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自民党政権綜合スレ
3018
:
名無しさん
:2016/09/11(日) 11:27:08
>>3017
―それにしても、昭恵さんはなぜ、これほど自由奔放な活動ができるのでしょう?
西田 ひとつの活動を継続するというよりは、散発的で非計画的だからだと思います。著名人と会食したり、どこかを訪問して話を聞いたり…といったように昭恵さんの活動は単発的なものが話題を呼んでいます。そのため、たとえ政権とは異なる考え方を持っていたとしても、官邸側にとってそれほど大きなリスクになりません。
逆に、ある程度自由に活動させたほうが政権にとってメリットになるか、特に問題がないので関与する必要がないと判断しているのでしょう。もし実質的に“家庭内野党”になり、政権に悪影響を及ぼすようなことになれば、当然ハンドリングの対象となるはずですから。
今のところは、活躍しているビジネスパーソンや社会起業家たちと頻繁にコミュニケーションをとり、時折メディアに登場することで、内助の功的な旧来のイメージと異なった「新しい首相夫人像」を打ち出せています。これは安倍政権のイメージ戦略にとって、非常にポジティブなことでしょう。三宅さんも間接的にその形成に貢献しています。
―昭恵さんの活動も、実は安倍政権のメディア戦略の一環という可能性はないのでしょうか?
西田 あくまで推測ですが、そこまでデザインされたものではないように思います。あくまで個人の意思による、自由な活動が中心ではないでしょうか。もちろん昭恵さん自身に「どういう人に会うべきか」「どういうことをするべきか」をアドバイスする個人的なコンサルタントが付いている可能性はあると思いますが、いわゆる戦略的コミュニケーションというには弱く、官邸によるものではないような印象です。
むしろ、安倍政権のメディア戦略に貢献しているのは、昭恵さんとコンタクトを取る人や取材するメディアの側です。彼らはもっと権力への警戒心を持つべきでしょう。
そもそも権力とは強大で、国民の利益より、自身の持つ力を拡大させることを優先する傾向にある「信頼できないもの」「信頼してはいけないもの」の最たる例です。現代においても、政権や政党は統治をより磐石なものにしようとしていて、政府自民党は「統治のイメージ政治」を日々実践しています。そのため権力の監視を怠(おこた)れば、彼らにフリーハンドを与えてしまうことになりかねません。
そして現状、昭恵さんの活動はその「統治のイメージ政治」の形成に貢献しています。「この道しかない」をキャッチフレーズに、「力強さ」を全面に押し出している安倍政権。彼らが置き去りにしている「柔らかさ」のイメージを、偶然にも昭恵さんの活動が補っているという解釈もできるでしょう。
私の周りでも、昭恵さんと面識のある人が何人もいますが、三宅さんと同じく「話がわかる、いい人」という印象を持っている人が多いようです。しかし、昭恵さんが「政治的な意図を持っているか」「いい人か否か」は大した問題ではありません。
重要なのは、その機能です。昭恵さんの行動がメディアに取り上げられることで、結果的に世論へどんな影響を及ぼすかという帰結を想像することです。昭恵さんとコンタクトを取る人はすべて、自分が権力にとって有利に利用されるという可能性について意識するべきでしょう。
そして取材するメディアも、権力監視の姿勢を忘れてはいけません。メディアの多様化によって情報量の増えた現在、「政治はこうあるべきだ」と指摘する従来のジャーナリズムは機能しないので、わかりやすく問題点を明らかにしていく必要があります。
例えば、「昭恵夫人の活動は、結果的に安倍政権のイメージ向上と関係するか」という仮説を、昭恵さんのこれまでの行動を列挙して見せながら、検証するといった手法は有効でしょう。
―最後に、盤石とも言われる安倍政権が続く中で、昭恵さんは今後どんな役割を担うでしょうか?
西田 働きアリの法則でいえば、官邸にとって昭恵さんは「遊んでいる2割のアリ」です。「遊んでいる」というのは、政権にハンドリングされることなく、自由な行動が許されているという意味においてです。
しかし、現在の認知度と好感度の高さを見れば、自民党政治が危機に陥った時に担ぎ出され、いざ政治の候補者、救世主として擁立されてもなんら不思議ではありません。昭恵さんはそんな可能性もある公人であるということを、改めて認識しておくべきでしょう。
●西田亮介
1983年、京都生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(政策・メディア)。著書に『マーケティング化する民主主義』(イースト新書)、『メディアと自民党』(角川新書)などがある
(取材・文/山本隆太郎)
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