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自民党政権綜合スレ

1584チバQ:2014/11/30(日) 20:26:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141130ddm041010068000c.html
「大義」の陰で:2014衆院選/9止 再生エネ将来見えず 太陽光受け入れ中断
毎日新聞 2014年11月30日 東京朝刊

山田さんの担当する太陽光発電計画に出された認定書
山田さんの担当する太陽光発電計画に出された認定書
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 ◇原発再稼働は着々
 東北電力、再エネ(再生可能エネルギー)受け入れ中断へ−−。9月、青森県内2カ所で計約1300キロワットの太陽光発電の計画を進めている東京都内の会社の担当者、山田修一さん(41)は新聞を広げる手を止めた。「太陽光が活況の九州は想定できたが、東北でも空きがないのか」

 1年半前から地主と交渉し、雑草の生い茂るでこぼこの空き地を更地にした。東北電に42万円を支払って送電網に接続できるか検討してもらい、半年後、接続可能との回答があった。同時に、経済産業省から設備の認定書も受け取った。

 接続費用のコストダウンについて東北電の技術担当者と協議中に「中断」報道が出た。東北電の担当者は電話口で「私も発表後に知りました」と言った。すでに約1000万円を投資している。来年春に売電開始というスケジュールは崩れ、地主や金融機関への説明に追われている。

 「ここまで計画が進んでからの中断は、ない」。山田さんは納得がいかない。

    ◇

 東北電だけでなく、九州、北海道、四国、沖縄の各電力も同じころに受け入れを一部中断している。太陽光発電は出力が天候に左右されて電力供給量が不安定で、既存の送電設備では対応できないというのが理由だが、事前に把握できなかったお粗末さは否めない。

 2012年7月、再エネを電力会社に固定価格で買い取らせる制度が始まった。価格は初年度が最も高く、今年度は10キロワット以上の太陽光で初年度比2割減。導入年度が早いほどもうかる仕組みで、大手企業や外国資本も参入した。

 地代が安く日当たりの良い地方の土地が、突然、投機の対象となった。電力会社が「接続可能」のお墨付きを与えた売電の権利が何度も転売され、太陽光パネルを置く土地について地主の了解も得ないまま権利を得て売り抜ける悪質業者も暗躍した。

    ◇

 「再エネがダメだから原発、という発想ではなく、どう再エネを普及させていくかを国は考えてほしい」。3月に福島県いわき市で990キロワットの太陽光発電を始めた同市のNPO代表、高萩洋子さん(57)は言う。

 安倍政権は4月、前政権の掲げた「原発ゼロ」を白紙に戻すエネルギー基本計画を閣議決定した。この中で再エネについて「3年間程度で導入を最大限加速し、その後も積極推進」としたが、具体的な方策や将来の電源構成は示さなかった。

 一方で原発再稼働の手続きは着々と進む。さらに、2年後の電力小売り全面自由化をにらみ、原発の廃炉や使用済み燃料処分にかかる費用を一定の条件で電気料金に一律上乗せする制度の可能性を、経産省が探っている。

 「福島第1の廃炉の行方も見通せない。目先の経済活動ではなく、次世代に何を残せるかを本気で考えてほしい」。高萩さんは政治にそう投げかける。【関谷俊介】=おわり


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