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地方議会【会派】綜合スレ

230チバQ:2019/03/18(月) 14:27:06
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 福岡県議会棟の1階には地元の政治家や大手企業が入る「九州の自立を考える会」の事務局がある。その会長室には県議会の会期前から県幹部らが日参し、「蔵内部屋」と呼ばれる。

 福岡県議の蔵内勇夫氏(65)は、自民党県連会長に就任する15年までの12年間、現在議席のほぼ半数を占める自民党県議団会長を務めた。野党会派にも太いパイプを持つ。

 初当選は33歳。無所属で立ち、自民党籍を持ちながら社会党(当時)からも推薦を受けた異色の経歴だ。福岡は麻生太郎副総理や山崎拓・元副総裁、古賀誠・元幹事長といった重鎮ぞろいだが、「有力者の後継でもなく強い後押しも受けていない」(ベテラン県議)ため、それぞれとの関係を保ち影響力を行使した。

 しかし、4月の知事選では現職の立候補を断念させようとしたが、不発に終わった。麻生氏の側近が擁立を主導した新顔と現職の間で国会議員が分裂し、一部の県議が県議団を離れる混乱も生じている。

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 岐阜県連会長代行の猫田孝氏(78)は「物言う地方議員」として名をはせた。県連幹事長だった05年、当時の小泉政権が進めた郵政民営化に反対。衆院選で対立候補を送り込んだ党本部に反旗を翻し、同じ反対派の野田聖子氏(58)らを県連公認で支援した。14年には安倍政権の集団的自衛権行使容認を疑問視。県議会で「慎重な検討を求める意見書」を可決させた。

 強気な姿勢を支えるのは全国で6番目に多い4万人を超す県内の党員数だ。「党員の数が資金力、ひいては県連の力になる」。そう言ってはばからない。

 ただ、2年前に体調を崩して議員活動を一時休止。昨年4月には高齢を理由に幹事長職を退いた。体調を心配する周囲からは引退を勧められたが、「自分の代わりはまだおらん」として今月29日告示の県議選で13期目に挑戦することを決めた。「党本部からの圧力を恐れたことはない。これからも言うことは言う」

 ■どんな人がなる?

 石原都政で副知事だった青山やすし(やすし)・明治大名誉教授(公共政策)は「地方のドン」になる条件として(1)当選を重ねる(2)選挙に強い(3)議会や行政の実務に詳しい(4)ライバルの地方議員や強い国会議員がいない(5)本人のバランス感覚――の五つを挙げる。

 通常は国会議員が就く自民党の都道府県連会長や、ナンバー2の幹事長を長年務める都道府県議には、その条件を満たす人が少なくない。直近3代を調べると、地方議員で通算5年以上会長を務めた人は全国で4人、通算10年以上幹事長だったのは5人いた。

 典型的なのは、茨城県連会長を22年間も務め、昨年7月に97歳で他界した山口武平氏だ。県議時代は通算55年にわたり、歴代首相ともつながって党中央に独自の情報網を持った。

 地方議員を研究した伊藤光利・関西大名誉教授は「小選挙区の『風』で当選する国会議員が小粒化し、地方のボス型議員は今後増える可能性がある」と分析。そのうえで「役所の人事に影響力を持てば、職員がおびえる存在になる。建設業など一部の業界と結びつく人が多い点も問題だ。多選による経験は重要だが、本人の引き際が肝心だろう」と指摘する。


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