明党が衆院に初進出した1967年1月の総選挙で当選。同年2月、41歳の若さで3代目の党委員長になった。連続8回当選し、86年12月の党大会で委員長を辞めるまで、矢野絢也書記長とのコンビで公明党の一時代を築いた。

 この間、反自民の「中道革新路線」を掲げ、社会、民社両党との連合政権を目指す「社公民路線」の旗を振った。一方で、自民党首脳とも深い関係を築き、影響力を強めた。84年には「田中(角栄元首相)支配の打破」を合言葉に、鈴木善幸元首相や民社党首脳と連携して二階堂進自民党副総裁を総裁に担ぎ出そうとした「二階堂擁立劇」に参画。失敗したが、田中支配にひびが入るきっかけとなった。

朝日新聞社

587OS5:2023/12/26(火) 17:52:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/26e51aa6918089803d6bc54c949445fc688ba423
竹入義勝・元公明党委員長が死去 97歳 創成期に20年在任
12/26(火) 13:17配信

毎日新聞
1976年衆院選で現有30議席から55議席に躍進し、次々に当選者数を張り替える公明党の竹入義勝委員長=東京都新宿区の公明党本部で76年12月6日、谷田貝高幸撮影

 公明党の創成期に約20年にわたり党委員長を務め、党勢を拡大させた竹入義勝(たけいり・よしかつ)さんが23日、肺炎のため死去した。97歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主は長男正彦(まさひこ)さん。

 1926年生まれ。長野県出身。旧国鉄勤務の後、東京都文京区議、都議を経て、64年の公明党結成とともに副書記長に就任。同党が衆院に進出した67年1月の衆院選で初当選し、8期務めた。

 67年2月、第3代委員長に就任し、矢野絢也書記長とともに約20年にわたる「竹入・矢野体制」を確立。公明党を中道政党の中核として定着させ、政界を保守・革新の2極から、保守・中道・革新の3極に変える原動力となった。

 79年に民社党の佐々木良作委員長と公民連合政権構想で合意。翌80年には社会党の飛鳥田一雄委員長と社公連合政権構想を確認し、「社公民路線」を取った。83年衆院選で公明党が58議席を獲得すると、翌84年の自民党総裁選で二階堂進副総裁の擁立を模索する動きに佐々木氏とともに参画するなど「自公民路線」も追求した。

 72年の日中国交正常化では、十数回にわたる訪中で周恩来首相と会談するなど、国交正常化に向けた環境整備に貢献した。86年に委員長を退任し、90年に政界を引退した。後に公明党・創価学会と対立し、除名された。

588OS5:2024/01/04(木) 21:32:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/69985e61e438a87a53ab3690603ef75d246a1666
公明、結党60年の岐路 「平和」原点回帰か
1/4(木) 7:12配信

時事通信
街頭演説する公明党の山口那津男代表=2日、東京・JR池袋駅前

 公明党は11月に結党60年を迎える。

 党創立者の池田大作・創価学会名誉会長が昨年死去し、今後も党勢を維持できるかの岐路に立つ。自民党派閥の政治資金問題を受けた政治改革や、防衛装備品の輸出拡大といった党の原点に関わる課題にも直面。自民との関係に配慮しながらの難しいかじ取りが迫られる。

 「今の政治の混乱をしっかり乗り切っていかなければならない」。山口那津男代表は2日、東京・JR池袋駅前で新春恒例の街頭演説に臨み、公明が政治改革をリードする決意を訴えた。「今、直ちに衆院解散をできる状況ではない」とも述べ、政治の信頼回復が急務との考えも示した。

 公明は1964年11月に結党し、99年に自民との連立政権に参加。国政選の比例代表では2005年衆院選で過去最高の898万票を獲得したが、近年は支持母体・創価学会の高齢化による集票力低下が指摘される。22年参院選は618万票に落ち込んだ。党関係者は池田氏死去で「さらに得票数は減る」と危惧する。

 政治資金問題で岸田政権の先行きに不透明感が増す中、次期衆院選の時期は公明執行部の「世代交代」にも影響しそうだ。今秋に代表任期満了を迎える山口氏の後継として有力視される石井啓一幹事長は衆院選小選挙区の候補。複数の党関係者は「夏までに解散がなければ山口氏は続投だ」とみている。

 衆院選では議席増を目指して11の小選挙区に候補を擁立するが、昨年12月の党の情勢調査で支持率が下落する結果が出た。「自民と同一視されている」(党関係者)と危機感を強めており、公明は政治改革を最優先課題に位置付ける。

 「清潔な政治」は結党以来の原点で、今月の通常国会召集までに改革案をまとめて存在感を発揮したい考えだ。山口氏は「政策活動費」の使途公開義務化を打ち出したが、自民の反発も予想される。公明幹部は「攻めと守りの両方が必要だ」とバランスに気を配る。

 自公関係の新たな火種になっているのは、国際共同開発した防衛装備品の第三国への輸出可否の議論だ。自公実務者間で容認の方向性が出ていたが、公明執行部が昨年11月、慎重姿勢を鮮明にした。平和主義を掲げた池田氏の死去直後のため、原点回帰との見方もある。

 政府・自民は2月末までに「容認」で結論をまとめたい考えだが、公明執行部は「完成品の輸出解禁という大転換なのに国民の理解が得られていない」と消極的。公明幹部は政府高官に「政府が期待する結論になるとは限らない」と警告した。

589OS5:2024/01/13(土) 19:08:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/5739956160013380d30750697150c425615bd465
14年超「党の顔」、公明・山口代表の続投論広がり始める…衆院選時期見通せず
1/13(土) 8:26配信

読売新聞オンライン
講演する山口代表(12日、熊本市内で)

 9月に2年間の代表任期が満了する公明党の山口那津男代表(71)の去就が注目されている。交代が有力と見られてきたが、次期衆院選の時期が見通せないなか、党内では続投論が広がり始めた。14年超にわたり「党の顔」を務めるだけに、世代交代を求める声もあり、山口氏と同党は難しい判断を迫られそうだ。

政治改革意欲
 「政治の信頼を回復しないといけない。政治改革をリードする役割を果たす」

 山口氏は12日、熊本市内で講演し、自民党派閥による政治資金規正法違反事件を受けた政治改革への決意を強調した。公明は政治資金の透明化などを柱とする改革案をまとめ、近く公表する。山口氏は自民に先行して動き、議論を主導したい考えだ。ただ、踏み込んだ改革への消極論も目立つ自民との協議は難航も予想され、実行力が問われることになりそうだ。

「後進に道を開く」
 山口氏は2009年衆院選で当時の太田昭宏代表が落選し、同年9月に代表に就いた。在任期間は8期14年超で歴代最長だ。22年9月の前回代表選前には退任に傾いたが、23年の統一地方選への対応などを理由に続投を決めた。

 8選後、山口氏は「後進に道を開く」と周囲に漏らし、今期での退任をにじませてきた。だが、前提は、退任前に衆院選が行われることだ。岸田内閣の支持率低迷で衆院解散は当面困難との見方が広がり、山口氏は「大きな選挙との関係も含め、熟慮したい」(7日のNHK番組)と続投に含みを持たせるようになった。

 次期衆院選では、公明は大阪府と兵庫県の小選挙区で日本維新の会と全面対決となる。支持者に「なっちゃん」の愛称で親しまれ、知名度の高い山口氏の応援に期待する向きは多い。

苦しい内情
 衆院選前の交代に慎重論が根強いのは、有力な後継候補の石井幹事長(65)が余裕のない状況にあるためでもある。参院議員の山口氏は衆院選応援に全力を注げるが、石井氏は衆院埼玉14区から出馬予定だ。石井氏が選挙前に代表に就けば自らの選挙区での活動は制約される。新代表が落選すれば、党の看板に傷がつきかねない。

 公明代表は代表選を経て、9月に予定する党大会で正式に承認される。山口氏が9期目に入れば、長期政権批判も招きかねない。党内では代表選と党大会を延期し、任期を引き延ばす「奇策」も取り沙汰され、苦しい内情を印象づけている。

