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自民党政権綜合スレ

15チバQ:2012/12/01(土) 19:30:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121127-00000009-mailo-l02
乱:’12衆院選・争点の現場から/1 TPP 将来への不安、倍増 /青森
毎日新聞 11月27日(火)10時56分配信

 ◇「売れる作物、海外へ」の声も
 水田が広がるつがる市の木造地区。コメ農家の菊地靖さん(52)は衆院選を前に困惑していた。TPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉参加が争点に急浮上したためだ。「農家は将来に不安を抱えている。TPPで不安は2倍になった」
 TPP参加で関税が撤廃されれば、安価な外国産農産物が大量に流入する恐れがあるとして、全国の農家らは反対運動を展開。JAグループ青森は22日、党と候補者が共に反対であることを衆院選の推薦条件とした。菊地さんもこの条件を投票の基準にするつもりだ。
 だが、県内では明確に賛成を表明する立候補予定者は少数にとどまる。大半は反対か、参加に慎重な立場だ。党本部と立候補予定者の主張が食い違う場合もあり、投票の判断を難しくしている。
 県内の農家を取り巻く環境は、極めて厳しい。高齢化や後継者不足は年々深刻になっている。菊地さんの集落約30戸には、50歳未満の農家はいない。菊地さんも父(78)と2人で水田約5ヘクタールを耕作する。中高生の娘2人は農業以外の道に進むことを希望しているため後継者はいない。
 人手不足を補う窮余の策として、3分の2の水田で種もみをじかまきしている。「収量は1割減るが、育苗の手間を省ける。稲刈りなどの時期だけ人を雇う」。肥料を工夫して収量を増やす努力もしているが、まだ効果は上がっていない。
 農家の苦境の背景には、主食の多様化など長期的なコメ余り状況を受けた米価の下落がある。菊地さんも08年ごろ、価格の下落に転作の補助金減額が重なり、赤字寸前に追い込まれた。「就農して34年間で一番苦しい時期だった」。周囲ではコメ作りをやめる農家が相次いだ。
 東日本大震災の後、米価はやや高値傾向が続いている。消費者の買いだめや卸業者の在庫拡大が原因だ。菊地さんの手元に残る金額も2倍になったが、「高値はいつまでも続かない。あぶく銭だ」。将来への不安解消にはつながっていない。
 こうした中でTPPに参加すれば、農家は一気に減り“廃村化”が加速する懸念がある。「国全体の経済は良くなるかもしれないが、地方の集落はどうなるのか。格差への配慮がなければ農家の“一揆”が起きる」
 一方、県内でもTPPを望む声がある。県りんご輸出協会の太田一民理事長は、将来の東南アジア諸国のTPP参加もにらみ、既にインドネシアなど各国で市場調査を実施している。
 太田理事長は「国産農産物は、価格では外国産に対抗できない」と言い切る。その上で「コメ農家が多すぎるから価格が下がる。高付加価値で売れる作物を作り、海外へ打って出るべきだ」と訴える。
   ◇  ◇
 12月4日公示、同16日投開票の衆院選は、TPPや消費増税など賛否相半ばする重要政策への有権者の判断が注目される。争点の現場で、一票に託す思いを探った。=つづく
11月27日朝刊


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