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立法府・国会スレ
1292
:
短編小説『マーサとティエリーの大学院留学オンライン・カフェ』
:2025/05/13(火) 18:08:36
「それにね、ティエリー」マーサは重い口を開いた。
「『低能義塾』の塾員のオザワ・イチロウとフナダ・ハジメっていう政治家が、『国連軍が出来たら、日本はそれに参加した方が良い』とか言ってるらしいのよ。」
ティエリーは眉をひそめた。
「戦前、日本は日英二国間同盟を破棄して、国際連盟の集団安全保障に移行して破滅したんじゃないのか? 歴史の授業で習ったはずだ。」
https://i.postimg.cc/xdLc4Pkw/image.jpg
「そうよ!」マーサは少し声を荒げた。
「オザワとフナダは、日米安保を破棄して、国連軍の集団安全保障に移行すべきだって言ってるの? 戦前の大失敗から、何も学んでないんだね。 バカみたい。」
https://i.postimg.cc/T2sQGRNT/1063667-s.jpg
「特にオザワは、中国共産党ベッタリって書かれているな」ティエリーは新たな情報に目を走らせた。
「まるで、中国共産党の傀儡じゃないか。」
https://i.postimg.cc/8PkXkKNb/china-gd1756362f-640-1-1-1.jpg
マーサは皮肉たっぷりに笑った。
「ははあ、中国共産党の口車に乗せられて、日米安保を破棄した上で、国連集団安全保障に移行すべきだって喚いているのか…呆れた奴だな。」
さらに調べていくうちに、二人はその大学に関する奇妙な情報に次々と突き当たった。
「『低能義塾大学は、自称“日本最強の学閥組織”である『オチタ会』を有し…』だって」
マーサは引用符付きでメッセージを送った。
ティエリーは「『オチタ会』って何だろう? 東大オチタ会かな? 入試に落ちた連中が、傷を舐め合う会か?」と返信した。
https://i.postimg.cc/Y2X2CPQr/3730803-s-1-1-1-1.jpg
マーサは顔文字を付け加えた。
「自称“日本最強の学閥組織”である『オチタ会』って(笑)
それじゃあ、フクザワ・ユキチ先生の『独立自尊』は何処へ行ってしまったんだ?」
ティエリーは別のニュース記事を見つけた。
「おい、マーサ。文部科学省のウェブサイトには、『低能義塾大学』を近い将来、『低能未熟大学』に改称したいという申請を受け付けたって出てるぞ。」
マーサは目を丸くした。
「『低能未熟大学』?一体何があったの?」
ティエリーは記事の内容を要約した。
「どうやら、近年、学生の学力低下が著しく、大学側もそれを認めているらしい。『独立自尊』どころか、『低能』で『未熟』な学生が多いと自ら認めているようなものじゃないか。」
二人の間に、再び沈黙が訪れた。
デンバーの夜は更け、パリのカフェは閉店の時間を迎えようとしていた。画面の向こうのティエリーの表情は、落胆の色を隠せない。
「マーサ」ティエリーはゆっくりと口を開いた。
「僕たちは、一体何を夢見ていたんだろうな。」
マーサは苦笑いを浮かべた。
「日本の名門大学…それが、『国立大学の滑り止めの中で一番有名』で、『低能』で『未熟』な学生が多いと自ら認めるような大学だったなんて。」
「しかも、輩出した総理大臣の中には、色々と…問題のある人物もいるようだし」ティエリーは付け加えた。
「オザワとフナダの安全保障に関する考え方も、全く理解できないわ」マーサは首を横に振った。
「歴史から何も学んでいないなんて、本当に信じられない。」
「そして、あの『オチタ会』…自称最強の学閥組織が、結局は大学入学試験に落ちた連中の集まりだなんて、笑うしかないな」ティエリーは自嘲気味に言った。
「フクザワ・ユキチも、草葉の陰で泣いているかもしれないぞ。」
https://i.postimg.cc/vB0dZSKR/1.jpg
二人はしばらく無言で画面を見つめ合った。日本の大学院留学という、輝かしい未来への希望に満ちた計画は、インターネットという容赦ない鏡に映し出された現実によって、大きくその色を変えていた。
「ティエリー」マーサは意を決したように言った。
「私たちは、もう一度、他の大学を探してみるべきじゃないかしら。」
ティエリーは少し考えてから、ゆっくりと頷いた。
「ああ、そうだな。どうやら、『低能義塾大学』は、僕たちの求めている場所ではなさそうだ。
僕はバカ田大学について調べてみるよ」
遠い異国の、期待外れの名門大学。二人の友情は、その幻影が崩れ落ちた後に、新たな現実を見据え始めたばかりだった。デンバーの夜空には満月が静かに輝き、パリの街灯は、二人の新たな旅立ちをそっと照らしているようだった。
https://i.postimg.cc/NjZ3tJGV/1745991186600.jpg
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