590OS5:2024/03/31(日) 13:35:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/7225e1ab51d1d68075b3b6a1b1197a34d356769d
公明60年、老舗政党の過去と未来【政界Web】
3/30(土) 11:00配信


時事通信
結党後、初めて臨む参院選で、次々とバラが飾られる公明党本部=1965年7月

 結党60年を迎える公明党が次期衆院選に向け、試練に立たされている。支持母体・創価学会の支援を受け、分厚い固定票を誇ってきたが、近年は会員の高齢化により集票力の低下に悩む。党創立者の池田大作・創価学会名誉会長が昨年11月に死去した影響も見通せない。「還暦政党」のこれまでを振り返りつつ、政治学者の中北浩爾・中央大教授に話を聞いた。(時事通信政治部 眞田和宏)

【図解】2001〜22年参院選比例代表の公明党の得票数・得票率の推移

 ◇膨大な固定票

 公明党は1964年11月17日、池田氏の発案で前身の公明政治連盟を基に結成された。それに先立ち創価学会は「宗教と政治の分離」を宣言し、公明党の支持団体という位置付けとなったが、選挙では実動部隊として集票力を発揮し続けた。

 指標となるのは、国政選の比例や全国区での得票数や得票率だ。

 結党直後の65年参院選全国区で、自民党、社会党に次ぐ509万票を獲得、得票率は13.68%だった。55年体制崩壊直前の92年までにあった10回の参院選で得票率が10%を下回ったことはなく、平均得票率は13.51%。得票数はおおむね600〜700万票台と安定した。

 中北氏は「選挙では固定票を固めて浮動票にリーチするのが鉄則だ。公明・創価学会の固定票は非常に膨大で、他の団体でこれだけ持っているところはない」と指摘。「数が多いだけでなく1票1票が非常に固い票。傑出した集票力がある」と語った。

 ◇自公が固定票を交換

 93年衆院選で自民が過半数割れし、55年体制が崩壊した。公明は非自民・非共産の細川連立内閣に参加したり、新進党に合流したり紆余(うよ)曲折を経て、98年に再結成。99年から自民と連立政権を組み、民主党政権誕生で下野した期間を除き、現在まで自公連立の枠組みを維持してきた。

 中北氏は2019年に出版した「自公政権とは何か」(ちくま新書)で自公連立を分析した。それから5年近く経過した今でも「現在の日本政治で唯一の安定的な政権の枠組み」と評価。「現在の小選挙区比例代表並立制の下、連立政権は選挙協力をベースにしないと持続可能でなく、今もそれが可能なのは自公しかいない」と言い切る。

 自公の選挙協力では、衆院小選挙区や参院1人区で競合しないよう候補者を調整する。その上で、公明の場合、自民が候補者を擁立する選挙区では自民候補に投票する代わりに、比例選で公明に投票するよう求める。自民も個人後援会や企業・団体という固定票を持つ。自公それぞれに自党への支持が揺るがない固定票があるため、互いに票を融通する「バーター」が成立する。中北氏は「自公間では固定票の交換ができ、それこそが緊密な選挙協力を可能にしている」と強調した。

 ◇集票力に陰り

 公明が自民と連立を組んだ直後の衆院選比例代表では00年776万票(得票率12.97%)、03年873万票(同14.78%)と推移。郵政選挙で知られる05年衆院選では、結党以降の国政選で最高の898万票(同13.25%)を獲得した。参院選比例代表でも01年818万票(同14.96%)、04年862万票(同15.41%)と好調だった。

 しかし近年、集票力に陰りが見える。参院選では07〜16年の得票数は700万票台に落ち込み、得票率もほぼ13%台で推移。衆院選では比例定数が削減された17年で697万票(同12.51%)と700万票の大台を割り、比例で5議席減らす結果となった。直近の国政選である22年参院選では得票数が618万票、得票率は11.66%に落ち込み、下落傾向に歯止めがかからない。

 背景には、結党時から選挙支援に熱心に取り組んだ世代の高齢化があるとの見方が多い。支持者の高齢化は、共産党や社民党といった「老舗政党」に共通する課題だ。中北氏は「他の組織も全体として衰えている中で、相対的には踏みとどまっている。ただ、学会員の高齢化で党勢は後退の傾向がみられ、次の衆院選で比例票が600万票台を割れば、ますます厳しくなる」と指摘する。

 ◇小選挙区敗北で撤退?

 次期衆院選への危機感は尋常ではない。自民の裏金事件による逆風に加え、日本維新の会との全面対決が待ち構えるためだ。

 公明が擁立する11の小選挙区の候補者のうち、10で維新候補と競合する。特に公明が「常勝関西」と呼ぶ、強い地盤を誇った大阪・兵庫の6選挙区では、これまでの維新との「すみ分け」がなくなり激突する。

 中北氏は「小選挙区で多く負けると小選挙区撤退論が出かねない。そうすると自公連立の安定性が弱まる」とみている。

591OS5:2024/03/31(日) 13:35:20

 ◇首相の解散権に露骨な注文

 内閣支持率が低空飛行を続ける中、公明幹部からは岸田文雄首相の衆院解散判断を縛るような露骨な発言が相次いでいる。

 山口那津男代表は27日の講演で、解散・総選挙に関し「政治不信が高まる中では、連立政権もろとも影響を受ける。信頼回復のトレンドを確認できるまではすべきでない」と早期実施への反対を表明。普段は「首相の専権事項」として踏み込んだ発言を避けているだけに、焦りの色がうかがえる。

 山口氏は、衆院選は来年夏の参院選や東京都議選への近接も回避すべきだとも訴えた。理由について「公明の選挙に注ぐエネルギーが分散される」と指摘。「公明候補の当選を最優先にやらざるを得なくなるため、一緒に戦う自民としても、大きな選挙を重ねない方が(選挙)協力がうまくいきますよ、お得ですよと言ってきた」とけん制した。

 石井啓一幹事長は10日のBS番組で、9月予定の自民総裁選に触れ、「選ばれた総裁は非常に支持率が高くなることがあるから、(衆院解散は)その後の秋が一番可能性が高い」と語った。政界では、岸田氏に代わる新首相の下で選挙を戦いたいとの公明側の本音と受け取られ、波紋を呼んだ。

 中北氏は「衆院解散のタイミングは公明にとって死活問題だ」と指摘。「局面を打開してから解散してくれというのは、公明からすれば当然の要求だ」と語る。公明が「解散権」に言及する場面が増えそうだ。

592とはずがたり:2024/04/28(日) 11:26:44

攻める公明、大阪維新を悩ます 維新首長の提案議案通らず…衆院選控え対決ムード
https://news.yahoo.co.jp/articles/d72c197835c2aa7285c1e61b0e0de3dac59be78c?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240427&ctg=dom&bt=tw_up
4/27(土) 19:05配信
産経新聞

大阪広域水道企業団や周辺5市との水道事業の統合計画案が、維新を除く反対多数で否決された東大阪市議会の本会議=3月26日(西川博明撮影)

地域政党「大阪維新の会」が本拠地で守勢に立たされている。次期衆院選の関西6選挙区で維新側と初めて議席を争う公明党が対決姿勢を鮮明にし、維新が誘致に関わった2025年大阪・関西万博の予算増額を批判。大阪府内の複数の市議会で維新公認の首長が提案した議案を否決に追い込むなどしている。衆院選の時期が見通せない中、さや当てが激化している。

「万博開催に対してネガティブな印象をもたらしている」。公明の大阪府本部は16日、斎藤健経済産業相に提出した万博の予算執行に関する提言で、万博の会場建設費と運営費が当初想定から上振れしたことについてこう指摘した。

万博の予算執行を巡っては、経産省と日本国際博覧会協会がそれぞれ管理組織を立ち上げたが、公明府本部も独自に検証委員会を設けた。提言は表向き、協会が予算管理と情報公開を怠らないよう経産省に指導監督を求める内容だが、協会副会長の府知事と大阪市長の双方の任にある維新に対する牽制(けんせい)とも取れる。

