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自民党政権綜合スレ

1646チバQ:2014/12/27(土) 22:08:28
 今年7月8日、豪州の首都キャンベラの連邦議会で安倍首相と共同記者会見に臨んだアボット首相は、歴史問題で対日批判をやまない中国をあえて牽制(けんせい)した。

 豪州の最大貿易相手国は中国だが、アボット氏が日本に配慮を示したのは、首脳間で築いた個人的信頼が大きい。アボット氏は訪豪中の安倍首相と常に行動を共にし、内陸部の鉄鉱石採掘現場を視察した際には、おそろいの靴を贈った。日本にとって豪州は“準同盟国”となりつつある。

 安倍首相は今年9月、日本の首相として24年ぶりにスリランカを訪れ、「『開かれ、安定した』海洋の実現に向けた海洋分野での協力を強化し、太平洋とインド洋を結ぶ友情の懸け橋を強化したい」と訴えた。

 中国が「真珠の首飾り」と呼ばれる海洋安全保障戦略で、インド洋のシーレーン(海上交通路)沿岸諸国の港湾整備を進めていることを念頭に置いた発言だ。

 スリランカはソマリア沖・アデン湾で海賊対処に取り組む海上自衛隊艦艇の寄港地でもある。首相の訪問は、インド洋沿岸の港湾の軍事拠点化も狙う中国の影響力排除に向けた戦略に基づくものだった。

 昨年3月に首相が訪れたモンゴルとの関係協力も特筆される。エルベグドルジ大統領が同年9月に来日した際には、安倍首相が私邸に招く異例の厚遇だった。

 首相は中国、ロシアと接し、北朝鮮と外交関係があるモンゴルの重要性に着目した。今年3月に北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの両親と、めぐみさんの娘のキム・ウンギョンさんとの面会がモンゴルで実現したのも、エルベグドルジ大統領の協力を得られたことが大きかった。

 今年に入り中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領が安倍首相の背中を追うようにモンゴルを訪れた。外務省幹部によると、同国政府高官は「対日関係の深化はモンゴル外交に計り知れない成果をもたらしている」と歓迎した。それは「日本外交にとってもプラス要因だ」と外務省幹部はいう。

 民主党政権の「空白」を埋めるような首相の対アジア・オセアニア外交は有形無形の果実を生んでいる。

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 安倍首相は第2次政権発足後、2年足らずで歴代最多の50カ国(延べ62カ国)を訪れた。「地球儀俯瞰外交」のねらいや成果を検証する。


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