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自民党政権綜合スレ

2013チバQ:2015/07/31(金) 23:00:01
 平成22年9月には、昭和49年自治省入省で岡本と同期だった片山善博前鳥取県知事が総務相に就任。2人は「若いときからライバル関係で互いに牽制(けんせい)していた」(総務省幹部)ことから、省内には緊張が走った。

 旧自治省側の次官候補は自治財政局長の椎川忍(61)が筆頭で、片山と親しい岡崎が対抗だったが、岡本はその2人でなく、官房畑に長い大石を引き上げた。

混とんとした「桜井事務次官」

 平成23年3月には東日本大震災が発生。岡本は事務次官を2年半務めて、後任に旧郵政省出身の小笠原にバトンを譲った。

 小笠原が事務次官に就任した際には、次官待ちの総務審議官には大石が就任し、53年入省の田中栄一(61、旧郵政省)が旧郵政省ポストである国際担当総務審議官に昇格。その一方、桜井は総合通信基盤局長を足かけ4年務めた後、情報通信国際戦略局長に横滑りさせて、次の次の「次官候補」として温存された。

 小笠原は平成25年6月、総務審議官の大石を連れだって総務大臣室に入った。新藤義孝総務相(当時)から後任の了承を取り付けたが、菅義偉官房長官が覆して、岡崎浩巳消防庁長官(61、旧自治省)を事務次官に据えた。故梶山静六を政治の師と仰ぐ菅と、昭和62〜63年に自治相だった梶山に秘書官として仕えた岡崎が昵懇(じっこん)の仲なのは周知のことだが、菅は「大石は岡崎の次」を示唆し、大石は消防庁長官に。旧郵政省側が大石の次をもくろんでいた「桜井事務次官」の実現は混とんとした。

 「私の任期中は代えなくてもいい」。高市早苗総務相は就任後、周囲にそうもらしていたという。通常国会の会期が戦後最長の9月末まで延長されることになり、省庁人事にも影響が及んでいる。財務省が早期の異動を総務省に呼びかけてきたが、「大臣は会期中の異動に消極的」(総務省幹部)とみられていた。

 幹部の異動問題で官邸が総務省案に難色を示したことから、一時は確実とみられていた「桜井事務次官」にも不透明感が漂ったが、最終的には「順当なところに落ち着いた」(自民党議員)。

 財務省の香川俊介前事務次官と同期の田中を主税局長から次官待ちポストの主計局長経由で事務次官に就任させたのは、田中が秘書官として仕えた安倍の「鶴の一声」だったことは周知のことだ。

求められる大義名分

 政治家が省庁幹部人事に影響力を持つこと自体は、官僚の不透明な密室人事を防ぐ意味でも必要だが、政治家が子飼いの官僚を抜擢するような恣意(しい)的な人事を押しつけるのは本末転倒だ。批判されることも多い官僚機構だが、政治家には政策立案のプロ集団の機能を最大限引き出すために、「人事介入」の大義名分が求められる。(H)=敬称略=


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