■大阪都構想では協力も統一選後に対立

会場建設費の3分の2は国と大阪府市が支出する税金であり、大衆政党を自任する公明は府市両議会で納税者の負担の重さを問題視。ある公明府議は「国や府市は簡単に会場建設費の増額を決めたが、物価高に苦しむ納税者の理解を得られていない」と批判する。

これに対し維新府議は「公明は政権与党として国家事業の万博を推進する立場だが、大阪では批判し、政局にしている」と不満を漏らす。

これまで両党は、維新の看板政策である大阪都構想を巡って協力関係にあり、維新側は衆院選で公明が議席を持つ大阪の4選挙区と兵庫の2選挙区で対抗馬の擁立を見送ってきた。しかし昨年4月の統一地方選に際し、維新側は府市両議会で過半数の議席を獲得。これを機に、衆院6選挙区での対決にかじを切った。

■維新恨み節「事業を政争の具に」

両党の対立は、維新が首長職を押さえる一方、議会で過半数の議席を持たない府内の自治体で顕著にあらわれている。

堺市議会(定数48)で維新は最大会派ながら18議席。議案の可決には他会派の協力が必要になるが、令和6年度当初予算案の審議は、永藤英機市長肝煎りの自動運転バス事業を巡り紛糾した。

第2会派の公明(11議席)は4年度の同事業の関連予算に賛成していたが、今回は同事業を削除した修正案を自民党などと提案した。修正案は3月の本会議で賛成多数で可決されたが、永藤氏は審議のやり直しを求める再議に踏み切り、最終的に永藤氏提案の原案が可決されることとなった。

公明市議は、修正案提案の理由を「自動運転バス事業計画の全体像が示されないため」と説明するが、ここでも維新側からは「事業を政争の具にしようとしている」との恨み節が聞こえる。

■「協力関係にない」突き放す公明

東大阪市議会では、大阪広域水道企業団や周辺5市との水道事業の統合計画案が、維新を除く反対多数で否決された。5期目の野田義和市長は過去4回の市長選で自民、公明の実質的な支援を受けてきたが、昨年9月の市長選では維新公認で当選を果たした。

公明関係者は各市議会での動きについて「それぞれ地元の事情が大きいが、衆院選を見据え、維新に対する態度を鮮明にする意味もある」と明かし、東大阪市については「(市長と)協力関係になく、政策が合わなければ反対する。従前のようにはいかない」と突き放す。

維新の横山英幸幹事長は「事案によって賛否は当然ある。維新がだめだからという動機付けで反対しているのであれば、あってはならないことだ」とくぎを刺した。(木津悠介、吉田智香、宇山友明)

593とはずがたり:2024/05/28(火) 15:24:00

公明政調会長、7月まで入院
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024052800522&g=pol#goog_rewarded
時事通信 政治部2024年05月28日12時45分配信
公明党の高木陽介政調会長=4月5日、首相官邸

公明党の高木陽介政調会長=4月5日、首相官邸

 公明党の山口那津男代表は28日の記者会見で、高木陽介政調会長が手術を受けて入院中だと発表した。7月中旬には退院し、復帰できる見込み。詳しい病状は非公表だが、命に別条はないという。

594とはずがたり:2024/06/12(水) 12:41:32
衆院解散、公明党の山口代表「歴代首相は『やるなら相談する』と言っている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/23e5d62491f9730674f3d0bc90b5b645cebf6dfc?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240611&ctg=dom&bt=tw_up
6/11(火) 14:21配信
産経新聞

岸田文雄首相との会談後、記者団の取材に応じる公明党の山口那津男代表=11日午後、首相官邸(春名中撮影)

公明党の山口那津男代表は11日、首相官邸で岸田文雄首相(自民党総裁)と会談後、衆院解散・総選挙について記者団に「首相の専権事項なので話していない」と述べた。その上で「『やるとなればきちんと相談をします』と歴代首相が言っている。阿吽(あうん)の呼吸でタイミングが訪れるだろう」と述べた。

【画像】次期衆院選での「政党議席予測」(5月27日時点)

解散時期をめぐっては公明の石井啓一幹事長も11日放送のニッポン放送番組で、「与党としてしっかり勝てる時機を見極めて、やっていただきたい」と発言した。

595OS5:2024/06/13(木) 19:36:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca159a7d74c16f82edbd109687e0e7d98d4acf9d
公明、来夏まで山口代表続投案 大型選挙相次ぎ「党の顔」期待
6/13(木) 19:13配信


共同通信
公明党の山口那津男代表

 公明党内で、山口那津男代表の任期を事実上延長し、参院選が行われる来年夏まで続投させる案が浮上していることが分かった。山口氏の任期は今秋に見込まれていた党大会までの予定だったが、年内の衆院解散・総選挙が取り沙汰され、来夏には参院選だけでなく重視する東京都議選も控える。大型選挙が相次ぐ中、高い知名度を誇る山口氏に「選挙の顔」として期待がある。党関係者が13日、明らかにした。

 山口氏は12日のラジオ番組で、次期代表を選出する党大会を今年9月に開催した場合「自民党総裁選があり、新しい総裁の下で解散が行われる可能性もある。その前に突然代わっては党自身の力を結集できるのか」と指摘。開催時期をずらす可能性に言及した。

 背景には「ポスト山口」として本命視される石井啓一幹事長(比例北関東)の小選挙区への転出もある。衆院選になれば自民党派閥の裏金事件による政権への逆風で、地元に張り付く可能性が高く「代表として各地を遊説できるか」(幹部)と疑問視する声が上がる。

596OS5:2024/06/13(木) 22:53:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/1efcf758a4e7f80b41814302a256a56d853e2b83
在任15年の公明・山口代表 消えぬ続投論 後継候補の石井氏に課題も
6/13(木) 20:09配信



産経新聞
公明党の山口那津男代表(右)と石井啓一幹事長(中央)=2023年4月、東京都新宿区の党本部(大島悠亮撮影)

今国会の会期末が23日に迫り自民党内の関心が秋の総裁選に集まり始める中、連立を組む公明党の山口那津男代表(71)も同時期に任期満了を迎える。次期代表の有力候補には石井啓一幹事長の名前が浮上しているが、党内では次期衆院選などをにらみ山口氏の続投論も消えていない。

「政権は安定してこそ、良い政策を実行できる」。山口氏は12日のラジオ日本の番組で、報道各社の世論調査で低迷する岸田文雄内閣の支持率を踏まえ、早期の衆院解散に慎重な考えを重ねて示した。

また、9月に2年間の代表任期満了を迎えることに関連し、次期代表を選出する党大会の時期を遅らせる可能性にも言及。「新しい(自民)総裁の下で解散が行われる可能性もある。その前に(公明代表が)突然代わって党自身の力を結集できるのか」と述べ、衆院選が終わるまで続投する構えも示した。

代表在任期間が9月で15年となる山口氏を巡ってはかねて勇退論が取り沙汰されていた。後継と目されている石井氏は東大工学部出身の当選10回。党政調会長や国土交通相などを歴任し、誠実な人柄が与野党議員の信頼を集めている。

一方、遊説先で支持層から「なっちゃん」コールが沸き起こる山口氏に比べ、「党首としては地味」との評価が常に付きまとう。公明関係者は「石井氏は有能だが、話が面白くない」と語る。

代表就任への最大の障害となりそうなのが次期衆院選だ。石井氏は比例代表北関東ブロックから埼玉14区に移ることが決まっているが、自民派閥のパーティー収入不記載事件が招いた与党不信の高まりで苦戦も予想される。事件を受けた政治資金規正法改正を巡る与党協議で石井氏が十分に存在感を発揮できなかったのは、地元での活動を重視したためだとの見方もある。

別の公明関係者は衆院選落選で党首を退いた太田昭宏前代表を念頭に「代表になるには選挙に勝たないといけない」と指摘した。党内が山口氏続投に傾く可能性はまだあるようだ。(長橋和之)

597OS5:2024/07/03(水) 08:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cf9b6f5af359ee4f6684704e4a99ffe630bea7d
公明党、党大会を9月実施で調整 山口那津男代表、9選の公算大
7/2(火) 22:52配信

