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自民党政権綜合スレ

16チバQ:2012/12/01(土) 19:30:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121128-00000070-mailo-l02
乱:’12衆院選・争点の現場から/2 原子力 揺れる住民の思い /青森
毎日新聞 11月28日(水)11時55分配信

 ◇「推進」「脱原発」不透明に
 「このまま工事がなかったら、この先どうなるんだろうと思った」
 大間町で140年続く老舗旅館を経営する阿部いく子さん(61)は、大間原発の工事が東京電力福島第1原発事故で中断した影響を振り返った。
 客の7割が原発の作業員だったが、事故後1週間で全員が退去。全く客の来ない日が続いた。昨年の売り上げは4割減。工事による宿泊増を見据え、6年前に借金して全館を改築したが、返済もままならないという。
 工事は今年10月に再開したが、本格工事は来春からとあって作業員はあまり戻ってきていない。全燃料にプルトニウムを使う世界初の原発に対する怖さも事故後に感じるようになった。政治が不安定な状況の中、大間原発がこのまま稼働できるかも分からない。「原発がなくなるのなら、旅館をやめてもいいんじゃないか」。夫と話し合ったこともある。だが、阿部さんは工事再開に期待をかける。「福島の人のことを考えれば複雑な気持ち。でも、まず生活しないといけないから」
 1年半ぶりに工事を再開した大間原発。町内に表立った反対運動はない。衆院選の翌週に投票日を迎える町長選も、計画を推進する金澤満春町長(62)の無投票3選が濃厚だ。
 背景には、町財政の多くを大間原発に依存している現状がある。町が1983年度から今年度までに受け取った電源3法交付金は、町の一般会計予算の2・5倍に当たる125億円。小中学校や大間病院の運営、人件費、町道整備など、あらゆるところに充ててきた。
 2014年11月(当初予定)に原発が運転を始めれば、町には交付金増額に加え、16年間で420億〜430億円の固定資産税も入る。町はこれを当て込み、函館市と結ぶフェリーの新造に昨年度、16億円を投じた。「工事が始まり安堵(あんど)している」。金澤町長は期待感を隠さない。
 だが、反対を明言する町民もいる。元マグロ漁師の近江松夫さん(68)は「あんな危険なものと共存はありえない」と、70年代初めの計画時から反対してきた一人だ。
 当時は何十人もの漁師が反対だった。しかし、港の埋め立てや温排水に伴う漁業補償が入ると、次第に賛成に回った。受け取ったのは1人500万〜1000万円だった。「家族が工事関係で働いていたり、補償を受け取ったりで、表立って声に出さねえだけ。町民の半分は反対だ」と言う。
 近江さんは、町議会などに住民説明会や住民投票の実施を求めているが、実現の見込みはない。「事故が起きたら、どこにも逃げる場所はねえ。一巻の終わりだ」と憤る。
 政府は「30年代原発ゼロ」と「核燃料サイクル継続」という矛盾した政策を立て、大間原発の建設継続を容認した。だが、衆院選で「推進」と「脱原発」が争点になり、再び不透明に。大間原発の行く末とともに、町民の思いも揺れている。=つづく
11月28日朝刊


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