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自民党政権綜合スレ

61チバQ:2012/12/02(日) 17:39:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20121201-OYT8T01059.htm
[衆院選]争点の現場から<下> TPP 農産地戦々恐々



レモンの生育具合を確かめる神川さん(尾道市瀬戸田町の高根島で)  瀬戸内海からの寒風が吹きつける尾道市瀬戸田町・高根島のレモン畑。神川清さん(66)は急斜面に立つ約50本の木々の具合を確かめていた。

 ミカン農家だった父から継いだ畑でレモンの栽培を始めて約30年。今では収穫量は4トンを超える年もあるが、この2年は寒波で1トンを切った。「自然相手だから仕方ない」と話すが、今冬は、もう一つ心配事が増えた。環太平洋経済連携協定(TPP)の問題だ。「レモンの品質には自信があるが、これから何が起きるのか……」と表情を曇らせる。

 野田首相が交渉参加に向けた協議入りを表明し、衆院選でも争点に浮上したTPP。県内の農業関係者からは、交渉参加への反対意見が相次ぐ。

 JA広島中央会は11月20日、広島市内で開いた定期大会でTPP交渉参加に反対する特別決議を採択した。中央会は、TPP参加によって海外の安価な農作物が流入し、県内の農業総産出額の46%、約500億円が失われるとの試算を出した。

 県内の農業従事者の平均年齢は70歳を超え、農地は、生産量日本一のレモンを含めて離島や山間部に集中する。同中央会の村上光雄会長は「我々はパンツ1枚になって震えている。それも脱げというのがTPPだ」と批判する。

 一方で、日本の農水産物やその加工品は、食味や品質で世界的に高い評価を得るものも多い。県内からもかんきつ類やカキ、日本酒などが海外に輸出されている。

 県も3月「農水産物輸出戦略プラン」を策定。香港や台湾、シンガポールを重点推進地域として、海外での販路開拓を促す。

 国内屈指の酒所・東広島市西条。「賀茂泉酒造」は、米国や中国など11か国に日本酒を輸出しており、今後は東南アジアなどでの販売拡大を目指すが、高い関税がネックで進まない。

 前垣寿男社長(66)は「TPPの交渉参加国がアジア諸国にも広がれば、商売のチャンスは広がる」とみる。

 ただ、もろ手を挙げて賛成というわけではない。日本酒の原料は、言うまでもなくコメ。それも日本のコメでなければ世界に通用する日本酒は造れない、という揺るぎない信念がある。

 TPPでアジアの活力を取り入れても、農家が倒れてしまえば元も子もない、と前垣社長は考える。公示まで2日に迫った衆院選で、各候補の訴えにじっくり耳を傾けるつもりだ。

 [環太平洋経済連携協定(TPP)] アジア・太平洋地域で巨大な自由貿易圏を設ける狙いで、米国や豪州など11か国が交渉に参加。例外なき関税撤廃、知的財産の保護などのルールを作る。製造業やサービス産業は輸出増などが期待されることから、経済界は交渉参加を強く求めている。

 (この連載は立花宏司、井戸田崇志、矢野彰、東直哉が担当しました)

(2012年12月2日 読売新聞)


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