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自民党政権綜合スレ
1999
:
チバQ
:2015/07/28(火) 23:08:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015072802000247.html
くすぶる「カナダ除外」 TPP合意目指し日米政府見極めへ
2015年7月28日 夕刊
【ラハイナ(米ハワイ州)=斉場保伸】環太平洋連携協定(TPP)交渉を進める十二カ国の閣僚会合が二十八日(日本時間二十九日)に始まるのを前に、早期の合意に難色を示すカナダ抜きでの合意を目指す動きがくすぶっている。日米は閣僚会合で、カナダが交渉の遅れをどこまで取り戻せるかを慎重に見極めるとみられている。
ロイター通信は今月に入り、米政府がカナダを除外し、TPP交渉を早期妥結する緊急措置を検討していると報じた。
九日には米上院議員が米通商代表部(USTR)のフロマン代表と会談し、カナダが市場開放に応じなければ、カナダ抜きで交渉を進めるよう提案。議会関係者によるとフロマン氏は「カナダと進めることが望ましいが、あらゆる緊急措置を準備している」と語った。
日本の甘利(あまり)明TPP担当相もこれまで「合意する意思がない国があるならば、後から加盟してもらう選択肢もある」と、米国と共同歩調をとりカナダに圧力をかけてきた。
カナダは十月に総選挙を控えており、政治的に影響が大きい乳製品の市場開放について交渉参加国との議論は進んでいないようだ。カナダメディアは、「TPPは脅迫の段階になった」(アイポリティクス)と反発している。
http://mainichi.jp/select/news/20150728k0000m020060000c.html
TPP:「著作権」決着へ 「死後70年」と「非親告罪」
毎日新聞 2015年07月27日 20時35分(最終更新 07月28日 07時53分)
◇28日から閣僚会合 ルール作りで合意する見通し
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉で参加12カ国が著作権分野のルール作りで合意する見通しになった。米ハワイで28日に始まる閣僚会合で最終決着する見込みだ。著作権保護期間は「作者の死後70年」で統一する方向。また、著作権侵害を、作者など著作権者の訴えがなくても、捜査当局や一般人も訴えることができる「非親告罪」として扱う見通しだ。日本は保護期間を「作者の死後50年」、著作権侵害は著作権者の訴えが必要な「親告罪」としてきたため、大きなルール変更になる。
TPP交渉参加国の著作権保護期間は50年(日本など)、70年(米など)、100年(メキシコ)とまちまち。交渉では映画や音楽で海外からの著作権料収入の多い米国が、TPP域内で自国の70年に統一することを強く主張していた。
日本では、著作権保護期間が20年間延びる見通しになったことで、著作権を持つ遺族や出版社は、収入源を長く確保できるメリットがある。政府はクールジャパン戦略で、アニメやキャラクターなどの著作権ビジネスの海外展開強化を打ち出しており、著作権保護で後押しする形だ。日本が2014年に海外から受け取った著作権使用料は約2000億円、支払いは米国向けを中心に約1兆円と約8000億円の赤字だった。日本はまた、第二次大戦の敗戦国に課せられた「戦時加算」と呼ばれる著作権保護期間の上乗せ(約10年)の撤廃をTPPで実現することを目指す。加算対象の米、カナダ、豪州で保護期間が「80年」と長くなる事態は避けたい考えだ。
一方で、保護期間が過ぎた文学作品はネットで無料公開されたり、低価格の文庫本で出版されたりして、新たな文学ファンの掘り起こしや、名作に気軽に触れられる仕組みが生まれていた。インターネット上で著作権切れの作品を無料で読める「青空文庫」では、ボランティアが過去の作品を文字データにして公開しており、1万3000を超える文学作品などを読むことができる。今年からは、没後50年が過ぎて著作権が切れた三好達治の「測量船」などの公開が始まった。TPPは大筋合意から発効まで1、2年かかるとみられ、著作権が来年に切れる江戸川乱歩や、再来年の亀井勝一郎は公開が期待できるものの、3年後の山本周五郎は難しくなりそうだ。すでに公開された作品は影響を受けない見通しだ。
また、著作権侵害の「非親告罪」化は、オリジナルをヒントに作品を作る「2次創作」の行為などが問題になるとの懸念が上がっている。【横山三加子、ラハイナ(米ハワイ州)清水憲司】
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