毎日新聞
公明党の山口那津男代表

 公明党は党代表を選ぶ2年に1度の定期党大会について、予定通り9月に実施する調整に入った。党関係者が2日明らかにした。9月下旬の開催を検討しており、実施されれば山口那津男代表の9選が決定する公算が大きい。


 山口氏は6月中旬、党大会の開催について「時期をずらすなど配慮を巡らせたい」と述べ、予定された9月開催から延期する可能性に言及していた。

 公明が党大会延期という異例の対応を検討したのは、自民党総裁選が9月までに予定され、新総裁が誕生すれば総裁選から間を置かず、衆院解散・総選挙が実施される可能性があるためだった。

 ただ、来夏には参院選や東京都議選も予定される。党内や支持母体の創価学会から衆院選も含めた大型選挙に向け、早期に安定した組織体制を整えて臨むべきだとの異論が出て、方針を転換した模様だ。

 山口氏は2日の記者会見で党大会について、「基本的には9月で計画したい」と語った。

 山口氏の後継には石井啓一幹事長の名前が挙がるが、次期衆院選では比例代表北関東ブロックから埼玉14区に転出することが決まっている。公明党関係者は「新代表として全国行脚をしながら初めての選挙区で戦うことはかなり難しい」と指摘。政治資金パーティー裏金事件を巡って与党に逆風が吹く中、安定感のある山口氏の代表続投を求める声が高まっている。

 山口氏は2009年に代表に就任し、現在8期目。在任期間は公明が再結党した1998年以降で過去最長の記録を更新している。【野間口陽】

598OS5:2024/07/13(土) 20:20:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/b87b45f643c75a204dbe1b53a930fabf13e68a42
公明山口代表、9月引退を示唆 「任期終了を基本に」
7/13(土) 20:02配信

共同通信
公明党の山口代表=2日、国会

 【バンコク共同】公明党の山口那津男代表は13日、訪問先のタイ・バンコクで同行記者団と懇談し、9月末の開催を見込む党大会での代表引退を示唆した。衆院解散・総選挙を念頭に「事態が急変するようなことがない限り、任期を終えることを基本に考えたい」と述べた。

 後進育成に努力してきたとして「党の世代交代を確実に進めるという点もしっかり踏まえて判断したい」とも述べた。

599OS5:2024/07/17(水) 07:21:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/9011b006a420e8aecb710eb0430f9f0805fb5778
カリスマ性に欠ける、交渉能力がない、押しが弱い…公明党「次期代表候補」がザンネンすぎる “在任15年”山口那津男氏がやむなく続投か
7/17(水) 6:06配信


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デイリー新潮
異例の長期在任

 首都・東京のかじ取りは、今回も小池百合子氏に託された。3期目を担う都知事は小池氏で5人目だが、彼女を支援した公明党では、それを大きく上回る“長期政権”が続くとみられる。

【写真をみる】「たしかにカリスマ感がない…」 地味めビジュアルの“次期代表候補”石井氏

 政治部デスクが言う。

「公明党の山口那津男氏が代表に就任したのは、党政調会長だった平成21年。自公連立政権が下野し、太田昭宏代表(当時)の後任代表に選ばれた。以来、8期15年も党を率いています」

“選挙の顔”が務まらない
その山口氏は、今月2日の記者会見で、自身の代表任期が満了する9月に党大会を開催する意向を示した。

「かねて公明党は、岸田文雄総理が9月の自民党総裁選までに衆院解散・総選挙に踏み切ると考えていた。山口氏はそこで比例区選出の石井啓一幹事長を埼玉14区から出馬させ、当選を果たした後、晴れて党の“ニューリーダー”として禅譲するつもりでした」

 ところが、内閣の支持率が低調で、岸田総理は解散を封印したままだ。

「一時、山口氏は党大会を延期し、退任時期を衆院選後に先送りする案を検討したものの断念。9月の党大会で、自身の代表続投を宣言するとみられています」

 公明党関係者が解説する。

「山口さんは、石井さんに“選挙の顔”が務まるかどうか疑問視し始めた。石井さんは元建設官僚だけに事務能力には定評がありますが、地味な印象がつきまとい、党の代表として必要なカリスマ性に欠ける。しかも、小選挙区での戦いは初めてなので、代表就任後に落選というまさかの事態も憂慮したようです」

創価学会からの厚い信頼
 他方で、山口氏にはこんな伝説的エピソードが。

「代表に就任する以前、国会で民主党議員が池田大作創価学会名誉会長を舌鋒鋭く批判すると、山口さんはそれに猛然と反論した。その姿が支持母体の創価学会に認められ、現在の地歩を固めるきっかけになった。以来、学会女性部は厚い信頼を置いており、街頭演説では熱烈な“ナッちゃんコール”で迎えられる。 石井氏にはそういう“実績”がまったくない」

 山口氏の前任の太田氏は、自民党幹部とのパイプを駆使して、時に丁々発止の法案調整を繰り広げていた。

「その点“原理主義者”と揶揄される生真面目さがウリの山口さんは、自民党との円滑な関係の構築に苦労してきた。次の代表は太田さんのように自民党とやり合える柔軟さが必須ですが、石井さんは人付き合いが苦手で押しも弱い。先の国会の、自民党派閥の裏金問題に端を発した政治資金規正法改正案を巡る対応でも、良いところなしだった」

「良いところなし」の石井氏
 自民党幹部が吐き捨てる。

「パーティ券購入者の公開基準額の調整で、石井さんと茂木敏充幹事長は水面下で“10万円超”に引き下げると合意していた。それなのに公明党は創価学会からの横ヤリに折れて、後から“5万円超は譲れない”と言い出した。それでウチは法案の単独提出に追い込まれたんだ。石井さんには、交渉担当としての当事者能力が欠けているよ」

 その後、岸田総理は日本維新の会と合意し、“5万円超”の修正法案が成立した。

 先の公明党関係者が言う。

「石井さんは自民党から“裏切られた”と怒りを買い、公明党内では“維新に見せ場を奪われた”との批判にさらされた。調整不足は明らかで、自業自得ですけどね」

 さりとて、代わる人材は見当たらない。指導者候補不在は自公共通の課題――。

「週刊新潮」2024年7月18日号 掲載

新潮社

600OS5:2024/07/17(水) 07:51:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bc3d7ad644460ecf01b2ea88dfe128539f4f4fd
公明代表、交代観測も 9月党大会、「刷新」求める声
7/17(水) 7:11配信

時事通信
記者会見する公明党の山口那津男代表=2日、国会内

 約15年にわたって公明党の「顔」を務める山口那津男代表(72)の去就に関し、任期満了を迎える今秋で退任するのではないかとの見方がにわかに浮上した。

 次期衆院選などを見据え、執行部の「刷新」を打ち出す狙いが背景にある。ただ、安定感を優先すべきだとの意見も根強く、党内外の情勢を慎重に見極めるものとみられる。

 山口氏は現在8期目。任期は9月に予定される党大会までだ。

 去就に注目が集まる中、山口氏は6月の段階で、今秋以降に取り沙汰される衆院解散・総選挙を念頭に、「党大会の時期をずらす」ことも考慮すると発言。自ら陣頭指揮を執るために「当面続投する考えを示唆した」(党関係者)との受け止めが広がった。

 ところが、7月に入ると「(党大会は)基本的に9月で計画したい」と軌道修正。党内に準備委員会も設置された。党幹部は「11月への延期説などもあったが、今は9月下旬の週末に開催する方向だ」と明かす。

 党大会の準備が進む状況に、党内では「山口氏が退き、後任に石井啓一幹事長が就く」との観測が出ている。山口氏自身、最近では異例の長期在職を意識し、節目で常に代表交代を模索。党関係者は「刷新を求める流れを読み誤ってはいけない」と指摘する。

 もっとも、公明は2022年の党大会でも石井氏への代表交代を探ったが、翌年に統一地方選を控えて支持母体の創価学会などで懸念の声が上がり、最終的に見送った経緯がある。党ベテランは「山口氏が来年の参院選まで続投するのが自然だ」と述べるなど、代表交代には党内で異論も相次ぐ。

