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自民党政権綜合スレ

2019チバQ:2015/08/02(日) 20:50:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150802-00000046-san-bus_all
TPP交渉「残り98%は決着なのに…」 ほぐれぬ参加国の利害
産経新聞 8月2日(日)7時55分配信

TPP交渉「残り98%は決着なのに…」 ほぐれぬ参加国の利害
TPP交渉の対立点(写真:産経新聞)
 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉がまたもや“空振り”に終わった。参加各国とも今回の閣僚会合を「最後の会合」とする意欲を持って臨んだはずなのになぜ大筋合意にこぎ着けられなかったのか。障害となったのは知的財産の新薬データ保護期間と乳製品の関税をめぐる対立だ。土壇場で、ニュージーランドが想定以上の難敵として、交渉を主導する日米の前に立ちふさがった。

 「交渉の最終盤になると、最後のチャンスにできるだけ自分の要求をねじ込みたいという思惑が働く」

 甘利明TPP担当相は7月31日、閣僚会合閉幕後の単独記者会見でこう述べ、大筋合意に至らなかったことに悔しさをにじませた。

 ルール分野で最後まで交渉がこじれたのは、新薬の開発データ保護期間をめぐる対立だった。

 国内メーカーに配慮して長く保護したい米国に、安価な後発薬を普及させたいベトナムやマレーシアなどの新興国が抵抗を続けた。

 そこに、オーストラリアが事態を複雑にした。オーストラリアは医薬品の価格決定制度を独自に導入し、補助金も使って薬価を抑えている。後発薬の利用が妨げられれば国の財政負担が増えると主張した。

 米国も同盟国のオーストラリアは軽視できず、一時は譲歩に傾いたものの、折り合えなかった。

 オーストラリアのロブ貿易・投資相は共同記者会見で「合意に向けた妥協は必要だが、合意は両当事者にとってメリットがなければならない」と強調した。

 2国間で進めてきた関税協議では乳製品の扱いがネックとなった。

 ニュージーランドが世界最大の輸出品である乳製品の市場開放を求め、日本やカナダに「過大」(甘利氏)な要求を突き付け続けたからだ。

 日本は乳製品のバターや脱脂粉乳の低関税枠を米国、オーストラリア、ニュージーランドに生乳換算で計7万トン弱設ける方向で調整したが、ニュージーランドはこれを大幅に上回る規模を求めた。

 自国の主張に固執するニュージーランドは会合前から問題視され、交渉からの除外論も出ていた。

 だが、ニュージーランドはTPPの前身である自由貿易協定(FTA)「P4」協定をシンガポール、チリ、ブルネイと2006年に締結した、いわばTPP交渉の「先発組」である。「TPPの設計者」ともいわれるニュージーランドのグローサー貿易相には「TPPが後発組の日米に乗っ取られた」(交渉筋)との苦々しい思いがあったようだ。

 実際、グローサー氏は会見で、交渉からの脱退の可能性を問われ「交渉を離れるというアイデアも大変興味深い提案であるが、ニュージーランドはそもそもこの交渉を始めた最初の国々の一つ。感情的に離れたいという気持ちにはなれない」と存在感をアピールした。

 交渉は責任のなすりつけあいの様相も呈している。

 米通商専門誌によると、オーストラリアのロブ貿易・投資相は自動車の原産地規則などで歩み寄れていない米国、日本、カナダ、メキシコが交渉の「障害」と指摘し、「残りの98%は決着がついているのに悲しいことだ」と嘆いてみせた。

 「パズルのピースをはめ込むような作業」(交渉筋)とされるTPP交渉。最後の1ピースでも1カ国が反対すれば、完成には至らない。甘利氏は次の会合での決着に自信をみせたが、参加国の利害を限られた時間で解きほぐすのはたやすいことではない。(ラハイナ 本田誠)


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