したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自民党政権綜合スレ

2457チバQ:2015/10/25(日) 12:32:29
 さらに、1億総活躍担当相の加藤氏にとって、閣僚や有識者らでつくる「国民会議」の議論を踏まえた第1弾の緊急対策が1億総活躍社会実現への試金石となるため、当面はこちらに力を注がざるを得ない。

 拉致被害者家族の不満の背景には、一向に拉致問題の解決の道筋が見えないことにある。

 北朝鮮は昨年5月の「ストックホルム合意」で約束した拉致被害者らの再調査について、報告期限の「1年」を過ぎても具体的な報告はない。日朝非公式協議では北朝鮮側が拉致被害者の生存情報を欠いた報告を打診し、日本政府が拒否する状況が続いている。

 このため、与党内では独自制裁の再発動を求める声が高まっている。政府は「対話の扉を閉じてしまう可能性がある」として制裁強化を見送ってきたが、「北朝鮮から具体的な行動を引き出すために何が効果的か見極めて判断する」(外務省幹部)との構えだ。

 内閣改造のたびに拉致問題担当相が交代することも家族の不安をあおる要因になっている。拉致被害者の横田めぐみさん(51)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(79)は「今までの大臣を尊敬し、信頼していた。でもどうして代わっていくのか分からない。本当は代わらないで、戦っていただきたいといつも思っている」と複雑な思いを吐露している。

 官邸関係者は「家族が不安に思うのも当然だ。『どうでもいいや』という誤ったメッセージにならないように説明が必要だ。加藤氏をみんなでフォローしていく必要がある」と語る。

 従来、拉致問題担当相は主に拉致被害者家族へのきめの細かい対応が求められ、北朝鮮との交渉は外務省が担ってきた。だからこそ、「これまでの拉致問題担当相と比べて首相と関係が近いからむしろ良いのではないか。首相の思いを一番良く知っている」(首相周辺)と加藤氏に期待する関係者は多い。

 平成24年12月に第2次安倍政権が発足してから加藤氏は官房副長官として首相を支えてきた。派手な行動を好まず地味な存在だが、調整能力や政策立案には定評がある。その仕事ぶりが安倍首相に認められたからこそ、重要閣僚に抜擢されたはずだ。

 「今回、私自身は拉致問題担当相とともにさまざまな仕事をすることに懸念もあるが、安倍内閣の閣僚として拉致問題の解決を最優先で取り組む姿勢には何ら揺らぎはない」

 加藤氏は16日、家族会に覚悟を示している。確かに山谷氏や古屋氏らに比べ、拉致被害者家族との接点は少なかった。加藤氏は周囲に「言葉で説明して済む問題ではない」と語り、行動と結果で信頼を得ていく考えだ。

 安倍首相は「百の言葉より、一つの結果」という政権運営の方針を掲げてきた。安倍首相を最もよく知る加藤氏だけに、その「結果」にこだわり続けるに違いない。(政治部 太田明広)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板