 山口氏は学会側の意向や、9月に想定される自民党総裁選の動向も踏まえ、去就を最終判断する見通しだ。

601OS5:2024/08/16(金) 16:59:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/19792db750398971415c534e058aef5f03e37480
公明党・山口代表、続投判断どうなる…自民総裁選直後に衆院解散なら安定感に期待の声
8/16(金) 0:00配信

読売新聞オンライン
終戦記念日にあわせて街頭演説する公明党の山口代表(中央)(15日、東京都豊島区で)

 公明党が9月の自民党総裁選の行方と新たな首相(総裁)の衆院解散戦略を注視している。山口代表の秋以降の続投判断に関わるためで、総裁選直後の解散・総選挙なら山口氏続投を望む声が公明内で強まりそうだ。首相の世代交代が進めば、公明でも「党の顔」刷新を求める声が出る可能性がある。

 山口氏は15日、終戦の日に合わせた恒例の街頭演説会を東京都内で開き、来年の戦後80年に向けて「新たに平和のビジョンを策定したい」と力を込めた。

 代表8期目で在任が15年近い山口氏は、秋に任期満了を迎える。総裁選後の9月末に予定する公明党大会が続投判断の節目となるが、岸田首相(自民総裁)の突然の退陣表明により、公明内では山口氏の続投を求める声が出ている。

 新首相が選ばれて刷新感が出れば早期解散に踏み切るとの観測が与党内で強まっているためで、「党の顔」として抜群の知名度を誇り、安定感のある山口氏への期待感が背景にある。

 公明幹部の一人は「山口氏は衆院選の陣頭指揮をとる必要が出てきた。交代はますます難しくなった」と語る。代表交代の場合、選挙が間近になるというだけでなく、新代表の手腕が未知数という事情もある。

 一方、山口氏は72歳で、世代交代の必要性も指摘されてきた。自民総裁選では若手・中堅議員も立候補に意欲を示しており、公明関係者は「清新な総裁が誕生すれば必ず比較される」として、総裁選の情勢次第では代表交代の機運が出てくるとの見方を示す。

 山口氏はこれまで「無責任に放り投げることは考えていない」と続投を強く示唆する一方、7月の外遊時には「(党大会で)任期が終わることを基本に考える」と述べて交代の可能性もにおわせている。

 首相の退陣表明後の14日は記者団に「熟慮を重ねた上で結論を出したい」と述べるにとどめており、当面は世論の反応なども踏まえて慎重に見極める構えだ。

602OS5:2024/09/08(日) 22:05:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/75eb3e20f029a7cdd8d6d5d1fd2b1aab41157676
公明党、山口那津男代表交代へ 後任は石井啓一幹事長が有力
9/6(金) 19:41配信
毎日新聞
公明党の山口那津男代表

 公明党は、28日の党大会で任期満了を迎える山口那津男代表(72)を交代させる調整に入った。後任は石井啓一幹事長(66)が有力視されている。複数の党関係者が6日、明らかにした。

 党代表選は18日告示、28日投開票の日程で実施される。山口氏は6日、東京都内での講演で、自身の進退について「正直言って悩んでいる」としつつ、「(政界の)大きな流れは政界全体をリフレッシュし、世代交代を図っていくこと。最近は党首討論をやると私が最年長だ」と述べ、代表引退の意向をにじませた。同じ70代の共産党の志位和夫前委員長の退任に触れ、「私一人が残っている現状もある」とも語り、10日の記者会見で自身の判断を正式表明する考えを示した。

 山口氏は2009年に代表に就任し、現在8期目。在任期間は15年に及び、公明が再結党した1998年以降で過去最長の記録を更新している。

 山口氏は7月にも記者団に「事態が急変するようなことがない限り、任期を終えることを基本に考えたい」と語っていた。12日告示、27日投開票の日程で実施される自民党総裁選後、岸田文雄首相の後任に就任する新首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切る観測が強まっており、公明党内では知名度と安定感のある山口氏の続投を求める声も上がっていた。【野間口陽】

603OS5:2024/09/08(日) 22:05:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024090600678&g=pol
公明、山口代表交代で調整 10日表明、後任は石井氏有力
時事通信 編集局2024年09月06日21時19分配信


 公明党は28日に任期満了を迎える山口那津男代表(72)を交代させる方向で調整に入った。後任は石井啓一幹事長(66)が有力。複数の党関係者が6日明らかにした。代表交代は2009年以来。山口氏は党内や支持母体・創価学会の意見を踏まえ、10日に最終判断を表明する。

山口代表の進退「見守る」 公明・石井氏

 今秋の衆院解散・総選挙が取り沙汰される中、党内では山口氏の続投を求める声も強かった。ただ、自民党総裁が今月下旬に交代することから、公明としても世代交代を進めるべきだとの判断が強まった。

 山口氏は6日、東京都内で開かれた内外情勢調査会の会合で講演し、岸田文雄首相の退陣表明に関し「政界全体の世代交代を図るという大きな思いを描いているのではないかと感じている」と指摘。自身の進退について「10日に判断を明確に表明したい」と言明した。「正直言って悩んでいる」とも語った。

 代表選は18日に告示される。これまでに複数が名乗りを上げたことはなく、石井氏が立候補すれば同日中に新代表就任が事実上決まり、28日の党大会で正式に決定される。石井氏の後任の幹事長には西田実仁選対委員長(62)が浮上している。

 石井氏は衆院当選10回。政調会長、国土交通相などを歴任し、20年から幹事長を務めている。次期衆院選で比例代表から埼玉14区に転出する。

604OS5:2024/09/18(水) 20:37:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a8bfab2f89d6a7a66f182d5528e6b30bac83997
公明党、石井啓一新代表を選出 15年ぶりトップ交代 28日承認へ
9/18(水) 15:32配信
毎日新聞
公明党代表選の立候補者記者会見に臨む石井啓一幹事長=国会内で2024年9月18日午後4時35分、新宮巳美撮影

 公明党は18日、任期満了に伴う代表選を告示し、石井啓一幹事長(66)が立候補を届け出た。他に届けはなく、無投票で石井氏の代表選出が決まった。28日の党大会で正式に承認される。代表退任を表明した山口那津男氏(72)の後継で、代表交代は15年ぶり。27日投開票の自民党総裁選後、新首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切れば、就任早々に手腕が試されることになる。

 石井氏は1993年衆院選で初当選し、10期目。党政調会長や国土交通相などを歴任し、2020年に党幹事長に就任した。21年衆院選は比例代表北関東ブロック選出だったが、次期衆院選で埼玉14区への転出が決まっている。【野間口陽】

605OS5:2024/09/26(木) 20:00:24
代表   :石井啓一(66)幹事長
幹事長  :西田実仁選対委員長(62) (参院議員)
政調会長 :岡本三成元財務副大臣(59)(東京12区)
国対委員長:佐藤英道衆院議員(64)
中央幹事会長:佐藤茂樹国対委員長(65)(大阪3区)
選対委員長:三浦信祐参院議員(49)

国土交通大臣:斉藤鉄夫(72) 年齢的には引退だが広島3区問題あり →次期内閣でどうなる?

