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自民党政権綜合スレ

51チバQ:2012/12/02(日) 17:32:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121130-00000213-mailo-l18
幸せですか?:日本の岐路’12衆院選/上 農業政策 /福井
毎日新聞 11月30日(金)15時23分配信

 ◇家族養えるか不安 「食守る理念感じない」
. 午前7時半。そばの実を選別する作業場は肌寒かった。選別機が騒々しく動き、小石やくずが取り除かれたそばの実が紙袋に納められていく。あわら市赤尾の農家、長谷川太佑さん(33)は国の減反政策に従い、約15ヘクタールの農地でそばを栽培。10アール当たり2万円の補助金を受けている。
 「国は農業に対してどういう政策をとるつもりなのか。先が見えない不安があります」
 妻(31)、長男(4)、次男(3)との4人暮らし。5年前まで大阪で建築資材会社に勤務していたが、農業を営む妻の両親に頼まれ、跡を継いだ。そばの他、約30ヘクタールの水田で米を栽培し、麦も手掛ける。就農に後悔はないが、会社員の方が安定していたと振り返ることもあるという。
 米の価格は低下の一途をたどる。県水田農業経営課によると、93年のコシヒカリの入札価格は1俵2万3772円だったが、その後、相場は下落。長谷川さんが今年、卸売業者に卸した価格は1俵1万5000円前後だった。今後、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に日本が参加し、外国産の安い米が市場に出回った場合の懸念が募る。
 「子どももこれから大きくなる。さらに米の相場が下がったら、家族を養っていけるか不安だ。TPPで農業が打撃を受けたら、国は何らかの対策をとってくれるのだろうか」
   ◇   ◇
 「ただでさえ自由化が進んでいるのに、TPPに参加すれば日本の農家は完全に息の根を止められてしまう」。越前市杉尾町で水稲やほうれん草、トマトなどを栽培する平沢一広さん(50)は、先細る地域の農業を鑑み、訴える。
 14年前、兼業農家から専業農家になった当時、農地は2ヘクタールだった。その後、高齢となった近所の農家から田んぼを託され、現在は10ヘクタールに。93年、米の輸入の一部自由化を機に、農協に卸していた米を直売に切り替えた。有機栽培など客のニーズに合わせて米を作り、品質や味をアピールして口コミで客を広げた。現在の顧客は約50人。市場に左右されないため、TPPに参加してもすぐには影響は出ないと考えている。しかし、「農業は1人ではできない。水路の清掃、水引きの準備……。ほかの農家がだめになったらうちも続けられなくなる」と心配する。
 減反政策をはじめ、自民党の農業政策に疑問を感じていた。前回選挙で、民主党に期待して票を投じた。販売価格が生産費を下回った作物の差額を補償する農業者戸別所得補償制度はマニフェストの目玉だったが、後継者不足の解消など将来を見据えた政策と思えず、支持を得るためのばらまきのようにも映った。
 「自国の食料をいかに守るか、という基本理念を政治家に感じない。『農業は大切だ』と口では言いながら、士農工商の時代と同じで、実質的な農家の地位は軽んじられたままなんですよ」。次の選挙では、誰に投票しようか決めかねている。【山衛守剛】
     ◇
 来月4日公示される衆院選は、私たちの暮らしを振り返り、政治を考える大きな機会だ。この国はどこに向かっているのか。課題の現場を訪ねた。
11月30日朝刊


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