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石炭・亜炭・炭砿スレ

122とはずがたり:2018/09/11(火) 22:07:30

2018-06-19
あらためて考える、日本における「石炭」の役割
http://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/sekitanyakuwari.html

日本のエネルギー自給率は8%と、諸外国と比較して非常に低く、中でも石油などの化石燃料は特に乏しいという状況にあります。

島国である日本では、現状では、常時必要となる設備容量のすべてを国内で備える必要があるのです。

このような状況にある日本では、石炭をどのように活用していくべきなのでしょうか。

石炭がエネルギー政策上で持つメリットとはどのようなものでしょう。まず、石炭は、ほかの化石燃料に比べて賦存地域(天然資源が理論上は存在していると算定されている地域)が欧州・ユーラシア、北米、アジア大洋州など地理的にバランスよく分散しており、供給の安定性が高いということがあげられます。石油や天然ガスと比べて、地域による偏在が少なく、地政学的リスクの高い中東に依存する必要がないことから、エネルギーセキュリティを向上させることが可能です。

さらに、ほかの化石燃料に比べて経済的に採掘できる年数(可採年数)が長いという特徴を持ちます。

次に、価格が低めで安定していることがあげられます。熱量あたりで比較すると、価格は原油やLNGに比べ1/2〜1/3であり、価格の変動も少ないため、発電コストの低いエネルギー源として活用することができます。

また、石炭は常温で固体であり、LNGのように揮発しないこと、他の燃料と比較して爆発の危険性も低いことから、保管が容易であるというメリットも持っています。このため、日本国内には約1ヵ月分の在庫が存在しています。

前述したように、1つの燃料で「3E+S」を完全に満たすことは難しいというのが現実です。しかし、さまざまな輸送ルートで輸入した多様な燃料を使い分けることができれば、リスクを分散させ、エネルギー供給の安定性を向上させることにつながります。

その中で、高い安定供給性、経済性を持つ石炭は、前述したようにエネルギー自給率の低い日本にとって、とても重要なエネルギー資源だといえるでしょう。ただし、石炭にはCO2の排出量が多いというデメリットがあり、環境に配慮しながら使用する必要があります。次回は、そうしたCO2排出というデメリットをできるだけ低減し、なおかつ貴重な資源である石炭を有効に活用していくために進められている技術開発の現状についてもご紹介します。


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