山口那津男代表(72)  →2026年参院選で引退?
高木陽介政調会長(64歳)→引退
北側一雄中央幹事会長(71歳)→引退



https://news.yahoo.co.jp/articles/bc665c2707128f82ff4d6d1978070dc926d0d393

公明党幹事長に西田実仁氏 高木陽介氏は衆院選不出馬
9/25(水) 20:49配信

共同通信
公明党の西田実仁選対委員長

 公明党の石井啓一次期代表(66)は、自身の後任となる幹事長に西田実仁選対委員長(62)を充てる方針を固めた。1998年の同党再結成以降、参院議員が幹事長に就くのは初めて。体調不良で療養していた高木陽介政調会長(64)の次期衆院選への立候補見送りも決めた。複数の党関係者が25日、明らかにした。28日の党大会で代表に正式承認される石井氏は新体制発足に向け、本格的に人事に着手した。

 政権の一翼を担う公明の代表交代は2009年9月以来15年ぶり。石井氏は世代交代を念頭に新たな体制づくりに取り組みたい考えだ。

 西田氏は経済専門誌副編集長を経て04年参院選埼玉選挙区から立候補し、初当選。現在4期目。広報局長、参院幹事長などを歴任し、現在は選対委員長、参院会長、税調会長を兼ねる。支持母体の創価学会の信頼も厚く、党務に精通していることから幹事長に適任と判断したとみられる。

 石井氏は中川康洋(56)、岡本三成(59)両衆院議員や竹谷とし子参院議員(54)ら中堅議員の執行部への起用を念頭に検討を進めている。


https://news.yahoo.co.jp/articles/dfd415dbb042234d97e8af399345ba015c268c5f
公明、政調会長に岡本氏 選対委員長は三浦氏起用
9/26(木) 19:35配信

共同通信
 公明党の石井啓一次期代表(66)は、28日の党大会を経て発足する新執行部の政調会長に、岡本三成元財務副大臣(59)を充てる方針を固めた。幹事長に就任する西田実仁選対委員長(62)の後任には、三浦信祐参院議員(49)を起用する。複数の党関係者が26日、明らかにした。

 72歳の山口那津男代表から引き継ぐ新体制に中堅・若手を積極登用し、党の新陳代謝を図りたい考えだ。

 このほか佐藤茂樹国対委員長(65)を中央幹事会長に充て、後任の国対委員長は佐藤英道衆院議員(64)とする。

 現在政調会長を務める高木陽介氏は一時体調不良で療養した経緯があり、次期衆院選公認を辞退する。

606OS5:2024/10/29(火) 04:46:43

608 :OS5 :2024/10/29(火) 04:30:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e36f099b3cbc8359bd05d9740aa5670278763d6
激震の公明、悩む後任選び 石井代表落選で大混乱、31日にも辞任表明
10/28(月) 21:28配信
産経新聞
公明党の石井啓一代表(66)の衆院選敗退で党内が大混乱に陥っている。石井氏は先月28日に代表に就任したばかりだが、落選を受けて31日にも辞任を表明する見通しだ。自民、公明両党の過半数割れで政局が流動化する中、後任の人事に頭を悩ませている。

■自民への恨み節も

石井氏は28日、党本部で記者会見し、自身の落選について「国会議員でなくなり、代表を続けるといろんな困難が伴う」と述べた。同時に、「私の力不足が全てだが、背景には『政治とカネ』の問題で厳しい逆風もあった」と述べ、自民党への恨み節を漏らした。

党内に衝撃が走るのも無理はない。石井氏は長年、山口那津男前代表(72)の後継として期待されており、先月末にようやく代表に就任したばかりだ。

これまでは比例代表を中心に選挙戦を戦ってきた石井氏だが、「党の顔」としての箔をつけるため、比例代表への重複立候補はせず衆院埼玉14区に挑戦した。だが、与党への批判の嵐がやまない中での戦いとなり、敗北した。党関係者は「完全にもらい事故だ」とため息をついた。

■早々に党の顔を選ぶ必要

わずかひと月あまりで辞任を余儀なくされた石井氏だが、政権を担う公明としては早々に新代表を選ぶ必要がある。来年度予算編成や大型選挙が控える中、新代表には「党の顔」としての魅力に加え、不安定な政局を乗り切る力量も求められそうだ。

こうした中、新代表候補として期待が集まるのが、政調会長や幹事長、環境相などを歴任した衆院当選11回の斉藤鉄夫国土交通相(72)だ。温厚な人柄に加え、自民党との関係も良好だ。

一方、「次世代のホープ」として同5回の岡本三成政調会長(59)の名前も挙がる。外資系金融機関から政界に転身した岡本氏は実務能力が高いとの評価がある。「党の顔」として山口氏の再登板を期待する声や、女性党首として参院当選3回の竹谷とし子副代表(55)を推す声もあるが、新代表はいばらの道を歩みそうだ。(長橋和之)

607OS5:2024/10/29(火) 07:58:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a5c3d4c732dd34388514fe568d6facf5ad067f5
執行部・中堅相次ぎ落選の公明、立て直しへ険しい道のり…石井代表近く辞任で後継選び難航も
10/29(火) 7:07配信

読売新聞オンライン
衆院選の結果を受けて、記者会見する公明党の石井代表(28日午前、公明党本部で)=須藤菜々子撮影

 公明党は27日投開票の衆院選で、石井代表ら執行部や中堅前議員の落選が相次ぎ、公示前の32議席から24議席に大きく減らした。11月9日にも党大会を開き、石井氏の後任を選出して新体制を始動させる方針だが、党勢立て直しへの道のりは険しい。

 「進退も含めた党の運営体制の方向性を遅くならないうちにまとめたい」

 石井氏は28日、国会内で記者団にこう述べ、代表を近く辞任する意向を示した。埼玉14区で敗れ、比例選への重複立候補もしていなかったため、2009年の太田昭宏氏以来15年ぶりに現職の党代表が落選することになった。関係者によると、31日にも党会合で正式に辞任の意向を表明する見通しだ。

 公明の小選挙区候補11人のうち、当選したのは赤羽一嘉副代表(兵庫2区)や斉藤国土交通相(広島3区)ら4人にとどまった。「常勝関西」と呼ばれる大阪では、4人の候補全員が日本維新の会の候補に敗れた。国重徹(大阪5区)、伊佐進一(同6区)の両氏ら党政務調査会での実務に精通する中堅前議員も姿を消し、党内からは「政策推進に支障が出かねない」と懸念の声も上がる。

 自民党の政治資金問題に対する世論の反発のあおりを受け、石井氏は「逆風をはね返す力量が足りなかった」と敗因を語った。比例選での得票数は、約600万票にとどまり、前回21年の衆院選の711万票から100万票以上減らした。

 昨年11月に公明の支持母体である創価学会の池田大作名誉会長が死去して以降、初の大型国政選挙で大敗し、党内の衝撃は大きい。

 石井氏は、15年間にわたって務めた山口那津男・前代表の後を9月に継いだばかりで、後継の代表選びは難航も予想される。重視する来年夏の東京都議選や参院選に向けても、党再建のために残された時間は長くない。

 党内からは、石井氏と同じく9月に就任した西田幹事長や、東京29区で勝利した岡本政調会長を軸に、新執行部が構成されるとの見方が強まっている。

608OS5:2024/10/31(木) 16:35:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/7efa028911f39a833a5746e1e4fdb46e1a090792
落選の公明石井代表が辞任表明 後任候補に斉藤、岡本氏ら
10/31(木) 11:02配信

共同通信
公明党の石井啓一代表

 公明党の石井啓一代表は31日の中央幹事会で、自身の衆院選落選を受け辞任を表明した。「衆院選は非常に厳しい結果となった。これは全て代表である私の責任だ。代表の職を辞することを決めた」と述べた。後任には斉藤鉄夫国土交通相、岡本三成政調会長らの名前が挙がっている。公明は衆院選で議席を公示前の32から24に減らし、党の体制立て直しが急務となる。

 石井氏は9月28日の党大会で代表に就任したばかり。任期途中での辞任のため、党規約により代表選は実施しない。11月7日の中央幹事会で後任の推薦を決め、同9日に党大会を開いて正式承認する方向で調整している。衆院選を取り仕切った西田実仁幹事長の処遇も焦点。

 石井氏は埼玉14区で国民民主党候補に敗北。比例代表との重複立候補をしていなかったため、落選した。公明代表の落選は2009年衆院選での太田昭宏氏以来。

609OS5:2024/11/01(金) 08:00:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e78491189803156b93fa981058d07267facc814
山口氏再登板に期待も…公明の後継選び本格化、斉藤・岡本氏ら取りざたされるも衆目一致せず
11/1(金) 7:31配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 公明党の石井代表が31日に辞意を表明し、党内では11月9日の新代表選出に向けた調整が本格化した。次期代表には、斉藤鉄夫国土交通相(72)や岡本三成政調会長(59)が取り沙汰されるものの、党内の衆目が一致しているとは言えず、一部には山口那津男・前代表(72)の再登板に期待する向きもある。

