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石炭・亜炭・炭砿スレ
99
:
とはずがたり
:2017/08/22(火) 00:23:08
自然発火しやすい資源どう運ぶ? 川崎重工、豪州の褐炭を日本へ輸送 水素社会を下支え
https://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/bsc170821002
08月21日 05:07フジサンケイビジネスアイ
川崎重工業が、オーストラリアに埋蔵された褐炭と呼ばれる低品位の石炭から製造した水素を日本へ運ぶ技術の開発を進めている。液化した水素を貯蔵するタンクと、それを運ぶタンカーの開発が柱で、2020年にも実証実験に乗り出す。液化水素を燃料に使う種子島のロケット基地などで培ったノウハウを生かし、水素社会の下支え役を担おうとしている。
低品位で安い資源に着目
「埋蔵量が豊富なうえ、現地で少量が利用されているだけなので安い。これを元に水素を作り、輸送できれば日本にとって大きなプラスになる」
川崎重工の西村元彦・水素チェーン開発センター副センター長は、褐炭の魅力をそう力説する。
褐炭は、低品位なうえに水分量が50?60%と多く、乾燥させると自然発火しやすいので輸送にも適さない。オーストラリアは世界有数の石炭埋蔵国で、そのうち半分を褐炭が占めるにもかかわらず、現地の発電にしか利用されていないという。この褐炭から製造した水素を、需要のある日本まで安全に運べれば、資源確保の問題解決につながる。オーストラリアにとっても、資源輸出の拡大や産業・雇用の創出が期待できる。
しかも、褐炭が存在する南東部のビクトリア州ラトロブバレーから80キロ東方には枯れかけの海底ガス田があり、水素製造時に発生した二酸化炭素(CO2)の貯留地として活用できる。このため、化石燃料から水素を作る場合に問題となるCO2排出も避けられる。
常温で気体の水素は、そのままだとかさばりすぎて日本に運べない。そこで川崎重工は、セ氏マイナス253度に冷やして液化し、体積を約800分の1に抑えて運ぶことを想定。特殊ステンレス製で二重構造をした専用タンクと、それを搭載するタンカーの開発を進めている。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助を受け、20年に1250立方メートルのタンク1基を搭載した運搬船を使って実証を開始。30年には4万立方メートル×4基に規模を拡大して商用化したい考え。既に1250立方メートルのタンクを播磨工場(兵庫県播磨町)で試作済みだ。プロジェクトの推進にあたっては、Jパワー(電源開発)や岩谷産業、シェルジャパンも協力している。
再生エネ下回るコストに
運んだ水素の用途として想定しているのは水素発電だ。経済産業省によると、水素発電は20年代に本格導入が始まる見通し。日本では現在、化石燃料を改質して燃料電池車(FCV)などに使っているが、それだけだと追いつかなくなるのは確実だ。
これに対し、川崎重工のプロジェクトが実用化すれば、2隻が1年間、オーストラリアとの間を行き来しただけでFCV300万台分のエネルギーを賄える計算。運搬船が日本の港に接岸するまでのコストは1立方メートル当たり29.8円と、液化天然ガス(LNG)よりは高いものの、太陽光や風力といった再生可能エネルギーを下回るとみられる。
同社はこれまで、安全性向上を中心とした諸課題に取り組む一方、水素を海上輸送するためのルール作りでも積極的な役割を果たしてきた。既に国土交通省が国際海事機関(IMO)にルールを提案して承認されており、実証を進めながら世界標準にしていきたいという。
川崎重工はロケット打ち上げ基地以外にも水素の製造を伴う肥料プラント、水素を運搬できるトレーラー用コンテナなどを手がけた実績がある。運搬船と並行して、発電に使う「水素ガスタービン」の開発も進めている。「液化水素に関してだけで約30年の実績や知見がある」。西村副センター長は商用化に自信をみせる。(井田通人)
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