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第46回衆議院議員総選挙(2013年?)

5755名無しさん:2012/11/21(水) 21:40:24

http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201211210113.html

'12/11/21
’12衆院選・民主党の総括 信頼失墜の責任大きい

 民主党が3年前の衆院選マニフェスト(政権公約)の達成状況をまとめ、広島市をはじめ全国11カ所で報告会を開いた。

 各地とも参加者の多くが、積み残した課題のあまりの多さを批判し、党側が謝罪する格好だった。全166項目の公約のうち実現したのは51項目と約3割にとどまる。空手形を乱発したようなものだから無理もない。

 「税金の無駄遣い根絶」「コンクリートから人へ」という理念自体が間違っていたわけではなかろう。それがなぜつまずいたのか。民主党はこの3年間を徹底検証すべきだ。

 政権与党のふがいなさが、今の政治不信を招いた最大の要因でもあるからだ。

 広島での説明会は、用意した一般席が3分の1しか埋まらなかった。事前に申し込みながら欠席者が相次いだことが、政権への失望感を如実に物語る。

 高校無償化や農家の戸別所得補償制度の導入では、民主党は約束を果たしたと胸を張る。経済的な理由で高校を中退する生徒が減るなど、確かに一定の効果は出ているのだろう。

 一方、「子ども手当」は月2万6千円の満額には程遠く、名称も児童手当へ先祖返りした。「一部実施」と強弁されても、所得控除の見直しで逆に負担が増えた世帯は納得できまい。

 公約の多くが中途半端や未実施に終わったのは、財源が調達できなかったためだ。「事業仕分け」が注目を集めたもののパフォーマンス止まり。予算の組み替えなどで16兆円を捻出するとの約束には至らなかった。

 党は自ら「政権をとれば何でもできるという傲慢(ごうまん)さ、政権運営の厳しさを知らない未熟さ」を反省している。当然だろう。

 とはいえ政権の座に就いて既に3年余り。国民からすれば、「今更」と言いたくもなる。

 新たな年金制度の創出もならず、社会保障の抜本改革は事実上の先送りである。なのに、一体改革と銘打って消費税の増税を先行して決めた。

 国民の間に残る違和感はマニフェストになかったためだけではなかろう。口では政治主導と言いながら、官僚主導で物事が動いているからではないか。

 東日本大震災からの復旧・復興に追われたのは言い訳にもなるまい。復興予算の流用問題こそ、官公庁を制御できない未熟な政権運営の象徴といえる。

 普天間移設問題での無策、政策の一丁目一番地としたはずの地域主権改革の中途半端さ、揺らぐ脱原発依存の行方…。失望を列挙すればきりがない。

 政権与党の経験を積んだこと自体が次につながる成果だとの見方はあろう。だがそれにしては、この時期になっても次のマニフェストができていない。党内には、今度は数値目標や達成期限など具体的な記述は避けようとの声もあるようだ。

 あつものに懲りてなますを吹くのはどうだろう。過去の自民党政治の行き過ぎを修正する意味ではまだ道半ば。大胆かつ実行可能な形で国の将来像を提示する姿勢を忘れては、二大政党制の定着などおぼつかない。

 気負いだけの「脱官僚」ではなく、政党間のなれ合いに頼るわけでもなく、どう政治を前へ進めていくか。この3年間の真摯(しんし)な反省に裏打ちされた新たな公約を示すことこそ、国民の信頼を取り戻す道となろう。


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