 9月に就任してから1か月あまりで代表を退くことになる石井氏は、31日の党中央幹事会で「速やかに党再建に向けた体制を構築していただくようお願いする」と述べた。党内では次期代表として複数の名前が浮上しているが、党幹部は「どの候補にも一長一短があり、悩ましい」と語る。

 斉藤氏は、選挙対策委員長や幹事長を務めた実績があり、党務に通じたベテランとして自民党とのパイプ役に推す声がある。ただ、岸田政権発足時の2021年10月から3年間、国交相を務めており、党務から遠ざかって久しい。山口氏と同世代のため、「世代交代から逆行する」との指摘も出ている。

 米証券大手出身の岡本氏は、外務政務官や財務副大臣などを歴任し、9月に政調会長に起用された。政策立案能力が高く、「若手・中堅の筆頭格」としての評価があり、刷新感にも期待がかかる。もっとも、過去の要職は主に政府の役職で、党務経験の少なさから自民や野党との調整力が不安視されている。

 山口氏への待望論は、党が重視する東京都議選や参院選が来年に控えているためだ。山口氏は、衆院選でも全国遊説に飛び回り存在感を示したが、代表復帰は過去に例がなく、山口氏本人も周囲に否定的な考えを示している。

 人選は11月7日の党会合で提示される見通しだが、支持母体の創価学会も含めた調整は難航する可能性もある。

610OS5:2024/11/02(土) 14:35:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/072c5f9adbc37df138f1d75b9e748360871c5a16
公明党新代表、斉藤鉄夫・国交相で最終調整…9日の臨時党大会で承認へ
11/2(土) 5:01配信

読売新聞オンライン
斉藤鉄夫・国土交通相

 公明党は、衆院選で落選して辞任表明した石井代表(66)の後任に、斉藤鉄夫・国土交通相(72)を起用する方向で最終調整に入った。9日に開く臨時党大会で承認される見通しだ。複数の党関係者が明らかにした。


 斉藤氏は、衆院広島3区選出で当選11回。2018年9月から幹事長を約2年間務め、党務に精通している。21年10月の岸田内閣発足時から国交相に就任し、党では副代表を務める。

 公明は、衆院選で小選挙区に11人を擁立したが、石井氏ら7人が落選し、獲得議席は公示前を8議席下回る24議席にとどまった。石井氏が10月31日に辞任を表明し、後任人事の調整が本格化していた。

 新執行部では西田実仁幹事長(62)の留任が内定しているほか、岡本三成政調会長(59)を続投させる案が有力となっている。

611OS5:2024/11/02(土) 16:54:16
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/news/20241031-OYTNT50260/
石井氏辞任 自公すきま風 来夏参院選、戦略見直しも 
2024/11/01 05:00

スクラップ
辞任を表明する公明党の石井代表(31日、東京都新宿区の党本部で)
 衆院選埼玉14区で落選した公明党の石井代表が31日、党代表の辞任を表明した。自民党と公明の県組織は、来夏の参院選に向けた戦略の見直しを迫られている。


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 投開票から一夜明けた10月28日、党県本部幹事長の塩野正行県議は、14区での敗因について「政治とカネ」の問題を挙げた。読売新聞社と日本テレビ系列各局による投開票日当日の出口調査によると、石井氏に投票したのは自民支持層の4割にとどまっており、選挙協力は十分に機能しなかった。自民県連幹部は「(政治資金収支報告書の)不記載問題のもらい事故。本当に申し訳ない」とうなだれた。

 石井代表の落選を、公明の「戦略ミス」とみる向きもある。不記載があり自民非公認となった三ツ林裕巳氏(13区で落選)に対して、公明は推薦を出した。三ツ林氏のこれまでの協力姿勢を評価しての判断だったが、公明の地方議員は「推薦について多くの党員から批判を浴び、説明に追われた。これは党本部のエラーだ」と憤慨する。

 自公のぎくしゃくした関係は、来夏の参院選に影響を与えそうだ。参院選埼玉選挙区の改選定数は4で、自民、公明、立憲民主党、共産党が1議席ずつすみ分けている。自民県連は以前から2人目の候補者擁立を模索してきた。

 衆院選14区での石井氏擁立について、自民県連は当初、反発していたものの、その後は擁立を容認した。その裏では、来夏の参院選での2人目擁立を自民党本部に求めていた。

 衆院選では石井氏の落選に加えて、自民も議席を減らした。自民県連幹部からは、「2人目の擁立なんてもう言っていられない」という声が上がる。一方、公明県本部の幹部も「もし自民に2人目を立てられたら、公明が議席を失いかねない」と危機感を強めている。

612OS5:2024/11/03(日) 08:46:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/170f04841b18edc046d9dfb8ed8a0b87c61527ed公明、窮余の重鎮登板 衆院選大敗、世代交代棚上げ
11/3(日) 7:05配信


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時事通信
初閣議を終え、記念撮影に臨む石破茂首相(右端)と斉藤鉄夫国交相(左端)=10月1日、首相官邸

 公明党は、衆院選での石井啓一代表の落選を受け、ベテランの斉藤鉄夫国土交通相(72)を新たな「党の顔」に起用する方針だ。

 自民党を合わせた連立与党の過半数割れで政局が流動化する中、世代交代を棚上げして「安定性」を優先させた。党勢の退潮ぶりも改めて突き付けられ、立て直しに向けた課題は山積。手腕が早速問われそうだ。

 石井氏は、在任15年に及んだ山口那津男前代表の後継として、約1カ月前に就任した。比例代表との重複なしに初挑戦した埼玉14区での落選は「想定外」(党関係者)の事態。新代表の人選は斉藤氏や、中堅の代表格と目される岡本三成政調会長に加え、山口氏の再登板も取り沙汰される混迷模様となった。

 決め手となったのは当選11回を重ね、自民中枢を含め与野党に人脈を有する斉藤氏の政治経験だ。島根県出身で、隣り合う鳥取県が地元の石破茂首相とはかねて親交がある。石破政権の後ろ盾となった岸田文雄前首相とは、同じ広島県選出で初当選同期の間柄。国交相の在任期間が3年を超え、各省庁ともパイプを築いている。

 自民は政権維持に向け、衆院選で28議席と躍進した国民民主党との「部分連合」を目指し、接触を活発化させている。一方、公示前から8減の24議席と後退した公明では、安全保障政策など方向性の異なるテーマで自民と長年渡り合った北側一雄元国交相も引退。「小政党が冒険する余裕はない。政治的資源を活用しなければ埋没する」。党幹部は斉藤氏の起用理由をこう解説する。

 支持母体・創価学会の高齢化が進む中、衆院選の比例代表は、得票数が600万票を割り込み過去最少になった。小選挙区も、「常勝」を誇った大阪府でホープと期待される中堅が相次ぎ落選。「人材不足」の指摘が党内にくすぶり、一部で「国交相ポストを手放すべきではないか」(関係者)との声も漏れる。

 「緊急登板」の性格が色濃い重鎮の起用だが、党を取り巻く厳しい環境は今後も続きそうだ。党幹部は「次の見通しがあるわけではない」と言葉少なに語った。

613OS5:2024/11/05(火) 09:18:38
兵庫8区
https://news.yahoo.co.jp/articles/e679920a9119af379156e9720760a23bccb9a39a
国交相に公明の中野氏を起用へ 首相、鈴木法相と江藤農相で調整
11/5(火) 6:00配信


共同通信
中野洋昌元経済産業政務官

 石破茂首相は、公明党代表に就任する斉藤鉄夫国土交通相(72)の後任に、同党の中野洋昌元経済産業政務官(46)を起用する方向で調整に入った。公明が中野氏を推薦し、首相は受け入れる方針だ。衆院選で落選した牧原秀樹法相(53)と小里泰弘農相(66)の後任人事を巡っては、法相に鈴木馨祐元外務副大臣(47)、農相には江藤拓元農相(64)を充てる意向だ。その他の閣僚は再任させるため、第2次石破内閣の閣僚の顔触れが事実上、固まった。

