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自民党政権綜合スレ
324
:
チバQ
:2013/01/27(日) 12:37:12
割れる意見、能力に限界?
また、大飯原発の審査では、メンバーが能力の限界を訴える異様な事態となっている。
岡田教授は会合で「実質的に破砕帯のことをやっているのは重松さんだけ。他の人はほとんどやってない」と指摘し、「それ以上(調査を)やりたいといわれても、私たちではちょっと無理」と調査団のあり方に疑問を吐露。破砕帯の専門家の追加など、専門家の構成を変えるべきだと主張した。
規制委はデータの分析作業を関電の調査に関わっていない地質調査会社に外注する方針だ。ほかの原発での断層調査でも外部委託を検討する。
しかし、ここで脳裏をよぎるのは規制委の“前科”。昨秋の放射性物質拡散予測図の訂正騒動だ。
原発の立地・周辺自治体が地域防災計画を策定する際の参考のためにと発表したが、高濃度の放射性物質が到達する自治体名や風向きのデータなどの入力ミスが電力会社の指摘で発覚。
作成を委託された原子力安全基盤機構(JNES)が原子力業界と関係が深いコンサルタント会社に丸投げし、規制委内でチェック機能が働いていなかったという実態が浮き彫りになり、自治体から不信感を買った。
迷走中ともみえる規制委の審査だが、新政権の安倍晋三首相が「安全性は規制委の専門的判断に委ねる」としている以上、責任は重大だ。
規制委の田中俊一委員長は7月施行の新安全基準に適合しなければ、稼働中の大飯原発3、4号機を停止させるとも示唆したが、どのみち両機は今秋、定期検査で止まる。断層調査が長引けば、安全基準や定検をクリアしても運転再開はずるずると伸び続ける。
昨夏の電力逼迫(ひっぱく)を思えば、結論を先送りにするだけの“無責任ぶり”を続けてはならない。(宇野貴文)
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