したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自民党政権綜合スレ

1607チバQ:2014/12/13(土) 10:30:43
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579484.html
<北海道経済は今>3 観光 嘆く地方、潤う札幌圏(12/11 07:00)
外国人客でにぎわう「白い恋人パーク」。海外から新千歳空港への国際直行便が増え、道央圏は好調が続く=5日、札幌市西区(村本典之撮影)
 「うらやましい限りだ」。世界自然遺産・知床の観光拠点、ウトロ温泉(オホーツク管内斜里町)でホテルグループを運営する知床グランドホテルの桑島繁行社長(64)は嘆く。出張した札幌で11月上旬、懇意の同業他社幹部に「絶好調ですよ」と笑顔でクロークへ案内された。そこで見た、外国人客の大きなスーツケースがぎっしり並ぶ光景が今も目に焼き付いている。

 「アベノミクス」の第1の矢である大規模な金融緩和で円安が進んだのを追い風に、4〜6月に道内で宿泊した外国人客数は延べ約68万人と、前年同期比で34%増えた(北海道運輸局まとめ)。中でも道央は活況で、札幌市内ホテル連絡協議会(25軒)によると、4〜11月の外国人宿泊客数は前年同期比4割増だった。

 対照的に、桑島社長が経営する「知床グランドホテル北こぶし」の5〜10月の宿泊客数は、前年同期に比べて約1割落ち込んだ。消費税増税後は主力の国内客の足が近場の温泉地に向かい、台湾などへの営業活動も不調で、想定外のマイナスに陥った。

 道内への観光客入り込みは近年、好調だ。道の調査では、東日本大震災直後の2011年度は減ったものの、13年度は過去最高の5310万人で、うち外国人は115万人と11年度の2倍に。好調なタイ直行便の効果や、東南アジア諸国の訪日査証(ビザ)の発給要件緩和などが寄与した。

 ただ、地方の間の落差も目立つ。復興航空(台湾)は昨年10月に帯広―台北線、今年5月に釧路―台北線を休止する一方で、需要の多い台北―函館、旭川線をそれぞれ増強した。国際定期便の路線がなくなった釧路は、起点となる道東周遊ツアーが減るなど影響も出た。

 JTBグローバルマーケティング&トラベルの高野敬一郎北海道営業所長は「台湾やタイなどのツアーは4泊5日が主流で、新千歳―道東間のバス往復は日程的にきつい」と話す。さらに、料金設定の厳格化など今年7月の貸し切りバス新運賃制度導入で「バス会社によっては料金が2倍に上がった例もある」(業界関係者)といい、ツアーの集客に影を落としている。

 安倍晋三首相は地方創生の具体策として、外国人観光客の誘致に向けたビザの緩和や免税店の拡大に取り組む方針を示した。今年の訪日外国人客は過去最高の1300万人前後になる見通しで、政府は東京五輪開催の20年に訪日外国人2千万人の目標も掲げる。

 その人々をいかに道内に引き寄せるかが、北海道観光の成長の試金石になるのは間違いない。全国目標の1割強に当たる「250万人を目指すべきだ」と主張するのは北海道観光振興機構の近藤龍夫会長だ。道の観光関係予算の増額や接客サービスの向上、通信環境の整備などの重要性を説く。

 とはいえ、足元の課題は重い。季節により入り込みの差が大きいこともその一つだ。秋と冬は閑散期で、観光客は春と夏の約半分に減る。それがホテル間の低価格競争を激化させ、個人客の足となるバスや航空路線の貧弱さを招いている。

 人口減少で国内の旅行市場が縮小していく中で、道内の観光業全体の底上げも必要になる。札幌市内ホテル連絡協議会の桶川昌幸代表幹事は「新千歳空港の発着枠を拡大する規制緩和や、地方空港の国際化を進めてほしい」と訴える。(経済部 小野孝子)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板