 派閥裏金事件に関与した議員や旧安倍派の議員は起用しない考えだ。複数の政権幹部が4日、明らかにした。

 首相は11日召集が見込まれる特別国会の首相指名選挙で選出される公算が大きい。衆院選で自民、公明両党は少数与党となったが、日本維新の会、国民民主両党は決選投票を含め立憲民主党の野田佳彦代表に投票しないためだ。首相は選出後に第2次石破内閣の組閣に取りかかる。

 公明は石井啓一代表が衆院選で落選し辞任を表明したため、斉藤氏への交代と後任国交相の人選を進めていた。

614OS5:2024/11/09(土) 17:15:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddad87f4b15fbbb29588dfc03fa4c0a2051a9cd3
竹谷代行、新体制発足 公明党、代表に斉藤氏正式承認
11/9(土) 13:30配信

共同通信
公明党の竹谷とし子副代表

 公明党は9日、臨時党大会を東京都内で開き、石井啓一氏(66)の後任代表として、斉藤鉄夫国土交通相(72)を正式に承認し、新体制を発足させた。代表代行には竹谷とし子氏(55)を起用した。代表代行を置くのは故浜四津敏子元環境庁長官以来。先の衆院選では代表就任から1カ月の石井氏や次世代を担う中堅が落選し、比例代表の得票も過去最少となった。来年夏の参院選や東京都議選に向けた党再建が重要課題となる。

 斉藤氏は9日夕、自民党総裁の石破茂首相と官邸で会談し、政策合意文書を交わす。

 留任した西田実仁幹事長は、政治改革の一環として、政治資金を監督する第三者機関の設置に向けて関連法の年内成立を目指す考えを表明した。年収の壁のうち、年金など社会保険料の支払いが生じる「106万円の壁」や「130万円の壁」解消に向けて「率先して取り組む」とも述べた。

 斉藤氏は現在11期目。環境相や党幹事長など要職を歴任し、2021年10月に発足した岸田政権で国交相に就いた。国交相の後任には、公明の中野洋昌元経済産業政務官が起用される見通しだ。

615OS5:2024/11/09(土) 17:19:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/978a72bceca1dbc69d9e5bb26eee876bb4217ce8
公明、新代表に斉藤鉄夫氏を選出 多くの中堅が落選、逆風下の再始動
11/9(土) 16:33配信
毎日新聞
公明党大会で新代表に選出され、あいさつする斉藤鉄夫氏=東京都新宿区で2024年11月9日午後1時52分、幾島健太郎撮影

 公明党は9日、臨時党大会を東京都内で開催し、衆院選での議席減や自身の落選の責任をとって辞任した石井啓一代表(66)の後任として、斉藤鉄夫国土交通相(72)を正式に選出した。代表代行には竹谷とし子副代表(55)を起用した。石井氏の代表就任からわずか1カ月あまりでの「交代劇」で、党にとっては大きな痛手を負う中での再スタートとなる。



 党大会では新執行部の人事案も承認され、西田実仁幹事長(62)、岡本三成政調会長(59)、三浦信祐選対委員長(49)の留任が決まった。党人事とは別に、石破茂首相は斉藤氏の後任の国交相として中野洋昌元経済産業政務官(46)を起用する調整に入っている。

 斉藤氏は1993年衆院選で初当選し、現在11期目。2008年に環境相として初入閣し、党政調会長や幹事長などを歴任してきた。21年10月から国交相を務める。斉藤氏は党大会で「(衆院選の)結果を党全体が真摯(しんし)に受け止め、しっかりと総括し、新しいスタートを切らねばならない。原点に立ち返りそこから再出発したい」と表明した。

 だが、党の置かれた状況は極めて厳しい。公明は9月28日、15年間代表を務めた山口那津男氏(72)の後継として石井氏を選んだが、この時の人事で重視したのが「世代交代」だった。山口氏は退任時、「政治の世界に世代交代の波が押し寄せている。齢(よわい)70を超えた私としては次の世代にバトンを譲るべきだと決断した」と強調。その後の石井体制は中堅・若手を要職に配した。党中枢を担う人材を育て、世代交代を徐々に進める算段だった。

 しかし、衆院選で獲得議席は24議席にとどまり、公示前から8議席を失った。特に大阪では候補を擁立した4小選挙区で全敗し、党内からは「次世代を引っ張る中堅を失ってしまった」(ベテラン)と悲鳴が上がった。党の政策立案を担う部会長などの人事に影響が出るなど党運営にも支障が生じている。

 また、来年には公明が重視する都議選や参院選が控えており、低迷する党勢の回復のために失敗は許されない状況となっている。

 そのため、党は今回、経験豊富な人物でなければ難局は乗り切れないと判断。党務を熟知し、幅広い人脈、交渉力があるとして、山口氏と同じ年の斉藤氏に白羽の矢を立てた。

 衆院選の比例代表は前回21年から114万票減り、過去最少の596万票だった。来夏の参院選で、斉藤氏の真価が問われることとなるが、党内では「衆院選の敗因は、自民への逆風に巻き込まれたことだけではなく、党の戦略ミスもある。きちんと向き合わなければ同じことを繰り返すだけだ」との声も漏れる。

 衆院選を受け、連立政権における党の存在感にも変化が生まれている。躍進した国民民主党が公明より4議席多い28議席を獲得し、キャスチングボートを握った。少数与党として政権運営していくには野党の取り込みが不可欠だが、「あまり国民民主に近づきすぎると公明が埋没する」(党関係者)との懸念もあり、野党との距離の取り方に腐心しそうだ。

 公明は17日に結党60年を迎える。党中堅は「先輩たちも厳しい時代を経験している。我々もこの難しい時代を乗り切る使命がある」と自らに言い聞かせた。【野間口陽】

616OS5:2024/11/09(土) 17:59:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4af4a6de41bc1693483af05aee0f2eea341d2e1
国交相ポストが公明の指定席に 経験者ゼロの自民「固定化よくない」と不満
11/9(土) 17:41配信

産経新聞
国土交通相への留任が決まり官邸に入る公明党の斉藤鉄夫氏=10月1日午後、首相官邸(関勝行撮影)

11日に発足する第2次石破茂内閣で、公明党は斉藤鉄夫新代表の後任の国土交通相に、同党の中野洋昌元経済産業政務官を推薦し、石破首相は中野氏を起用する見通しだ。公明議員が国交相に就くのは第2次安倍晋三政権発足以降、5人連続で、在職期間も連続12年。国交相ポストが公明の指定席になっている状況に、自民党内からは不満も漏れる。

国交相の所管分野は道路や河川、運輸など生活に密着している。公明は約3千人の地方議員を通じ、有権者や業界関係者の要望を吸い上げている。「公明としては国と地方のネットワークが非常に重要で、地方から要望が多い国交相は私どもにふさわしいポスト」(石井啓一前代表)と位置付ける。

地方での公明議員の講演に国交相が駆けつけ、その際に業界団体の陳情も受ける公明の手法が、この10年ほどの間に定着した。こうした立場を生かし、選挙の際に業界の組織票の取り込みを図る狙いもある。

一方、自民は金子一義元国交相が退任した平成21年以降、国交相ポストから遠ざかっており、危機感を募らせている。

昨年9月に岸田文雄前首相が内閣改造を行った際には「そろそろ返してほしい」と自民内から奪還論が巻き起こった。だが、公明側から難色を示され、自公関係への配慮から斉藤氏の続投が決まった。自民の二階俊博元幹事長が先の衆院選を機に引退し、省庁合併前の運輸相、建設相を含めても国交相経験者の自民議員はゼロになった。

自民内で国交行政に精通する議員が減っていることは、インフラ整備などの推進にも悪影響を与えるとの懸念の声は根強い。自民の閣僚経験者は「ポストを政党で固定化するのはよくない。役所の士気も上がらないのではないか」と漏らした。(長橋和之)


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