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自民党政権綜合スレ

69チバQ:2012/12/02(日) 17:43:39
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/syuin/12/News/yamaguchi/Sy201211300001.html
'12/11/30
農事法人、将来に危機感 TPP、経済効果へ期待の声も 山々が紅葉で色づく晩秋の山口市阿東徳佐下の鍋倉地区。「一番の心配事は高齢化と環太平洋連携協定(TPP)です」。25日に公民館であった農事組合法人「なべくらの郷」の設立総会で、代表理事に就いた伊藤英毅さん(68)はつぶやいた。

 組合員14人の同法人は稲作中心に16ヘクタールの水田を共同で維持管理する。来年は約200万円の田植え機も導入する予定で組合員の営農への意欲も高い。

 だが、組合員は70歳代と60歳代が各5人いる。「高齢化が進み、後継者もいない。さらに外国産の安い米が流通すればここで農業が続けられるのか…」。伊藤さんは今回の衆院選の争点にも浮上するTPPの交渉参加問題に神経をとがらせる。

 主食のコメは778%という高い関税率に守られている。山口県農林水産政策課は2年前、TPPに参加して関税が撤廃された場合、県内の農業産出額の48%に当たる約340億円分の県内農産物が外国産に市場を奪われると試算した。同課は「中山間地域が約7割を占める県内は、特に影響が大きい」とみる。

 20日、JAグループ山口が山口市で開いたTPP交渉参加に反対する緊急集会にも約千人が集まり、「わが国の農業を壊滅させ食料の安全保障を放棄する。断じて認められない」と激しい論調の決議文を採択した。

 「海外農家の規模は桁が違う」「味は自信があるが、価格は太刀打ちできん」…。その危機感は鍋倉地区の法人組合員も共有する。

 しかし、仲間のTPP談議を、最年少の金子恒司さん(45)は複雑な表情で受け止める。

 広島県海田町のマツダ関連の自動車部品工場に勤め、週末は地区に帰る兼業農家。収入の8割を農業以外で賄い、TPPには「賛成の気持ちの方が強い」と思いを明かす。

 来年は5月から半年間、メキシコの新工場へ技術指導で出張する予定。半面、2年前まで働いていた近隣町の同社工場は来春に閉鎖予定で、国内産業の空洞化を実感する。古里が好きで農業は続けるつもりだが「関税の障壁が撤廃されれば、円高に苦しむ自動車業界には大きなプラス」。TPPによる経済効果への期待感をにじませる。

 法人代表の伊藤さんも「組合員の子ども世代は都会で働き、地域には兼業農家も多い。代表としては何とも言えない」と複雑だ。

 一方でTPPを経済効果だけで論じられないとの思いも強い。各党の政策論争を聞き、国土保全や洪水防止など農村の多面的機能が都市部では忘れられているようなそんな一抹の寂しさを感じるという。(金刺大五)


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