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自民党政権綜合スレ

3369名無しさん:2017/11/15(水) 23:10:52
>>3368

一方、自民党内からは、「当時の民主党の幹事長だった小沢一郎氏が、『内閣と与党は一体であるから、与党は質問しなくていい』と言ったのに、野党の自民党も便乗した。自民党が進んで2対8にしたわけではない」という声が聞かれます。

与野党双方の言い分は食い違っていますが、協議が行われた委員会の理事会は非公開で議事録も存在しないため、どのような経緯で配分が決まったのか、検証は困難です。

野党に多く配分するのは?

野党側が、多くの質問時間を配分するよう求める理由は、どこにあるのでしょうか?

1つは、日本が、国会で多数を占める与党が内閣を構成する「議院内閣制」をとっていることです。

「政府と与党は一体である」として、国会での質疑を通じて、政府を監視する役割は、野党が担うべきだというのです。
諸外国でも、政府をチェックする機能を高めるため、野党の質問時間は、議席の比率よりも、多く認められる傾向があるようです。

もうひとつ、日本特有の政治システムの存在が挙げられます。

政府が、予算案や法案を国会に提出する前に、与党の了承を得るとする「事前審査」の制度です。野党側は、「与党議員は、こうした場を通じて、十分議論する機会があり、みずからの意見などを反映させることもできる」と指摘します。

これに対し、自民党側は、「事前審査で、すべての情報が得られるわけではない」とか、「事前審査では、官僚とのやり取りが中心で、閣僚に対する質問はできない」などと反論。また、国会の議事録に、質疑の記録を残すことも重要だと主張しています。

専門家「与党の覚悟問われる」

与野党の綱引きについて、国会の仕組みに詳しい学習院大学の野中尚人教授は、野党側への配慮の必要性を指摘します。

ニュース画像
「野党の時間を減らして、与党によこせという考え方はやめるべきだ。日本の国会は、70年くらいにわたって、与野党がともに作り上げてきた非常に難しいバランスの構築物であり、野党が仕事をする場所としてあるというのが非常に大きな要素になっている。野党の時間は確保するが、与党にも時間を加えてくださいという提案ならばありえる」

一方で、野中教授は、「官邸主導」と呼ばれる政治情勢が続くなかで、質問時間の配分をめぐる議論がでていることに注目すべきだといいます。

小泉政権以降、「官邸主導」の政策決定が次第に進み、大臣などとして政権に入っていない与党議員が、どのように存在感を示すことができるかが課題となっていると指摘します。かつては、分野ごとに精通した「族議員」として、時には、政府とも対決しながら、「事前審査」などを通じて政策の決定に関わるケースもありましたが、今は、政権の力が強い分、与党内で、影響力を行使する場が少なくなっているからです。

野中教授は、与党の質問機会の確保にも理解を示すとともに、与党側の覚悟を求めました。

「『官邸主導』の仕組みが整いつつあるなかで、国会運営の仕組みは、これまでほとんど変わっていない。官邸という強いリーダーシップをチェックするための仕組みが必要であり、議事録が残る国会で、与党によるチェックも当然必要だが、そもそも政府が嫌がるような質問をする覚悟が与党議員にあるのかが、問われている」


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